能から学ぶ日本の歴史・文化 NO.1

能は芸能として鑑賞することはもちろん、能の演目を深く掘り下げることで日本の歴史・文化を学ぶ機会ともなります。

第1回目は『菊慈童』を掘り下げます。

場面 中国/レッケン山

まずは太平記について考えてみたいと思います。

鎌倉幕府が滅んだのち、日本では激しい戦乱が続きます。この混乱の時代のなか、様々な歴史書や軍記物語(戦を題材に、実在の武士の活躍を描いた物語)が作られました。なかでも特に壮大なスケールで、96代「後醍醐天皇」の倒幕計画から、室町幕府3代将軍「足利義満」が登場するまでの約50年間の動乱を描いた作品が「太平記」です。

菊慈童の話は『太平記』巻第十三・龍馬進奏事に基づいています。

日本の南北朝時代、後醍醐天皇のもとへ駿馬が献上されたことから物語がはじまる。


 「その故は、周の穆王(ぼくおう)の時……」
穆王の時代に8頭の天馬がやってきました。
穆王はこれらの馬に乗り、どんな辺境でも世界の果てまでも駆けまわります。あるとき、西方へと馬を進め、中天竺でお釈迦様に八句の偈を授かることができました。その穆王の寵愛していた慈童が誤って帝の枕をまたいでしまい配流になってしまいます。レッケン山といえば帝都を離れること三百里、この山に足を踏み入れたもので帰ってきたものはいないといわれる辺境の地です。穆王はそんな所へ慈童を送るのを哀れに思い、お釈迦様から授かった八句の偈のうち、二句をそっと伝授します。

その時、彭祖と改名

この言い伝えを元に、これは穆王の天馬の功徳であり、駿馬がやってきたのは吉兆ですというお話です。

あらすじ

中国、魏の文帝の治世に、酈縣山(れっけんざん/てっけんざん)の麓から霊水が湧き出たため、その源流を探るべく、勅使一行が派遣されました。勅使は山中に一軒の庵を見つけます。周辺を散策して様子を窺っていると、庵から、一人の風変わりな少年が現れました。勅使が怪しみ名を尋ねると、少年は、自分は慈童という者で、周の穆王(ぼくおう)に仕えたと教えます。周の穆王と言えば、七百年もの昔の時代です。勅使がますます怪しんで、化け物だろうと問い詰めると、慈童は、皇帝より直筆の二句(四句)の偈(経典の言葉)が入った枕を賜ったと言い、それを証拠として見せました。勅使もその有難さに感銘を受け、二人でその言葉を唱え味わうのでした。慈童は、自分が二句(四句)の偈を菊の葉に写したところ、そこに結ぶ露が不老不死の霊水となり、それを飲み続けたから七百歳にもなったのだと語り、喜びの楽を舞います。慈童は、その露の滴りが谷に淵を作り、霊水が湧いていると述べ、勅使らとともに霊水を酒として酌み交わします。そして帝に長寿を捧げ、末永い繁栄を祈念して、慈童は山中の仙家に帰っていきました。

穆王が慈童を送るのを哀れに思い、お釈迦様から授かった八句の偈のうち、二句をそっと伝授します。

能の中では勅使がその2句を唱えるシーンがあります。

ではその八句について考えていきたいと思います。

この八句というのは法華経の観音経のことです。

法華経とは
お釈迦さまの教え(言葉)をまとめた「お経」の数は、「8万4千」といわれています。
その中でも、日蓮宗が一番大切にしている教えが「妙法蓮華経(以下、法華経)」です。
法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであり、お釈迦様の集大成の教えです。
その内容は28章に分かれており、あらゆる仏教のエッセンスが凝縮されております。

観音経(観世音菩薩普門品第二五)・・・観音菩薩を讃える詩句
具一切功徳(ぐいっさいくどく)
慈眼視衆生(じげんしゅじょうじゅ)
福聚海無量(ふきゅじゅかいむりょう)
是故応頂礼(ぜこおうちょうらい)

中国にはこのような説話は存在しません。
穆王については『穆天子伝』『竹書紀年』等で西王母と出会った話が残っているが、寵童の存在には触れられていない。彭祖の名は『列仙伝』『神仙伝』に見られるが、穆王、菊花には無関係であり、殷の大夫であった長寿者が仙人になった話である。その年齢は800歳とも767歳ともいわれている。レッケン山については『荊州記』に「南陽県北八里有菊水」とあり、又、『風俗通義』によると河南省南陽の甘谷に流れる水は菊の慈液を含み、その水を飲んだ住民には百歳を超える者が多かったという言い伝えがあります。
これらの説話が別々に日本に伝わり、結びつき脚色されて行く中で、慈童という存在が創作されていったと考えられます。
そしてのちに謡曲の題材として採り入れられました。

菊慈童を通して太平記と法華経について考えることができました。

毎年12月第4日曜日に開催されているクリスマス能(大濠能楽堂/福岡)

今年の演目は『菊慈童』です。

是非この機会にご覧ください。

https://www.ohori-nougaku.jp/lineup/%E5%85%AC%E7%9B%8A%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E8%83%BD%E6%A5%BD%E5%8D%94%E4%BC%9A%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E6%94%AF%E9%83%A8%E3%80%80%E6%99%AE%E5%8F%8A%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AA-2


稽古の和菓子 秋編

こちらではお稽古でご準備した四季折々の和菓子をご紹介します。

秋をイメージするものと言えば重陽の節句やお月見、紅葉などでしょうか?

最初のお菓子は鶴屋八幡(大阪)お月見をイメージした干菓子です。

出張で広島に行ったときにいただいた風雅堂さんの黄身寄紅葉団子です。

こちらは広島での観月茶会の様子です。

こちらは仙太郎(京都)の栗のお菓子です。

「こくり」です。

秋も深まり紅葉の季節。

末富(京都)の干菓子です。

黒のうつわが色を引き立ててくれています。

黒と白のうつは

オンラインショップにて販売しております。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

四季を楽しむ『室礼歳時記』 稲の収穫に感謝

新嘗祭とは、11月23日天皇陛下が収穫された新米を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る1000年以上前から行われている宮中祭事です。

新嘗祭は全国で行われ、本来はこの後から新米をいただくのが日本の風習です。

今年も無事に稲が収穫できました。

稲以外にも秋に収穫されたお野菜も一緒に飾るとにぎやかになります。

お月見の名残うさぎ燭台も合わせました。

どちらも宿の玄関の室礼です。

新嘗祭は秋の収穫を感謝する祭事なので、稲・秋野菜が主役です。

アクセントに三宝や燭台などを合わせてご自宅でも秋の室礼をお楽しみください

ご興味がありましたらご参加お待ちしております。

https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai

令和6年10月13日 稲作体験@菊池市

昨年は収穫の直前でイノシシに入られ被害がありましたが、今年は無事稲刈りをすることができました。

こちらは緑米(餅米)です。

稲飾り用に少し分けていただきました。

また来年も稲が生長するように収穫した肥料として土に戻すそうです。

収穫したばかりの稲で秋の室礼をしました。

来年も稲作体験は5月の苗床作りの頃からはじめる予定です。

ご興味がある方は是非ご参加お待ちしております。

稲刈りが終わり、11月23日には天皇陛下が収穫された新米を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る『新嘗祭』が全国で行われ、本来はこの後から新米をいただくのが日本の風習です。

「12月の室礼教室」では正月の事始めを解説いたします。

しめ縄や門松の飾り方など季節の室礼を通して日本の古の風習を学ぶ教室です。

https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai

茶道教室(初級)/上通教室

こちらの教室では初心者を対象に、抹茶とお菓子のいただき方と抹茶の点て方の練習を学んでいただけます。

熊本市内の繁華街ですのでお気軽にご参加お待ちしております。

茶舗まるいわについて

https://www.maruiwa1897.com

日程 

11月28日(木)

時間 

①10時~ ②12時半~ ③14時半~

*所要時間90分

*問合せ内容にご希望の時間を入力下さい。

料金 

3,300円(抹茶・菓子、税込)

場所 

茶舗まるいわ/熊本市中央区上通町8−23 岩崎ビル 1階

お問合 

096-346-6068 090-9570-7976(松村)

用意するもの

懐紙・黒文字

初心者を対象にした教室です。

お洋服でも、お着物でもお好きな格好でお気軽にお越しください。

和菓子と抹茶のいただき方を学ぶ

抹茶の点て方練習

茶事教室/初級

茶道教室では薄茶の飲み方を学びますが、茶事教室では茶懐石・濃茶のいただき方を学びます。

お湯を沸かすために炭手前をし、お湯が沸くまでにお食事(茶懐石)を召し上がっていただいた後に濃茶と薄茶をお楽しみいただくフルコースが茶事です

日程 

11月14日(木)

12月5日(木)

時間 

11時~14時

料金 

8,800円(茶懐石・濃茶・菓子、税込)

場所 

オフィスエムサロン/熊本県合志市須屋319-77

お問合 

096-346-6068 090-9570-7976(松村)

用意するもの

懐紙・黒文字

お持ちでない方はこちらでご用意いたします。

教室の様子

お部屋に入り床の間を拝見します。

炭手前でまずはお湯を沸かします。

茶懐石をいただきます。

最後は湯桶で器を清めてお返しします。

お食事の後はお菓子です。

最後に濃茶をいただいて終了となります。

お稽古の道具屋、抹茶を点てる道具などを販売しています。

自宅でお抹茶一式セット 16,610円

https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000085?category_page_id=tea

お稽古はじめ一式セット 8,470円

https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000074?category_page_id=tea

室礼師 松村の花日記 秋の花編

秋の七草をはじめ芒や野菊、竜胆など沢山の草花が登場します。

春とは違った侘びた秋花を活かすことを心がけています。

自然の野山で育った杜鵑(ほととぎす)

