熊本の能楽 正月

一月の季語にも使われており、この慣習は室町時代初期に始まり次第に広がったといわれています。

熊本では数百年も前から毎年1月5日北岡神社藤崎八旛宮で松囃子神事として能楽が仕舞奉納されています。

平安時代中期。今からおよそ1,100年前の承平四年(934)年、時の肥後国司・藤原保昌が、疫病と兇徒の乱に見舞われていた肥後の国を鎮めるため、京都の八坂神社のご分霊を迎え創健されたのが北岡神社のはじまりと伝えられています。

地元の企業方々が新年の参拝に来られます。

能楽塾で講師をお願いしている飯冨先生も出演されます。

仕舞奉納の前のお祓い

北岡神社が終わったら藤崎八旛宮に移です。

承平5年(935)に朱雀天皇が平将門の乱平定を祈願し、石清水八幡大神を国家を護る神として茶臼山(現在の藤崎台球場)にお迎えしたことを始まりとしております。社名には「幡」ではなく、後奈良天皇宸筆の勅額に由来する「旛」の名が使われており、その姿は現在でも「大鳥居」に見ることができます。
戦国時代などには戦場となり、荒廃した時期もありましたが、朝廷から万民に至るまで広く信仰を集め、熊本総鎮守として崇められるようになっていきました。戦国から江戸時代には藩主となった加藤家、細川家により手厚く庇護されましたが、維新後の西南戦争で社殿が焼失。現在の井川渕町への遷宮が行われました。

北岡神社(本座) 11時頃~

喜多流 高砂 初番目

金春流 羽衣 三番目

喜多流 猩々 五番目

藤崎八旛宮(新座) 13時頃~

金春流 弓八幡 初番目

喜多流 東北 二番目

金春流 嵐山 初番目(祝言)

能奉納は無料ですので能楽初心者の方におすすめです。

関連イベント・教室

1月の能から学ぶ日本の歴史・文化 『翁・三番叟』

写真は毎年4月16日~18日に催される厳島神社「桃花祭御神能」での翁の様子です。

江戸城では新年に能が盛大に催され、その際には必ず『翁』が舞われました。

地方の大名も幕府に習い、全国で正月には翁が舞われるようになりました

では、なぜ翁が正月に舞われるようになったのかを考えていきたいと思います。

流儀 

五流にあり

分類 

「能は能にしてあらず」といわれどのカテゴリーにも属さない唯一神聖な曲

登場人物 

シテ 翁

ツレ 千歳

アイ 三番叟

上演時間 約1時間

「翁」は、「能にして能にあらず」といわれ、まさに別格の一曲です。

神聖な儀式であり、演者は神となって天下泰平、国土安穏を祈祷する舞を舞います。

代表的な謡をご紹介します。

まず謡い出しでは

呪文のような言葉からはじまります。

「滝の水音」「仏教の陀羅尼」「囃子の音や声」「チベット語」など諸説あります。

「千年の鶴は。万才楽と歌うたり。又万代の池の亀は。甲に三極を備えたり。天下泰平国土安穏。今日のご祈祷なり。ありわらや。なじょの翁ども。」

翁に続けて狂言方が舞う舞が「三番叟(さんばそう)」。

魂振鎮魂をして五穀豊穣を祈り、感謝を捧げるもので、

直面(面をかけない状態)で拍子を多用して地固めをする「揉ノ段」

黒い尉の面をかけて稲穂の象徴である鈴を持って舞う「鈴ノ段」からなる。

土地を耕し種を撒く所作を表現している。

人生50年の時代、腰が曲がり白髪の老人は神様のような存在でした。

翁はただの老人ではなく、霊的な力を授けられた”神の使い”であると考えられていました。

白い翁は国土安泰を祈り舞い、

黒い翁は田の神様と考えられ、 農作業で日焼けした老人を表したもので五穀豊穣を祈り舞います。

通常の演目では、面をつける役者は舞台に登場する前から面をつけています。

「翁・三番叟」では役者は舞台上で面をつけ、舞が終わると舞台上で面を外します。

翁は国土安泰を祈り、三番叟は五穀豊穣を祈り舞う。

はストーリーはなく、寿ぎの言葉を連ねた古典ラップのようなものである。

三番叟田の神様「揉ノ段」地固めをし、「鈴ノ段」田植えを表現している。

鶴・亀・万歳楽まんざいらく・千秋楽

天下泰平国家安穏

「とうとうたらり、たらりら。たらりあがりららりとう。」

お正月の神社での能奉納ではよく翁が演じられますので見に行かれるのはいかがでしょうか?

