令和5年3月の茶道教室

3月は春の彼岸をテーマに室礼をしました。

掛軸は清浄心院所持、江戸時代の十二天曼荼羅の版木を昨年新たに刷ったものです。

掛軸には高野裂を使っています。

花は山桜とクリスマスローズのたてはなにしました。

お菓子はお彼岸なので牡丹餅です。

お茶はさっぱり飲みいやすい京都の丸久小山園の「五十鈴」を合せました。

お彼岸が過ぎたら桜餅をお出ししたら「お花見」の趣向になりますね。

4月はどんな室礼にしようか妄想が膨らみます。

またブログでご報告いたしますのでお楽しみに!!

関連イベント・教室

旅館で『いけはな体験』コーナーを作りました。

一壺天のスタッフのアイディアで『いけはな体験』コーナーを作りました。

お花屋さんのように数種類のお花を用意し、

一輪挿しにお客様が自由にお花をいけていただけるようにしてみました。

はじめたばかりなのでこれから改善することが沢山あると思いますがまずはお客様の反応が楽しみです。

観光業で人気の要素である「体験」はこれからもっと必要とされてきます。

その先駆けとしてこれからアップグレードしていければと思っています。

令和5年室礼報告/お花見

室礼歳時記

『 お花見 』
桜には、春に山から降りてくる「田」の神様が宿ると信じられており、桜の花の咲き方で農作物の収穫を占ったり、花時期に合わせて稲の種まき準備を行ったりと、農民にとって桜はとても大切なものでした。

日本人が大好きな桜。

室礼師は花咲爺さんのように桜を様々なところにいけます。

茶道教室での床の間での室礼

3月は春の彼岸がありますので、

掛軸は清浄心院所持、江戸時代の十二天曼荼羅の版木を昨年新たに刷ったものです。

花は桜とクリスマスローズのたてはなです。

あそ統合医療研究

病気でお花見ができない人も病院の中でお花見。

お花見のお茶会の気分で、

桜餅と抹茶をゆっくりお召し上がりいただきました。

京町茶寮徳永

大きな桜の苔玉を活かして。

苔玉のメンテナンス

駐車場で少し外の空気に触れさせます。

室礼師松村のお仕事のご用命はこちらより。

オフィスエムオリジナル室礼道具のご購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai

「池坊」いけはな展へ行ってきました。

昨年の夏に飯冨先生主催の『能楽を愉しむ夕べ』で花いけライブをされた平島先生が作品を出品されるということでおうかがいしました。

上の写真は平島先生の作品の前で撮ったものです。

右側が平島先生です。

『能楽の夕べ』の様子はこちらをご覧ください。

場所は熊本の郷土のデパート「鶴屋」のホール。

記念事業ということで盛大な展覧会でした。

春爛漫

春の花材が沢山使われていました。

最初は平島先生の作品です。

熊本で生産されているアマリリスだそうです。

軽やかな生花は池坊ならでは。

勉強になります。

いけ花と言えば「立花」

流石です。

まるで花の伝書に描かれていそうな古典立花

山茱萸だけの生花。

シンプルで小さな作品でしたが存在感がありました。

池坊はいけはなの起源の流派です。

時代と共に成熟し進化しつづける池坊のいけはなの世界でした。

関連イベント・教室

令和5年3月『いけはな教室』終了いたしました。

生徒さんのご自宅の庭から採って来られた雪柳を真にした「たてはな」です。

今回は3月31日のたてはな教室の復習として、

雪柳やクリスマスローズなど春の花材でお稽古をいたしました。

生徒さんの経筒の花入れに、、、

印象的な花を一輪

冬薔薇

黄花水仙

日常の暮らしでたのしむシンプルな「たてはな」。

木蓮、雪柳

こちらはカラーを真にモダンな組み合わせにしました。

カラー、冬薔薇、雪柳

関連イベント・教室

令和5年3月の『茶道教室』前期終了いたしました。

あっという間に3月に突入。

3月の茶道教室前期も終了しました。

お菓子は大阪の福寿堂秀信さんの「舞ひな」と「てまり」と他2種、

お茶は京都の上林春松の「大福」をご用意いたしました。

今月からはお点前体験も本格的にスタート。

こころとからだを一つにし、美しいお点前をされていました。

男性の方で、毎回お稽古の時は洋服の上から着物を着られます。

着物は体の動かし方がかわるので是非お試しください。

後期は3月30日に開催いたします。

初心者を対象とした茶会体験です。

お気軽にお菓子とお茶を飲みにお越しください。

関連イベント・教室

毎年春のお楽しみイベント。

今年もやります!!

日本文化は幸せに生きるための道

先日の稲葉俊郎先生の講話を聴いてあらためて『いのちの居場所』を読み返しました。

この本では西洋医学の医師でありながら、

病気を治すだけではなく、

いのちを主軸に個人の幸せ・健康にについて様々な視点から書かれています。

稲葉先生ご自身も能楽のお稽古をされており日本文化にも造詣が深くオフィスエムの活動にも大きく影響を受けています。

こちらの本の中でも特に感銘を受けたところを1箇所ご紹介します。

P173、P185参照

第5章 生と死 心と体 人と人 をつなぐ

P173

『風姿花伝』にて世阿弥が述べた一節。

「そもそも芸能とは、諸人の心を和らげて、上下の感をなさんこと、寿福増長(じゅふくぞうちょう)の基(もとい)、遐齢延年(かれいえんねん)の法なるべし。きはめきはめては諸道ことごとく寿福延長ならん」

直訳

そもそも芸能というものは、人々の心を楽しませ、いずれの心も動かすものであり、幸福を増進し寿命を延ばす基となるべきものだ。突き詰めてみれば、芸能はいずれもそのような役割をもっている。

稲葉先生の解釈

P185

「日本の伝統芸能には寿や福を増やすためのものであり、年齢を重ねることに喜びを深めていくことが、すべての道の極意である。」という意味合いの言葉が綴られている。

医療も「寿」や「福」を増やし、幸せに生きることを助けるもので、向かう先は同じである。

オフィスエムも日本の文化を通し、

みなさまに『寿福』を増し幸せになっていただける活動をしているのだと認識することができました。

関連ブログ

稲葉俊郎先生の講演会に行ってきました。

令和4年度熊本市医師会婦人会研修にて稲葉俊郎先生が講師として『いのちの居場所をめぐって』をテーマに講演されました。

この講演会では特別に一般参加もできたためオフィスエムでもご案内をさせていただきました。

また、オンライン配信もあり会場とオンラインで100名以上の方が参加されていたそうで稲葉先生の注目度の高さを再認識しました。

まず最初に令和4年に出版された新著『いのちの居場所』の内容を中心に、一つの病気だけでなくもっと体全体をいのちとして考える必要についてお話をされました。

後半では稲葉先生が提唱されている『医療と芸術』を具現化された事例として、稲葉先生が院長を務められる軽井沢病院で採用されているお薬手帳について発表され、最後には参加者の方にプレゼントされました。

障害者の方が描いた一点もののお薬手帳です。

1冊200円で販売され、その収益は障害者の方に支払われるそうです。

稲葉先生が芸術監督を務められた山形ビエンナーレのワークショップでは、言葉もこころを癒すお薬になるということで、元気になる言葉を薬としておくすり手帳に書くということをされたそうです。

稲葉先生セレクトの素敵な言葉が記されていました。

講演会の後はサイン会もありました。

後日、熊本日日新聞でこちらの講演会の記事が掲載されました。

茶道やいけ花、能には身体的に有意な要素が沢山含まれています。

稲葉先生が提唱される『からだとこころの健康学』をより考察を深め、日本文化の普及が皆さまの健康にも寄与できるような活動になることをめざしています。

オフィスエムでは定期的に健康学の勉強会を開催しています。

詳細はこちらをご覧ください。

令和5年2月 初心者のための『能楽塾』がスタートしました。

能楽塾もこれまで季節ごとに開催していましたが、今年より毎月開催することになりました。

今回は熊本城まつりで3月19日に開催される「薪能」の番組表とそれぞれの演目の特徴を解説いただきました。

実際に飯冨先生のお持ちの面を見せていただきました。

最後にはお城まつりでの演目の一部のお謡いを飯冨先生が披露くださいました。

この教室は実際に公演される演目の事前勉強を兼ねています。

初心者の方が見ても楽しめるための教室ですのでお気軽にご参加ください。

初心者のための『能楽塾』のお申込みはこちらから。

講師紹介

飯冨章宏(いいとみ あきひろ)

能楽師 大倉流小鼓方 重要無形文化財総合指定。

熊本生まれ。熊本高校卒業。

昭和52年人間国宝大倉源次郎に師事、大倉流小鼓に入門。

尚絅大学非常勤講師。

2018年野村万作・萬斎・裕基×杉本博司「三番叟」パリ公演出演。

2019年9月21日熊本「万作・萬斎の会 夏季狂言の会」出演

九州を中心に国際的に活動中。

熊本城薪能

開催日:令和5年3月19日(日)
時 間:午後6時~午後7時半
出 演:観世流

詳細はこちらをご覧ください。

https://kumamoto-guide.jp/oshiromatsuri/events/detail/39

令和5年2月 初心者のための『書道教室』がスタートしました。

昨年までは毎年12月に書道体験を開催していましたが、今年より毎月開催することになりました。

この教室では書道初心者の方を対象にしており、

参加される方のご希望に合わせて先生が指導をしてくださいます。

代表松村は写経の書き方を教えていただきました。

ご自分の名前と住所の練習をされる方もいらっしゃいました。

教室の風景

講師紹介

阿部鳳竹(あべほうちく)

熊本県書道連盟選抜会員 ・広深書道会師範 ・書道研究玄心会常務理事 ・日本教育書道連盟審査会員

読売書法展幹事 読売書法展で特選2回連続受賞、読売奨励賞受賞 ・日展入選作家

日本書道美術館参与 ・日本教育書道連盟代表作家展監査部入選

書道教室のお申込みはこちらより。

令和5年2月17日/稲葉俊郎先生の講演会が開催されます。

オフィスエムでは長年、

稲葉俊郎先生の講演会や先生が提唱される『こころとからだの健康学』の勉強会を開催しています。

稲葉先生の講演会が熊本で開催されますのでご案内いたします。

今回は熊本市医師会婦人会主催ですが一般での参加も可能です。

またZOOMによるオンラインでの参加もできます。

新著『いのちの居場所』についてお話をされますので是非ご参加くださいませ。

日程 令和5年2月17日(金)

時間 13:30~14:30(受付13:00~)

会場 

熊本市医師会館2階研修室

*オンラインでの受講も可能です。

予約 

申込書に記入の上FAX、またはメールにて熊本市医師会館事務局へお申込ください。

FAX/ 096-366-3628

Mail/fujinkai@city.kumamoto.med.or.jp

*メールの方は参加者氏名・電話番号を記載ください。

申込書・詳細はこちらより

関連イベント・ブログ

春を告げる『黄色の花』

春が近くなると菜の花や山茱萸など色々な種類の黄色の花が咲きはじめます。

新年を迎えたら少しずつ冬から春の花を組み合わせましょう。

旅館山河

玄関にはお正月に使った梅の苔梅を土台に菜の花をたっぷりいけました。

自然光が綺麗な渡り廊下にも菜の花一輪

料亭松葉

立派な枝ぶりの蠟梅をそのままいける

関連イベント

初心者のための『いけはな教室』

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オフィスエムオリジナル/花のうつわ

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令和5年 室礼/「桃の節句」

3月3日は 上巳の節句

女の子の健やかな成長を祈る日です。

室礼歳時記

『 桃の節句 』

桃は物事や生命の「兆し」を意味していたため、死などの悪い邪気を払う神聖なものとして用いられ、生命を宿す女性も意味するようになりました。桃の花が咲く季節、桃を用いて行事を行うようになり、「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

『 ひな祭り 』

節句とは季節の節目の邪気祓い行事として老若男女を問わず皆の幸福を願う行事が起源ですが、現在では三月三日は女の子の成長を願う日と変化してきました。雛人形は娘の厄を受けると考えられ自宅に飾るようになりました。

京町茶寮徳永

蛤の香合を取り合せて。

一壷天

小さな雛人形を三宝に置き、庭の万作を大らかにいけました。

黄色の可愛い花が咲いた万作。

名残りとして去年の葉もそのままに。

旅館山河

お正月に使った梅の苔木をアクセントに。

あそ統合医療研究

時代のあり品の良い立雛の掛軸。

猫柳に松を合わせて。

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令和5年 室礼/「節分」

令和5年2月3日は節分(雑拙/立春の前日)の日です。

節分とは、季節を分けること。
春は一年のはじまり、

悪いものを追い出す日とされており神社やお寺では厄祓いをします。

魔除けとして、

柊や唐辛子、鰯の頭を玄関に飾ります。

室礼歳時記

節分

『 鬼は外 福は内 』

立春、暦の上では春を迎えます。
季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て「豆まき」をし、厄を払い新年の幸せを願います。

『 福豆 』

炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えしたものが福豆。昔から穀物には霊力が宿ると考えられ、福豆は邪気を払うと考えられてきました。豆まきでは、正式にはこの福豆をまきます。

令和5年の節分は、

色々な豆を福豆にみたてました。

京町茶寮徳永

複数の升を組み合わせ立体的にしました。

硝子の花器を升にみたてて。

旅館山河

旅館に昔からある豆まきの人形を組み合わせて。

一壷天

硝子の器と升を組み合わせて。

アクセントに干支のうさぎも添えました。

室礼師/松村篤史

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令和5年2月『初釜/洋菓子茶会』終了いたしました。

オフィスエムの初釜として、

河野氏(Le Pin Parasolパティシエ)のスイーツを楽しむ『洋菓子茶会』を開催いたしました。

当日は最初にスペシャルスイーツプレートを召し上がっていただいた後に茶室にて抹茶を一杯飲んでいただく趣向でした。

勿論、抹茶のお菓子も河野氏によるものです!!

それでは当日の様子をご覧ください。

サロンの広間を待合にみたてテーブルセッティングをしてお客様をお迎えしました。

献立はトレーの上に。

本来であれば河野氏がお客様の目の前で最後にデザートを完成させるのですが、諸事情により来熊することができなくなり、代わりに代表松村が最後の仕上げをさせていただきました。

事前に河野氏よりデザートのキットが送られ、細かい打合せのもとドキドキしながらも無事お客様に提供することができました。

無事お客様のもとへ!!

お献立

ブラウニー
焦がしバターとブルターニュの塩をアクセントに効かせた濃厚な逸品。

ムースオショコラ
カカオ72%のムースの中にもう一つ製法の異なるムースを閉じ込めました。ラズベリーと一緒にお召し上がり下さい。

マジックパウダー
彩として、
チョコレート・ナッツ・赤く染めた砂糖を合せました。

Le Pin Parasol 河野
初釜 令和5年2月6日

ドリンクはスイーツの味を邪魔しないように、スッキリとした紅茶を釜のお湯で淹れました。

ワイングラスで特別感を演出。

次にお茶室へ移動です。

抹茶にはカシスのマカロンを合せられました。

オフィスエムでは毎月茶道教室を開催しています。

単発でご参加いただけます。

お時間がある時にお気軽にご予約お待ちしております!!

心を通わせる茶道教室

令和5年お稽古はじめ

令和5年のお稽古もはじまりました。

昨年末にいただいたラデュレの抹茶をお出しました。

辻利がラデュレのために作った抹茶で、苦みが少なく飲みやすいと皆さんとてもお喜びでした。

さすがラデュレ。

箱や缶も美しくこちらも見ていただきました。

お菓子は福岡の五島さんのお干菓子と香梅さんの花びら餅

関連イベント

茶道教室 初級 / お客様の作法

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茶道具の購入はこちらより。

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自宅でお抹茶一式セット
¥16,610(税込)

お稽古はじめ一式(女性用)
¥8,470(税込)