紫式部(むらさきしきぶ)は葉はすぐ枯れてしまうので落として使います。

根元には藤袴(ふじばかま)を添えました。

重陽の節句には綿をかぶせて着綿(きせわた)にしました。

枯蓮と、、、

秋らしい組み合わせ

外国の方への出張いけはな体験でも

広島での出張花教室でも

秋には白い花を咲かせます。

稲刈りの季節、収穫できたことを感謝し水引を巻きます。

稲作体験でお世話になっている菊池の田んぼです。

毎年開催されている料亭松葉さんの月見の会のお花をいけさせていただきました。

悠然いしおか(広島)での出張花教室

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令和6年10月 茶道教室

日本では十五夜とともに十三夜にもお月見をします。

十三夜は日本独自の風習で、

満月より少し前の月を愛でます。

今月の掛軸は円相を月にみたてました。

また、円相の中には鼠を米俵が描かれており収穫を祝う意味でこちらの掛軸を選びました。

花は、葉が鋭く魔除けの意味がある芒を合わせました。

菓子

銘 小栗

製 仙太郎(京都)

抹茶は合同茶会のお薄席でいただいた山政小山園の『小倉山』にいたしました。

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令和6年9月 茶道教室

9月9日は重陽の節句です。

中国の古事に中国では菊は長寿の薬と考えられており、

菊に綿を一晩のせて菊の香りと朝露をしみこませ、

今月の花は中国の古事に習い菊に綿をかぶせ着綿(きせわた)にいたしました。

菓子

銘 柚子しぐれ

製 たちばな(熊本市)

抹茶

銘 青玉

製 甲斐製茶(八女)

9月とはいえ暑い日が続いており、お菓子もまだ少しさわやかなものになりました。

はじめていただいた八女の抹茶は適度な苦みと甘みがありバランスの良いお茶でした。

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令和6年10月15日 観月茶会へ

縮景園(広島市)で毎年開催されている観月茶会へ初めてお邪魔しました。

例年は十五夜の日に開催されていたそうなのですが、温暖化でことは十三夜の日に変更されたそうです。

当日の天気は曇りでたまに小雨が降っておりお月様が拝めるか不安でしたが、風が心地よく吹き過ごしやす気候でした。

初めての縮景園。

野点席

お菓子は風雅堂さんの黄味寄(きみよせ)

18時半からの本席は辺りがちょうど薄暗くなってきました。

曇り空でお月見はあきらめていましたが、本席を出たら美しい月が輝いており皆さんとても喜ばれていました。

こちらの茶会は広島発祥の上田宗箇流が担当されており武士茶道ならではの凛としたお点前も興味深かったです。

関連教室・イベント

令和6年10月14日 合同茶会へ

毎年10月のスポーツの日に開催されている合同茶会にお邪魔しました。

場所は元肥後藩主細川家熊本別邸の泰勝寺跡立田自然公園です。

茶室や野点席など9つの席があり、参加者は好きな濃茶席とお薄席に1席ずつ入ることができます。

泰勝寺の山門です。

門を入ると枝垂れ桜や紅葉などが美しい庭が広がり客殿へと続きます。

今年はまだ紅葉は見れませんでした。

泰勝寺内は、客殿に濃茶席3席庭に薄茶席3席でした。

庭から見た客殿。

客殿前の庭。

続いて立田自然公園です。

こちらには濃茶席2席野点席2席でした。

今回はこちらに入らせていただきました。

仰松軒の近くでは表千家の野点席もありました。

また別の所では肥後古流的々社の野点席が。

写真がないのですが、、、

こちらの席では屋久杉で作られた旅箪笥を使った珍しいお点前が拝見できました。

合同茶会では様々な流派のお点前や室礼を拝見できるのが魅力の一つです。

全国各地で趣向をこらした茶会が開催されています。

じつは、合同茶会の翌日は広島の縮景園で開催された観月茶会にお邪魔しました。

こちらの様子は次回ご報告いたします。

四季を楽しむ『室礼歳時記』 中秋の名月

最初の写真はサロンの床の間です。

円相の掛軸を月にみたて、シンプルに芒の苔玉を合わせアクセントに燭台も置きました。

お月見と言えば団子とうさぎです。

とくに中秋の名月は芋名月ともいわれ、はじめは里芋をお供えしそれが発展しお月見団子が登場しましたので里芋は外せません。

こちらは縮景園(広島)の観月茶会での室礼です。

次に共栄堂さんのモダンな空間で開催した室礼教室です。

お菓子は但馬屋(大分)の荒城の月を月見団子にみたて、教室の最後に抹茶と一緒に皆さんでいただきました。

本棚にも

本棚と観葉植物が印象的な共栄堂さんの空間

黒川温泉旅館組合での室礼教室です。

今回のテーマが『月と酒』ということで、室礼教室の後はお供えをした栗おこわなどと一緒に日本酒の勉強会という楽しい学びの場となりました。

月見団子のかわりに広島の風雅堂さんの黄身寄と紅葉団子

秋に収穫できたお野菜たち

日本酒の勉強会ではワイングラスで色々な手法で作られたお酒の飲み比べをしました。

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販売会 正月飾りと道具展

オフィスエムオリジナル陶器の鏡餅や稲飾りをはじめ、毎年恒例の木の葉窯の干支や室礼師松村が集めた祝いの掛軸や調度品を展示販売いたします。

日程

12月4,5,7,8,10,11,12,13日

時間

10時~16時

問合せ

090-9570-7976(松村)

場所

ギャラリーエム/熊本県合志市須屋319-77

室礼師松村が選んだ暮らしのうつわ、季節の室礼道具をはじめ

オフィスエムプロダクト商品(SUKI、Black&White、花のうつわ、、、)

展示販売しています。

暮らしの室礼と花教室/お月見編 ユトリエ主宰 

室礼師松村が講師を務めさせていただいてる

ユトリエさん主催の室礼教室です。

今回は『お月見』の室礼です。

お月見に合わせた秋草の苔玉を作っていただきご自宅で室礼ができるようお持ち帰りいただきます。

場所は並木坂の新スポット共栄堂さんです。

モダンな空間にどんな室礼ができるのかご期待ください!!

本と音楽と珈琲と、共栄堂

https://kyoeicoa.com/archives/883

日程 9月14日(土)

時間 10:00~12:00

参加費 2,500円(講習料・花材・税込)

場所 

共栄堂/熊本市中央区城東町5-40-2F

お問合  

ユトリエ/096-367-3333

おオフィスエム/090-9570-7976(松村)

講師

室礼師 松村 篤史

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型

高校卒業後ロンドンに約2年留学

帰国後、山荘無量塔の故藤林社長に出会い旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自のスタイルを確立。35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。

室礼師 松村のお仕事のご用命はこちらより。

主催 ユトリエ

ホームページ http://yutoriie.com/

令和6年8月3日『浴衣で薪能を見に行こう。』開催いたしました。

毎年8月の第一土曜日に開催されている出水神社の『薪能』に皆さんと一緒に行ってきました。

最初に参道の茶寮松柏に集合し早めの夕食を食べながら薪能の事前解説をいたしました。

お食事は水前寺菜を使った松柏さんオリジナル湯豆腐をいただきました。

お食事が終わったら能舞台に移動します。

水前寺公園は地下水が湧いている池を中心に回遊できるようになっており立派な能舞台があります。

19時過ぎ夕暮れどきになると薪に火が灯されます。

本殿から火が運ばれます。

薪に火がついたら能のスタートです。

田村という演目でした。

清水寺が舞台で前場の少年の緩やかな舞に対し後場の武将の勇ましい舞の対比がみどころの能でした。

次回は1月5日に毎年開催されている松囃子を初詣としてお着物で皆さんと見にいきます。

こちらも熊本で長い歴史がある能奉納ですのでご参加お待ちしております。

室礼師 松村の花日記 小さなうつわ編

アンティークの小さなうつわが入荷したので庭の花をいけました。

染付には涼やかな平麦をあわせました。

瓶子の形をした瑠璃色の珍しいうつわ

大正期の日本の硝子です。

こちらはフランスのアンティークです。

アンティークのうつわなど1点ものはギャラリーにて販売をしております。

ご遠方の方で購入希望の方がいらっしゃいましたらHPよりお問い合わせください。

室礼師 松村の花日記 夏の花編

6月、梅雨といえば色とりどりの紫陽花

料亭松葉の玄関には大ぶりの紫陽花をたっぷりいけました。

粗相とした山紫陽花は床間に。

阿蘇の山に咲き誇る野薊

染付のうつわに合わせました。

真っ白な蕾が美しい大山蓮華

7月の茶事教室の茶花です。

生地の竹籠に達磨檜扇と平麦、姫笹をいけました。

毎年を採らせてもらっているです。

今年も沢山いけさせていただきました。

料亭松葉さんのお部屋にて。

お盆といえば鬼灯

料亭松葉の玄関にて。

床間にたてはな鬼灯と蓮をいけました。

旅館のお盆の室礼用苔玉を作りました。

胡瓜茄子を一緒に飾ります。

一壷天(湯布院)の玄関にて。

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令和6年8月 茶道教室

暑い夏の盛り,

ロック氷の上に濃いめに点てた抹茶をかけ冷たくお出しました。

お茶はすっきり甘みがある星野製茶園(福岡県)の『星の露』を使いました。

友達屋(熊本市)の葛饅頭。

銘 青もみじ

こちらも友達屋さんの夏を象徴する練り切りのお菓子。

銘 西瓜

銘 朝顔

テーマ/お盆

掛軸 十二天不動曼荼羅(清浄心院・高野山)