翁の最初の謡い出しで「とうとうたらり、たらりら。たらりあがりららりとう。」が聞こえます!!

稽古の和菓子 師走 

令和6年も残すところ1か月になりました。

古来日本では、稲の収穫が終わり正月の事始めの季節となりますが現代ではクリスマスは外すことができません。

『正月飾りと祝いの道具展』にお越しくださいましたお客様には、

おもてなしとして虎屋さんのお正月をテーマにした羊羹と抹茶をお出しいたしました。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

黒と白のうつわはオンラインショップにて販売しています。

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正月の事はじめ

今年も無事に稲が収穫できました。

秋に収穫をした藁注連縄を作ります。

稲作体験の様子

今年のリースの注連縄です。

今年ははじめて亀の稲飾りも作りました。

山から根引松を採ってきて松迎をします。

歳神様門松から注連縄を飾られた玄関を通って家の中に入って来られます。

正月の事はじめとして12月4日より『正月飾りと祝いの道具展』を開催いたします。

関連イベント・教室

オンラインショップはこちらより

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正月飾りと道具展 12月4日より開催

稲作体験でお手伝いをさせていただいてる菊池の稲を使った室礼師松村オリジナルの正月飾りを展示販売以いたします。

その他にも玄窯さんとコラボで作っていただいた陶器の鏡餅や長い歴史を持ち熊本を代表する民藝 飯喰い猿を作っている木の葉窯さんの干支など室礼師松村がセレクトした正月道具をご覧ください。

会期 12月4,5,7,8,10,11,12,13日

時間 10時~16時

お問合 090-9570-7976(松村)

場所 オフィスエムサロン/熊本県合志市須屋319-77

昨年からスタートした玄窯さんとオフィスエムコラボの陶器の鏡餅

サイズ 直径約70mm×高さ75mm

金額 3,850円(税込)

毎年人気の木の葉窯さんの干支

サイズ 小/直径70mm×高さ65mm

    大/直径110mm×高さ80mm

金額 小/1,540円(税込)

   大/3,300円(税込)

注連縄

サイズ 小/直径150mm

    大/直径200mm

金額 小/2,200円

   大/2,750円

亀の稲飾り

サイズ 縦130mm×横200×高さ60mm

金額 3,850円

その他にも室礼師松村が集めた貴重な道具も展示いたします。

通常は出していない古いうつわ

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稲飾りについて

稲は日本の大切な神様です。

稲飾りの稲は稲作体験でお手伝いをさせていただいてる菊池の稲を新嘗祭でお祓いをしていただいています。

稲飾りは室礼道具として室礼師松村が考えた室礼道具ですが、

室礼師松村が提案する

季節の移ろいを愉しむ『盆飾り』

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関連イベント・教室

室礼師 松村の花日記 紅葉狩

12月の花教室では松に庭のもみじを合わせました。

ちょうど花教室の後に茶道教室があったので、松をはずしてもみじだけにしてみました。

関連教室

花のうつわの購入はこちらより

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四季を楽しむ『室礼歳時記』 聖誕祭

今年はクリスマスカラーの赤・緑にアクセントにゴールドを合わせて室礼をしました。

苔玉は赤い実が沢山ついている美男蔓(ビナンカズラ)です。

クリスマスツリーをイメージした苔玉。

こちらにもアクセントでゴールドのリボンをつけました。

クリスマスの時季恒例の森のアレンジメント

今年はマグノリアと鬼灯にアクセントにゴールドに色付けされたユーカリと柳の枝を合わせました。

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9月の能から学ぶ日本の歴史・文化 『菊慈道』

能は芸能として鑑賞することはもちろん、能の演目を深く掘り下げることで日本の歴史・文化を学ぶ機会ともなります。

第1回目は『菊慈童』を掘り下げます。

場面 中国/レッケン山

まずは太平記について考えてみたいと思います。

鎌倉幕府が滅んだのち、日本では激しい戦乱が続きます。この混乱の時代のなか、様々な歴史書や軍記物語(戦を題材に、実在の武士の活躍を描いた物語)が作られました。なかでも特に壮大なスケールで、96代「後醍醐天皇」の倒幕計画から、室町幕府3代将軍「足利義満」が登場するまでの約50年間の動乱を描いた作品が「太平記」です。