大濠公園能楽堂で『道成寺』を見てきました。

昨年に引き続き、日本全国能楽キャラバン『道成寺』が令和5年1月9日の成人の日に大濠公園能楽堂(福岡市)にて公演されました。

昨年は友枝昭世先生の『翁』でした。

今年は熊本でもお稽古をされている狩野了一先生がシテをつとめられました。

看板の前にて。

能楽堂は当たり前ですが、、、

天候に左右されず、冷暖房もしっかり完備。

とても快適に鑑賞することができます。

道成寺は歌舞伎でもよく公演される人気の演目ですが私ははじめてでした。

鐘の演出が印象的ですが、

9割静かですが、残りの1割のリズムや舞の動きの激しさがより際立ち感動のフィナーレでした。

非常に緩急のある演出で、他の方舞う道成寺も見たくなりました。

能楽キャラバン 『道成寺』 

http://kita-noh.com/schedule/14488/

公演のあとは和菓子の五島さんへお稽古のお菓子を買いに行きました。

五島の美しい和菓子。

上生菓子とお干菓子を購入。

関連イベント

初心者のための『能楽塾』

『いけはな教室@黒川温泉』を開催しました。

季節ごとに開催している『いけはな教室@黒川温泉』では12月28日に旅館の女将さんを中心に正月の花のお稽古をしました。

旅館で使っている器を持ってこられ、いけてそのまま旅館に飾られました。

実際に旅館に飾った写真を送ってくださいました。

黒川温泉組合の室礼教室に参加されてる方は盆飾りも素敵に室礼されてるようです。

関連イベント

初心者のための『いけはな教室』

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花のうつわ

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令和5年/正月の室礼@京町茶寮徳永

昨年から玄関と店舗内2箇所の室礼を担当させていただいているお店です。

店内はとても広く明るいので老若男女問わず喜ばれます。

お料理も名物の鰻の定食から洋食までそろっており家族の集まり人気のお店です。

京町茶寮徳永についてはこちらより。

熊本の老舗鰻屋が運営をしたいます。

https://tokunagakita.com/kyomachi/

最初に玄関です。

全体の色が黒でスポットが効果的な空間です。

古い行燈に古材を敷いて季節ごとの室礼をしています。

今回は鏡餅を中心に松の盆栽と干支飾りを組み合わせました。

後部には古壷にナンキンハゼをいけました。

店内は2箇所をご紹介いたします。

室礼師松村の仕事のご用命はこちらより。

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ギャラリーエム

令和5年/正月のいけはな@料亭松葉

料亭松葉(熊本市)では定期的にお花のいけ込みをさせていただいています。

正月の花を一部ご紹介いたします。

最初の写真は正面玄関から入った迎え花です。

花器は古い大木を切り抜かれた火鉢です。

どっしりとしていて寒い季節の見立ての花入ピッタリです。

花材は苔梅を土台に、

松や南天、ナンキンハゼ、ツルウメモドキです。

広間の床の間です。

九州では珍しい高野槙と金柑をたっぷりいけました。

コーナーには水仙をまとめて。

料亭松葉はお料理に定評があり、

ご家族に集まりや会社の接待に人気のお店です。

松葉について

室礼師松村の仕事のご依頼はこちらより。

室礼道具の購入はこちらより。

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ギャラリーエム

令和5年/正月室礼@山河

黒川温泉にある『旅館山河』の正月室礼をご紹介します。

玄関の門松社長の手作りです。

しめ縄もとても立派でした。

玄関の迎え花は苔梅をベースに松とツルウメモドキをたっぷりといけました。

玄関入って正面です。

稲飾りの下に鏡餅と仏手柑、干支飾りを取り合わせました。

廊下です。

ここがとても良いスペースで室礼が映えます。

鳥居と梅の蕾の色紙

木製の鏡餅、稲飾り、うさぎの置物です。

最後に大ぶりの蠟梅と松をいけました。

山河では客室のお花はスタッフさんがいけます。

若松と根〆に金柑にしました。

お部屋の花を少しご紹介します。

特別室の『 合歓の木 』は玄関と床の間にも。

綺麗に自然の光が入ってきましたのパチリ。

脇床に硝子の鏡餅

最後にお食事のお部屋です。

こちらは、黒川温泉いけはな教室で若女将が悪戦苦闘していけたお花です。

紅白の南天と松の三種いけですがとてもダイナミックにできあがりました。

山河の詳細・予約はこちらより。

https://www.sanga-ryokan.com/

室礼師松村のお仕事のご用命はこちらより。

室礼道具のご購入はこちらより。

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ギャラリーエム

令和5年/正月室礼@一壷天・一禅

一壷天・一禅グループ(湯布院)の正月室礼をご紹介します。

まずは『一壷天』からご覧ください。

玄関は毎年定番のシンプルな門松に、

しめ縄は今年はアクセントに稲穂と金柑をあしらいました。

次にメインエントランスです。

三宝に陶器でできた真っ白の鏡餅を中心に、

サイドに若松、仏手柑と干支の置物を組み合わせました。

通路の室礼です。

『 無事 』の墨蹟

松の盆栽、干支の置物と金の俵

最後に『瑠璃』のお部屋の玄関をご覧ください。

新しい稲飾りには南天の実と松を添えました。

次に『一禅』です。

こちらは玄関周りの室礼をさせていただきました。

客室の玄関です。

シンプルな稲飾りを各部屋の玄関に飾りました。

アクセントで赤紙を使いました。

エントランスだけは少し豪華に。

しめ縄に、

稲穂、南天、金柑、松を金銀の水引でまとめ垂れを一枚加えました。

フロントには盆飾りを。

小さい松の苔玉と干支

こちらで使っている稲飾りの材料は、秋に湯布院でできたものを地元の方に分けていただき使用しています。

宿のご予約・詳細はこちらより。

一壷天

https://www.ikkoten.com/

一禅

https://www.oyado-ichizen.com/

室礼師松村のお仕事のご用命はこちらより。

室礼道具のご購入はこちらより。

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ギャラリーエム

令和5年/正月室礼@あそ統合医療研究

今回あそ統合医療研究では初めて掛軸を使った室礼です。

細長い鶴の掛軸に、時代のある薩摩焼の神亀の酒注器をあわせました。

横には金柑を置きおめでたい雰囲気を演出しました。

ソファー席の前の出窓には、

ワークショップで作った稲飾りと干支を飾りました。

こちらには、赤い実が可愛らしい藪柑子の苔玉とうさぎの置物、小さな稲飾りを合せました。

令和5年も患者様に室礼を通して季節を感じていただきホッとする空間を提供できるよう努めたいと思っています。

室礼師松村へのお仕事のご用命はこちらより。

あそ統合医療研究について

出張講座 正月の室礼教室@一壷天 令和4年12月開催いたしました。

一壷天主催『正月の室礼教室』を一壷天の談話室にて開催いたしました。

教室の前には、

タイプの違う客室を2部屋見学をしていただきました。

教室では最初に、

・室礼の概念

・正月の風習としきたり

について解説をしました。

解説の内容はこちらでもご覧いただけます。

室礼の概念

正月の風習としきたり

基礎知識を理解していただいたら具体的にどう室礼かの提案ですが、

今回は床の間の代わりに盆飾りでの正月室礼を実際にご覧いただきました。

ご自宅でも正月の盆飾りができるように、

最後に小さな稲飾りを作って作っていただきました。

教室のあとは抹茶と和菓子をお楽しみいただきながら質問タイム。

室礼師松村セレクトの室礼道具の展示販売もいたしました。

室礼教室の出張講座をご希望の方はこちらをご覧ください。

稲飾り作り@あそ統合医療研究 令和4年12月開催いたしました。

昨年に引き続き今年も職員さん向けに稲飾りのワークショップを開催いたしました。

忙しい合間に時間を作ってのご参加。

束の間ですが、

植物に触っていただき和やかな時間を過ごしていただきました。

写真を撮り忘れてしまいましたが、、、

最後に秋の熟成抹茶をお出ししました。

教室の風景

11時~15時にご都合の良い時間に来ていただきましたので少人数でのんびり教室になりました。

お花好の男性の先生も参加。

楽しそうに作られました。

作り方は稲の束を作っていただき、

その上に松・金柑・南天をのせて最後に水引で縛ってできあがりです。

約30分で完成できあがります。

サンプルで作った稲飾りは病院に室礼ました。

あそ統合医療研究では、

「心とからだのメンテナンス」として

お花の教室をオフィスエムがコーディネートさせていただいてます。

今後も定期的に開催されますので詳細が決定いたしましたらこちらでもご案内いたします。

あそ統合医療研究

https://asotateno.or.jp/institute/

出張講座をご希望の方はこちらより。

令和5年1月6日 RKKラジオ出演いたしました。

太田黒浩一さんがキャスターを務められる「とんでるワイド」にてオフィスエムのサロンの活動をご紹介下さいました。

当日はサロンにミミキャスターの本田桃さんがお越しになり生放送での出演でした。

radikoにて2週間番組が聞けるそうです。

1月6日10時50分頃に出演いたします。

是非ご視聴ください。

令和5年1月松囃子を見に行きました。

熊本では100年以上前から毎年1月5日に新年を祝う能奉納『松囃子』が執り行われています。

今年も無事にうかがうことができました。

11時から北岡神社で奉納があり、その後藤崎八幡宮に移動されます。

北岡神社では秋の新嘗祭に参加させていただいたご縁がありますので、こちらで新しいお札をいただきました。

新嘗祭のイベントの様子はこちらより。

しっかり初詣も。

今年も無事に過ごせますように、、、

この日は着物でランチ会&初詣のイベントがあり北岡神社の松囃子は最初だけしかみれませんでした。

能の奉納の前に宮司がお祓いをします。

藤崎八幡宮は13時頃スタートです。

こちらはゆっくり観ることができました。

藤崎八幡宮ではイベントに参加された方と記念撮影も。

着物でランチ会&初詣のイベントの様子はこちらから。

これで令和5年も佳い歳になるはず、、、

次回は浴衣で出水神社の薪能を観に行きましょう。

関連イベント

初心者のための『能楽塾』

はじめて能を見る方が楽しむための基礎講座です。

関連ブログ

能を観るうえで必要な基礎知識、楽しむコツをまとめました。

令和4年12月『たてはな教室』正月の花編終了いたしました。

今年もたてはな教室で令和4年のお稽古も最後となりました。

ご参加くださいました皆さまありがとうございました。

お正月に合わせて、

花材はを中心に苔梅・柳・椿・山茶花・菊でした。

教室の風景

生徒さんの作品をご紹介します。

小さな花器に水仙1本

関連イベント

たてはな教室は季節ごとに開催しています。

次回は桜編です。

初心者のための『いけはな教室』

こちらは野の花を使ったなげいれの花を中心にたてはなの体験もご希望でいたします。

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

関連ブログ

これまでの教室の様子です。

https://officeemu.jp/tag/%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%af%e3%81%aa/

オンラインショップ

オフィスエムオリジナル『花のうつわ』を販売しています。

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

令和5年1月『着物でランチ会&初詣』を開催しました。

熊本では毎年1月5日に北岡神社と藤崎八幡宮で能楽の奉納があります。

今年も初詣を兼ね皆さんと一緒にお着物でランチをした後に藤崎八幡宮に参拝をし最後に能楽を鑑賞しました。

ランチは熊本の老舗イタリア料理専門店『トラットリア ロッソ』さん。

昨年は『洋食の橋本』さんでした。

昨年の様子はこちらをご覧ください。

お料理はメインがお肉かお魚が選べる本日のランチにデザートを付けていただきました。

最初にサラダとスープをいただきます。

メインのお肉は子羊、お魚は白身魚とキノコのソテーをセレクト。

デザートは栗のケーキとピスタチオのジェラート

少しお酒が使われていて大人のお味でした。

ランチの後は藤崎八幡宮へ初詣。

最後に能楽の奉納へ。

お正月に奉納される能のことを松囃子(まつばやし)と言い、

新年に福を祝って行う芸事のことで、

松の内におこなう囃子を意味します。

室町時代に盛んに行われており1月の季語です。

関連イベント

着物で茶道教室/はじめての着物シリーズ

着物はレンタルで用意すものはナシ!!

気軽に着物を着て茶道教室に参加しませんか?

オフィスエム人気の教室です。

初心者のための『能楽塾』

はじめて能を見る方が楽しむための基礎講座です。

関連ブログ

能を観るうえで必要な基礎知識、楽しむコツをまとめました。

新嘗祭/秋のお祓い会を開催しました。

新嘗祭(にいなめさい)とは、、、

「新」は新穀を「嘗」はお召し上がりいただくことを意味し、

収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りする神事です。

このお祭りは毎年11月23日に宮中をはじめ日本全国の神社で行われています。

特に宮中では天皇陛下が自らお育てになった新穀を奉るとともに、御親らもその新穀をお召し上がりになり、

古来日本人は新嘗祭が終わるまで新米は食べませんでした。

北岡神社の新嘗祭に参加させていただき、

1年の厄を祓い新年を健やかに過ごせるようにお祓いをしていただきました。

北岡神社の氏子さん方と一緒に儀式に参列させていただきました。

私達も皆さんと一緒に玉串を奉納させていただきました。

1人ずつお祓い

オフィスエムで使用する抹茶や藁も、、、

最後に記念品のお札をいただき、北岡神社の歴史についてお話を聞きました。

限定で北岡神社でお祓いをしていただいた秋の熟成茶をオンラインショップにて販売しております。

お正月にご家族やお客様に特別なお茶でおもてなしするのはいかがでしょうか?

肥後細川藩献上茶 岳間

秋の蔵出『熟成抹茶・招福』 1,980円(40g)
正月迎え[特選煎茶・開運』  2,200円(90g)

ご購入はこちらより。

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https://shop.officeemu.jp/view/category/gift

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北岡神社の新嘗祭にて『たてはな』を献花しました。

11月23日は新米を神様に奉納し収穫を感謝をする神事『新嘗祭』が全国の神社で行われています。

北岡神社の新嘗祭にて、たてはな教室の生徒さんと献花をさせていただきました。

神様に感謝をしながら花をたてます。

神聖な場所で花をいけると自然と心が落ち着きます。

お花もいつもとは少し雰囲気が変わりました。

たてはな教室のお申込みはこちらより。

初心者の方におススメ

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令和4年11月『秋の茶会』終了しました。

11月は釜が風炉から炉に代わり『炉開き』と言い、お茶の世界でのお正月にあたります。

炉開きでは、その年の新茶を茶壷に詰め一夏越したお茶を石臼で引いたものをお出します。

11月の床には茶壷を飾ります。

今回は菊池で採れた稲と一緒に脇床に室礼ました。

秋の茶会では岳間製茶さんにお願いして、一夏越したお茶を今回のために挽いていただきました。

また、北岡神社でお祓いをしていただき銘を『招福』としました。

お菓子はたちばなさんの『織部饅頭』

お祝いで餡に色が付けられていました。

花は肥後菊とブルーベリーの照葉。

秋らしい取り合わせでした。

ちょうどサロンの庭の紅葉も色づき秋をお客様に楽しんでいただけました。

秋の茶会で令和4年の茶道イベントは終了いたしました。

令和5年は2月6日開催『洋菓子茶会』よりスタートです。

河野パティシエの芸術的なスィーツをお楽しみください。

洋菓子茶会のお申込みはこちらより。

お正月に家族やお客様に美味しいお茶を、、、

北岡神社でお祓いをした熟成抹茶と煎茶をご購入いただけます。

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肥後細川藩献上茶 岳間

秋の蔵出『熟成抹茶・招福』 1,980円(40g)
正月迎え[特選煎茶・開運』  2,200円(90g)

2022年11,12月の出張イベントのご案内

オフィスエムがコーディネートをする出張講座をご紹介いたします。

室礼師松村が定期的に室礼を担当させていただいている『あそ統合医療研究所』にて、柴田ゆかり先生の「クリスマスのスワッグ作り」を開催いたします。

フレッシュの針葉樹の香りでリラックスしながらお花の時間をお楽しみください。

あそ統合医療研究所ワークショップ

クリスマスのスワッグ作り

日程 2022年11月30日(水)

時間 13時~15時

参加費

11,000円(ガイアor磁気シャワー体験・税込)

お申込 0967-65-8239

場所

あそ統合医療研究/阿蘇郡南阿蘇村立野185-1

あそ統合医療研究について

教室の風景

2022年6月開催「ハーブのアレンジ作り」

もう一つも室礼師松村が室礼を担当している、湯布院の人気の宿「湯富里の宿 一壷天」空間で「正月の室礼教室」を開催いたします。

一壷天の玄関

『 正月の室礼教室@湯布院 』

日程 2022年12月13日(火)

時間 13時~14時半 開場/12時半

参加費 3,000円(稲飾り・茶、菓子・税込み)

お申込 090-9570-7976(松村)

場所

一壷天/大分県由布市湯布院町川上302-7

一壷天について

前回開催した教室風景

オフィスエムでは、出張講座・イベントをコーディネートいたします。

団体・会社の研修会やイベントをご検討の方はこちらをご覧ください。

秋吉シェフ(元公邸料理人/パリ)のお料理をいただきに福岡へ。

オフィスエムの食事会で人気の秋吉シェフが待望のお店をパリに来年(2023年)1月にオープンが決定し、日本で最後に秋吉シェフのお料理をいただきに福岡へ行ってきました。

会場は秋吉シェフが監修する淡麗らぁ麺「明鏡志水」2号店。

大名にオープンしたての新店舗です。

https://www.instagram.com/meikyoshisui_hakata/

白を基調とした清潔感のある内装。

贅沢な椅子でゆっくりお料理を堪能することがきました。

最初は数種類のキノコの摺り流しと餅銀杏からスタートでした。

料理教室でも教えていただいたシルク白和え

今回は柿でした。

お椀

鱈の天婦羅(身は半生でした。)の白味噌仕立て。

白子と海老 柚子のジュレかけ

秋吉シェフのスペシャリテ

鯛の鱗焼と雲丹の巻き寿司

シャリは黒酢を使用。

明鏡志水の麺の上に自家製の唐墨をかけて。

麺つゆとラーメンの鶏ガラを絡めていただきました。

壱岐牛とトリュフ

フライドポテト添え

〆は明鏡志水のラーメンにたっぷり松茸

おそらく二度と食べることができないであろう最高のラーメンでした!!

次回、帰国の際は食事会のお約束をしてお店を後にしました。

秋吉シェフのお店はパリ16区、エッフェル塔の近くにできるそうです。

パリのお店にも皆さんと一緒に行けるイベントを企画中ですのでお楽しみに!!

秋吉シェフから送られてきた、パリのお店の前の写真。

お店の詳しい情報はこちらより。

Chakaiseki Akiyoshi

59Rue letellier.75015 Paris

https://www.instagram.com/akiyoshi_chef/?hl=ja

懐かしい秋吉シェフとのイベントレポート

後編/令和10月の農業体験

稲刈りの後は最近オープンしたカフェでお茶をした後に能を見に行きました。

稲刈りの様子はこちらをご覧ください。

能場のすぐ隣にある『ASANISHIMASA』さんは

元病院だったところをリノベーションされカフェとして生まれ変わり、

菊池の新しいホットスポットして人気店です。

能奉納の時間までこちらでティータイムです。

内装はレトロな海外のリゾート地の雰囲気です。

おすすめのデザートの盛り合わせと自家焙煎のこだわりコーヒーをいただきました。

さあ、松囃子の時間です。

菊池の松囃子は650年続く神事です。

無事収穫できたことを神様に感謝し能を奉納します。

今年も無事稲刈りができた感謝をしながら能を見ました。

菊池の松囃子についてはこちらをご覧ください

将軍木の御社にはお供物がされていました。

金の垂れが菊神社の神様だそうです。

昨年は途中で雨が降りましたが、

今年は気持ちの良い秋晴れでした。

最初は『仕舞』の奉納からはじまりました。

最後は誰でも笑える『狂言』です。

これで『秋の農業体験と菊池の松囃子を見る会』は終了です。

11月23日の秋のお祓会では収穫できたお米をお祓いしていただきます。

また一緒に参加いただける方は、

神殿に入っていただき、

無事お正月を迎えられるよう今年1年の厄を祓いお清をしていただきます。

ご参加お待ちしております。

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初心者のための『能楽塾』

前編/令和4年10月の農業体験

10月の農業体験は、

『秋の農業体験&菊池松囃子能を見る会』として、

初めてイベントを開催しました。

自然のことなので思い通りには行きません。

お天気や稲の生育状況によって稲刈りができるか微妙な時期でしたが、、、

なんとか稲刈りをすることができました!!

