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令和5年3月の『能楽塾』終了いたしました。

2023/3/31

桜が綺麗な季節、

今回は「桜に関する能楽」をテーマに飯冨先生の解説がありました。

最初に京都の桜と柳の風景の写真を見ながら

「日本人にとっての桜」について飯冨先生の見解です。

中国の影響で、日本では最初は桜ではなく梅を愛でていました。

その後日本は農耕民族であることから、

桜が咲く頃が農作業をはじめる目安となり、

桜は神様が出現する場として信仰され日本人にとって桜が特別な意味を持つようになったそうです。

この頃は桜は近くで見るのではなく、

「遠山の桜」という言葉があるように

遠くから山桜を見ていたそうです。

また、天皇が奈良県吉野の桜が好きでよく花見をしたことで

吉野と言えば桜がイメージされるようになったそうです。

では、具体的に桜にまつわる演目のご紹介です。

「嵐山」も桜の名所です。

豊臣秀吉は戦国時代で吉野まで桜を見にいけないので吉野の桜を京都の嵐山に移植をさせました。

この演目では、

秀吉が家臣に嵐山の桜がどうなっているのか見に行かせたことからはじまります。

家臣が嵐山に行くと桜の精が現れ美しい舞を舞うという春ならではの情景とおめでたい舞が見どころだそうです。

次に「桜川」です。

貧しい親子の話で、

娘が母親にのために黙ってみずから身売りをします。

母親はそのことを悲しみ・狂い全国探しまわります。

娘の名前は桜子ということから桜の付く場所をさがし、

桜川という場所で娘を見つけることになります。

娘を失った母親の悲しみと、桜の演出が見どころだそうです。

桜川の川で母親が娘を思い桜を網ですくっている情景を表現しているそうです。

次回は「恋」にまつわる演目についてご紹介くださるそうです。

初心者を対象とした能楽塾です。

お気軽にご参加お待ちしております。