菊慈童の話は『太平記』巻第十三・龍馬進奏事に基づいています。

日本の南北朝時代、後醍醐天皇のもとへ駿馬が献上されたことから物語がはじまる。


 「その故は、周の穆王(ぼくおう)の時……」
穆王の時代に8頭の天馬がやってきました。
穆王はこれらの馬に乗り、どんな辺境でも世界の果てまでも駆けまわります。あるとき、西方へと馬を進め、中天竺でお釈迦様に八句の偈を授かることができました。その穆王の寵愛していた慈童が誤って帝の枕をまたいでしまい配流になってしまいます。レッケン山といえば帝都を離れること三百里、この山に足を踏み入れたもので帰ってきたものはいないといわれる辺境の地です。穆王はそんな所へ慈童を送るのを哀れに思い、お釈迦様から授かった八句の偈のうち、二句をそっと伝授します。

その時、彭祖と改名

この言い伝えを元に、これは穆王の天馬の功徳であり、駿馬がやってきたのは吉兆ですというお話です。

あらすじ

中国、魏の文帝の治世に、酈縣山(れっけんざん/てっけんざん)の麓から霊水が湧き出たため、その源流を探るべく、勅使一行が派遣されました。勅使は山中に一軒の庵を見つけます。周辺を散策して様子を窺っていると、庵から、一人の風変わりな少年が現れました。勅使が怪しみ名を尋ねると、少年は、自分は慈童という者で、周の穆王(ぼくおう)に仕えたと教えます。周の穆王と言えば、七百年もの昔の時代です。勅使がますます怪しんで、化け物だろうと問い詰めると、慈童は、皇帝より直筆の二句(四句)の偈(経典の言葉)が入った枕を賜ったと言い、それを証拠として見せました。勅使もその有難さに感銘を受け、二人でその言葉を唱え味わうのでした。慈童は、自分が二句(四句)の偈を菊の葉に写したところ、そこに結ぶ露が不老不死の霊水となり、それを飲み続けたから七百歳にもなったのだと語り、喜びの楽を舞います。慈童は、その露の滴りが谷に淵を作り、霊水が湧いていると述べ、勅使らとともに霊水を酒として酌み交わします。そして帝に長寿を捧げ、末永い繁栄を祈念して、慈童は山中の仙家に帰っていきました。

穆王が慈童を送るのを哀れに思い、お釈迦様から授かった八句の偈のうち、二句をそっと伝授します。

能の中では勅使がその2句を唱えるシーンがあります。

ではその八句について考えていきたいと思います。

この八句というのは法華経の観音経のことです。

法華経とは
お釈迦さまの教え(言葉)をまとめた「お経」の数は、「8万4千」といわれています。
その中でも、日蓮宗が一番大切にしている教えが「妙法蓮華経(以下、法華経)」です。
法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであり、お釈迦様の集大成の教えです。
その内容は28章に分かれており、あらゆる仏教のエッセンスが凝縮されております。

観音経(観世音菩薩普門品第二五)・・・観音菩薩を讃える詩句
具一切功徳(ぐいっさいくどく)
慈眼視衆生(じげんしゅじょうじゅ)
福聚海無量(ふきゅじゅかいむりょう)
是故応頂礼(ぜこおうちょうらい)

中国にはこのような説話は存在しません。
穆王については『穆天子伝』『竹書紀年』等で西王母と出会った話が残っているが、寵童の存在には触れられていない。彭祖の名は『列仙伝』『神仙伝』に見られるが、穆王、菊花には無関係であり、殷の大夫であった長寿者が仙人になった話である。その年齢は800歳とも767歳ともいわれている。レッケン山については『荊州記』に「南陽県北八里有菊水」とあり、又、『風俗通義』によると河南省南陽の甘谷に流れる水は菊の慈液を含み、その水を飲んだ住民には百歳を超える者が多かったという言い伝えがあります。
これらの説話が別々に日本に伝わり、結びつき脚色されて行く中で、慈童という存在が創作されていったと考えられます。
そしてのちに謡曲の題材として採り入れられました。