今回は稲刈りと掛干しまで体験させていただきました。

この田んぼをされているキョウコさんが先生です!!

まずは3束づつ稲を刈り右から交互に3束を重ねます。

束ができたら水で濡らした藁で縛ります。

束がを結んだら1カ所にまとめます。

稲を掛ける台を作ります。

私もお手伝い。

杵で竹が倒れないように埋め込みます。

剣道の竹刀を振っている気分になりました。

台ができたら稲の束を掛けて完成です。

完成です。

穂先を下にすることで稲の養分がお米に集まり美味しくなるそうです。

11月23日の新嘗祭では、

新米を奉納し、

秋のお祓いをいたします。

皆さまのご参加お待ちしております。

稲刈り体験の後は650年続く菊池の松囃子を見にいきました。

その様子は後編をご覧ください。

令和4年10月『たてはな教室』秋の花編終了いたしました。

今回の花材は、朽ちた蓮に名残の杜若や芒と秋草をご用意くださいました。

お稽古では、

・芒を真にしたもの

・朽ちてきた蓮と杜若

の2点をお稽古しました。

それでは生徒さんの作品の1部をご紹介いたします。

・真を芒にしたもの

・朽ちてきた蓮と杜若

柴田先生が杜若のお生花をいけて下さいました。

和室の床間にて。

生徒さんの作品も何点か床間に移動。

雰囲気が変わります。

お教室の様子

初心者の方でも受講いただけます。

お気軽にご参加ください。

たてはな教室はこちらよりお申込ください。

たてはなの花器の購入はこちらより

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

令和4年9月の『茶道教室』を終了いたしました。

9月と言えばお月様

まだまだ暑い日が続いていますが、

季節は秋に向かっています。

お菓子はたちばな製。

銘は『乱菊』

お正客には、

蓮の形をした白磁の器にのせて。

床の間のお花。

珍しい白の水引、藤袴、嫁菜。

お茶をいただいたらお道具の拝見です。

季節を感じさせてくれる道具たち。

大切に扱います。

最後はお詰めと正客がお出会いで道具を亭主にお返します。

お棗、お茶杓をおたずねします。

茶道はお菓子や道具の組み合わせなど趣向を凝らしてお客様をもてなします。

次回もお楽しみに!!

能楽とは? 熊本のイベントスケジュールもご紹介

そもそも「能」とは?

みなさんは能と聞くと、どんなイメージがありますか?
お神楽が流れている中で、能面を付けて着物を着た人達が踊っていて…
という場面を想像する方もいらっしゃるかもしれません。

しかし能というのは、実は「能楽」の中の一つの種類です。

この記事では、熊本で能が盛んである背景や
能楽の基礎的な知識(役割、演目の種類)、
熊本で鑑賞できるイベントスケジュールをご紹介します。

(ちなみに、能は「踊る」とは言いません。「舞う」と呼びます。
しんとした空気を感じる、風情がある言い方ですよね)

熊本で「能」が盛んな背景

古来、能は神様に捧げる舞として神社仏閣で奉納されていました。

現在でもお正月や大祭など重要な祀りでは
能が奉納され各地域に根付いています。

特に熊本は、藩主細川家が「利休七哲」の1人に数えられる細川三斎を筆頭に
文化水準の高い家柄でした。

そのため江戸時代では、徳川御三家の紀伊藩・尾張藩・前田藩・伊達藩、
そして細川藩が、能の盛んな地域だったと言われています。

初心者でも大丈夫。能の楽しみ方アレコレ

さて、ここからは能に関する基礎知識をご紹介していきます。

1.能楽の「役割」

登場人物の役割には呼び名があります。

まず「シテ方」と言われるのが、いわゆる主役。
地謡(じうたい)とも言われます。

シテの相手役を演じるのが「ワキ方」。

そして、能の合間・または途中で登場する「狂言方」。

楽隊は「囃子方」と呼ばれ (笛・小鼓・大鼓・太鼓)が加わります。
現代で言うところのミュージカルのような構成ですね。

このように、能楽には「音楽」「ミュージカル」「日本中世文学」
(和歌:万葉集・古今和歌集、古典文学:竹取物語・伊勢物語・源氏物語・平家物語)
といった要素が含まれています。
歴史や文化的な能楽の楽しみ方は、他にもたくさんあります。

2)能学の種類

そもそも「能」と言われるものは、全ての要素が詰まったフルセットの舞台です。

一番シンプルなものが「素謡(すうたい)」で、これは謡のみです。

次に「素囃子(すばやし)」といって、お囃子のみの舞台。

参照元:東京能楽囃子科協議会

そして紋付袴での舞と地謡(じうたい)で構成される「仕舞(しまい)」、仕舞に囃子が加わった「舞囃子(まいばやし)」。

そして、装束付の舞と地謡、囃子と全てが揃った「能」という順番です。

これらの順序はとても厳格に定められており、
略式のものに上位のものを組み合わせることはできません。

例えば素謡のみに装束を加えることはできず、
「装束を付けるときには囃子をつけなければならない」
というルールがはっきりとあります。

能楽ではこのような伝統を大切に重んじ、現代に受け継がれています。

3.演目の種類

続いて、演目の種類について見ていきましょう。
能は主役が何かによって、以下のように分けられています。

初番目物(脇能物) …神様
二番目物(修羅物) …男性、武将の亡霊
三番目物(蔓物) …女性
四番目物(雑能)…他の分類に属さないもの
五番目物(切能) …人間以外(鬼・天狗・妖精)

つまり、主役が神様の場合は「初番目」という言い方をします。
これが能の「番組」と呼ばれるもので、
昔は一番目(初番)から五番目まで通しでやっていました。
現代でも五番立てで行うのが正式な形です。

余談ですが、テレビの番組表は、この「番組」から来ており
能の用語から現代の日本語になった言葉は、他にもたくさんあります。

例えば、いくつかの条件が整った状態を「三拍子揃う」
と言いますが、これは小鼓・大鼓・太鼓の3種が揃った状態から来ています。

こんな語源について学ぶことも、能楽の楽しみの一つです。

どこで鑑賞できる?

能楽が盛んな熊本では、現在でも能の奉納が脈々と行われています。
これらは神様に奉納する神事のため誰でも見ることができます。
そしてなんと…無料です!!

初心者の方は、まずはここから
能を観る機会を増やしてみてはいかがでしょうか?

熊本能楽奉納スケジュール

1月5日     
松囃子  北岡神社11時頃~/藤崎八幡宮13時頃~

8月第1土曜日 
薪能  出水神社/18時半~

9月敬老の日  
藤崎八幡宮秋季例大祭   段山御旅所/9時~
毎年夏開催
熊本 万作・萬斎の会「狂言の会」

毎年お正月に奉納される松囃子に加え、
熊本県最大の大祭である
「藤崎宮秋の例大祭」は400回以上も奉納されています。

そして、出水神社の「薪能」も60回を越えます。
どちらも長い歴史が脈々と引き継がれています。

一般公演では、野村萬斎さん出演「熊本 万作・萬斎の会」が
毎年夏に熊本で開催されています。

もっと「能楽」を楽しみましょう

オフィスエムでは、各公演の約1か月前に
事前勉強会を開講しています。

当日舞われる演目についての解説をはじめ、
能楽をもっと楽しめるようになるように
充実した内容の能楽講座です。

初心者の方を対象としていますので、お気軽にご参加ください。

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能奉納/藤崎八幡宮例大祭 令和4年9月19日開催

熊本の秋のお祭りと言えば、

藤崎八幡宮秋季例大祭です。

1000年の歴史があり、

熊本県下最大のお祭りです。

お宮から神様を神輿で御旅所にお出ましいただき能を奉納します。

能の奉納も400回を越し長い歴史があります。

また、藤崎八幡宮例大祭での能奉納では、

能の正式な番組立てである『5番立て』になっており、

神事ながら本格的な能楽を体験することができます。

五番立てについてはこちらをご覧ください。

前回の能楽塾で飯冨先生がご用意下さった資料をご紹介します。

令和4年出水神社薪能・藤崎八幡宮秋例大祭能奉納 解説

素謡「翁」

半能「高砂」

金春流

初番目、神能物

住吉明神が出現し、祝いの舞を舞う。

「経正」

喜多流

2番目、修羅物

琵琶の名手平経正の法要をしていると、その亡霊が現れ、修羅道の有様を現す。

狂言 不明 

半能「六浦」
金春流

四番目または三番目

六浦の称名寺を訪れた都の僧が、あたりの木々が紅葉する中で一本の楓だけ全く紅葉していないことに気付きます。そこへ現れた里の女に僧が尋ねると、女は昔、冷泉為相卿が他の木に先駆けて紅葉する楓を歌に詠むと、その楓は名誉を得た上は身を退くのが正しい道であるとして、以降は紅葉することがなかった話を語ります。さらに自分は楓の精と明かして消え失せました。夜になると楓の精が正体を現し、四季ごとの草木の移ろいを語り、舞を舞います。


「枕慈童」
喜多流

四番目または五番目

観世流の菊慈童。ただ、喜多流には特別に曲の部分が挿入される。
全体的には中国の桃源郷伝説であるが、西周時代の穆王に仕えた童子が罪を得て、レッケン山中に捨て置かれたところ、菊の葉より滴る霊水が枕に記述された経文の徳により7百歳の寿命を得た。という話。舞は楽(がく)。
喜多流独自の曲(くせ)の内容は、周の穆王は徳が高く、神仙に近かったので、遠くインドの釈迦の説法の座に参会し、釈迦より経文を得、その内の二句を枕に書きつけた。という内容。

3年ぶりの開催です。

1年の感謝を神様に奉納される能は、

人々に福を呼ぶおめでたい芸能です。

能を見て運をつけるのはいかがでしょうか?

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令和4年9月「初心者のための能楽塾」終了いたしまた。

今回は飯冨先生が主宰されている『花能舎』が主催する能楽公演『鷺』の事前勉強会でした。

『鷺』チケット購入はこちらより。

令和4年12月24日公演

演目の種類は鷺が主役なので4番目物となります。

演目の種類はこちらをご覧ください。

鷺は白い鳥で神聖な動物と考えられ、

演じられるのは、

元服前15歳以下の子供、

還暦を迎えた老人しか舞ってはならいそうです。

鷺は『平家物語』の『頼朝謀反(よりともむほん)』の一説よりストーリーが展開されています。

実際にその部分を飯冨先生が読まれました。

平家物語 第44句 頼朝謀反

鷺の独吟を鑑賞。

鷺は動物なので謡いは2回しかないそうです。

そこも面白いですね!!

鷺は子供か老人のみが演じれる演目なので、

幼いころからお稽古をしている能の家の子供の成長の節目として公演されることが多いそうです。

子供の成長のお披露目会といった感じでしょうか?

お祝いなので、

出演者も家元クラスの先生が出られ、

数年に1度くらいしか公演されないそうです。

鷺の見所は番組表にもあるようにワキ方が沢山出てくるところです。

全員が装束を付けとても贅沢な演出になっています。

また、シテは鷺なのでほとんど謡いがなく、

鷺が池に降り立つ情景を表現した

『鷺乱れ』

という鷺の舞が見どころだそうです。

最後に小鼓体験をしました。

最初は音が出ませんが、

少し飯冨先生が手ほどきをされると音が出はじめました。

音が出はじめたら、

た・ん・ぽ・ぽ

のリズムを全員で合わせます。

実際に経験すると、

小鼓の難しさや、音の魅力が体感でき、

音楽としての能楽の魅力を知ることができました。

次回の能楽塾は11月7日13時より開催いたします。

熊本で毎年お正月に奉納されている『松囃子』の事前勉強会です。

お気軽にご参加をお待ちしております。

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四季を愉しむ『室礼歳時記』 重陽の節句

五節句最後の節句が、

9月9日『重陽の節句』です。

最大の奇数が並ぶ

最強の日であり、最凶の日でもあります。

中国では、

菊は不老長寿の薬として栽培されていました。

中国の風習にならい、

重陽の節句では、

菊酒や着せ綿で長寿を願いました。

『 着せ綿(きせわた) 』

夜に菊の花に綿を被せ、

菊の香りと夜露をしみこませた綿で体を清める習慣が中国でありました。

菊酒をイメージして、

中国の茶器に菊の花びらを浮かばせました。

重陽の節句の後は中秋の名月です。

秋は月が美しい季節です。

月の神様に感謝し、

秋の味覚を堪能するのはいかがでしょうか?

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令和4年9月の農業体験

農業体験のガイドをお願いしているふぢこさんです。

彼女は前回ご紹介した、

ひとしずく朝市のお手伝をされており、

この田んぼで稲作をしている人です。

8月に予定していた農業体験。

色々と都合が合わず9月になってしましたました。

今年の夏は長雨はありませんでしたが、

スコールのような雨がよく降ったのが心配でしたが、、、

元気に育っていました。

お米は稲の花の後になるそうで、

白いプツプツしたものが花だそうです。

美しい田園風景。

これから、

稲穂が膨らみ、

黄金色になったら収穫です。

あっという間に次回は、、、

稲刈りができるかもしれません。

皆さんと稲刈りができるといいな~

ここまで大きくなっていたら大丈夫かと思ったら、

これから稲穂が重くなると折れやすく、

水に漬かってしまうとお米として食べれなくなってしますそうです。

猪など獣も危険です。

獣が稲に触れると獣匂がついて

やはり食べれないそうです。

9月10日は中秋の名月です。

月の神様に無事に稲が収穫できるようお祈りしましょう!!

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四季を愉しむ『室礼歳時記』

中秋の名月

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日本文化の歴史/言葉から生まれた日本文化

今回は日本文化がどのように形成されてきたのかを、

日本文化の歴史という側面から考えます。

まずは、時系列に沿って解説します。

日本の歴史は旧石器時代12万年前からはじまりますが、

日本が文明として登場するのは

中国から仏教が伝来し、

聖徳太子の冠位12階や17条の憲法が制定される

飛鳥時代(592年~710年)と考えられます。

その後の奈良時代(710年~794年)は中国から様々な影響を受けます。

この時代に

日本に現存する最古の書物『古事記』と『日本書紀』が完成されます。

中国との交流が始まった日本では、

国家の公式な歴史書として『日本書紀』を作成、

日本は、神(天皇)の国であることを海外にアピールしました。

『古事記』は、

国民に対しての歴史書として作成され、

日本の神々の物語と天皇の系譜について書かれています。

奈良時代の末期には、日本最古の和歌集『万葉集』が登場します。

平安時代(794年~1185年)は遣唐使の廃止により国風文化が登場します。

藤原家と天皇による摂関政治と荘園制度により王朝国家ができ、貴族文化が花開きます。

醍醐天皇による日本初の勅撰和歌集『古今和歌集』が登場します。

『万葉集』はすべて漢字で書かれていましたが、

『古今和歌集』では平仮名で書かれた和文が登場し国風文化を象徴しています。

文化はいろいろな芸能が長い歴の中で混ざり合い、

あるタイミングで大成します。

言葉は、

万葉集(奈良時代)から古今和歌集(平安時代)ができ、

その後、

三大歌集/万葉集・古今和歌集・新古今和歌集

平安時代の三大文学

竹取物語・伊勢物語・源氏物語

ができる歴史の中で、

宮中で歌会や歌合が活発化し『歌道』が成立し

六条家や御子左家などによる師弟制度ができ大成しました。

藤原家の滅亡により平家と源氏が隆盛し鎌倉時代に突入し、

足利将軍による室町時代となります。

室町幕府3代将軍の足利義満と観阿弥・世阿弥親子の出会いにより

『能楽』が大成されます。

織田信長が登場し足利家が滅びると『戦国時代』に突入です。

織田信長、豊臣秀吉によって千利休が登場し『茶の湯』が大成します。

江戸時代になり戦乱のない時代が250年続きます。

能楽と茶道は幕府の正式儀礼となり成熟し、

それらの影響を受けた芸能(歌舞伎・煎茶・華道、、、)が沢山登場しました。

明治維新により幕府が崩壊、

武士という存在がなくなりますが、

彼らは貴族や高級官僚となり、

日本が開国し国際交流をする上で、

日本文化を利用することで外交を円滑にすすめました。

そして最後に昭和時代

第2次世界大戦の敗北です。

日本人としての精神をリセットされ、

日本人が日本人としての認識がなくなり、

新日本人が登場し日本文化が消滅の危機を迎えています。

まとめ

日本文化の歴史は、

利休が登場する戦国時代(安土桃山)からよく考えられますが、

時系列で考えると、

まずは、平安時代に歌道が大成し、室町時代に能楽、戦国時代に茶道が大成します。

能楽の演目は、古事記や万葉集・伊勢物語などから多く題材を得ており、

他の文化に於いても和歌の影響を多々受けています。

和歌は日本語ですが、

現代の言葉とはかけ離れており

私達には身近ではなくなってしましました。

しかし、

言葉は日本文化の基礎であり、

そこを知ることでより深く日本の文化を楽しむことができるのではないでしょうか?

能楽の謡いには沢山の古い日本の言葉が使われており、

和歌を学ぶ良いきっかけになります。

初心者のための『能楽塾』では、

飯冨先生に毎回演目の見所と共に、

謡いについて解説をしていただいています。

すこし難しい世界ですが、、、

日本の文化を深く楽しみたい方には言葉を学ぶことをおススメします。

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日本文化について考える。

オフィスエム代表松村です。

突然ですが皆さんは日本の文化について人にお話できますか?

現代の私達日本人は、

日本文化どころか、日本人としての認識がほとんどありません。

そのきっかけは第2次世界大戦の敗戦です。

敗戦国日本はアメリカの指導の下

日本憲法が制定され戦後民主主義になり、

日本人の精神と価値観がリッセトされ、

アメリカの精神と価値観に塗り替えられてしまったことです。

戦後少しづつ日本人は日本人としてのDNAが組み替えられました。

昭和生まれの日本人は、

土鍋で炊いたご飯を喜び、おこげを楽しみにしました。

しかし、最近ではおこげは固く子供は食べないからと土鍋におこげを作らないようになりました。

日本人は梅干しというだけで唾液が出てきたものですが、

最近の人は梅干しの味を知らないのでその感覚がありません。

これはもう日本人ではありません。

外国人です!!!