蓮のたてはな

鬼灯のたてはな

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

令和6年7月31日 『初心者のための能楽塾』を開催しました。

オフィスエムのサロンにて『初心者のための能楽塾』は毎月開催してますが、今回は野村萬斎さん出演『狂言の会@熊本』の事前勉強会のため特別に熊本市内の会場で午後と夜の2回開催いたしました。

午後の部は福田病院さんの寿心亭にて開催いたしました。

狂言の会の演目が月見座頭という中秋の名月が舞台だったので、そちらに合わせて床間に室礼も一緒にご披露いたしました。

円相の掛軸をにみたて、芒の苔玉を合わせました。

右側は盆飾りで鈴虫の置物が入った虫篭と紅葉の苔玉を合わせました。

夜の部は野田市兵衛商店さんにて開催いたしました。

熊本の老舗企業の長い歴史を醸し出す建物は文化財にも指定されています。

夜の部はお仕事帰りの方が多く熱心に解説を聞かれていました。

令和6年7月27日 稲作体験@菊池市

6月に田植えが終わり株が大きく育っていました。

田植えをしてしばらくたった頃に虫が葉について少し食べられてしまう被害があったそうです。

無農薬で育てられているため薬は使わず手作業で虫をとられたそうですがすぐに他の虫がくるので大変だったそうです。

田んぼ見学の後は千畳河原へ涼みに行きました。

裸足でしばらく川を散歩をしました。

水が冷たくてとても気持ちよかったです。

千畳河原は菊池川の上流で水が綺麗で浅い所や深い所など色々な場所があり川遊びにお勧めです。

千畳河原についいて

https://www.city.kikuchi.lg.jp/article/view/1110/2413.html

体の火照りも和らいだらお楽しみのランチタイムです。

今回は菊池の中心部にあるCafeAsanisimasaさんにうかがいました。

新メニューの菊池源五郎牛のカレーセットをいただきました。

食後には自家焙煎珈琲とプリン

最近まで病院だった建物をリノベーションされた内装もレトロで素敵な空間です。

Cafe Asanisimasaさんについて

稲作体験では毎月1回菊池の田んぼにお邪魔して稲の成長を見ながら日本文化の特徴である季節の移ろいを感じていただくことを目的としています。

また、菊池は自然豊かな場所で美味しい食材も沢山あります。

菊池に行くことで日々のストレスを解消し、美味しいお食事で心と身体が元気なる稲作体験になるようコーディネートしています

都会で頑張っている方にこそおススメです。

稲作体験@菊池市のお申し込みはこちらより

令和6年7月 茶道教室

6月30日は一年の半分の厄を祓い、

残り半年を無事に過ごし

田植えをした稲が無事に育ちますように

神様にお祈りをする『夏の大祓』があります。

7月の掛軸は茅の輪をイメージした緑の円相の中に無病息災としました。

稲作体験でお世話になっている菊池の田んぼにも無事田植えが終わり

残った早苗を分けていただき床の間に室礼ました。

お菓子

銘 氷室の氷

製 仙太郎(京都)

銘 天の川

製 季乃菓(熊本市)

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令和6年6月15日 稲作体験@菊池市

2006年の稲作体験がはじまりました。

田んぼでふぢこさんに現状を説明していただきました。

菊池は一般の場所より田植えの時期が遅いそうでまだ苗を育てているところでした。

お天気の様子をうかがいながら来週から田植えをされるそうです。

稲苗が前回うかがった時より成長していました。

田んぼ見学の後はどんたけし農園にお邪魔しました。

美しい人参を収穫させていただきました。

こちらの畑ではズッキーニを育てられてました。

そして養鶏所へ。

この時期はたまごを沢山産むそうで産み立てたまごも分けていただくことができました。

ランチは菊池から車で約1時間の小国の農家の宿『畑暦』で羽釜の炊き立てご飯をいただきました。

畑暦HP

https://www.gonbemura.com/hatagoyomi

畑暦さんは牛小屋を茅葺屋根の古民家としてリノベーションされたそうです。

茅葺の屋根裏も見せていただきました。

ご飯は1升入れてられていました。

沸騰したら扉を閉めて余熱20分でできあがりです。

ご飯を炊いている間に畑暦さんの畑を見せていただきました。

ちょうど田植えが終わっていました。

こちらはトウモロコシ畑

併設されている人気の貸し切りの薪サウナも見せていただきました。

お待ちかねのランチタイムです。

7月27日開催

予約はこちらより。

昨年の蓮畑の様子。

令和6年6月 茶道教室

6月といえば水無月

水無月は白の外郎生地に小豆をのせ、

三角形に包丁されたお菓子です。

京都では1年のちょうど折り返しにあたる水無月(6月)に、

この半年の罪や穢れを祓い、

残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」の時にいただくお菓子です。

それぞれに意味がこめられており、

水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、

三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。

今年は仙太郎(京都)の水無月2種をご用意しました。

床間の花は梅雨を連想する山紫陽花

白の蕾が美しい大山蓮華。

心を無にして肩の力を抜きます。

呼吸を大切に流れるようにお点前をするとマインドフルネス効果が期待できます。

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室礼師 松村の花日記 初夏の花編

5月の茶事教室にて

藤の花が盛りのころ、

湯布院の畑にギリギリ最後の熊谷草が手に入りました。

5月の料亭松葉の花です。

菖蒲をいけました。

少し涼やかに

茶摘み体験での好信楽の床間

ご近所のお庭のお花を切らせていただきました。

令和6年6月2日 菖蒲茶会へ

細川家の筆頭家老であった松井家所縁の松浜軒(熊本県八代市)で毎年開催されている菖蒲茶会へ今年もうかがいました。

お天気にもめぐまれ菖蒲の花が美しく咲き誇っていました。

お濃茶席からも菖蒲の花が綺麗に見えました。

濃茶席の掛軸は細川重賢の一行書でした。

お薄は野点席

木立に囲まれ風が心地よかったです。

野点席の会記

菖蒲の季節は雨の日が多いですが今年はお天気にめぐまれました。

次回は泰勝寺(熊本市)の秋の合同茶会へお邪魔します。

初心者の方でも参加可能ですのでお気軽にご参加お待ちしております。

お申込みはこちらより。

関連教室

オフィスエムの茶道教室は初心者を対象にお客様の作法をお稽古します。

単発での参加もきますので、

稲作体験が6月15日よりスタートします。

茶摘みのシーズンも終わり田植えの準備の季節がやってきました。

今年最初の稲作体験では苗床の状態を見に菊池の田んぼへ行きます。

田んぼ見学のあとは、どんたけし農園で畑や養鶏の様子を見学します。

ランチは小国まで足を延ばし、

素敵な茅葺屋根の古民家『畑暦』さんで羽釜の炊き立てご飯をいただく特別プランです。

https://www.gonbemura.com/hatagoyomi

稲作の様子を毎月見学させていただくことで季節の移ろいを感じていただくためのイベントです。

稲作体験 月1開催(6月~10月)

稲作体験の様子

令和6年5月 茶道教室

今年の八十八夜は5月2日でした。

オフィスエムでは毎年ゴールデンウィーク明けに茶摘み体験を開催しています。

4月の茶道教室では蓮月の煎茶の画賛の掛軸に、

茶の木の新芽と蛍袋、どくだみ、韮の花、藪蘭の葉を初夏らしい生地の竹籠にいけました。

お菓子は5月5日の端午に節句に合わせ菖蒲の練り切りをご用意しました。

銘 花菖蒲

製 季の菓

銘 玉菖蒲

製 たちばな

茶摘み体験が終わったら大徳寺徳禅寺の橘宗義和尚作蛍の掛軸に変えました。

6月に入ると蛍や七夕の季節となるので掛軸はそのままに、

お花でいろいろと演出をしてみました。

関連イベント

稲の成長を毎月観察し季節を感じる

あんこのお花教室/秋花編 満席となりました。

あんこのお花教室では、合成着色料を使わない体に優しく見た目にも美しい餡子であんこのお花を作る教室です。

和はなアートフード協会上級認定校の講師が丁寧に優しく教えますので初心者の方でも安心してご参加いただけます。

日程 

9月10日(火) 満席となりました。

時間 

午前の部/10:00 午後の部/14:00

*ご希望の時間を問合せ欄に入力ください。

所要時間 2時間

料金 5,000円(講習料・材料費・税込)

場所 

オフィスエムサロン/熊本県合志市須屋319-77

お問合 

090-9570-7976(松村)

教室の風景

講師 野口和子

和はなアートフード協会上級講師

あんの和主宰

和なはアートフード協会 上級認定校

あんこのお花・ペットスイーツ教室

HP https://an-nowa.amebaownd.com/

天然色素で色付けをした白あんやマッシュポテトを使い、人間にも大切なペットにも
優しく、見た目もかわいいおやつを作っています。

あんこを通じて、できた「和」を大切に1〜3名の少人数制のお教室です。

こころとからだを整える花教室@あそ統合医療研究所

あそ統合医療研究所&オフィスエムコラボ教室です。

この教室では、室町時代のいけはな『たてはな』をベースとした花教室です。

『たてはな』では込藁を使うので植物に優しく穏やかなお花をいけることができます。

たてはなと込藁について

技術の習得ではなく、お花と触れ合うことで心身のリラックス効果を目的とした花教室です。

また、花教室のあとには交流磁気治療(磁気シャワー)もしくはメディストーンベッド・ガイアを受けていただきこころとからだを整えます。

日程 

10月29日(火)

時間 

①10:30 ②11:00 ③12:00 ④13:00

*問合せ内容にご希望の時間を入力下さい。

会費 

5,500円(講習料・花材・交流磁気治療orメディストーンベッドガイア代・税込)