菊慈童を通して太平記と法華経について考えることができました。

毎年12月第4日曜日に開催されているクリスマス能(大濠能楽堂/福岡)

今年の演目は『菊慈童』です。

是非この機会にご覧ください。

https://www.ohori-nougaku.jp/lineup/%E5%85%AC%E7%9B%8A%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E8%83%BD%E6%A5%BD%E5%8D%94%E4%BC%9A%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E6%94%AF%E9%83%A8%E3%80%80%E6%99%AE%E5%8F%8A%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AA-2


稽古の和菓子 秋編

こちらではお稽古でご準備した四季折々の和菓子をご紹介します。

秋をイメージするものと言えば重陽の節句やお月見、紅葉などでしょうか?

最初のお菓子は鶴屋八幡(大阪)お月見をイメージした干菓子です。

出張で広島に行ったときにいただいた風雅堂さんの黄身寄紅葉団子です。

こちらは広島での観月茶会の様子です。

こちらは仙太郎(京都)の栗のお菓子です。

「こくり」です。

秋も深まり紅葉の季節。

末富(京都)の干菓子です。

黒のうつわが色を引き立ててくれています。

黒と白のうつは

オンラインショップにて販売しております。

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四季を楽しむ『室礼歳時記』 稲の収穫に感謝

新嘗祭とは、11月23日天皇陛下が収穫された新米を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る1000年以上前から行われている宮中祭事です。

新嘗祭は全国で行われ、本来はこの後から新米をいただくのが日本の風習です。

今年も無事に稲が収穫できました。

稲以外にも秋に収穫されたお野菜も一緒に飾るとにぎやかになります。

お月見の名残うさぎ燭台も合わせました。

どちらも宿の玄関の室礼です。

新嘗祭は秋の収穫を感謝する祭事なので、稲・秋野菜が主役です。

アクセントに三宝や燭台などを合わせてご自宅でも秋の室礼をお楽しみください

ご興味がありましたらご参加お待ちしております。

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令和6年10月13日 稲作体験@菊池市

昨年は収穫の直前でイノシシに入られ被害がありましたが、今年は無事稲刈りをすることができました。

こちらは緑米(餅米)です。

稲飾り用に少し分けていただきました。

また来年も稲が生長するように収穫した肥料として土に戻すそうです。

収穫したばかりの稲で秋の室礼をしました。

来年も稲作体験は5月の苗床作りの頃からはじめる予定です。

ご興味がある方は是非ご参加お待ちしております。

稲刈りが終わり、11月23日には天皇陛下が収穫された新米を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る『新嘗祭』が全国で行われ、本来はこの後から新米をいただくのが日本の風習です。

「12月の室礼教室」では正月の事始めを解説いたします。

しめ縄や門松の飾り方など季節の室礼を通して日本の古の風習を学ぶ教室です。

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室礼師 松村の花日記 秋の花編

秋の七草をはじめ芒や野菊、竜胆など沢山の草花が登場します。

春とは違った侘びた秋花を活かすことを心がけています。

自然の野山で育った杜鵑(ほととぎす)

紫式部(むらさきしきぶ)は葉はすぐ枯れてしまうので落として使います。

根元には藤袴(ふじばかま)を添えました。

重陽の節句には綿をかぶせて着綿(きせわた)にしました。

枯蓮と、、、

秋らしい組み合わせ

外国の方への出張いけはな体験でも

広島での出張花教室でも

秋には白い花を咲かせます。

稲刈りの季節、収穫できたことを感謝し水引を巻きます。

稲作体験でお世話になっている菊池の田んぼです。

毎年開催されている料亭松葉さんの月見の会のお花をいけさせていただきました。

悠然いしおか(広島)での出張花教室

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令和6年10月 茶道教室

日本では十五夜とともに十三夜にもお月見をします。

十三夜は日本独自の風習で、

満月より少し前の月を愛でます。

今月の掛軸は円相を月にみたてました。

また、円相の中には鼠を米俵が描かれており収穫を祝う意味でこちらの掛軸を選びました。

花は、葉が鋭く魔除けの意味がある芒を合わせました。

菓子

銘 小栗

製 仙太郎(京都)