これが良いことなのか、悪いことなのかはそれぞれの考え方であり強要することではありません。

ここで私で申し上げたいのは、

日本人が日本文化のことを考えなくなってしまったことです。

戦後70年、

産業技術が発達し、

経済が豊になり地球の存在が小さくなりました。

日本にも様々な国の方が住むようになり、

世界の中の日本を考えなくてはいけない時代になりました。

欧州では学校で自国の文化授業があり、

自国の文化を語れないと「教養がない人」とみなされます。

皆さんご存知のように日本文化は世界中の憧れの文化です。

戦後、日本人としてDNAを抜かれた私達「新日本人」

もう一度、日本人としての精神を取り戻すことが

現代の国際社会において求められていることではないでしょうか?

少し極端に書きましたが、、、

オフィスエムでは、

私達、新日本人がもう一度日本の精神を取り戻し

国際社会において必要とされるよう、

皆さまと一緒に成長できる場所を作っいきたいと考えています。

能楽を見て運気アップ

上の写真は、

毎年1月5日に藤崎八幡宮(熊本市)で奉納される松囃子です。

能楽の起源は、

神様に五穀豊穣・国家安穏を願い能楽を奉納することから由来しています。

現在でも全国の神社で能楽の奉納がされています。

熊本はでは、

新年の祝いとして北岡神社と藤崎八幡宮で松囃子が1月5日に奉納されます。

また、8月第1土曜日には出水神社では夏の大祓いとして薪能が奉納されます。

秋には、10月13日に菊池神社では秋の収穫を神様に感謝し650年脈々と奉納し続けています。

演目には、

沢山おめでたい曲や祈りの曲があります。

能楽はユネスコ無形文化遺産に登録され、

世界的に認められた芸能ですが、

人々の願いや祈りが込められた神事でもあります。

神様を感じながら能楽に触れてみてはいかがでしょうか?

『 薪能 』

水前寺成就園 出水神社能楽殿にて

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能楽を簡単に楽しむ方法/音楽として楽しもう

能楽塾テキスト/基礎編で説明したように、

能楽は、大きく囃子方とシテ方に分かれます。

能楽は音楽劇です。

まずは音楽として楽しむことをおススメします。

音楽を聞く時に歌詞は気にしないように、

囃子のリズムと謡いのメロディーに集中して聞いて下さい。

原始的な音なので、

現代のようなダイナミックな音ではありませんが

それぞれの音だけを聞くと、

音に迫力があり、

ジャズのように人の本能をかんじるテンポ、

スローだけではなくかなりアップテンポもあり、

じつは抑揚もしっかりあります!!

まずは素囃子をお聞きください。

https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi06.html

それでは、それぞれの楽器をご紹介します。

『 笛 』

素材は竹でできており唯一の旋律楽器です。

笛独特の音域とメロディーに耳を傾けてくだい。

シテの舞を主導したり、曲の進行に趣を添えます。

https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi02.html

『 小鼓 』

紐を締めたり緩めたりすることで音色を変えることができ、

テンポと音色の抑揚に耳を傾けてください。

大鼓とともに1曲の進行を司る役割を演じます。

https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi03.html

『 大鼓 』

小鼓と違い、

音色がなく音の強弱で表現します。

小鼓とともに1曲の進行を司る役割を演じます。

https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi04.html

『 太鼓 』

大鼓と同様に音色がありません。

神や鬼、霊などの登場場面に多く演奏されます。

https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi05.html

まとめ

まずはそれぞれの楽器の音とリズムを認識し、

本番では、

音楽を聞くつもりでまずは能楽を楽しみましょう!!

次回は能楽のもう一つの魅力、

『 言葉の文化 』です。

能楽は、古事記や万葉集・伊勢物語などの影響を受けています。

『 言霊 』と言われるように

謡には美しい言葉が沢山含まれています。

謡いに注目し、美しい日本語について勉強したいと思います。

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初心者のための『能楽塾』

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能楽塾テキスト/基礎編

初心者のための『能楽塾』は、初心者が能楽を見て楽しむための勉強会です。

毎回代表松村が能楽の基礎知識を前半の30分で解説し、後半は飯冨先生が実際に開催される能楽公演の演目の見所を解説していただきます。

今回はこの講座で解説する能楽の基礎知識についです。

これから初めて能楽を観られる方、

能楽塾に来られた方の復讐としておすすめです。

それでは、まず能楽の役割についてです。

上の写真をご覧ください。

舞台の中心で舞い、

主人公を演じる役割をシテ方

相手役をワキ方と言います。

松の絵が描かれている板の前に並ぶ楽隊を囃子方(はやしかた)と言います。

まずは、大きな役割としとしてシテ方と囃子方に分かれるということを認識してください!!

もう少し付け加えると、、、

上の写真の右側に横2列に並んでいる人達を地謡(じうたい)と言い、シテ方が担当します。

能楽の世界では全て専業になっており、

シテ方がワキ方をすることはありません。

もちろん、囃子方も小鼓の人が大鼓を担当することはありません。

だんだん複雑になってきました、、、

最後に狂言方があります。

えっ!!

狂言って能なの????

と思われる方も多いのではないでしょうか?

じつは、狂言はもともと能の演目の途中に話と話を繋げるために途中に出てくる能の演出として登場していました。

狂言も狂言方という専門職になるため、狂言だけの演目も沢山あります。

基本は能の演目に登場しますが、狂言だけの演目もあると認識してください。

能楽の役割をまとめると、

舞う人は、シテ方(主役)・ワキ方(相手役)・狂言方

楽隊は、囃子方(笛・小鼓・大鼓・太鼓)

の4つの役割で構成されています。

次に能楽の種類についてです。

上の写真のように、

装束付きの舞、囃子、地謡のすべてがそろった演出をと言います。

装束ナシの舞、囃子、地謡の組合せは舞囃子といいます。

装束ナシの舞、地謡のみを仕舞(しまい)と言います。

楽隊のみを素囃子と言います。

謡のみを素謡と言います。

上の写真のように1人で謡場合は独吟と言います。

それでは能楽の種類をまとめます。

能・・・装束付き舞+地謡+囃子

舞囃子・・・装束ナシの舞+地謡+囃子

仕舞・・・装束ナシの舞+地謡

素囃子・・・囃子のみ

素謡・・・謡のみ

最後にちょっとややこしいことを、、、

じつは、これら5つの種類はすべて能楽の種類です。

私達はよく能、能と呼びますが、、、

能は能楽の1つで、、、

装束がない演出は能ではありません!!

ということは、、、

能は能楽の演出の1つであるということを認識してください!!

最後に、演目の種類についてです。

能楽の演目は主人によって5種類に分けられます。

主人公が神様の場合・・・初番目物(脇能物)

主人公が武将(男性)の場合・・・二番目物(修羅物)

主人公が女性の場合・・・三番目物(蔓物)

他に分類されない場合・・・四番目物(雑能)

人間以外(鬼・天狗・妖精、、、)・・・五番目物(切能)

まとめ

以上が能楽の基礎知識です。

能楽の役割

シテ方・・・主人公と地謡

ワキ方・・・シテの相手役

狂言方

囃子方・・・笛、小鼓、大鼓、太鼓

能楽の種類

能・・・装束付き舞+地謡+囃子

舞囃子・・・装束ナシの舞+地謡+囃子

仕舞・・・装束ナシの舞+地謡

素囃子・・・囃子のみ

素謡・・・謡のみ

演目の種類

主人公が神様の場合・・・初番目物(脇能物)

主人公が武将(男性)の場合・・・二番目物(修羅物)

主人公が女性の場合・・・三番目物(蔓物)

他に分類されない場合・・・四番目物(雑能)

人間以外(鬼・天狗・妖精、、、)・・・五番目物(切能)

少し能楽について分かっていただけたでしょうか?

能と能楽の違いが分かるだけでも大きい進歩です!!

能楽の価値観は、現代の日本人の価値観と大きい違いがあり、

私達にとって能楽は不思議なことが沢山あります。

違う価値観を理解することは新しい世界が広がることになります。

能楽を通して新しい世界の扉を開きませんか?

次回は、能楽を簡単に楽しむ方法をご紹介します。

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初心者のための『能楽塾』

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令和4年8月の『茶道教室』終了いたしました。

令和4年8月の「茶道教室」を開催しました。

夏の名残、

今回の床の間は掛軸ではなく掛花でした。

本来、茶事では床の間に掛軸と花を一緒には飾りません。

最初の席では掛軸のみ、

後の席では掛軸から掛花に室礼を変えます。

この茶道教室では後席のお稽古をしていますので、

茶事の流れに合わせて掛花にされたそうです。

花は柘榴(ザクロ)・花魁草(オイランソウ)・御辞儀草(オジギソウ)です。

少しづつ秋の気配を感じるようになってきました。

お菓子はたちばな製

銘は「柚子時雨」(ゆずしぐれ)

抹茶の点てる練習では「青楓」のお干菓子でした。

はじめて参加された方ですが、

浴衣で茶道教室にいらっしゃいました。

上手に点てられたでしょうか?

教室の様子です。

オフィスエムの茶道教室では、

それぞれの人が各々の価値観で楽しまれることを大切にしています。

お着物が好きな方、洋服で気楽に来られたい方、

お菓子を楽しみにされている方、

日常の忙しさを忘れゆっくりされたい方、、、

まずは気楽に楽しむことをモットーにお稽古をしていますので、

茶道に興味がある方はお気軽にお参加ください。

茶道教室のお申込

https://officeemu.jp/2959/

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『 秋の開運招福茶会 』

飯冨先生主催『能楽を愉しむ夕べ』にうかがいました。

令和4年8月24日、

飯冨先生主催の能楽の会にうかがいました。

花がいけられた美しい舞台をはじめ、

笛の音色で生け花ライブや小鼓のワークショップなど

趣向を凝らした題名通りの楽しい会でした。

また演奏を間近かで聞くことができ、

囃子や舞、謡の迫力を感じることができました。

会の様子をご報告いたします。

最初に主催者の飯冨先生がご挨拶と番組の説明をされました。

『鷺』をイメージし白い着物を着られたそうです。

まずは、笛の音色と共に平島玲恵子先生による生け花けライブ

次に、飯冨先生と相原先生の小鼓と笛の演奏

1部の最後は、

今回はじめてお会いした武田友志先生お1人での謡い。

お腹から出された声は迫力があります!!

さあ、2部のスタートです。

はじめに武田先生による面の説明です。

小面と般若について。

小面

若い女性の面だそうです。

般若はなんと、

般若は鬼になった女性だそうです!!

次に飯冨先生のワークショップ。

お着物を綺麗に着られた美しいお弟子さんと一緒に登場です。

飯冨先生と一緒に私達参加者はエアーで鼓のお稽古体験をしました。

次に仕舞です。

仕舞とは、

装束を付けず囃子もナシ、

謡いのみで舞うことです。

観世流シテ方、菊本澄代先生と妹の美貴先生と武田先生での仕舞。

二人静は、2人同時に同じ動きをするところが見所です。

菊本澄代・美貴先生が舞われました。

さすが姉妹、息がピッタリ!!

次は選手交代です。

武田先生が船弁慶を舞い、

菊本先生が謡います。

楯の扱いが弁慶の勇ましさを演出します。

菊本先生の迫力あるお謡は鬼気迫るものを感じました。

最後は一調(いっちょう)です。

これは、謡と鼓だけの形式でシンプルなだけに実力がないとできません。

武田先生が謡い、飯冨先生が小鼓です。

最後にアフタートークで終了です。

もちろん能楽堂で500名規模の公演も素晴らしいですが、

今回50名弱のお客様で生の囃子や謡い・舞を肌で感じることができ贅沢で貴重な会でした。

12月24日には、

横浜能楽堂で『鷺』の能公演が控えています。

オフィスエムでもチケットの販売を担当させていただく予定です。

また、9月11日には少し気が早いですが、、、

初心者のための「能楽塾」にて「鷺」の事前勉強会を開催いたします。

ご興味のある方はお気軽にご参加お待ちしております。

初心者のための『能楽塾』

日程 令和4年9月11日(日)

時間 13時~15時

四季を愉しむ『室礼歳時記』 中秋の名月

中秋の名月の室礼は

月と収穫の秋をテーマに、

月の掛軸に、秋の食材を三方にのせました。

花は、子孫繁栄を願い実の付いた「椿」「蔓梅擬(つるうめもどき)」を合せました。

実りの秋

古人は月の神様に穀物や野菜・果物をお供えをし、

秋、無事収穫ができたことに感謝をしました。

農耕民族であった日本人は、

月の満ち欠けは作物を育てる上で重要な役割をはたしていました。

月と言えばうさぎ

上の写真の室礼は旅館の玄関に室礼ました。

たわわに実った「稲穂」を束ね水引で結びました。

最後に盆飾りをご紹介します。

黒い塗のお盆を床の間に見立て

収穫を祝うということで紅白の紙の上に

稲飾りと秋野菜、菊の香合を合せました。

このように、月を愛で収穫に感謝をしながら秋の室礼を楽しむのはいかがでしょうか?

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室礼道具の購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai

室礼松村へのお仕事の用命はこちらより。

令和4年8月「初心者のための能楽塾」終了いたしまた。

これまで能楽塾は寿心亭・野田市兵衛商店さんにて開催していましたが、

今回からオフィスエムサロンにて開催することにいたしました。

当日は出水神社薪能の日でしたので薪能の演目と、

9月に開催される藤崎八幡宮秋例大祭「能奉納」の演目について解説いたしました。

藤崎八幡宮秋例大祭「能奉納」では能の正式な上演形式

五番立(ごばんだて)

で執り行われるので、

その番組を元に具体的に五番立について詳しく勉強をしました。

「初心者のための能楽塾」のお申込はこちらより。

七夕茶会にお邪魔しました。

令和3年も参加させていただいた『七夕茶会』に今年もお邪魔いたしました。

会場は昨年同様、

能楽塾でお世話になっている寿心亭でした。

今回は武者小路千家の木津宗匠が釜をかけられました。

待合には七夕にちなんだお道具が並べられ、

茶会の時間まで丁寧に説明くださいました。

お菓子は京都より

御製 亀屋伊織

銘  千世の数 糸巻 

次回のシリーズ・お茶会へ行ってみよう

オフィスエム主催『秋の開運招福茶会』です。

令和4年7月の農業体験

無事に成長していました!!

ここからもっと根がしっかりしていくと、

分けつし、大きく増えていくそうです。

田植えが終わると周りの草刈が収穫まで続きます。

もう1つ大切なことが田んぼの水の管理です。

雨が多く降る時などは、

水を減らしておかないと溢れて土手が崩れたり大変なことになります。

田植えで余った苗が端で成長していたので室礼用にいただきました。

何も持って帰る物を用意していなかったので、

傘を開いて器変わりにしました。

夏の室礼として、

長盆に石を置いて川に見立て、

早苗と蟹の置物を合わせて、

夏の情景を表現しました。

さらに西瓜の絵があると、

夏休みに田舎に帰省した家族が外遊びしている様子を何となく想像しませんか?

今回は既に草刈がされていてお手伝いをすることがなっかたので、

近所で鶏の平飼いをされている農家さんのところへお邪魔しました。

産みたての卵をいただきました。

まだ温かいです!!

菊池では8のつく日に無農薬の農家さんの朝市が開かれており、

そこでこの卵も販売されています。

ひとしずく朝市

https://www.instagram.com/hitoshizuku.kikuchi/

次回の農業体験は8月末です。

これから夏本番、

日照りや台風が気になる季節。

災害などありませんように。

関連イベント

令和4年7月の『茶道教室』終了いたしました。

令和4年7月の「茶道教室」を開催しました。

夏の盛り、京都の亀屋克則の「浜土産」(はまづと)が今月のお菓子でした。

蛤の中に琥珀色のゼリーとアクセントに浜納豆が熱い夏にピッタリのお菓子でした。

5月の陶芸体験で絵付け体験をした器ができたので、菓子器としてお披露目しました。

陶芸体験について

蛤の蓋をスプーンにして!!

浴衣でお稽古

「着物で茶道教室」で背の高い男性2名がお着物デビューしました。

美味しくお茶も点てられるようになりました!!

お干菓子は京都末冨「京ふうせん」

「茶道教室」のお申込はこちらより。

茶道具の購入はこちらより。

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令和4年7月『たてはな教室』蓮編終了いたしました。

今年は白蓮を柴田先生がご用意くださいました。

夏の暑い日でしたが、涼やかな『たてはな』がいけられました。

アクセントに残花の菖蒲をあわせました。

それでは、生徒さんの作品を一部ご紹介いたします。

参加者の中にハーブティーの先生がいらっしゃり、蓮茶を淹れてくださいました。

しっとりとして、甘みのあるはじめて体験する味でした。

お湯を入れると色が変わります。

最後は裏返して数分蒸らして完成です。

次回のお稽古のお申込はこちらより。

たてはなの花器のご購入はこちらより。

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令和4年6月の『茶道教室』終了いたしました。

令和4年6月の茶道教室を開催しました。

今月のお菓子は葛を使って涼を演出。

御製 たちばな

銘  水牡丹

床間のお花は、、、

河原撫子、虎の尾、半夏生、糸芒

抹茶を点てる練習

干菓子も「たちばな」さんの「青楓」でした。

教室の風景

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茶道具の購入はこちらより。

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令和4年の農業体験スタート

昨年に引き続き今年も菊池で農業体験をさせていただけることになりました。

前回は一人で参加でしたが、

今年の稲刈りはできたらイベントとして皆さんと一緒にやれるといいなと思っています。

ゴールデンウィークも明け梅雨入りの少し前の6月、

少し前に発芽させておいた苗を植えていきます。

稲の品類は日本の原種「旭1号」です。

五番の目に印がつけられており、

そこに1本ずつ手植えをしていきます。

丁寧に手植えされた苗たち。

これからちゃんと成長してくれるか心配になってしまします、、、

田植え完了です。

土に足をもっていかれるので、

翌日は筋肉痛になりました。

農家さんは凄いです。

菊池は渓谷があり、

ここは上流なので水が豊富にあります。

水が冷たいので足をつけたらヒンヤリして気持ちがいいです。

次回は7月末にうかがう予定です。

苗の成長が楽しみです。

次回のブログをお楽しみに!!