所要時間 

花教室30~40分

交流磁気治療(磁気シャワー)もしくはメディストーンベッド・ガイア 40分

準備する物 

ハサミ・エプロン・花材を持ち帰る袋

場所

あそ統合医療研究所

熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野185-1(立野病院新館4階)

問合せ

あそ統合医療研究所 0967-65-8239

オフィスエム 090-9570-7976(松村)

講 師 

松村 篤史/室礼師

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより
旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで
独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として
旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート

あそ統合医療研究所

https://asotateno.or.jp/institute/

交流磁気治療(磁気シャワー)

交流磁気により血液にエネルギーを与え、副交感神経を優位にしてリラックス効果を得ることができます。
血行促進作用、鎮痛作用、抗炎症作用、自律神経調整作用、免役細胞活性賦活作用など様々な効果が期待できます。

メディストーンベッド・ガイア

薬石温熱療法を手軽に体験していただけます。
3種のパワーストーン(テラストーン、メディストーン、セラミックボール)が敷き詰められた温かいベッドで、今のあなたに合った音(ヘミシンクミュージック)、光(宝石光線)、音圧振動(SV素子)の作用により深いリラックス効果をもたらします。

これまでの教室の様子

稲葉俊郎著書 「からだとこころの健康学」について考える 勉強会

2019年9月22日に開催しました

東大医師 稲葉俊郎 トークセッション

『いのちの働きから見た能楽』を踏まえ、

医師 中原和之先生、

ホリスティックサロン香鈴主宰平山久留美さん

を中心に様々な分野の方が集まり体と心の健康について対話する会を開催してまいりました。

この勉強会では、オフィスエム代表松村が中心となって稲葉俊郎先生の本についての読書会です。

今回は2023年に出版された『ことばのくすり』『山のメディスン』の2冊について皆さんと語り合いたいと思います。

日程  11月20日(水) 12月4日(水)

時間  13時~15時

参加費 3,300円(お茶、菓子付き・税込)

場所 

オフィスエムサロン / 熊本県合志市須屋319-77

お問合 

090-9570-7976(オフィスエム 松村)

まだ本を読んだことがない方でもご参加いただけますのでお気軽にお申込みお待ちしております。

コーディネーター


松村 篤史/オフィスエム代表

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

関連ブログ

專為台湾人開設的日本茶道教室

專為台湾人開設的日本『 茶道教室 』

包含了衣食住所有元素的茶道可以說是一門日本文化的綜合藝術。

我們是一個藉由品嘗季節性的和菓子與抹茶,來了解日本文化細節的教室。

並且,我們會實際練習刷茶,所以上過課後可以試著刷茶招待家人或是客人,您不想來試試看嗎?

這次的課程有中文(台灣華語)的翻譯人員協助,日文不通也能放心參加。

日程 

10月24日(星期四) 

時間 

①10點~12點 ②13點~15點

*所需時間2小時
*請將您所希望的時間填寫在預約表單的洽詢內容中。

費用

5,500日圓(包含抹茶、和菓子、翻譯人員、含稅)

地點 

Office M Salon/熊本縣合志市須屋319-77

洽詢處 

「專為台湾人開設的日本茶道教室」報名方式

教室上課流程


首先在和室中品嘗和菓子與抹茶的同時,並跟大家講解茶碗、壁龕(床之間)等日本的文化、歷史相關的事情。

(所需時間約60分鐘)

實際練習刷茶。

(所需時間約40分鐘)

提問時間

(所需時間20分鐘)

常見的問題

參加者需要準備什麼東西嗎?

所需的物品由教室這邊準備,參加者不須帶什麼東西前來。

有規定參加者的服裝嗎?

幾乎的參加者都是穿著平常的便裝前來。 當然,如果您穿和服,並帶著數寄屋袋等前來也OK。

我是初學者,感覺會很緊張。

參加者大多是初學者。沒有任何日本文化的知識也都能輕鬆地跟著學習,請您放心地前來參加。

我無法持續地前來上課……

請放心。來參加的人都有著相同的問題。所以不用勉強配合別人,只要根據自己步調來學習就行。自己方便的時間前來教室上課即可。

日本文化で健康になろう。

医師 稲葉俊郎先生は現代医療の現場にいながら、

日本の古い「芸道」にはこころとからだの全体性を取り戻し、心身を調和させる予防医療としての効果があると考えられています。

西洋医学では病気を「敵」とみなし、「闘う」「治す」という概念のため「病気が治るから元気になる」という考えになります。代替医療・養生法では、「元気になったから病気がよくなった」と考えますので「日々元気に楽しく暮らすための手段を考え、それが結果として病気が良くなることもある。」という概念になります。

日本の「芸道」の世界は医学的にも理に適っており

茶道のお点前や能の舞では丹田を中心にして重心を下げて、からだを安定させることで、こころも安定させます。「心身一如」を重視する日本の「芸道」には呼吸法や瞑想など部分や要素に分けて実践する方法論ではなく、

からだやこころの全体性を扱いからだを動かしつつ、呼吸もしつつ、瞑想もしつつからだを安定させることで元気を取り戻す効果があります。

健康とは、

『こころとからだの全体性の回復』

だと稲葉先生はおっしゃいます。


殺伐とした日々を過ごしていると、何が心地いい状態なのかわからなくなり、「物質的に満たされればいい」という錯覚に陥りますが、外にあるものではこころは満たせられません
自分にとって心地よい「芸道」を見つけ、

自分がずれてバランスが悪くなったら元の状態に戻せるようになると病気の予防になります。

地震の多い日本では古より、自然と争ったり闘ったりせず、いかに共存するかという深い知恵に溢れています。日本国は第二次世界大戦の敗戦により西洋の概念が移植され、古いものを一度捨ててしまい、「ものが豊であることがしあわせだ」という仮説を立て国を立て直しました。

「自然を支配する」という考えに基づいた近代科学は表面だけを見て、わからないものを排除し分断し全体性を失った偏った世界を作ってしまいました。

古人は大自然の中で作物を育て、天地・自然に祈り、自然の植物から家や衣服を作りました
いまこそ、歴史や伝統の中からその知恵をもう一度発見し現代の息吹を加えて歴史をつなぐ必要があります

形だけ真似るのではなく、そこに滔々と流れる魂をこそ次の世代につないでいかないといけない。

そういうつなぎ目の時代なんだと稲葉先生は考えられています。

オフィスエムの教室・イベントは稲葉先生のお考えを参考に健康に配慮したプログラムを心がけています。
茶・花・書・能など様々な教室をご用意しております。
どの教室も単発で受講いただけますので色々な教室を体験され

皆さまにとって心地よい教室をお選びください。

『日本文化と健康』をより深く学び提供するために稲葉先生の講演会勉強会を不定期で開催しています。

健康に興味のある方はどなたでもご参加いただけますのでお気軽にお申込みお待ちしています。

関連イベント・教室

関連ブログ

稲葉俊郎

1979年熊本県生まれ。
1997年熊本高校卒
2004年東京大学医学部卒
東京大学医学部附属病院を経て、2020年4月から軽井沢に拠点を移す。現在は軽井沢病院院長。心臓が専門で在宅医療などにも従事。山形ビエンナーレ2020・2022・2024芸術監督、SWITCHインタビュー 達人達「大友良英×稲葉俊郎」(NHK)、暮らしの手帳など多数の書籍への寄稿等多方面で活動中。

https://www.toshiroinaba.com/about-me

令和6年1月 茶道教室

年が明け令和6年がはじまりました。

今月の言葉は「無事」です。

本来は年末に掛け1年無事に過ごせたことに感謝する禅語ですが、新年早々に能登半島地震をはじめ飛行機事故など悲しいことが続きましたのでこれ以上悪いことがおきず無事に過ごせますようにという願いを込めました。

花は青竹の花入れに梅の苔枝難を転ずるという願いで「南天」、そして菜の花で春の気配を添えました。

お菓子は干支の絵が描かれた京塗り菓子器花びら餅

アクセントに赤の竹箸を合せました。

お茶は京都宇治の福寿園

銘は歌会始のお題「和」

香りが豊かでバランスの良いお味でした。

関連イベント・教室

お道具の購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

岳間茶寮 好信楽 コラム/熊本の文化・食を旅する①

オフィスエムでは毎年茶摘み体験でお世話になっている『岳間茶寮 好信楽』が2024年1月12日新月の日にリニューアルオープンした。

店主のヒロトガワ(茶師)は日本茶の魅力を広めるために朝茶ライブを毎日配信し密かに日本茶ファンの有名人となっている。

この茶寮では朝茶ライブでヒロトガワが飲んだ全国の日本茶をはじめ自身が栽培・製茶をした日本茶が飲める唯一無二の茶寮だ。

茶寮は岳間の山奥に堂々とたたずむ立派な古民家

昔の美しい建具やガラス、洗練された金具が使われておりどんな人が住んでいたのか想像が膨らむ。

玄関を入り奥に進むと土間をリノベーションした喫茶室がありここで私たちはお茶をいただくことができる。

ゆっくり時間をかけて丁寧に日本茶を淹れるヒロトガワ

妻のジュンさんが作る地元で作られた米・味噌を使ったおにぎり定食もいただける。

味噌汁はみそ玉になっていて選ぶことができる。

是非食べていただきたいのが『玄米餅ぜんざい』

自分たちで育てた玄米の餅を揚げ、やはり地元で育てられた小豆を焚いた甘さ控えめのぜんざい。

メニューはジュンさんが販売しているハーブティーや自家製の酵素ジュースなども飲むことができる。

朝茶ライブのお茶 580円

茶師の焙煎茶(菓子付) 1,200円

ぜんざいと日本茶のペアリング 1,500円

自家製酵素ジュース 580円

*メニュー・値段は変更されている可能性がありますので予めご了承ください。

都会の喧騒から離れ、長閑な茶の里でゆっくり『お茶の時間』が楽しめる贅沢な茶寮だ。

できればゆっくり時間を取って出かけられることをおススメしたい。

店舗情報

岳間茶寮 好信楽

所在地 〒861-0604 熊本県山鹿市鹿北町椎持2172
電話 050-3591-1619

営業日はinstagramより。

https://www.instagram.com/koushinraku_takema/?hl=ja

筆者/写真右

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

関連イベント・教室

新茶、茶摘み体験(毎年5月開催予定)