抹茶は合同茶会のお薄席でいただいた山政小山園の『小倉山』にいたしました。

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令和6年9月 茶道教室

9月9日は重陽の節句です。

中国の古事に中国では菊は長寿の薬と考えられており、

菊に綿を一晩のせて菊の香りと朝露をしみこませ、

今月の花は中国の古事に習い菊に綿をかぶせ着綿(きせわた)にいたしました。

菓子

銘 柚子しぐれ

製 たちばな(熊本市)

抹茶

銘 青玉

製 甲斐製茶(八女)

9月とはいえ暑い日が続いており、お菓子もまだ少しさわやかなものになりました。

はじめていただいた八女の抹茶は適度な苦みと甘みがありバランスの良いお茶でした。

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令和6年10月15日 観月茶会へ

縮景園(広島市)で毎年開催されている観月茶会へ初めてお邪魔しました。

例年は十五夜の日に開催されていたそうなのですが、温暖化でことは十三夜の日に変更されたそうです。

当日の天気は曇りでたまに小雨が降っておりお月様が拝めるか不安でしたが、風が心地よく吹き過ごしやす気候でした。

初めての縮景園。

野点席

お菓子は風雅堂さんの黄味寄(きみよせ)

18時半からの本席は辺りがちょうど薄暗くなってきました。

曇り空でお月見はあきらめていましたが、本席を出たら美しい月が輝いており皆さんとても喜ばれていました。

こちらの茶会は広島発祥の上田宗箇流が担当されており武士茶道ならではの凛としたお点前も興味深かったです。

関連教室・イベント

令和6年10月14日 合同茶会へ

毎年10月のスポーツの日に開催されている合同茶会にお邪魔しました。

場所は元肥後藩主細川家熊本別邸の泰勝寺跡立田自然公園です。

茶室や野点席など9つの席があり、参加者は好きな濃茶席とお薄席に1席ずつ入ることができます。

泰勝寺の山門です。

門を入ると枝垂れ桜や紅葉などが美しい庭が広がり客殿へと続きます。

今年はまだ紅葉は見れませんでした。

泰勝寺内は、客殿に濃茶席3席庭に薄茶席3席でした。

庭から見た客殿。

客殿前の庭。

続いて立田自然公園です。

こちらには濃茶席2席野点席2席でした。

今回はこちらに入らせていただきました。

仰松軒の近くでは表千家の野点席もありました。

また別の所では肥後古流的々社の野点席が。

写真がないのですが、、、

こちらの席では屋久杉で作られた旅箪笥を使った珍しいお点前が拝見できました。

合同茶会では様々な流派のお点前や室礼を拝見できるのが魅力の一つです。

全国各地で趣向をこらした茶会が開催されています。

じつは、合同茶会の翌日は広島の縮景園で開催された観月茶会にお邪魔しました。

こちらの様子は次回ご報告いたします。

四季を楽しむ『室礼歳時記』 中秋の名月

最初の写真はサロンの床の間です。

円相の掛軸を月にみたて、シンプルに芒の苔玉を合わせアクセントに燭台も置きました。

お月見と言えば団子とうさぎです。

とくに中秋の名月は芋名月ともいわれ、はじめは里芋をお供えしそれが発展しお月見団子が登場しましたので里芋は外せません。

こちらは縮景園(広島)の観月茶会での室礼です。

次に共栄堂さんのモダンな空間で開催した室礼教室です。

お菓子は但馬屋(大分)の荒城の月を月見団子にみたて、教室の最後に抹茶と一緒に皆さんでいただきました。

本棚にも

本棚と観葉植物が印象的な共栄堂さんの空間

黒川温泉旅館組合での室礼教室です。

今回のテーマが『月と酒』ということで、室礼教室の後はお供えをした栗おこわなどと一緒に日本酒の勉強会という楽しい学びの場となりました。

月見団子のかわりに広島の風雅堂さんの黄身寄と紅葉団子

秋に収穫できたお野菜たち

日本酒の勉強会ではワイングラスで色々な手法で作られたお酒の飲み比べをしました。

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令和6年8月3日『浴衣で薪能を見に行こう。』開催いたしました。