関連イベント

関連ブログ

2022年6月『ハーブの花束作り』を開催しました。

「たてはな教室」の講師担当の柴田ゆかり先生による『ハーブの花束作り』

あそ統合医療研究のワークショップとして開催いたしました。

会場には様々な種類のハーブが用意されました。

最初に柴田先生が花束の作り方を説明をした後に

参加者の皆さんご自身でハーブを束ねていただきました。

ハーブの香りが教室に広がり心と体がリラックス

花束ができたらラッピングです。

ブルーのワックスペーパーが爽やかさを演出。

教室が終わったら柴田先生とお茶の時間です。

手作りの和菓子とミントの水出し茶をご用意しました。

次回は12月に「クリスマスのスワッグ作り」を予定しています。

詳細はブログにてお知らせいたします。

針葉樹の香りも是非お楽しみください。

あそ統合医療研究について

オフィスエムでは、出張講座・イベントをコーディネートいたします。

団体・会社の研修会やイベントをご検討の方はこちらをご覧ください。

令和4年6月「初心者のための能楽塾」終了いたしました。

今回は7月17日に開催される野村萬斎さん出演狂言の会@熊本の演目について飯冨先生が解説いたしました。

この講演には飯冨先生も出演されますので、お囃子についても色々とお話くださいました。

皆さんしっかり勉強されて当日が楽しみとおっしゃっていました。

毎回お楽しみの小鼓の実演。

近くで聞くと迫力があります!!

寿心亭にて

野田市兵衛商店さんにて

次回は出水神社「薪能」(8月6日)、藤崎八幡宮秋例大祭「能奉納」(9月19日)についての事前勉強会です。

お申込はこちらより。

表千家月釜にお邪魔しました。

シリーズ「お茶会に行ってみよう」

今回は、表千家月釜にお邪魔いたしました。

全国で様々なお茶会が開催されています。

次回は、能楽塾でお世話になっている寿心亭で開催される七夕茶会にお邪魔します。

お茶会はお着物を着る機会に最適です。

思い思いの格好で!!

シリーズ「お茶会に行ったみよう」のお申込はこちらより。

令和4年5月の『茶道教室』終了いたしました。

令和4年5月の茶道教室を開催しました。

今月の床の間の花は『大山蓮華』(オオヤマレンゲ)でした。

新緑の葉と、純白の花は初夏の風情を感じさせてくれました。

お楽しみのお菓子も初夏らしい趣向でした。

御製 たちばな製

銘  新緑、花菖蒲

「茶道教室」のお申込みはこちらより

茶道具の購入はこちらより

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新茶、茶摘み体験終了いたしました。

昨年に引き続き令和4年も5月の新茶の季節に茶摘み体験を開催しました。

今年は皆さんで摘んだ茶葉を茶師ヒロが目の前で製茶の実演もいたしました。

美しい岳間の茶畑

皆さん茶摘みに集中

一芯三葉

茶畑へは軽トラで。

茶葉が沢山採れました。

茶寮に戻って製茶します。

採れたの茶葉を茶師ヒロが目の前で製茶します。

今回作るのは「釜炒り茶」

摘んだお茶を釜で炒って火入れをし酸化を止めます。

茶葉が3分の1ほどになったら手揉みをします。

ここは全員でお手伝いです。

手揉みをしたらもう一度炒り、また揉みます。

これを4,5回繰り返して完成です。

手間がかかります!!

だんだん茶葉になってきました。

釜で炒っていると香ばしいお茶の香りがしてきます。

しっかり茶葉が乾燥をしたら完成です。

完成したものと火入れと手揉みを2回した生茶。

製茶が終わったらお楽しのランチです。

人気のまゆみ食堂、新茶を楽しむためのお料理をご用意する予定でしたが諸事情がありお野菜料理が美味しい「而今に生きる」店主の守田さんに出張料理をお願いしました。

而今に生きる(熊本市中央区)

https://www.instagram.com/jikonniikiru/?hl=ja

出来立てのお茶と一緒に。

炊き立ての土鍋ご飯が登場。

自家製よもぎ生麩と銀あんかけ

豚しゃぶ

最後はお漬物でお茶漬け。

デザートは日本茶のシフォンケーキ

床の間の室礼もさせていただきました。

前回野田市兵衛商店さんの床の間でも掛けた「漁夫」に時代籠と茶の木、薊、金糸梅を合せました。

4月は陶芸体験をしました。

どのようにできているかを知ることでよりお茶、器を楽しむことができます。

また来年もお楽しみに。

使用している器はこちらからご購入いただけます。

オフィスエム×玄窯

黒と白のうつわシリーズ

https://shop.officeemu.jp/view/category/blackwhite

関連イベント

「心を通わせる茶道教室」

https://officeemu.jp/2959/

室礼師 松村篤史

山鹿RICCA/茶師ヒロセレクトの紅茶とケーキが食べれるお店。

山鹿(熊本県北)の人気店「RICCA」さんでは、

茶師ヒロがセレクトした紅茶とケーキが食べることができます。

5月11日は新茶/茶摘み体験ですが、

茶摘みのあとはRCCAさんでお茶タイムはいかがでしょうか?

かわいい外観

お庭も素敵です。

美味しいケーキやパン・焼き菓子が沢山。

店内のお花も楽しみの1つ。

RICCA

http://ricca-yamaga.jp/

新茶/茶摘み体験&まゆみ食堂

くまもと花博 開催記念/春のいけはな、室礼展 終了いたしました。

くまもと花博開催を記念し、

創業140年老舗企業の野田市兵衛商店さんの協力により、

熊本市のおもてなしとして、

くまもとDMC×オフィスエム協同企画

Premium Tableとして開催いたしました。

床間には、

今尾景年作の漁夫の掛軸をテーマに

欠けた土器に時計草、河原撫子、竹をいけました。

春ということで鯛の蓋付き合わせました。

脇床

別の棚には盆飾りを数点

大壺には紅葉をいけました。

カフェスペースには柴田先生が「たてはな」をいけてくださいました。

おもてなしのお菓子は

地元で人気のコーヤ万十さん

熊本名物「いきなり団子」と桜餅をご用意しました。

抹茶は細川家御用茶園の岳間

野田会長が直々にお客様におもてなし。

地元で大人気のコーヤ万十さん

くまもと花博は5月22日まで開催です。

是非この機会に熊本へお越しくださいませ。

室礼師 松村篤史

「たてはな」について

Premium Tableについて

https://premium-table.jp/

春の陶芸体験終了いたしました。

オフィスエム×玄窯×まゆみ食堂

コラボ企画

『 陶芸体験と掘りたて筍を食す会 』

実際に陶芸を作ることでより深く器のことを知ることを目的に

オフィスエムプロダクト商品‘’Black&White”を製作していただいている

玄窯さんで陶芸体験を開催しました。

ロクロで茶碗を、手びねりで菓子皿を作っていただきました。

まずはロクロの使い方説明です。

さぁ、松村も挑戦です!!

次は手びねりです。

こちらは、麺棒で土を伸ばしスタンプやレースなどを押しつけて模様つけます。

最後は色の指定をして終了です。

できあがりは2か月後です。

書道家の方2人は特別に絵付け体験もやっていただきました。

陶芸体験が終わったらまゆみ食堂の『掘りたて筍ランチ』です。

詳しくはこちらをご覧ください。

玄窯×オフィスエム コラボ商品

Black&Whiteシリーズ

https://shop.officeemu.jp/view/category/blackwhite

まゆみ食堂『掘りたて筍を食す』を開催しました。

令和4年4月5日、

Black&Whiteを制作していただいている玄窯さんの竹林にて

筍掘りをしました。

掘った筍は料理家まゆみさんがその場で調理をし

皆さんと一緒にいただきました。

まずは筍掘りに挑戦です。

大小様々な筍たち。

玄窯の齊藤さん。

掘った筍はすぐに湯がきます。

料理ができるまで参加者の方には陶芸体験をやっていただきました。

詳しくはこちらをご覧ください。

さあ調理スタート。

準備完了。

気持ちの良い青空の下で食事会スタート。

献立

筍(焼物・天ぷら・豚の角煮・スープ)

フレッシュサラダ

酵素玄米の稲荷寿司

旬の食材はパワーに満ちあふれていて元気になります。

新鮮な食材を気持ちの良い頂くことが最大の贅沢ではないでしょうか?

次回のまゆみ食堂は『新茶を楽しむランチ会』です。

玄窯×オフィスエム コラボ商品

Black&Whiteシリーズ

https://shop.officeemu.jp/view/category/blackwhite

令和4年4月の『茶道教室』終了いたしました。

4月は熊本地震が起きた月です。

今月は熊本復興を祈念して熊本抹茶

和菓子は毎回好評のたちばなさんの薯蕷饅頭、銘「水」でした。

お稽古の後は抹茶を点てる練習です。

参加者の方も回を重ね綺麗に泡が点てられるようになりました。

5月の茶道教室は5月26日(木)です。

初心者を対象にした教室です。

お気軽にご参加ください。

https://officeemu.jp/2959/

お道具の購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

令和4年4月『たてはな教室』桜編終了いたしました。

今年の桜のたてはなでは数種類の桜と松を合わせました。

小刀で枝の先端を細く削るのに皆さん苦労をされていました。

それでは、生徒さんの作品を一部ご紹介いたします。

オフィスエムオリジナルたてはな用の花器の販売をスタートしました。

今回使用している白磁の花器はそちらになります。

たてはなはもちろん、なげいれやブーケ・アレンジメントにお使いいただけます。

ご希望の方はこちらよりご購入いただけます。

https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000107?category_page_id=shitsurai

次回のお稽古は令和4年7月7日です

蓮編です!!

日本家屋探訪/三賢堂

日本家屋探訪/三賢堂

熊本県出身の政治家、安達謙蔵の住居であり精神修行の場として建てられました。

敷地内には、菊池武時・加藤清正・細川重賢の像が安置されている三賢堂をはじめ

源泉荘、備於斉があります。

各部屋には床の間があり、今回は数人の花人がそれぞれの床の間に花をいけました。

花寄せ

一番大きい源泉荘の床の間では、沢山の花器を並べ参加者全員が花をいけました。

花展のような楽しい室礼ができました。

最後にお茶もいただいて。

自作の花器を持ち込んで、、、

照明も室礼のうち

最後に室礼師松村の花です。

たてはな(柳・姫水仙)

時代籠になげいれ花

投稿

室礼師 松村篤史

食と文化を感じる特別な食事会

Premium Table

https://premium-table.jp/

日本家屋探訪/岳間茶寮 好信楽

日本家屋探訪

このシリーズでは、

室礼師松村が歴的に貴重な日本家屋を訪ね、

床の間の室礼をすることでにその魅力をお伝えいたします。

室礼師 松村篤史

茶師ヒロトガワの本拠地「岳間茶寮 好信楽」

肥後藩主細川家御用達の茶産地、岳間に導かれるようにi移住し、2021年の十五夜にオープン。

茶寮は岳間の名家だった美しい日本家屋、茶畑を有し、日本茶を体感できる場所として営業しています。

今回はこちらの床の間を室礼させていただきました。

大正、昭和の美しい建具が建築様式。

時代を感じる黒電話

和室につながる廊下

昔の家には立派な床の間がかならずありました。

室礼前の床の間/Before

床の間に到着です。

それでは室礼スタート。

まずは部屋にある物を全て出しそこから必要な物だけを足していきます。

日本の文化は「引いて足す」。

部屋の特徴を見つける。

脇床

何をのせようか悩み処です。

美しい障子

部屋の片付けが終わるとその部屋の特徴や良さが見えてきます。

その要素がより引き立ち魅力的になる道具を室礼ます。

床の間の基本要素(掛軸・花器・花)を組み合わせます。

皆さんはどの組合せがお好きですか?

まずは墨蹟のお軸に鎌倉時代の備前焼の壷からスタート。

桜1種類のみ。

菜の花1種類のみ。

桃と菜の花。

椿1種類のみ。

山茱萸(さんしゅゆ)と椿。

花材はそのまま白磁の壺に移し替えて。

掛軸から額装へ

花のボリュウームを調整

「引いて足したら引いて調和させる」

大壺にいけ変える。

ラスト

掛軸を外し、

大きな敷板に桜1種と白磁壺

問題の脇床

とりあえず色々置いてみる。

今回用意した道具達。

玉名の木葉猿

脇床その②

さあ、皆さんはどちらがお好きですか?

道具の組合せによって雰囲気がかわります。

場所の特徴を活かした道具組、

足して引く日本の美意識を基本にその人らしい室礼をお楽しみください。

茶師ヒロトガワ

関連イベント

『 新茶、茶摘み体験 』

食と文化を感じる特別な食事会

Premium Table

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令和4年3月の『茶道教室』終了いたしました。

令和4年3月の茶道教室を開催しました。

そろそろ桜が咲き始める季節。

ピンクの和菓子や、

蒲公英、蕨などの春の植物が描かれた棚、

春らしい趣向でした。

最初の1時間は、

茶室でお茶をいただくための作法を練習します。

まずは茶室の入り方。

茶室に入ったら床の間・道具を拝見します。

お客様が定位置についたら亭主がお部屋に入ります。

そこでまずは一人ずつご挨拶をします。

ご挨拶が終わったら正客が床の間(掛軸・花・花入れ)についておたずねをします。

次にお菓子が運び込まれます。

今日のお菓子は、

「薄紅」うすべに

たちばな製

でした。

これからお点前がはじまります。

(お点前の写真が撮れなかったので下の写真1枚だけは別の日です。)

お茶を飲む前にお隣の方に「おさきに」と挨拶をしていただきます。

お茶をいただいたらお茶碗をお返しします。

最後に、棗と茶杓の拝見を正客はお願いします。

棗と茶杓の拝見が終わったら正客が亭主にお返します。

最後に、正客が棗と茶杓のことをおたずねして終了です。

お客様の作法の練習が終わったらサロンに移動しお茶の点て方の練習です。

この教室ではお点前は練習しませんが、

自宅で抹茶を楽しんでもらえるよう点て方は練習します。

この時もお菓子をご用意しています。

お茶碗にお茶を入れます。

柄杓で釜のお湯を注ぎます。

お湯を入れたら茶筅でお茶を点てます。

最初は茶筅を振るのになれていないので苦戦されますが、

回を重ねると綺麗に点てられるようになります。

綺麗に点てられました。

上手になってきたら自分で点てたのを他の方に飲んでいただきます。

慣れない間は、必要以上に茶筅を振ってしまい苦みが出てしまうので自分で飲んでいただきます。

今回のお菓子は、

都の春

たちばな製

でした。

お客様の作法の練習が終わったら後半の1時間は抹茶の点て方練習と、

毎回テーマを変えての日本文化についての座学の時間です。

今回は「茶懐石」についてお話しました。

教室の目的

・お客様の作法を習得し、お茶会を楽しめるようになること。

・茶道を通して日本の文化を総体的に知ること。

カリキュラムを元に月1回のお稽古で、

効率的にお勉強できるよう工夫しています。

初心者を対象にした茶道教室です。

お茶に興味のある方、

日本の文化に興味がある方、

お気軽にご参加お待ちしています。

関連イベント

茶道の道具の購入はこちらより

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

令和4年3月『春の室礼と道具の勉強会』を開催しました。

令和4年3月10、11日『春の室礼と道具の勉強会』をオフィスエムサロンにて開催しました。

この勉強会は年2回開催しています。

2月は節句について、11月は正月と祝いについてをテーマに

室礼と道具を見ていただきます。

講師

松村 篤史(室礼師)

和室では、

お茶の道具組から掛軸や花入れ、茶碗、棗の見方や意味などを解説いたしました。

ギャラリースペースでは、

「掛軸」「茶懐石の器」「盆飾り」「土器の花入れ」のテーマごとに展示しました。

掛軸

年代の違う和歌の色紙や日本画

茶懐石の器

おひな様の盆飾り

小物色々

土器に花

現代の生活空間での床間室礼

次回の勉強会はこちらより。

室礼道具のご購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai

松村 篤史(室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型

高校卒業後ロンドンに約2年留学

帰国後、山荘無量塔の故藤林社長に出会い旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自のスタイルを確立。35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。