関連ブログ

基礎編⑤生け花 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし

『野の花』 冬から春へ

日本の「いけはな」は自然の景色と移ろいを表現をしながら神様に奉る「祈り」の文化です。

まずは「いけはな」の原点『野の花』を通して春夏秋冬を意識的に感じてみましょう

冬は葉が落ち常緑樹の季節です。

常緑の木は生命力の象徴、神木と考えられ神社仏閣では松や榊、檜などで祭壇をお祀りします。

正月の花です。

御祝なので松に水引を巻き水仙を添えました。

新嘗祭とは新米を天皇陛下が神様にお供えしその年の収穫を神様に感謝をする日です。

昔は新嘗祭から新米を食べていたそうです。

新嘗祭には生徒さんと「たてはな」を献花します。

冬の花といえば椿

韓国の古い燭台の上に小壷を置き椿一輪添えました。

こちらも同じ藪椿。

掛花入れに柳を合せました。

柑橘類は子孫繁栄や橘を吉と呼ぶことから縁起が良いとされています。

小ぶりの金柑をたっぷりいけました。

2月の節分を過ぎると春の気配がしてきます。

魔除けとして節分に柊を玄関にかける風習があります。

まだ花が少ない季節、木蓮の蕾と柊を合せました。

春の訪れを告げる黄色い花。

蠟梅

山茱萸

菜の花

水仙

春は様々な花木が咲き誇ります。

紅梅

木瓜

春といえば『桜』

大ぶりの枝を壷にダイナミックにいけました。

茶師ヒロトガワの岳間茶寮『好信楽』の床の間にて

料亭『松葉』の玄関にて。

夏の訪れを知らせる色です。

オフィスエムでは初心者のためのいけ花教室をはじめ、花をいけやすいオリジナルの花のうつわの販売もしています。

季節の花を一輪ご自宅の玄関や食卓に飾ってみてはいかがでしょうか?

いけはな教室

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

オフィスエムオリジナル商品

花のうつわ

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

基礎編④和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし 基礎編

オフィスエム好みの和菓子屋

日本全国に様々な和菓子屋さんがあります。

旅行の時にその地ならではの和菓子屋さんを訪ねるのは楽しみの1つです。

京都の老舗店から地元で人気のお饅頭屋さんまでオフィスエムのイベント・教室でお出ししたお店をご紹介します。

皆さんもお気に入りの和菓子屋さんを見つけませんか?

京都

亀末廣

〒604-8185 京都府京都市中京区 姉小路通烏丸東入ル

秋のお稽古にて。

亀屋伊織

〒604-0026 京都府京都市中京区二条通新町東入ル

竜田会のお茶会にて

末冨

https://www.kyoto-suetomi.com/

冬のお稽古にて

大阪

福寿堂秀信

https://fukujudo-hidenobu.co.jp/

新年のお稽古にて

東京

虎屋

https://www.toraya-group.co.jp/products/collections/namagashi

秋のお稽古にて

広島

風雅堂

〒730-0043 広島県広島市中区富士見町6−12

出張講座でのお土産として。

福岡

御菓子處 五島

〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂3丁目1−21

お稽古にて

大分

但馬屋老舗 本店

https://tajimaya-roho.co.jp/

夏のお稽古にて

熊本

たちばな(中央区)

紹介制

オフィスエムで定番の和菓子

季乃菓

〒862-0920 熊本県熊本市東区月出8丁目3−134

こちらもオフィスエム定番の和菓子。

いつも目にも美しいお菓子に生徒さんも感動です。

お菓子の香梅

https://kobai.jp/

熊本の銘菓陣太鼓をはじめ和菓子の伝統を熊本に伝承されている企業。

県外のお客様の時に主に使わせていただいてます。

肥後六花

友達屋製菓本舗

〒860-0033 熊本県熊本市中央区紺屋阿弥陀寺町40

地元の老舗和菓子店

夏のお稽古にて

創作おはぎ モッチダリンダ

〒860-0083 熊本県熊本市北区大窪4丁目3−35 丸進アパート

春と秋のお彼岸時に

あんの和

サロンのご近所さん(教室をされています。)

https://an-nowa.amebaownd.com/

クリスマスの趣向であんこのケーキを

コーヤ万十

〒861-1104 熊本県合志市御代志2037−4

午前中で無くなる地元の名店

春と秋になると出番が多くなります。

名物のいきなり団子と春限定の桜もち

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

基礎編③和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし 基礎編③

美しい和菓子の世界 秋編

秋のお彼岸といえば『おはぎ』

地元で人気のお団子屋さんのおはぎと五島(福岡県)さんの秋のお干菓子を取り合わせました。

五島さんのかわいらしい秋のお干菓子たち。

こちらは創作おはぎ

モッチダリンダさんの紫芋のモンブラン。

うつわは細川家の御用窯だった熊本八代焼13代の上野浩平先生に作っていただいたオフィスエムオリジナル商品です。

細川家の裏紋の桜の象嵌が散りばめられています。

https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000127?category_page_id=tea

今年の十五夜は9月29日、十三夜は10月27日でした。

お月見にも五島さんの薯蕷饅頭で玉うさぎ(左)と清秋(右)

9月のお稽古にはその他にも五島さんの秋の上生菓子をご用意しました。

着綿

桔梗

長月

秋草花

萩の花

10月のお稽古は季乃菓さんのお菓子で銘は『銀嶺』

雪が積もって銀白色に輝く山を銀嶺(ぎんれい)と言うそうです。

大きなが入った餡が軽羹と浮島に挟まれ旬を感じるお菓子でした。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

ご購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

今回ご紹介した和菓子店。

コーヤ万十

五島(福岡)

https://www.instagram.com/okashidokoro_gotou/?hl=ja

創作おはぎ モッチダリンダ

https://www.instagram.com/mottidalinda/

季乃菓

https://sarukuma.info/gourmet/post-7992/

基礎編②和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし 

コラム/季節を楽しむ和の暮らし 基礎編②

美しい和菓子の世界 夏

大分県竹田市の老舗和菓子店のお菓子を訪ねました。

但馬屋さんの夏のお菓子をご紹介いたします。 

夏は涼を感じさせるために透明感のある羊羹や淡雪がよく使われます。

銘『九重』

夏の竹田の九重の山の景色を表現されています。

夏の羊羹シリーズ

冷たく冷やしてお出しました。

ワイン羹

柚子羹

夏本番

同じ手法でも色彩や銘で季節を表現ができます。

銘『夏萩』

銘『浮雲』

涼やか金魚羹

このお菓子はスプーンをつけてそのまま召し上がっていただきました。

和食器にアンティークのシルバースプーンを合せました。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

基礎編①和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし 

季節を楽しむ和の暮らし 基礎編①

『美しい和菓子の世界』 冬~春編

和菓子は煉切、きんとん、ういろう、薯蕷、羊羹などの調理法をベースに色や形で繊細に季節を表現します。

茶道教室では全国の和菓子屋さんから取り寄せた上質なお菓子を毎回ご準備しています。

ここではこれまで茶道教室でお出ししたお菓子をご紹介いたします。

冬のお菓子からご紹介いたします。

銘『冬桜』

真っ白なきんとん

あえて大きめの粉引のうつわを合せました。

銘『室の梅』

餡をういろうで包み、上にかけられているのはを表現しているのでしょうか?

白の中鉢を抹茶椀にみたてました。

皿のサイズ小さくしました。

大きさを変えると雰囲気も変わります。

こちらの銘は『冴』

薯蕷の上に冬の冷たさが伝わるような青色が施されています。

薯蕷が白なので黒の平皿を合せました。

次に春の和菓子をご紹介します。

銘『菜種きんとん』

じつはどちらも同じ銘なのですがお菓子屋さんでデザインが違いました。

あなたはどちらがお好みですか?

器の色でも表情が変わります。

こちらはお雛様をイメージしたお菓子。

2023年春に新しく発売をスタートした桜色のうつわにピッタリ。

抹茶のグリーンとピンクの相性もよかったです。

繊細なお菓子も良いですが、おばあちゃんが作る素朴なお菓子は心がホッとします。

春のお彼岸には牡丹餅。

近所で大人気のお饅頭屋さん。

春限定の「桜餅」も外せません。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

ご挨拶 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし① 

ご挨拶

日本には天皇を中心とした王朝文化と禅宗の影響を受けた武家文化があり、長い年月とともに熟成されその魅力は海外でも高く評価されています

オフィスエムではその素晴らしい日本文化を次世代に繋げ、現代の暮らしに取り入れ楽しめる提案をしています。

このコラムではより多くの方に日本文化の魅力を知っていただくことを目的にこれから連載してまいります。

今後のコラムを少しご紹介いたします。

まずはじめに基礎編として皆さまにとって身近な衣食住にまつわる日本文化をカテゴリー別にお話いたします。

季節を楽しむ和の暮らし/基礎編

その①和菓子

季節をテーマにした美しい和菓子をご紹介します。

その②いけはな

季節の移ろいとともに咲き誇る草花をご紹介します。

その③着物

お洒落がもっと楽しくなる着物。

季節によって装いが変わるのも魅力の1つ。

晴れの日の着物

『着物でランチ&初詣』にて

夏のお稽古にて

冬の着付教室にて

これだけでも日本文化に興味を持っていただけたのではないでようか?