毎年8月の第一土曜日に開催されている出水神社の『薪能』に皆さんと一緒に行ってきました。

最初に参道の茶寮松柏に集合し早めの夕食を食べながら薪能の事前解説をいたしました。

お食事は水前寺菜を使った松柏さんオリジナル湯豆腐をいただきました。

お食事が終わったら能舞台に移動します。

水前寺公園は地下水が湧いている池を中心に回遊できるようになっており立派な能舞台があります。

19時過ぎ夕暮れどきになると薪に火が灯されます。

本殿から火が運ばれます。

薪に火がついたら能のスタートです。

田村という演目でした。

清水寺が舞台で前場の少年の緩やかな舞に対し後場の武将の勇ましい舞の対比がみどころの能でした。

次回は1月5日に毎年開催されている松囃子を初詣としてお着物で皆さんと見にいきます。

こちらも熊本で長い歴史がある能奉納ですのでご参加お待ちしております。

室礼師 松村の花日記 小さなうつわ編

アンティークの小さなうつわが入荷したので庭の花をいけました。

染付には涼やかな平麦をあわせました。

瓶子の形をした瑠璃色の珍しいうつわ

大正期の日本の硝子です。

こちらはフランスのアンティークです。

アンティークのうつわなど1点ものはギャラリーにて販売をしております。

ご遠方の方で購入希望の方がいらっしゃいましたらHPよりお問い合わせください。

室礼師 松村の花日記 夏の花編

6月、梅雨といえば色とりどりの紫陽花

料亭松葉の玄関には大ぶりの紫陽花をたっぷりいけました。

粗相とした山紫陽花は床間に。

阿蘇の山に咲き誇る野薊

染付のうつわに合わせました。

真っ白な蕾が美しい大山蓮華

7月の茶事教室の茶花です。

生地の竹籠に達磨檜扇と平麦、姫笹をいけました。

毎年を採らせてもらっているです。

今年も沢山いけさせていただきました。

料亭松葉さんのお部屋にて。

お盆といえば鬼灯

料亭松葉の玄関にて。

床間にたてはな鬼灯と蓮をいけました。

旅館のお盆の室礼用苔玉を作りました。

胡瓜茄子を一緒に飾ります。

一壷天(湯布院)の玄関にて。

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令和6年8月 茶道教室

暑い夏の盛り,

ロック氷の上に濃いめに点てた抹茶をかけ冷たくお出しました。

お茶はすっきり甘みがある星野製茶園(福岡県)の『星の露』を使いました。

友達屋(熊本市)の葛饅頭。

銘 青もみじ

こちらも友達屋さんの夏を象徴する練り切りのお菓子。

銘 西瓜

銘 朝顔

テーマ/お盆

掛軸 十二天不動曼荼羅(清浄心院・高野山)

蓮のたてはな

鬼灯のたてはな

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令和6年7月31日 『初心者のための能楽塾』を開催しました。

オフィスエムのサロンにて『初心者のための能楽塾』は毎月開催してますが、今回は野村萬斎さん出演『狂言の会@熊本』の事前勉強会のため特別に熊本市内の会場で午後と夜の2回開催いたしました。