室礼/実績報告

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室礼師 松村へのお仕事のご依頼はこちらより承ります。

http://officeemu.jp/cycle/

出張講座

出張講座/実績報告

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日本家屋探訪/野田市兵衛商店

野田市兵衛商店さんは1878年(明治11年)馬具商として創業

時代の変化と共に変革を行い2018年には創業140周年を迎えた熊本の老舗企業です。

本社は築百年を越える木造建築で、

熊本地震で被災されたものの復旧工事をされました。

熊本市の景観形成建造物に指定されています。

今回、野田市兵衛商店さんのご協力

こちらの和室とカフェスペースにて、

『くまもと花博 開催記念/春のいけはな、室礼展』

Premium Tableのおもてなしとして開催いたします。

野田市兵衛商店さんの美しい床間

当日はカフェスペースにたてはなを、和室には春の室礼と盆飾り

室礼師松村が担当いたします。

お越しいただいたお客様には熊本の抹茶と和菓子をご用意いたします。

くまもと花博に行かれた際はお気軽にお立ち寄りください。

くまもと花博

https://kumaryokkafair.com/

くまもと花博インスタグラムにて告知されました。

https://www.instagram.com/p/CcW84G8OjhR/?utm_source=ig_web_copy_link

Premium Tableについて

https://premium-table.jp/

室礼師松村篤史について

室礼について。

室礼とは、、、

色々な見解がありますが、

ここでは室礼師 松村篤史の考えをまとめました。

室礼師 松村篤史について

室礼(しつらい)とは、平安時代寝殿を設える(しつらえる)という言葉から派生し

室町時代に床の間が出現し儀礼的な装飾をするようになり「室礼」という文字になりました。

室礼は下の写真のように神様にお供えする行為から派生しています。

室町時代に入り武家屋敷の様式である「書院造」が誕生。

床の間が出現します。

客を迎える部屋に作られました。

床の間には基本の要素として、

宗教画の掛軸と仏器の五具足(ごぐそく)が飾られました。

床の間の出現と千利休が大成した「わび茶」により、

室礼が宗教から少しづつもてなしの要素が強くなりました。

現代では茶の湯をはじめ、

旅館や料亭の床の間に季節の掛物と花をいけお客様へのもてなしとして継承されています。

※オフィスエムでは、生け花教室も行っております。

室礼のポイント

床の間は神聖な場所であること。

・掛軸が神・仏の象徴であること。

・下には香炉・蝋燭・花が室礼の基本要素。

室礼のお仕事、出張講座はこちら

床の間がない現代の生活における室礼の取り入れ方をご提案します。

室礼をする場所(お薦めの場所/玄関・リビング・本棚、、、)を見立てます。

床の間は神聖な場であることをふまえ

そこにある物を全て移動し綺麗に掃除をし清めます。

壁があれば季節のお軸や絵を飾りその下に台を置きます。

台の上に季節の花を添えれば完成です。

リビングやダイニングなどでのみたての室礼

室礼師松村オリジナル

「盆飾り」

床の間がなく壁もない場合、「盆」を床の間に見立てます。

盆の中に掛軸の代わりに季節の置物と花をいけ、

神に祈る気持ちがあれば室礼と同じ行為です。

是非、皆さんもご自宅で実践してみてください。

ご購入はこちらから

稲飾り/大 / ¥3,850
稲飾り 2点セット / ¥3,520
敷板 Aタイプ / ¥14,300

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室礼をする上で大切にしたいこと

年中行事(祈り、感謝)

年中行事は国土安泰、五穀豊穣、無病息災を神様、ご先祖様に祈り

人間は自然の生命の一部であり、自然のおかげで生かされているという感謝することです。

そしてその行事から日本文化は育まれ形成されてきました。

五節句とは、、、

五節句の「節」というのは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。

定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになりました。

一月七日 人日(じんじつ)の節句(七草の節句)

一月七日の朝に春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の入った七草粥を作りその一年の無病息災を願って食べます。

三月三日 上巳(じょうみ)の節句(桃の節句)

誕生した女児を祝福し、健やかな成長を願う、親から子、孫への愛情の節句。

雛人形を飾り、菱餅や桃の花も添えて、ちらし寿司や、白酒などで宴を催します。

五月五日 端午の節句(菖蒲の節句)

誕生した男児を祝福し、健やかな成長を願う、親から子、孫への愛情の節句。

鎧兜や人形を飾り、鯉のぼりを掲揚して、粽や柏餅に菖蒲の花を添えて宴を催します。

七月七日 七夕の節句(笹竹の節句)

日本古来の豊作を祈る祭りに、女性が針仕事などの上達を願う中国伝来の行事などが習合したものと考えられています。

九月九日 重陽の節句(菊の節句)

中国から伝わった重陽節が江戸時代に入り五節句の一つとなり庶民の間にも広まりました。

菊酒を飲み、菊の被綿(きせわた)に溜まった露で体を拭い健康と長寿を願います。

お彼岸

春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、

それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、

これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、

自らもいつか迷いのない此岸に到達できるよう願ったのです。

お墓、仏壇にぼた餅、おはぎをお供えする。

お盆(新暦7月15日、旧暦8月15日)

お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられ、

ご先祖様を1年に1回、家にお迎えしともにひと時を過ごして、

ご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養する。

道具組について

掛軸、花器、花など道具の組み合わせで色々な表現を室礼ではすることができます。

こちらではテーマに合わせた道具組をご紹介します。

テーマ 「お盆」

掛軸

京都の五山送り火(ござんのおくりび)

お盆の時期に彼岸へ祖先の霊を送る送り火として行われるお盆の行事の一つ。

掛軸は生地の組み合わせで雰囲気が変わるのが魅力の一つです。

季節の色紙色々

昔の日本人は季節を楽しんでいた証です。

この色紙は12か月それぞれの月にちなんだ絵が描かれ箱にまとめられており

室礼の道具としてとても便利でおすすめです。

鬼灯(ほおずき)

鬼灯はふっくらした提灯のような形と炎の様なオレンジ色から、

お盆に帰ってくるご先祖様や精霊が迷わずに帰って来れるように

灯りとしての道しるべになる様に見立てられ、仏壇や盆棚、精霊棚に飾られます。

テーマ「 収穫の秋、お月様に感謝を込めて 」

秋と言えば中秋の名月。

日本人は月を神様と考え秋に収穫したものをお供し感謝をしました。

秋の室礼では、月・兔・団子・秋野菜がキーワードで想像を膨らませます。

秋室礼の出張講座より

テーマ 「 お正月 」

室礼師松村がこれまでに担当をした旅館の室礼をご紹介します。

写真の右側に置いている黄色い柑橘は「仏手柑」です。

仏の手に見えることが由来で

とても珍しい果物なのでおもてなしの室礼にオススメです。

コンクリートの壁が印象的なエントランス

ガラスのフラワーベースに、「松」「稲」だけで

シンプルな門松を室礼ました。

木のこずえに神が宿ると考えられ松は年神を家に迎え入れるための依り代という意味合いから

門松が玄関に飾られるようになりました。

稲は五穀豊穣を意味します。

日本人の原点は稲です。

松村の室礼では年間を通して稲を使います。

お正月では稲飾りをしめ縄にみたて

稲を白い奉書で巻いて、南天の実を合わせることで紅白としめでたさを表現しています。

室礼師松村による

室礼のお仕事、出張講座について

室礼師 松村は直接現場にて床の間をはじめ様々な場所の室礼をご提案いたします。

また、室礼についての出張講座(レクチャー、デモンストレーション)も承っております。

旅館には日本の文化を体験できる場所として世界中からお客様がいらっしゃいます。

しかし、国際化が進み日本文化が忘れ去られ旅館業界でも同じことがおこっています。

床の間をきっかけに、もう一度日本の文化を見直し旅館のあり方を考えてみるのはいかがでしょうか?

室礼/実績報告

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室礼師 松村へのお仕事のご依頼はこちらより承ります。

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関連イベント情報

季節の室礼教室

出張講座

出張講座/実績報告

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『心を通わせる茶道教室』について

「心を通わせる茶道教室」は、お茶を通じて着物・書・道具など日本文化全般を知り、楽しみながら学ぶ大人の教養講座です。

通常の教室は、お茶を点てるお点前が中心ですが、当教室では限られた時間で効率的に茶道を学んでいただくため、お客様側の作法をお稽古します。

この作法を学ぶことで、長い茶道の歴史のなかで培われた究極の会話術やコミュニケーション能力を鍛え、円滑な人間関係を構築するスキルを習得することができます。

お稽古の流れ

所要時間約2時間

10分 講師挨拶と内容説明

40分 実技

   茶室の入り方、抹茶の飲み方、道具の拝見、茶室内での会話、、、 

10分 休憩

30分 文化講座

   茶道の歴史、道具、料理、着物について

20分 抹茶の点て方体験

10分 質疑応答

   終了

よくあるご質問

Q,着物でなければ参加できませんか?

A,ほとんどの方がカジュアルな普段着でいらっしゃいます。

 もちろん、和服で数寄屋袋などを持ち込んで参加されてもOKです。

Q,道具を持っていないのですが、、、。

A,こちらでご準備しておりますので、手ぶらでお気軽にお越しください。

Q,初めてなので緊張してしまいそうです。

A,「心を通わせる茶道教室」には初心者の方も多くご参加されています。知識ゼロでも楽しんでいただけるお稽古を心がけておりますのでどうぞリラックスしてお越しください。

日時

第4水曜日(予約制)

1日3回やっていますのでご都合の良い時間をお選びいただけます。

*日程は変更になる月もあります。

参加費

1回/3,300円(税込み)

抹茶・四季折々のお菓子付き

*1回だけの参加も、継続しての受講も可能です。

ご予約はこちらより。

茶道具の購入はこちらより。

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茶道ってなに?

利休の名言に

「茶の湯とはただ湯を沸かして茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし」

という教えがあります。

お湯を沸かすといっても、

お湯の沸き始め、盛り、終わりで温度や味が変わります。

お茶を点てるのも、

抹茶とお湯の割合で味が変わります。

その日の気温や、お客様のお好みでお茶を点てるお湯の温度を調整します。

茶道とは、

茶碗に抹茶を入れ、湯を注ぎ、茶筅でお茶を点てお客様にお茶を一服差し上げることですが、、、

その行為の中に

亭主はお客様を思いやる心を込め、

お客様はその亭主の思いを汲み取り、

亭主と客が心を通わせることで人と人の絆を深める「和の社交場」です。

この回では、亭主と客が具体的に心を通わせる代表的な5つの要素をご紹介します。

その① 

床の間は亭主からの第一メッセージ

お客様は茶室に入ると最初に床の間を拝見します。

床の間には、掛軸と季節の花がいけられいます。

茶会には、

招待されたお客様のお祝いの会であったり、

何かしらの亭主の思いが込められており、

それを最初に表現されるのが掛軸です。

その②

お客様に心をこめる茶道具

季節によって釜の位置が変わります。

春、夏の暑い時期は風炉にすることでお客様から火を遠くに置きます。

逆に、秋や冬の寒い時期は炉にすることでお客様に火を近づけます。

同じように、

茶碗の口の広さも季節によって変わります。

寒い季節は冷めづらいように口の狭いものを選びます。

暑い季節は口が広くなります。

夏にはガラスの茶碗で涼を演出したりもします。

茶道の見せ場の1つに釜の蓋を開ける時に出る湯気です。

風炉の釜は口が小さく、

炉の釜の口は大きく湯気が沢山みせることで温かさを演出します。

このように、道具には亭主のもてなしや思いが込められています。

その③

客と亭主の息づかい

茶室に入るとまず最初に床の間を拝見します。

あまり長く拝見していると亭主を待たせることになりますが、

さっさとしてしまうと亭主はお好みではなかったのかな?と心配になってしまいます。

お点前のテンポですが、

お茶を点てるまでは丁寧に少しゆっくりしますが、

片付けまでゆっくりしてしまうとお客様も疲れてしまいますので

片付けからは気持ちテンポを速くします。

お客様は神様ではありません。

客と亭主は平等です。

その④

呼ばれたら呼び返す

「呼ばれたら呼び返す」と言うと少し恐怖を感じますが、、、

そうゆうことではなく、

茶の湯とは本来プライベートのティーパーティーのようなものです。

誘われるだけでなく、お誘いをすることで人と人の絆が強まり、より心のこもったもてなしをすることができます。

茶室でお点前をしなくても、

ご自宅にご招待して、

お気に入りの器で美味しい和菓子と抹茶をテーブルに出すだけでも思いは込められます。

自分でできることを工夫することが大切です。

そして、お客様は既成の概念ではなく心で受け止め決してケチを付けてはいけません。

「心を通わせる茶道教室」では、

ご自宅で抹茶が出せるように点てる練習をします。

ご家族やお友達に抹茶を出しましょう。

その⑤

茶事は究極のおもてなし

茶事はお茶だけでなく食事も出てくる究極のおもてなしです。

茶会と言えば、お点前を拝見してお茶を一服いただくのが一般的なイメージだと思います。

茶会で出される泡立てられた抹茶は薄茶(うすちゃ)です。

茶事では濃茶(こいちゃ)が出されます。

濃茶は、抹茶を薄茶の倍の量を入れ少量のお湯で練ったものです。

千利休の時代お茶と言えば濃茶でした。

茶事では、

まずお湯を沸かすために炭点前をします。

湯が沸く間に茶懐石をいただきます。

食事が終わるころにちょうど湯が沸きますので、

最初に濃茶、次に薄茶をいただいて終了です。

炭の火を見ると心がホッとします。

茶懐石は日本料理の原点です。

茶事にはお客様をもてなす様々な仕掛けがあります。

道具も沢山必要ですし、準備も大変ですので

茶道をお稽古されている人にとっても貴重な会です。

オフィスエムでは初心者でも楽しめる茶事を企画していますので安心してご参加ください。

茶道とは、

亭主がお客様をもてなし

お客様はその心を汲み取り心を通わせることです。

抹茶が点てられれば誰でもできます!!

有名な道具、立派な茶室などがあっても、もてなしの心がなければ意味がありません。

あれがダメ、これがダメではなく

ポジティブシンキングで、

あれイイね!!、これイイね!!

で茶の湯を楽しめる場を作っていきたいと思っています。

関連イベント

「心を通わせる茶道教室」

「本格的な茶事を体験する会」

オンラインショップ

自宅でお抹茶一式セット

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座学/茶事の流れ

「茶道ってなに?」で簡単に説明をしました「茶事」について詳しく解説します。

茶事とは、、、

茶事はお茶だけでなく食事も出てくる究極のおもてなしです。

茶会と言えば、お点前を拝見してお茶を一服いただくのが一般的なイメージだと思います。

茶会で出される泡立てられた抹茶は薄茶(うすちゃ)です。

茶事では濃茶(こいちゃ)が出されます。

濃茶は、抹茶を薄茶の倍の量を入れ少量のお湯で練ったものです。

千利休の時代お茶と言えば濃茶でした。

茶事では、

まずお湯を沸かすために炭点前をします。

湯が沸く間に茶懐石をいただきます。

食事が終わるころにちょうど湯が沸きますので、

最初に濃茶、次に薄茶をいただいて終了です。

炭の火を見ると心がホッとします。

茶懐石は日本料理の原点です。

茶事にはお客様をもてなす様々な仕掛けがあります。

それでは具体的に茶事の流れをご説明します。

事前にご案内状が届きます。

茶事は今でいうホームパーティーのようなものです。

申し込むものではなく招待されるものという認識をもってください。

当日は直接茶室に入るのではなく、

まず待合という部屋で荷物をまとめご一緒する方にご挨拶をし茶室に入る準備をします。

準備ができたら腰掛という庭にある東屋に移動し亭主のお迎えを待ちます。

亭主のお迎えがあったら一人ずつ茶室に入ります。

最初にお湯を沸かすために亭主が炭を入れます。

これを炭点前といいます。

炭点前が終わったらお湯が沸くまで時間がかかりますのでその間に懐石が出てきます。

懐石が終わったらお菓子がでてきますのでそれを食べたら一度部屋を出て腰掛で一息つきます。

お客様が茶室を出たら、亭主は掛け軸を外し掛花入れに花をいけ床の間の模様替えをします。

銅鑼の音が聞こえたら入室の合図です。

もう一度茶室に入ります。

炭もおこり、湯が沸いていますのでここから濃茶のお点前です。

濃茶は厳粛なものなのであまり話はせず静かにお点前を拝見します。

濃茶が終わったらお薄です。

お薄は濃茶とは違ってお気楽にということで場も和み客も亭主も会話を楽しみながらリラックスした雰囲気でお茶をいただきます。

茶室から出る時に亭主がお見送りをし終了となります。

お茶はただ飲むだけでなく、部屋を出入りしたり、小間から大広間に移動したり色々な道具や料理、仕掛けでお客様をもてなすことができます。

客人はその亭主の思いを汲み取り心を通わせることが茶道です。

お点前ができても、掛軸の意味や道具の知識、洗練された言語能力があってはじめて茶事が成立します。

これは、会合や商談も同じではないでしょうか?

仕事に対する深い知識、知性のある会話によってお客様から信頼を獲得し円滑に商談を進めることができます。

茶事を非現実と思わず、アフタヌーンティーのような身近なお茶、食事の時間ととらえると、茶道の洗練された作法はきっと仕事、暮らしにも良い影響を与えてくれるはずです。

本格的な茶事を体験する会

心を通わせる茶道教室

茶室のお洒落

数寄屋袋/SUKI

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茶道具のご購入はこちらより。

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座学/茶の湯の道具

茶道では普段使わない道具が色々出てきます。

この回では、基本となる道具についてご説明します。

上の写真が基本の道具です。

まずは向かって左側の1番大きな道具が「釜」です。

釜がのっている下の部分を「風炉(ふろ)」です。

中に灰、炭を入れて湯を沸かします。

鉄で湯を沸かすとまろやかで美味しくなります。

右側の釜の次に多きい道具は「水指」です。

釜のお湯を足すときに使います。

次にお茶を点てるために使う道具をご紹介します。

向かって左側の赤と黒の塗の道具は「棗(なつめ)」です。

棗は抹茶入れです。

色々な形や蒔絵が施されたり可愛らしいものが沢山あります。

棗の上にのっているのが「茶杓(ちゃしゃく)」です。

抹茶を棗から茶碗に入れるスプーンのようなものです。

最後に右側にあるのが「茶筅」です。

抹茶を泡立てます。

穂先が80本や100本などがあります。

お点前をしないと知ることがない道具達ですが、、、

左の道具から、下は「蓋置(ふたおき)」、上は「柄杓(ひしゃく)」といいます。

蓋置は柄杓をのせたり、釜の蓋をのせたりします。

柄杓は釜の湯や水指の水をくむ道具です。

柄杓の素材は竹ですが、

蓋置は竹や焼物など色々な素材や形がありユニークな小道具といった立ち位置です。

右側は「建水(けんすい)」「こぼし」と言います。

茶碗に入れたお湯や水を捨てる器です。

最後に一番大切なのが「茶碗」です。

楽焼、萩焼、唐津焼など多種多様です。

その日の会の趣向や、気分に合わせてお茶碗を選ぶのは楽しいものです。

さあ、皆さんは今日はどんな気分ですか?

前回は床の間の3要素をご紹介しました。

茶の湯は、道具の組合せに亭主のメッセージが込められており、

客はその思いを受け止め「心を通わせる」のが醍醐味です。

道具の価値や金額ではなく、

亭主の思いを伝えることが大切です。

お茶会では、

どんな思いで亭主の方が道具組をされたのか想像しながらお茶をいただいてください。

< 自分をもてなす >

和菓子は季節によって様々な種類があります。

抹茶は近年、京都だけでなく地域ごとの個性豊かな抹茶が販売されるようになりました。

その日の気分でお茶碗と菓子器を選び

抹茶と季節の和菓子

まずは自分自身をもてなすのはいかがでしょうか?