今後の連載をお楽しみに!!

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

オフィスエムでは日本の文化を楽しく学ぶ教室・イベントを企画運営しています。

お気軽にご参加お待ちしております。

https://officeemu.jp/9298/

お道具の購入はこちらより。

オフィスエムオリジナル商品(数寄屋袋・和のうつわ・花のうつわ、、、)

https://shop.officeemu.jp/

自宅でお抹茶セット 16,610円(税込)

花のうつわ 14,300円(税込)

令和5年11,12月 茶道教室

11月の茶道教室のお菓子は亥の子餅(いのこもち)をご用意いたしました。

旧暦の亥の月(現在の11月),最初の亥の日の亥の刻に,イノシシの子のようなカタチをした「亥の子餅」を食べると,万病から逃れると言われています。さらに“亥”は中国の陰陽五行説で水性にあたることから,火災を逃れるという考えが。このことから,亥の子の日に囲炉裏やこたつ開きをする風習ができあがりました。

茶道教室/上級は12月はお休みのため11月が令和5年は最後の教室となりました。

11月の茶道教室/上級の花は紅葉した百日紅に白玉椿でした。

百日紅の葉が時間と共に落ち、ちょうどお稽古中に葉がポトリと落ち秋の風情を感じました

11月は海外の方も体験にいらっしゃいました。

12月クリスマスをテーマにした創作おはぎをご用意しました。

ニット帽をイメージしているそうです。

床の間は『凛』の一文字。

花は備前の大壺に野ばらの実をダイナミックにいけました。

1月教室では『花びら餅』をご用意いたします。

お気軽にご参加お待ちしております。

関連教室

令和5年12月 着付教室

Before & After

着付教室/初級編では講師と一緒に着物を着ます。

皆さん苦手なをしめます。

今回は前結びに挑戦です。

最後に帯紐をしめて完成。

首元や帯の傾きを微調整して終了です。

お着物が着れたら茶室で抹茶を一服召し上がっていただきます。

洋服と着物を着た時は体の動かし方が違うのを体験していただきます。

お着物を上手に着るコツは回数を重ねることです。

お着物で茶道教室、イベントに参加されることをおススメいたします。

関連イベント・教室

https://officeemu.jp/9298/

室礼師・松村篤史の出張講座のご案内

室礼師 松村篤史、冬の出張講座をご紹介いたします。

旅館や病院、窯元などこれまでにご縁をいただいた素敵な場所で教室を開催させていただけることになりました。

講座の内容はその場所のコンセプトにあわせて変更いたします。

沢山のご参加お待ちしております。

予約は直接お電話か、オフィスエムのコンタクトからも承ります。

花教室@熊本/松の苔玉と稲飾り作り


年4回開催
日程 12月6日(水)
時間 10時~12時
会費 5,500円(税込)
場所 玄窯

https://www.instagram.com/genngama/

熊本市北区植木町内985
予約・問合せ 096-295-6001

室礼講座/聖誕祭と正月の室礼


日程 12月9日(土)
時間・会費 詳細未定

場所 大森創太郎建築事務所
熊本市北区八景水谷1丁目6−24ー2
予約・問合せ 096-367-3333(鐵谷)

教室の様子

旅館で花教室
梅の古木を使ったクリスマスと正月の花


日程 12月12日(火)
時間 12時30分~14時30分
会費 6,000円(税込)
場所 

湯富里の宿 一壷天

大分県由布市湯布院町川上302-7
予約・問合せ 0977-28-8815

教室の様子

花教室@広島/正月の花


年4回開催
日程 12月22,23日(金・土)
時間 10時~14時
会費 18,000円(食事付・税込)
場所 

悠然いしおか

https://yuzenishioka.wixsite.com/yuzenishioka/untitled

広島市南区段原3丁目15-19
予約・問合せ 082-569-5753

教室の様子

こころとからだを整える花教室/正月飾作り


年4回開催
日程 12月29日(金)
時間 ①10時30分 ②13時
所要時間 約30分
会費 2,500円(税込)
場所 

あそ統合医療研究所(阿蘇立野病院新館4階)

https://asotateno.or.jp/institute/

熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野185-1
予約・問合せ 0967-65-8239

教室の様子

花教室@湯布院


毎月開催
日程 12月26日(火)
時間 14時~16時
会費 5,500円(税込)
場所 大分県由布市湯布院町川上276
予約・問合せ 090-9570-7976

これまでの出張講座の様子はこちらからご覧いただけます。

https://officeemu.jp/tag/%e5%87%ba%e5%bc%b5%e8%ac%9b%e5%ba%a7%ef%bc%8f%e5%ae%9f%e7%b8%be%e5%a0%b1%e5%91%8a/

出張講座をご希望の方はこちらをご覧ください。

令和5年10月 たてはな教室 秋草編

紅葉したドウダンツツジなど色々な種類の秋花が用意されました。

生徒さんによって選ぶ花材が違い、個性的な花が沢山いけられました。

今回は生徒さんのリクエストで杜若の生花もお稽古しました。

生徒さんの作品をご紹介します。

夜の部の方は2回目にシンプルなたてはなをいけられました。

今年はスケジュールの都合上12月の正月の花はお休みさせていただきます。

来年は3月の春の花編から開催いたしますのでしばらくお待ちください。

これまでの正月の花の記録です。

参考にご覧ください。

いけはな教室は毎月開催しております。

こちらでもご希望の方には「たてはな」をお稽古していただくことができます。

たてはな教室は3月に開催予定です。

オフィスエムオリジナル花のうつわ

こちらよりご購入いただけます。

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

四季を愉しむ『室礼歳時記』 聖誕祭

仏教の国である日本にとって聖誕祭(クリスマス)は馴染みがありませんが、国際社会となった現代では冬のイベントとして日本に定着し無視するわけにいかなくなりました

自然にある常緑樹と実物や落葉を活かした室礼師松村オリジナル『森のアレンジ』とキャンドルを組み合わせ冬の宿の室礼をしています。

こちらは一壷天さんの玄関です。

同じ素材でも場所や器が変わると雰囲気が変わります。

山荘無量塔

京町茶寮 徳永

あそ統合医療研究所

いけはな教室では室礼師 松村が季節の花と室礼を提案します。

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

室礼師 松村篤史 について

令和5年11月 農業体験@菊池

今年は10月に農業体験が企画できず11月1日の開催となり稲刈りができませんでした

10月に海外から一時帰国をしていた友人の観光案内の途中で立ち寄ったら、

何と!!ちょうど稲刈りをされており運良く稲刈りをさせていただけました。

予定外だったので普段着のまま、、、

11月1日の今年最後の農業体験ではもう稲刈りが終わっていました。

藁をお正月のしめ縄とたてはなの込藁用に分けていただきました。

12月のいけはな教室では新しい込藁を作りたいと思います

いけはな教室

『 道暮れて右も左も刈田かな 』

晩秋の季語で『刈田』という言葉があります。

稲を刈り取ったあとの田園風景を表現しており、

今年も無事に収穫できたことへの神様への感謝やおめでたい言葉として使われます。

まさしく今回の田んぼは刈田の景色でした。

刈田蒔絵という、稲を刈った根元をデザインされて蒔絵の柄もあります。

あえて稲穂を見せず、切り口だけをデザインすることで哲学的に表現するところが日本らしいですね。

来年も梅雨の頃、5・6月から農業体験スタートいたしますのでお楽しみに!!

令和5年10月 遠州流茶道教室がはじまりました。

この教室は遠州流という茶道の流派の教授である戸田宗珀先生の茶道教室です

最初はお盆に道具をのせてお茶を点てる『茶盆点』を学ぶことでお点前の基本動作(袱紗さばき・茶杓と棗を清める)を習得します。

お茶を点るための道具がお盆に並べられています。

袱紗さばきの練習です。

茶杓と棗を清めたら道具の位置が変わります

さあこれからお茶を点ます。

お茶が点ちました。

お菓子は香梅さんの練り切り『肥後菊』

遠州流の家元がデザインされている袱紗も見せていただきました。

これからお稽古をされたい方におすすめです。

綺麗さびといわれる『遠州流茶道』はじめませんか?