関連イベント

「心を通わせる茶道教室」

オンラインショップ

自宅でお抹茶一式セット

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座学/床間とは、、、

床の間では、掛軸・花入れ・敷板が基本の道具です。

今回は簡単な床の間の説明と、

これら3つの道具についてご説明します。

床の間とは、、、

床の間(とこのま)とは、日本の住宅のうち格式を高めた客間などに設けられる一定の空間。

正しくは「床(とこ)」で、「床の間」は俗称とされる。

ハレの空間である客間の一角に造られ、床柱、床框などで構成されている。

掛け軸や活けた花などを飾る場所である。

ウィキペディアより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%8A%E3%81%AE%E9%96%93

掛軸

掛軸は中国で北宋時代にはじまり、日本には飛鳥時代(約1000年前)に伝わりました。

茶の湯の流行と共に掛軸も一般にまで広がり、

来客者、季節、昼夜の時間を考慮して掛軸を取り替える習慣が生まれた。

掛軸の種類は、仏画、水墨画、墨蹟(禅僧の書)、古筆(平安~鎌倉時代の美しいかな書)など多種多様です。

現代では、暮らしの中で季節を楽しむ道具として、

床の間だけでなく、リビング・玄関などに飾られ楽しまれています。

ホストの思いをゲストに伝え、先人の想いを子孫に伝え、日本人の長い歴史に培われた「美」を表現する大切なお道具です。

花器

掛軸は仏教が発祥なので、花器も仏器である古銅との相性が良いです。

茶の湯の世界で様々な物を花器として使うようになり

現在では暮らしの楽しみとして、竹籠・磁器・陶器などがあります。

敷板

ほとんど注目されることがない悲しい道具ですが、じつは道具の組合せのアクセントとしてとても良い仕事をします。

本来の目的は畳を傷めないために花器の下に敷きます。

籠の花入は中に水を入れる受筒があるので籠そのものが、敷板の代わりをすることになので敷く必要がありません。

それでは具体的に床の間に室礼をしていきましょう。

まずは掛軸をかけます。

掛軸を掛けたら花器と敷板をセットします。

同じ花器でも敷板を変えると雰囲気がかわります。

あなたはどちらがお好きですか?

さあ、最後にお花を入れますが床の間は花を見せるための場所ではないことを認識してください。

ポイントは床の間・掛軸・花器それぞれが活かしあうように全体のバランスを考え、

花は最後に添える気持ちで控えめにいれましょう。

それでは最後に道具を組み替えて床の間の室礼をやってみます。

道具の組合せのよって雰囲気が変わるのをお楽しみください。

花と花器はそのままで掛軸だけ変えてみます。

時代物のお雛様の掛軸です。

掛軸だけでなく額装を合せるとミスマッチでお洒落になります。

次に器・敷板です。

花は同じでも器と敷板の組合せで表情がかわります。

床の間は季節ごとに掛軸を掛け替え、野の花を活け四季を楽しむ場所です。

あまり難しいことは考えず、お好きな掛軸・花器・敷板と季節の花をいけ床の間の暮らしをお楽しみください。

室礼の道具、花のうつわなどはオンラインショップでご購入いただけます。

何もお持ちでない方は、

まず花器・敷板を揃えられ花を日々いけることからはじめてみてはいかがでしょうか?

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<関連教室・イベント>

心を通わせる茶道教室@須屋

季節の室礼と道具の勉強会

筆者

オフィスエム代表/室礼師

松村篤史

座学/室礼の道具について

この回では室礼に使用する道具について解説します。

室礼についてはこちらをご覧ください。

上の写真2点が室礼の基本です。

床の間に

①軸 ②季節の花 ③調度品

の大きく3つの要素から構成されています。

それではこれら3つの要素について説明していきます。

①軸について

室礼をする時まず決めるのが掛軸です。

掛軸で室礼のテーマを表現します。

茶会では僧侶が書いた墨蹟を飾りますが、

自宅や料亭ではおもてなしとして季節の日本画や文字を掛けるます。

掛軸を楽しむポイントですが、

一番重要なのは本紙と言われる作品の部分ですが、、、

掛軸には名物裂と言われる古い貴重な生地や、

和紙や更紗など様々な生地を使われていますので注意して見てみてください。

この掛軸が縦に長く色々な文字がテンポよく書かれているのが魅力的です。

春のお野菜「豌豆」の絵です。

蔦のと花のが素敵ですね。

お正月が終わると少しづつ春を感じる物があるとお客様は喜ばれます。

この頃から桜や梅の掛軸を掛けます。

次に②季節の花です。

花をいけるにはまず花器が必要です。

また、畳を傷めないために花台を敷くのが基本です。

同じ花材でも花器を変えると雰囲気が変わります。

上は古道、下はローマングラスを模したイタリアの硝子です。

足つきの台に見立てで木製の器に枯蓮をいけました。

韓国の古い燭台を花台に見立てて。

最後に③調度品です。

基本は三具足(香炉・燭台・花)なので燭台や香炉を置くのが基本ですが、

茶道では花と逆側に香合を置きます。

調度品を組み合わせることで床の間が煌びやかになります。

お正月と言えば鏡餅。

丸い三宝に奉書を敷いて木製の鏡餅を置きました。

こちらの鏡餅は硝子です。

下は秋のお月見の室礼です。

三宝は、室礼で神様へのお供えとして餅や野菜などをのせる道具です。

神社や神棚で使用しますが、室礼でもよく使用しますので1つお持ちになっていると便利です。

オフィスエムでは床の間がない現代の生活空間での室礼の提案として

棚やお盆に季節の花と調度品を組み合わせる盆飾りをご提案しています。

見立てのススメ

このように棚やお盆を床の間を見立て季節を楽しむのはいかがでしょうか?

日本には正月をはじめ、桃の節句や端午の節句など1年の節目を祝う習慣があります。

室礼を通して日本古来の暮らしをお楽しみにください。

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簡単、抹茶の点て方を教えます。

抹茶は茶筅があれば簡単に点てることができます。

抹茶の点て方をまとめましたので

ご自宅でお好きなお菓子と一緒に抹茶時間をお楽しみください。

それでは抹茶の点て方をご説明します。

まずは抹茶とお湯の量ですが、

お茶のお稽古ではよく

茶杓2杯、柄杓軽く1杯などといいますが分かりつらいので

基本(抹茶2g、お湯80㎖)と設定します。

① お茶碗に抹茶を入れます。

ちょっとひと手間

冬など寒い時期はお茶碗が冷えています。

まず抹茶を入れる前に一度お湯を入れて器を温めるとお湯が冷めにくくなります。

② お湯を入れます。

③ さあ、茶筅で抹茶を点てます。

アドバイス

茶筅を前後に動かすだけですが、

最初は手首が動きつらいのでお茶碗にお湯だけを入れて茶筅を振る練習をします。

④ できあがり

ポイント

抹茶が点ったら茶筅を少し浮かせて同じように前後に振り

大きな泡をつぶすことで舌触りが良くなります。

好きな器やお菓子とご一緒に。

アドバイス

抹茶とお湯の割合を変えてお好みの濃さに調整しましょう。

熱湯がお茶は点ちやすいですが、

その日の気候やお客さまのお好みに合わせてお湯の温度を調整しましょう。

さあ、お抹茶時間をお楽しみください!!

『自宅でお抹茶一式セット』のご購入はこちらより。

大人気の『着物で茶道教室』

密かに人気の教室です。

毎月開催の茶道教室に合わせて

お稽古の前に着付の先生とお着物を着る練習をしたあと

そのままお着物でお茶のお稽古をします。

1つで2つのことが学べるお得な教室です。

『着物で茶道教室』のお申込はこちらより

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大人の教養を身につける茶道教室

茶道は一杯のお茶を愉しむために

ホストは、

床を室礼、道具を組み合わせ、お菓子や食事を用意しゲストをもてなします。

ゲストは、

床の室礼や道具でホストの趣向を汲み取り室礼やお料理の感想、

道具の質問をし会話を通してホストと心を通わせます。

ゲストに道具や料理、掛軸、花などすべてのことに知識がないと茶道は成り立ちません。

現代のもてなしの場ではゲストが神様ですが、

茶道ではホストもゲストも対等でお互いが教養を身につけ努力することが求められています。

これは人生も同じではないでしょうか?

相手のことを思いやり、

相手もその気持ちを汲み取ることで

良好な関係性が構築され絆が生まれます。

オフィスエムではまず茶道教室を皆さまにお勧めしています。

茶道は日本の総合芸術です。

茶道を学ぶことで

日本文化の全体を知り

教養と社交性を身に付けることで、

人生を心豊かに幸せに送ることができるからです。

オフィスエムの茶道教室は、

現代のライフスタイルに合わせ一回ごとの完結型ですので

単発での受講が可能です。

初心者を対象にしていますので

お気軽にお時間がある時にご参加お待ちしております!!

心を通わせる茶道教室のお申込はこちらより。

関連イベント

本格的な茶事を体験する。@久留米城跡 有馬記念館

日本のうつわ 漆器編

 

 

漆は英語でJAPANと言われています。

 

15世紀の南蛮貿易、17世紀の東インド会社、1900年に開催されたパリ万国博覧会で日本の美術品や工芸品がヨーロッパに渡りました。

その時に特に評価されたのが漆であったことから日本の代名詞・愛称といして漆のことをJAPANと呼ばれるようになったそうです。

 

平安時代に上質な漆器が貴族の日常食器や容器として使われるようになり各地の産業として漆は重要な地位を占めるようになりました。

江戸時代には会津藩や加賀藩、津軽藩など、農作物が育ちにくい北国において産業育成のために力を入れて開発されました。

 

現代でも京都をはじめ石川県や福島県など全国で漆器は作り続けられています。

 

 

 

 

上の2点は安比塗(岩手県)の汁椀

3点目は匙屋(大分県)の子供用汁椀

 

漆器は生地に漆(うるし)の樹脂を塗ったモノです。

漆は乾燥して固まるとたいへん強靱で、熱にも湿気にも強く、また酸性やアルカリ性にも耐性が在ります。

 

漆器の魅力は機能が優れているだけではなく

口に触れた時の繊細な舌触り、使い続けて出てくる艶は時を重ねた芸術品です。

 

 

 

 

 

漆器のもう一つの魅力は「かたち」です。

 

伝統的な漆器の産地では漆器の生地を掘る職人と漆を塗る職人は別々です。

高度な技術で掘られた器は滑らかなフォルム、

椿皿や片口など日本独特の器の様式は暮らしの食器ではなく木の彫刻です。

 

 

 

 

 

そしてこれぞJAPANと言わしめたのが「蒔絵(まきえ)」です。

 

若い頃、お正月やお祝いの時に出てきた蒔絵の器は豪華すぎて苦手でした。

しかし年を重ねふと古い蒔絵のお皿に出会いました。

それが上のお皿です。

 

 

漆黒に繊細に描かれた金の蒔絵。

松の幹には贅沢に厚く塗られた金。

何と品があり美しいのでしょう。

一目惚れでした。

 

 

安比塗の汁椀は毎朝お味噌汁の時に登場します。

椿皿は和菓子やケーキなどをのせています。

蒔絵のお皿は干菓子をのせたり、秋の月夜やお正月にお軸の代わりとして室礼に使ったりもします。

 

 

 

日本のうつわは機能性だけではなく

時を重ね洗練されたフォルム

卓越した職人・アーティストが生み出す価値ある芸術ではないでしょうか。

 

 

 

 

次回は「日本のうつわ 陶器編」です。

お楽しみに!!

 

 

 

 

オンラインショップでは

「価値を所有する」をキーワードに

作品そのものが後の歴史となり価値あるモノになる

そんなアーティスト・作品をご紹介しています。

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日本のうつわ 陶器編

 

 

日本のやきものは、陶器と磁器2種類があります。

まずは大まかな違いをご説明した後に陶器についてお話いたします。

 

 

 

原材料の違い

陶器
「土もの」とも呼ばれるように、陶土と呼ばれる粘土が原材料です。

ひび割れが起きやすいため、ガラスの材料となる珪石(けいせき)や長石を混ぜて使います。

 

磁器
こちらは「石もの」と呼ばれ、原材料は石英や長石などの陶石です。

これらを粉砕して粉にし、粘土と混ぜて使います。

 

 

 

焼き方の違い

焼く工程における違いは主に2つあります。

(1)温度

陶器:800~1250℃
磁器:1200~1400℃

 

(2)焼く方法

酸化焼成
窯内に酸素を十分に取り込んで、徐々に温度を上げ青白い炎で焼きます。

 

還元焼成
窯内の空気の流れを遮断して、不完全燃焼の状態で焼きます。
赤黒い炎で一酸化炭素を発生し、黒い煙が出ることも。
燃料の種類や供給のタイミングが難しいため、高度な技術が必要です。

 

陶器は酸化焼成と還元焼成のどちらでも焼くことができ、磁器は還元焼成のみです。

 

 

 

陶器は素地の隙間が大きいため空気が入りやすくなります。

その結果、空気の層が熱を伝えにくくするため、熱いものを注いでもゆっくり温まる、一度温まると冷めにくい特徴を持っています。

また、水が腐りづらく特に夏など花のうつわに最適です。

 

 

陶器の最大の魅力は何と言っても「土そのものの表情と釉薬表現」です。

 

 

 

 

 

まずは「土」の魅力です。

 

写真1枚目は備前焼、大桐大氏の作品です。

手前は素地に火襷(ひだすき)が出ており備前らしい風合いです。

 

2,3枚目の写真は信楽焼、武田浪氏の作品です。

丸皿は信楽の土ですが、徳利は琵琶湖の周りで自身で掘り生成したオリジナルの土で鬼ヶ島という名がついています。

 

このように、有名な備前・信楽・丹波など以外の土も使われておりそれぞれに特徴があります。

 

 

 

 

 

 

次に「釉薬」(ゆうやく)です。

 

釉薬とは、原料の粘土などを成型後表面にかける薬品のことで「うわぐすり」とも呼ばれ、焼くことでガラス状になり器の表面をコーティングする。

材料は種類によって異なりますが、代表的なものに灰釉(はいゆう・かいゆう)があります。これは草木の灰と、長石などの砕いた土石類を水で熔いたものです。

釉薬は素焼きの後に施釉(せゆう:釉薬を塗ること)します。本焼きをすると釉薬が高温で熔けて、陶磁器の表面でガラス質になります。

 

写真1枚目は一道窯(熊本県)の三島手の向付です。

2枚目は鹿田焼、坂本創作

3枚目は唐津焼、藤ノ木土平作の朝鮮唐津です。

 

 

 

日本のうつわは他の国のうつわと違い

土の素材、色、形の種類が豊富です。

 

 

オフィスエムでは日本のうつわに慣れていまい方のために暮らしで使いやすいうつわを「Black&Whiteシリーズ」として陶芸家齊藤博之氏と共同で企画販売をしています。こちらのオンラインショップにて購入いただけますので是非ご自宅でも日本のうつわをお楽しみください!!

 

初めての和食器 Black&White

 

 

 

日本のうつわ 磁器と硝子編

 

 

日本のうつわについてこれまで

漆器、陶器について書いてきました。

おさらいとしてリンクを貼りますのでご覧ください。

 

 

 

日本のうつわ 漆器編

日本のうつわ 陶器編

 

 

 

今回は最終編「磁器と硝子」についてです。

 

古伊万里 染付網目 向付

 

陶器の起源は古く原始時代の土器から始まりますが、

磁器が発明されたのは比較的遅く、北宋(960~1126)の景徳皇帝の時代(=景徳年間と称す1004~1007)ころと言われています。

磁器については「陶器編」で素材や焼き方、釉薬について一緒に書いていますのでそちらをご覧ください!!

 

 

 

 

島田真平作 夏茶碗

 

アンティークバカラ(フランス)

 

さて硝子ですが、日本のガラス工芸は海外に開かれていた長崎に始まり、大阪、京都、江戸、薩摩へと広がっていきました。

日本を代表するガラス工芸は、「吹きガラス」の技法を使ったものと、「カット技術」を活かしたものに分かれます。

切子の代表的なものは「江戸切子(東京)」「薩摩切子(鹿児島)」「天満切子(大阪)」です。

日本の吹きガラスは、世界に注目されるほど高い技術を誇ります。江戸時代から続く技術を受け継いでいる代表的な産地が「肥前びーどろ」(佐賀)と「琉球ガラス」(沖縄)です。

 

 

 

 

磁器のうつわは、透明性があり白の美しさが印象的で暑い夏に爽やかさを与えてくれます。

また染付、赤絵など絵付けが特徴で産地や作家によって様々な個性があるのが魅力です。

 

磁器のうつわを愛でる時は、磁器ならではの白の美しさと絵付けの表情を見るのはいかがでしょうか。

 

 

古伊万里 芙蓉手 豆皿

 

古伊万里 赤絵 豆皿

 

リモージュ(フランス)

 

 

 

オフィスエムおすすめ

「日本のうつわ」のご購入はこちらより

オンラインショップ|価値を所有する

 

 

林竜馬さん(アートコーディネーター)から観た茶道教室

 

 

林竜馬さんはNYの芸大を卒業され現在は熊本を中心に現代アートのイベント・企画展などを主催するアートコーディネーターです。

 

林竜馬 https://www.facebook.com/profile.php?id=100010602992815&epa=SEARCH_BOX

 

 

 

 

現代アートは目に見える現象の中にある見えない概念、哲学をアートいう手段で表現しており、日本文化の見えない世界への敬意など非常に共通しているところがあると感じています。

 

侘茶を大成した千利休もその時代の現代アーティストであったのではないでしょうか?

 

時代と共に変化する、常識・非常識。

 

そこで古の現代アートであった、茶道が現代においてどのように観えているのか竜馬さんに茶道教室を撮影しながら観じたことをレポートにしていただきました。

 

 

 

 

ここからは竜馬さんのレポートです。

題して『 Ryuma’s Eye vol.1 』

 

オフィスエム主催の茶道教室での撮影と共に僕が感じた事も書いて欲しいという、ありがたい仕事のオファーを頂いた。

 

ただ、感想といっても、茶道からは学ぶことや気付きが多すぎるので、数回に分けて書いてみようかと思う。

 

さて、僕自身が元々武道を生業にしようとしていた時期があったので、「道」のつくものに接すると、どうしても武道的視点で考えてしまう癖があるのだが、撮影しながら武道や茶道、華道などにも共通するであろう「型・形」の重要性を改めて考えさせられた。

 

茶道でも武道でも、初心者はまず不自然なほど「型・形」を意識させられる。

 

普段僕達が自然にこなしていると思っている立ったり座ったりの動作から、モノを持つ仕草の一つ一つにまで、いちいち細かく「型・形」があり、決まりがある。

それらの「型・形」を半強制的に意識させられると途端に、普通に歩くことすらぎこちなく、不自然になる経験をする。

「あれ?歩く時は右足からだったっけ?左足からだったっけ?」「ん?お茶碗って右手で持ってたっけ?左手で持ってたっけ?」てな具合。

 

そもそも自然に振る舞う、自然の動作、所作って何だろう?と考え始める。

その無意識だった日常の所作を、まずは意識し始めることが実はかなり重要なんだと思う。

 

茶道でも武道でも、そういった「型・形」から入り、それを何回も何回も反復させ身に付けさせるのは、自然な立ち振る舞いを身に付けさせる為というのが理由の一つにあるのだと僕は考えている。

 

鍛錬され研ぎ澄まされた自然の立ち振る舞いからは無駄が削ぎ落とされ美しさが香り立ち始める。

 

 

自然と共存する為の所作
自然に溶け込む為の所作

 

 

これらの所作を身に付ける為に一見不自然な「型・形」に一旦はめ込むという修練法に僕は武道とも通じる何かを茶道に感じた。

そしてこの「型・形」を忠実に守ることで次に出てくる「守破離」の概念。

それらまで書くと長くなるので、今回はここまでにして次に譲りたい。

 

 

このオフィスエム茶道教室を撮影しながらの僕の学びや気付きについては更に今後も何回かに分けて投稿させてもらおうと思うが、この投稿の一部と撮った画像はオフィスエムのブログに載せていただけるらしい。

 

 

最後に、歌舞伎役者十八代目中村勘九郎も座右の銘としていた「型があるから型破り、型が無ければ形無し」という言葉を添えておく。

 

 

 

 

 

 

林竜馬さん(アートコーディネーター)から観た茶道教室vol.2

 

 

一寸先は闇。
明日は何が起こるかわからない現代社会はどことなく戦国時代にも共通している気がする。
そんな戦国時代の武将や侍、そして剣術使い達は何故戦いの中でも茶会を開き、茶を嗜んだのか。
一つ一つの所作の中に、激動の時代を生き抜いた先人達から脈々と受け継がれてきた、激動を生き抜く為のヒントが隠されている気がする。
こんな時代、こんな今だからこその茶道教室。
僕も写真撮影やブログで協力させて頂いています。
文化・芸術・食の普及活動を行っているoffece emuの茶道教室。
かしこまり過ぎず、和気藹々とした雰囲気なので初心者にオススメ。

林竜馬さんはNYの芸大を卒業され現在は熊本を中心に現代アートのイベント・企画展などを主催するアートコーディネーターです。

 

林竜馬

https://www.facebook.com/profile.php?id=100010602992815&epa=SEARCH_BOX

令和4年1月 着物でランチ会&初詣終了いたしました。

毎年恒例の「松囃子」

着物で初詣を兼ねて見に行きました。

12月の能楽塾でも解説しましたが、

この「松囃子」は神事として毎年1月5日に最初に北岡神社、

その後に藤崎八幡宮で奉納されます。

松囃子の前には、

熊本の老舗「洋食の橋本」名物のカレーランチをいただきました。

洋食の橋本

https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43000997/

次回は浴衣でお出かけしましょう。

『初心者のための能楽塾』のお申込はこちらより。

茶道教室 「祈る」ということ。

茶道では茶室に入ったらまず床の間の正面に座り頭を下げて掛軸を拝見します。

お茶は禅宗の創設者である栄西が中国からお茶の種と抹茶の製方を持ち帰ったことがきっかけでひろがり、仏教と茶道は深い関係があります。

掛軸には、喫茶去、一期一会、和敬静寂、日々是好日、、、など墨蹟と言われる禅宗の僧侶が書いた毛筆が掛けられます。

中国から発生したコロナウィルスが猛威を振るい世界中に不安を広めています。

文明社会が成熟し平和で快適な生活を送れているように感じられますが本当にそうでしょうか?

台風、地震、疫病など自然の力は人間ではどうすることもできないことが現代社会でも多々あります。

文明がなかった時代は神様に祈ることで害を逃れようとしていました。

もちろん迅速な新薬の開発、行政の対応は必要ですが

そこに「 祈る 」ということもこれからは必要ではないでしょうか。

茶道には言葉の力で仏の悟りを伝える役割があります。

もう一度人間の弱さを自覚し、頭を下げる謙虚な心を持ち、

茶道を通して見えない力を見直してみてはいかがでしょうか?

「心を通わせる茶道教室@下通」の教室風景

6月12,13,16,27日 茶道教室 / 初級 客の作法編

茶道教室「 清める 」

 

 

前回は、床の間に一礼し掛軸を拝見する作法から

「 祈る 」をテーマに頭を下げる謙虚な心について書きました。

 

 

今回は「 清める 」です。

 

 

お手前の中で茶杓と棗(抹茶を入れる器)を袱紗という絹の布で清めるところがあります。

 

これは汚いから拭くのではなく、清めるのです。

文明の理屈からみると不必要な行為であり、無駄、非効率です。

 

でも、本当に無駄でしょうか?

 

文明社会になりこの様な理屈にかなわないものは捨てさられ

特に日本文化は日本人が故意に捨てているように感じます。

 

これは日本が敗戦国となり西洋文明に強い憧れを今でも引きずっているからではないでしょうか?

 

戦後70年が経ち世界が狭くなり国際社会となった現代において

長い歴史と伝統が受け継がれている日本文化は世界的に高い評価を得ています。

 

残念ながら戦後欧米化が進み日本の文化や工芸は消え失せようとしています。

今、日本人がもう一度自国の文化の価値に目を向け守らなければ将来消滅してしまいます。

 

まずは日本の総合芸術である茶道を学び一緒に日本の文化を守りませんか?

 

 

 

 

オフィスエムでは文化・芸術・食の普及事業を展開しています。

オフィスエム企業理念

企業概要

https://officeemu.jp/1532/

 

https://officeemu.jp/1441/

 

 

喜多流特別公演「翁」を見に行ったきました。

江戸時代、『翁』は五穀豊穣・国家安穏を祈念する最重要な演目として新年に舞われていました。

今年は熊本縁の能楽師が勢揃いし、大濠公園能楽堂(福岡)で公演されるということで見に行ってきました。

12月に「初心者のための能楽塾」で飯冨先生に解説もしていただいてましたので更に楽しみが増しての当日でした。

大濠公園能楽堂は年間を通して能楽公演が開催されています。

翁の時は舞台にしめ縄が巻かれます。

大濠公園の近くにある護国神社に新年のお参りに行きました。

福岡と言えば梅枝餅。

「梅枝」という演目が能にあるそうです。

関連イベント

「初心者のための能楽塾」

「浴衣で薪能を見に行こう」/はじめての着物シリーズ

令和3年12月「初心者のための能楽塾」終了いたしました。

今回は北岡神社と藤崎八幡宮にて毎年1月5日に奉納されている『松囃子』と、

来年1月に大濠公園能楽堂(福岡市)で公演される『翁』について飯冨先生に解説いただきました。

熊本の能楽スケジュール

喜多流特別公演『翁』

チケット購入はこちらより。

座学/日本の風習としきたり 正月編

室礼、旅館、日本の中で『正月』は一番大切な日ではないでしょうか?

今回はあらためて『正月』とは何か考えて見ました。

正月のしきたりと風習

目的 「年神様」をお迎えし家に福を招く

12月13日 

正月事始め(お正月の準備を始める日)

・煤祓い(1年間の汚れを祓い清める/お掃除)

・松迎え(正月用の松を採りに行くこと、しめ縄作り)

・晴れ着の準備(下着や草履など新しくおろすならお正月)

・年賀状

・おせち

・餅つき(運を付く)

12月20日ごろ

冬至(1年で最も夜が長い日)

・柚子風呂(邪気を祓う)

・南瓜(無病息災/軒に吊るした保存食)

12月26~30日(29、31日はさける)

正月飾り

・門松(年神様を迎える道しるべ/常緑は生命力の象徴、神木)

・しめ縄(神事と俗事を区切る/邪除け)

・鏡餅(丸は魂を表し年神様が宿る場所)

12月31日

・年越し蕎麦(忙しい年用意/蕎麦のように長く長寿であるように)

・除夜の鐘(108の煩悩を祓う)

1月1日

正月

・初詣(除夜の鐘が鳴りやむ頃)

・お屠蘇(1年の邪気を祓い、長寿を願う)

・お節

(お重/福を重ねる、黒豆/邪気払いと、マメに勤勉に働けるように、数の子/子孫繁栄、田作り/イワシを肥料として使い田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願う)

・雑煮(大晦日の夜に年神様に供えた食物を下げてごった煮にし、神と人が一緒に食事をし霊力を得ると考えられていました。

1月7日

人日の節句(新春の祝い)

・七草粥(1年の無病息災/春の七草:せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)

1月11日

鏡開き

(室町時代からの風習/縁起をかつぎ「開く」という。/神様からエネルギーをいただく。)

1月15日

小正月(旧暦の1月15日は立春後の満月のこと)

・小豆粥(小豆の赤い色が邪気を払うと考えられ無病息災と五穀豊穣を祈る)

・餅花、繭玉(豊作を願う)

・どんど焼き(煙に乗って年神様が天上に帰ってゆく。/厄祓い)

どんどん焼で年神様をお見送りし正月は終了です!!

日本では、正月をはじめ季節の変わり目に神様・仏様に祈り感謝をすることで

厄を祓い、五穀豊穣願っていました。

これが五節句の起源です。

室礼を通し「祈り」を暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

五節句について。

関連イベント

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座学/日本の風習としきたり 五節句とお彼岸、お盆について

五節句は、

国土安泰、五穀豊穣、無病息災を神様に祈り、

人間は自然生命の一部であり、

自然のおかげで生かされていることに感謝する日です。

五節句の「節」というのは、

唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。

定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになりました。

日本でも年中行事として宮廷・幕府で決められ正式な儀礼となり、

日本文化を根幹を形成しました。

それでは五節句をご紹介します。

一月七日 人日(じんじつ)の節句(七草の節句)

一月七日の朝に春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の入った七草粥を作りその一年の無病息災を願って食べます。

三月三日 上巳(じょうみ)の節句(桃の節句)

誕生した女児を祝福し、健やかな成長を願う、親から子、孫への愛情の節句。

雛人形を飾り、菱餅や桃の花も添えて、ちらし寿司や、白酒などで宴を催します。

五月五日 端午の節句(菖蒲の節句)

誕生した男児を祝福し、健やかな成長を願う、親から子、孫への愛情の節句。

鎧兜や人形を飾り、鯉のぼりを掲揚して、粽や柏餅に菖蒲の花を添えて宴を催します。

七月七日 七夕の節句(笹竹の節句)

日本古来の豊作を祈る祭りに、女性が針仕事などの上達を願う中国伝来の行事などが習合したものと考えられています。

九月九日 重陽の節句(菊の節句)

菊酒を飲み、菊の被綿(きせわた)に溜まった露で体を拭い健康と長寿を願います

お彼岸

春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない此岸に到達できるよう願いました。

お墓、仏壇にぼた餅、おはぎをお供えする。

お盆(新暦7月15日、旧暦8月15日)

お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられ、

ご先祖様を1年に1回、

家にお迎えしともにひと時を過ごして、

ご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養します。

日本には四季があり、

五節句をはじめ季節ごとに様々な行事に人が集まり絆を深めてきました。

このようにして、

日本人のDNAには季節を楽しむ心が育まれたのではないでしょうか?

最後に、

日本人が季節を楽しむ心を表現した言葉をご紹介します。

春は野山に出かけて早春の季節に遊び

夏は風によって厄を祓い

秋には月を愛で豊作に感謝

冬には一陽来復を祝う

室礼師 松村篤史について

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祈りと文化

 

 

『祈りの室礼展』に寄せて

 

 

近代社会では産業が発達し物質的豊かさを手に入れました。

しかしそれと共に自然を破壊し地球のバランスが崩れ

コロナウィルスは世界中に感染し戦後最悪の事態になりました。

 

コロナウィルスは疫病です。

 

これは人間の非力さを認め古が積み上げてきた歴史や文化を見つめ直すチャンスではないでしょうか?

 

 

日本は古来、天下泰平・五穀豊穣・家族の成長と幸せを

年中行事やお彼岸・お盆を通して神様・仏様・ご先祖様に祈ってきました。

 

 

茶道は千利休が「わび茶」と云う禅の精神を持った「道」に昇華し現在も継承されています。

能楽や花も起源は神様に捧げる行為からはじまっています。

 

 

『祈りの室礼展』を通し

疫病退散・世界平和を祈り

古が積み上げてきた歴史や文化を振り返り

これから人間が何をするべきか皆さんと一緒に考えるきっかけになれば幸いです。

 

 

 

 室礼師 松村篤史

 

 

 

 

祈りの室礼展

https://officeemu.jp/2349/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会記 『祈りの室礼展』

 

今回の展示では、まつむらコレクションを中心に

真言宗高野山にまつわる木仏、お守や御摩木を使い

室礼師松村が「祈り」をテーマに室礼ます。

 

その中の一部をご紹介いたします。

 

 

 

作 田上允克

「 観音経 」

まつむらコレクションより

 

 

木仏

現代

作 無名僧侶

 

 

作 夏目陽介

根来塗 天目茶碗 天目台

まつむらコレクションより

 

 

作 夏目陽介

蓮弁

まつむらコレクションより

 

 

高野山霊香

元気になる病院 あそ統合医療研究所

 

 

あそ統合医療研究所では病気の治療はもちろん、ラドン浴やオゾン療法など体をメンテナンスし健康になる場所として仕事や家事で忙しい方や病気で体力や免疫が落ちている方などが通われる元気になる病院です。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

https://asotateno.or.jp/institute/

 

 

 

 

こちらでは空間も心と体を健康にする大切な要素として

室礼師松村が空間のコーディネートをはじめ

地元に縁のある抽象画家内田勝弘氏の作品と一緒にお花をいけています。

 

 

 

 

文化には心と体が健康になる作用があります。

オフィスエムでは医師稲葉俊郎氏が提唱する「からだとこころの健康学」の勉強会を開催。

 

コロナ感染拡大の前は「あそ統合医療研究所」にて

定期的にお花を触って元気になる「おはな教室」も開催していました。

 

このように健康という側面から文化の普及・継承活動をオフィスエムは続けています。

 

 

 

 

10月27日

勉強会⑥ 稲葉俊郎著書 「からだとこころの健康学」について考える

https://officeemu.jp/1195/

 

 

出張講座 日本料理&日本茶の研修会@黒川温泉旅館組合

室礼師松村が講師を務めさせていただいてる

黒川温泉旅館組合さんの研修として

日本料理人 秋吉雄一朗

茶師 ヒロトガワ

を迎えて

「日本料理と日本茶を学ぶ」研修会をオフィスエムがコーディネートいたしました。

令和3年10月26日(火)正午

黒川の価値を高める研究所 EAT LABO BR を会場に室礼、テーブルコーディネイトを松村が担当いたしました。

黒川の新スポット EAT LABO BR

EAT LABO BRを運営されているふもと旅館若女将漣祐子さん

この研修会の企画者でもあります。

松村は今回サービスも担当。

玄関の室礼は黒川で収穫された稲を使った松村オリジナル稲飾り

テーブルコーディネイトはシンプルに和の折敷+ワイングラスで華やかに。

秋吉シェフのお料理+茶師ヒロの日本茶のペアリング

先付

様々なキノコのすりながし 柿のシルク白和え

スパークリングほうじ茶/熊本県産
ウェルカムドリンク的な意味も含めてスパークリングにしました。
胡麻が含まれるシルク白和えの香ばしさとほうじ茶の香ばしさがバッチリ合います。

煮物椀 

渡り蟹のしんじょ ほうれん草 松茸 柚子

星野玉露冷水抽出
せっかくの松茸の香りを生かすため、香りより味に特徴のある玉露をセレクトしました。

お造り 

鰆の焼霜 香味野菜のジュレ

高千穂烏龍/みなみさやか
華やかな香りが有りますので魚臭さを抑えてくれます。

強肴 

里芋の柚子風呂吹き

萎凋釜炒り茶スパークリング
爽やかな風味で、後半のお料理のためにここで一旦リセット。

焼物 

甘鯛龍鱗焼き 薬味卸しポン酢

伊勢神宮献上茶園謹製極上煎茶強焙煎仕立て
龍燐焼きの香ばしい香りに馴染むお茶の焙煎香はさっぱりとした後味にしてくれます。

御飯 

子持ち鮎のごはん

全部どっかいっちゃえティー
ご飯の甘味とごぼう茶の甘味がよく合い、ジンジャーがお魚の臭みを消してくれます。

水物 

みかんのブランマンジェ

鹿児島県産和紅茶
みかんの風味と合わさることでレモンティーのような後味になり、しっかりと〆てくれるでしょう。

研修会で着物を着るために着付の練習もされたそうです。

皆さんお綺麗でした!!

着付を教えられた和らくの女将さんと若女将。

親子で猫の帯。

粋ですね。

日本茶で乾杯

茶師ヒロとジュン女将

秋吉シェフ

お料理の説明や最後に記念撮影も。

オフィスエムもこれからもっと黒川温泉の新しい文化・風土を作るお手伝いができますように。

料理、日本茶、室礼、、、

様々な文化の出張講座いたします。

企業、自治体などでの研修をお考えの方はお気軽にお問合せください。

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