遠州流茶道教室は月2回開催しています。

お申込みはこちらより。

四季を愉しむ『室礼歳時記』 正月のしきたりと風習


目的 

「年神様」をお迎えし家に福を招く

12月13日 

正月事始め(お正月の準備を始める日)
・煤祓い(1年間の汚れを祓い清める/お掃除)
・松迎え(正月用の松を採りに行くこと、しめ縄作り)
・晴れ着の準備(下着や草履など新しくおろすならお正月)
・年賀状
・おせち
・餅つき(運を付く)

12月20日ごろ

冬至(1年で最も夜が長い日)
・柚子風呂(邪気を祓う)
・南瓜(無病息災/軒に吊るした保存食)

12月26~30日(29日はさける)

正月飾り
・門松(年神様を迎える道しるべ/常緑は生命力の象徴、神木)
・しめ縄(神事と俗事を区切る/邪除け)
・鏡餅(丸は魂を表し年神様が宿る場所)

12月31日

年越し蕎麦(忙しい年用意/蕎麦のように長く長寿であるように)
除夜の鐘(108の煩悩を祓う)

1月1日

正月
・初詣(除夜の鐘が鳴りやむ頃)
・お屠蘇(1年の邪気を祓い、長寿を願う)
・お節
(お重/福を重ねる、黒豆/邪気払いと、マメに勤勉に働けるように、数の子/子孫繁栄、田作り/イワシを肥料として使い田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願う)
・雑煮(大晦日の夜に年神様に供えた食物を下げてごった煮にし、神と人が一緒に食事をし霊力を得ると考えられていました。


1月7日

人日の節句(新春の祝い)
・七草粥(1年の無病息災/春の七草:せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)

1月11日

鏡開き
(室町時代からの風習/縁起をかつぎ「開く」という。/神様からエネルギーをいただく。)

1月15日

小正月(旧暦の1月15日は立春後の満月のこと)
・小豆粥(小豆の赤い色が邪気を払うと考えられ無病息災と五穀豊穣を祈る)
・餅花、繭玉(豊作を願う)
・どんど焼き(煙に乗って年神様が天上に帰ってゆく。/厄祓い)

どんど焼きで年神様をお見送りをして正月は終了です。

さあ次は2月の節分です。

節分は冬から春に季節が変わる節目の月。

日本古来から1年の厄を祓う月です。

次回の室礼歳時記では節分の室礼をご紹介いたします。

いけはな教室では室礼師 松村が季節の花と室礼を提案します。

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。


室礼師 松村篤史 について

令和5年10月9日合同茶会へ

熊本では毎年スポーツの日に表千家・裏千家・肥後古流の合同茶会が開催されます。

今年もシリーズ『お茶会へ行ってみよう』のイベントとして皆さまと一緒にお邪魔してきました。

場所は元肥後熊本藩主細川家の邸宅『泰勝寺』と隣の立田自然公園の仰松軒です。

泰勝寺は細川家の菩提寺であったため、今は神殿の中に細川家のご先祖様が祀られています。

細川三斎が考案した仰松軒でお茶をいただきました。

肥後古流の美しいお点前に皆さんうっとりされていました。

地元の和菓子屋さんのお菓子も楽しみの1つ。

こちらは『きくもとや』さんでした。

関連イベント・教室

茶会に興味がある方ご一緒しませんか?

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

令和5年9月27日 初心者のための能楽塾

この能楽塾は実際に公演される演目の事前勉強会となっていますが、前回の飯冨先生の塾の時に地獄についての話が少し登場し次回は詳しく能楽から見た地獄について解説をしてほしいという生徒さんからのリクエストで今回は『地獄』について飯冨先生の考えを聞かせていただきました。

五界・六界

魂の居場所のこと

天・・・仏教における天上界

人間・・・四苦八苦、108の煩悩

修羅・・・武士が死んだ後の世界で元は天界

餓鬼・・・貧欲、強欲の者が転生する

畜生・・・邪淫戒、妄語戒を破ったものが転生する

地獄・・・仏教世界観の最下層、 大いなる罪悪を犯した者が転生する

最後に般若心経と実際演目から地獄のことを示しているところを紹介されました。

能には成仏できない亡霊が現れ、それらを成仏させ最後に美しい舞によってあの世に帰るという演出がよくあります。

地獄の世界を知ることで能楽のより深いストーリーやメッセージを知ることができます。

これから能楽を観る時に少しだけあの世を意識してみるのはいかがでしょうか。

関連イベント・教室

令和5年9月26日 農業体験@菊池

立派な稲穂ができすっかり秋の景色になっていました。

今年は田植えが遅かったので稲刈りはあと1か月後くらいになるそうです。

緑米の穂が黒々としてとても綺麗だったので色が焦る前にお飾り用に少しいただきました。

お米の方には少しが入った跡があり電柵がされていました。

収穫ができるまで心配です、、、

田んぼの状況を確認したら足を延ばして和水町の花の香酒造さんにお邪魔しました。

料理人の守田さんが案内をしてくれました。

蔵の中には仕込み水の前に神棚が置かれていまいした。

酒造りの様子はガラス越しから見えるようになっており、壁には酒造りの様子が撮られた写真が綺麗に展示されていました。

もちろんお酒も販売されており、ここでしか買えない貴重なお酒もありました。

店員さんに花の香のお酒について教えていただきまいした。

近所にある花の香さんが育てられている田んぼも見せていただきました。

あぜ道に咲く彼岸花

この田んぼはイベントで一般の方と一緒に田植えをされたそうで、稲刈りの時は収穫祭もされるそうです。

農耕馬の菊次郎くん

3歳のやんちゃ盛りで撫でてあげたいのですが、、、

少し腰が引けてしまいました。

田んぼから見た酒蔵の外観。

田んぼの風景が美しい酒蔵の2階

守田さんは現在こちらで食事処をオープンされる準備をされています。

どんなお料理がいただけるの楽しみです。

ランチは前から行ってみたかった『月亭』さんへ。

月亭さんは以前菊池で米作りをされており、

ご主人が予約に合わせて野菜はもちろん、魚も自分で採って来られます。

『命をいただく』をコンセプトにおまかせコースのお店です。

内装は古民家で落ち着いた雰囲気。

飲物は自家製ブレンド酵素の炭酸割をいただきました。

お茶は薬草茶

一品一品丁寧に作られた滋味あふれるお料理たち

はじめていただいた穴熊

これも勉強ですね。

臭みはなく食べやすかったです。

笑うと優しいご主人。

胡桃のご飯でした。

花の香酒造

守田さんの以前されていたお店

『而今に生きる』

https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43013679/

月亭

https://www.instagram.com/moomfisher/

関連イベント・教室

令和5年 室礼/「中秋の名月」

室礼歳時記


『 十五夜 』


実りの秋、
月の神様に野菜や果物をお供えし、収穫を感謝しお祝いをします。
芒は稲穂の代わりに月の神様の依り代としました。また芒は切り口が鋭いため魔除けの力があると信じられていました。

関連教室

10月のいけはな教室では芒の苔玉作りです。

室礼のご依頼

旅館の床の間をはじめ、ホテルや会社のロビー等にも季節の室礼いたします。

令和5年9月 着付教室

秋に入り着物が着やすい季節となりました。

前回の着付教室に来られた方が早速自分で着物を着て茶道教室に参加されました。

今月のBefor&Afterです。

後半の方はBeforeを取り損ねてしまいました、、、

教室の様子

お着物が着れたらお茶の時間です。

9月は秋の彼岸ということで田舎おはぎをご用意しました。

次に『着物で茶道教室』です。

こちらの教室はまだお着物を持たれていない方が対象の着付体験教室です。

ごめんなさい、、、

Beforeを取り損ねました。

お婆さまのお着物があるそうで今後着物を着れるようになりたいとのこと。

着付の前田先生お見立てのお着物がとてもお似合いでした。

撮影前のお直し。

茶道教室の生徒さんも一緒にパシャ。

関連イベント・教室

お着物を持たれていない方はコチラ。

令和5年 9月茶道教室

9月は秋の彼岸と重陽の節句の月です。

お菓子はお彼岸に合わせて田舎おはぎをご用意しました。

こちらは創作おはぎ。

紫芋のモンブランです。

お花は重陽の節句に合わせて菊の花を。

9月の歌

読み方


(はぎ)の花尾花葛花瞿麦(をばなくずばななでしこ)の花 女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢばかま) 顔(あさがほ)の花

解説


山上臣憶良(やまのうへのおみおくら)が万葉集にて秋の野の花を詠んだ二首のうちのひとつ。


「秋の野に咲いている花を指折って数を数えれば次の七種類の花が美しい」巻八(一五三七)の次に詠まれた歌。

「朝顔(あさがほ)」は、現在でいう「アサガオ」は万葉の時代にはまだ日本に持ち込まれていなかったと思われ、これは「桔梗(ききょう)」のことだろうといわれています。

次に茶道教室上級です。

こちらは本番のお茶会を前提に茶室でお茶を一服飲んでいただく茶会体験教室です。

お菓子は季の菓さんの栗のお菓子。

銘は銀嶺です。

茶会体験のあとはサロンでお茶を点る練習です。

上手に点てられました。

関連イベント・教室

茶道具のご購入はこちらより

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

着物でオペラを見に行こう。

お着物で一緒にオペラを見に行きませんか?

お着物でお出かけをされたい方のためのイベントです。

お着物初心者の方にとっては、まずは着物を着て出かけることも着付けの良い練習になります。

初心者の方もお気軽にご参加ください!!

熊本で市民オペラを主宰されているNPO法人テアトル・リリカ熊本主催のオペラ『ラ・ボエーム』を見に行きます。

オペラ終演後、お時間がある方はカフェに移動してお茶タイム。

*お茶代は各自でお支払いください。

日程  10月28日(土)

時間  13時開演 12時半/入場口集合

参加費 7,000円(チケット代+企画料)

場所 熊本県立劇場 演劇ホール / 熊本市中央区大江2-7-1

お問合 090-9570-7976(松村)

これまでのイベントの様子

関連イベント・教室

令和5年8月25日 初心者のための能楽塾

今月は久しぶりに飯冨先生の登場です。

9月の藤崎八幡宮秋の例大祭で奉納される能の演目の解説でした。

演目ごとに使うの紹介。

能楽塾では実際に公演される能を楽しむために事前勉強会です。

藤崎八幡宮秋の例大祭は敬老の日に開催されます。

どなたでも見ることができますので是非お出かけください。

関連ブログ

能楽塾のお申込みはこちらより。

令和5年 室礼/「重陽の節句」

『 着綿・きせわた 』

菊に綿を被せ朝露を含ませます。

中国ではその綿で身体を清めます。

『 菊酒 』

菊が美しい秋、

中国では菊は不老長寿の薬と考えられ、

この日に菊酒を飲み長寿を祈りました。

菊の香合を取り合せる。

稲穂をいける

収穫の秋

稲に穂ができはじめます。

関連教室

9月のいけはな教室では着綿のお稽古をいたします。

室礼のご依頼

旅館の床の間をはじめ、ホテルや会社のロビー等にも季節の室礼いたします。

暮らしの『野の花』夏から秋へ

新緑から深緑へ。

山の緑が深くなり、色鮮やかな花々が咲き誇ります。

夏は風を感じるように涼やかにいけます。

山紫陽花を根〆に軽やかにを合せました。

夏の花(蓮、媛檜扇水仙)に風を感じさせる細草を合せました。

根〆の葉の先が白くなっているのは半夏生です。

夏を象徴する花『蓮』。

まだ蕾が固い初夏の蓮

シンプルに葉は使わず花托を合せました。

お盆のころは蓮の花が咲き誇ります。

蓮畑の周りに生えている細草と一緒に蓮のブーケを楽しみました。

最後は花びらだけを飾りました。

7月7日は七夕。

青竹は独特の水揚げ方法があり、水揚げをした竹の葉は2週間近く美しさを保たせることができます

7月のいけはな教室では竹の水揚げのお稽古をいたします。

手作りの五色短冊

夏花のなげいれ

鬼百合

禊萩(みそはぎ)

赤い実が印象的な夏の椿

晩夏の花

赤く色づいた鬼灯灌木の実

少しずつ秋の気配を感じます。

9月9日は重陽の節句

菊の花が美しい秋。

中国では菊は長寿の薬とされ菊に綿を被せ朝露をしみこませる風習があります。

9月のいけはな教室では『着綿』のお稽古をします。

秋のいけはなといえば、

侘びた籠に芒とたっぷりと秋草です。

秋草(秋明菊、檜扇、百日紅、吾亦紅、女郎花)と矢筈

秋明菊

数種類の色があります。

梅擬(うめもどき)

紫式部

白式部と梅擬(うめもどき)

彼岸花

田んぼのあぜ道に咲き誇ると稲刈りまでもう少し

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル『花のうつわ』

ご購入はこちらより。

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令和5年8月 茶道教室/上級

8月は遠州流の戸田先生による茶道教室/上級の茶会体験を開催いたしました。

秋の気配が感じられる床の間の花。

秋明菊、女郎花、吾亦紅、檜扇、百日紅、矢筈芒

お菓子

 

練切/不知火

薯蕷団扇見立て/涼風

御製

友達屋

御茶

遠州茶道宗家家元好み

 星宵の白

御詰 星野村

お道具組

9月より戸田先生による『入門/遠州流茶道』がスタートいたします。

お茶のお稽古にご興味がある方におススメです。

体験入門もできますのでお気軽にご参加ください

お申込はこちらより。

関連イベント・教室

令和5年8月23日 農業体験@菊池

7月上旬に田植えを2ヶ月が経ちました。

稲はしっかり株が大きくなる順調に成長していました。

今年は適量の雨も降り気候にも恵まれているようです。

この田んぼはタニシが草を食べてくれるのでほとんど草取りをする必要がなく今月は見学だけさせていただきました。

農家さん訪問ですが、はじめて自然栽培のオリーブ園を訪ねました。

今年は虫に木がやられてしまったそうで、伐採したオリーブの木をいただきました。

オリーブの木は生の時は柔らかいですが、乾燥するととても固くなるそうでまな板やスプーンの素材に適しているそうです。

今回もどんたけし農園さんにもお邪魔しました。

まだ卵はあまり産まないそうで、空心菜やゴーヤなどのお野菜を分けていただきました。

ゴーヤの花がとてもきれいでした。

お楽しみのランチ。

りんどうポークを育てられている生産者さんが運営されているカフェで自家製のベーコンを使ったBLTサンドをいただきました。

LinkBaseさんについて

https://www.instagram.com/p/Cm79pTwvJUL/

店内は綺麗でゆっくりとしたスペース。

さあ9月はどうなっているでしょうか?

月1農業体験のお申込みはこちらより。

10月10,22日 『遠州流茶道』茶盆点で学ぶ

遠州流の茶道教室です。

遠州流茶道は徳川将軍家茶道指南役 小堀遠州公を流祖とする武家茶道です。「わび・さび」の茶の心に明るさ・美しさ・雅さが加わった作法は「綺麗さび」と称されています。流祖の時代からのお点前は残しながら、新しい工夫も積極的に取り入れるという特徴があります。

茶盆点とは、

お盆と鉄瓶を使ってお点前をするもので、袱紗さばきや茶器、茶杓を清めるという茶道の基本動作を習得できます。

一つ一つの動作を数回に分けて学び、五回のお稽古でお一人で正しい作法で点てられるようになることを目指します。ご自宅でポットなどを使ってお点前することも可能です。日常に茶道を取り入れる第一歩となります。

茶盆点は入門者向けのお点前ではありますが、遠州流茶道の基本的なお点前の作法を学ぶことができます。細かいお点前の積み重ねがその流派としてのお点前を形作りますのでとても大切なものです。基本をしっかり学びましょう!

この教室は茶道体験に留まらない茶道のお稽古です。

茶道を本格的に学んでいきたい方におすすめです。

希望される方は継続して遠州流茶道のお点前を学ぶことも可能です。

まずは初回だけでも可能です。お気軽にご相談ください。

次回予定

10月10,22日

11月8,18日

時間 

①13時~ ②15時半~ ③18時~

*所要時間120分

*問合せ内容にご希望の時間を入力下さい。

料金 

3300円(抹茶・菓子、税込)

場所 

オフィスエムサロン/熊本県合志市須屋319-77

お問合 

090-4196-5068(戸田)

講師 戸田宗珀

遠州流茶道教授

株式会社リアルワークス代表取締役

経営者仲間ではじめた茶道教室がきっかけで師範となる。

2023年7月遠州流家元研修会受講

教室の様子

令和5年8月8日 熊本市南倫理法人会様にて講話をさせていただきました。

約50人の経営者の方が参加されていました。

テーマ「豊臣秀吉と千利休/日本文化・歴史について考える」

代表的な歴史的人物をピックアップしエピソード交えながら日本文化の素晴らしさをお伝えしました。

最後に世界が小さくなり世界経済となり日本人も国際人に一員である自覚と日本文化が自分たちの強みになることをご提案いたしました。

① 世界最古の王室天皇の系譜から見る日本の歴史

② 

豊臣秀吉×千利休

益田鈍翁×茶の湯

細川護熙×シラク大統領

③島国根性の卒業と日本文化を守る意義

④日本文化を守る方法→オフィスエムの活動紹介

講話の後に参加者の方から感想・質問をいただきました。

待ち時間の間に盆飾りを見ていただき室礼について説明しました。

今回の講話のご依頼をいただいた高見会長と。

貴重な機会をありがとうございました。

令和5年8月1日 出張いけはな・室礼講座@黒川温泉

7月に青竹の教室をやったばかりですが、お盆に合わせて鬼灯の苔玉作りを開催しました。

かなり大きな鬼灯でしたので苔を這わせるのに悪戦苦闘。

支柱は前回の教室で使った青竹の脇枝を再利用

上手にできました!!

関連教室

室礼のご依頼はこちらより。

令和5年 室礼/「お盆」

旅館山河(黒川温泉)の玄関の室礼です。

鬼灯を迎え火に、胡瓜と茄子をご先祖様の荷物を運ぶ馬と牛にみたてました。

宿の夏花

研究会(黒川温泉旅館組合)では鬼灯の苔玉を作りました。

一壷天(湯布院)

鬼灯と虫篭をあわせて。

京町茶寮徳永の玄関

料亭松葉

関連教室

室礼のご依頼

令和5年8月の茶道教室

8月は「お盆」をテーマに室礼ました。

言葉

草木国土 悉皆成仏

そうもくこくど 
しっかいじょうぶつ

仏様の言葉。

草木や国土のように心をもたないものでさえ、ことごとく仏性があるから、成仏するということ。

迎え火を鬼灯に、胡瓜と茄子をご先祖様の荷物を運ぶ馬と牛にみたてます。

お茶

お詰 丸久小山園

御銘 又玄(ゆうげん)

お菓子

夏の盛り、涼を感じるものを。

御銘 涼やかな羊羹

御製 福寿堂秀信

美しい夏の銘が付いたお菓子たち

夏萩

浮雲

関連イベント・教室

どちらも初心者が対象です。

お気軽に参加ご参加ください。

令和5年8月6日 学校茶道部合同茶会へ

表千家の学生茶道部による合同のお茶会へお邪魔しました。

本席は熊本信愛女学院のお席へ。

立礼席は熊本大学が担当されていまいした。

学生さんの一生懸命な姿が初々しくいつものお茶会と雰囲気が違い楽しいお茶の時間でした。

制服を着た学生さんがいっぱいいらっしゃいました。

高校生は制服でしたが大学生は浴衣や着物でした。

お茶会は着物を着る場として最適です。

今回も頑張ってお着物を着られました。

着物をお直し中。

関連イベント・教室

茶会に興味あるけど行ったことがない方。

ご一緒しませんか?

令和5年7月30日 農業体験@菊池

田植えをして約3週間たった頃。

小さな株だった苗がしっかり大きく育っていました。

この時期は草むしりをするのですが、この田んぼには田螺(タニシ)が草を食べるのであまり草むしりはしなくてもよいそうです。

今回は稲の成長を観察するだけでお手伝いは特にありませんでした。

農家さんにもお邪魔しました。

どんたけし農園さんは養鶏もされており産みたての卵を分けていただくことができるのですが、夏の暑さでか最近はあまり卵を産まないそうです。

今回は1パック6個だけ分けていただきました。

山羊は草を食べてくれるので草むしりの代わりになるそうです。

イタリアントマト

ゆうさく農園さん

ミントやバジル

ハーブの香りでリラックス。