午後の部は福田病院さんの寿心亭にて開催いたしました。

狂言の会の演目が月見座頭という中秋の名月が舞台だったので、そちらに合わせて床間に室礼も一緒にご披露いたしました。

円相の掛軸をにみたて、芒の苔玉を合わせました。

右側は盆飾りで鈴虫の置物が入った虫篭と紅葉の苔玉を合わせました。

夜の部は野田市兵衛商店さんにて開催いたしました。

熊本の老舗企業の長い歴史を醸し出す建物は文化財にも指定されています。

夜の部はお仕事帰りの方が多く熱心に解説を聞かれていました。

令和6年7月27日 稲作体験@菊池市

6月に田植えが終わり株が大きく育っていました。

田植えをしてしばらくたった頃に虫が葉について少し食べられてしまう被害があったそうです。

無農薬で育てられているため薬は使わず手作業で虫をとられたそうですがすぐに他の虫がくるので大変だったそうです。

田んぼ見学の後は千畳河原へ涼みに行きました。

裸足でしばらく川を散歩をしました。

水が冷たくてとても気持ちよかったです。

千畳河原は菊池川の上流で水が綺麗で浅い所や深い所など色々な場所があり川遊びにお勧めです。

千畳河原についいて

https://www.city.kikuchi.lg.jp/article/view/1110/2413.html

体の火照りも和らいだらお楽しみのランチタイムです。

今回は菊池の中心部にあるCafeAsanisimasaさんにうかがいました。

新メニューの菊池源五郎牛のカレーセットをいただきました。

食後には自家焙煎珈琲とプリン

最近まで病院だった建物をリノベーションされた内装もレトロで素敵な空間です。

Cafe Asanisimasaさんについて

稲作体験では毎月1回菊池の田んぼにお邪魔して稲の成長を見ながら日本文化の特徴である季節の移ろいを感じていただくことを目的としています。

また、菊池は自然豊かな場所で美味しい食材も沢山あります。

菊池に行くことで日々のストレスを解消し、美味しいお食事で心と身体が元気なる稲作体験になるようコーディネートしています

都会で頑張っている方にこそおススメです。

稲作体験@菊池市のお申し込みはこちらより

令和6年7月 茶道教室

6月30日は一年の半分の厄を祓い、

残り半年を無事に過ごし

田植えをした稲が無事に育ちますように

神様にお祈りをする『夏の大祓』があります。

7月の掛軸は茅の輪をイメージした緑の円相の中に無病息災としました。

稲作体験でお世話になっている菊池の田んぼにも無事田植えが終わり

残った早苗を分けていただき床の間に室礼ました。

お菓子

銘 氷室の氷

製 仙太郎(京都)

銘 天の川

製 季乃菓(熊本市)

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令和6年6月15日 稲作体験@菊池市

2006年の稲作体験がはじまりました。

田んぼでふぢこさんに現状を説明していただきました。

菊池は一般の場所より田植えの時期が遅いそうでまだ苗を育てているところでした。

お天気の様子をうかがいながら来週から田植えをされるそうです。

稲苗が前回うかがった時より成長していました。

田んぼ見学の後はどんたけし農園にお邪魔しました。

美しい人参を収穫させていただきました。

こちらの畑ではズッキーニを育てられてました。

そして養鶏所へ。

この時期はたまごを沢山産むそうで産み立てたまごも分けていただくことができました。

ランチは菊池から車で約1時間の小国の農家の宿『畑暦』で羽釜の炊き立てご飯をいただきました。

畑暦HP

https://www.gonbemura.com/hatagoyomi

畑暦さんは牛小屋を茅葺屋根の古民家としてリノベーションされたそうです。

茅葺の屋根裏も見せていただきました。

ご飯は1升入れてられていました。

沸騰したら扉を閉めて余熱20分でできあがりです。

ご飯を炊いている間に畑暦さんの畑を見せていただきました。

ちょうど田植えが終わっていました。

こちらはトウモロコシ畑

併設されている人気の貸し切りの薪サウナも見せていただきました。

お待ちかねのランチタイムです。

7月27日開催

予約はこちらより。

昨年の蓮畑の様子。

令和6年6月 茶道教室

6月といえば水無月

水無月は白の外郎生地に小豆をのせ、

三角形に包丁されたお菓子です。

京都では1年のちょうど折り返しにあたる水無月(6月)に、

この半年の罪や穢れを祓い、

残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」の時にいただくお菓子です。

それぞれに意味がこめられており、

水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、

三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。

今年は仙太郎(京都)の水無月2種をご用意しました。

床間の花は梅雨を連想する山紫陽花

白の蕾が美しい大山蓮華。

心を無にして肩の力を抜きます。

呼吸を大切に流れるようにお点前をするとマインドフルネス効果が期待できます。

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

室礼師 松村の花日記 初夏の花編

5月の茶事教室にて

藤の花が盛りのころ、

湯布院の畑にギリギリ最後の熊谷草が手に入りました。

5月の料亭松葉の花です。

菖蒲をいけました。

少し涼やかに

茶摘み体験での好信楽の床間

ご近所のお庭のお花を切らせていただきました。

令和6年6月2日 菖蒲茶会へ

細川家の筆頭家老であった松井家所縁の松浜軒(熊本県八代市)で毎年開催されている菖蒲茶会へ今年もうかがいました。

お天気にもめぐまれ菖蒲の花が美しく咲き誇っていました。

お濃茶席からも菖蒲の花が綺麗に見えました。

濃茶席の掛軸は細川重賢の一行書でした。

お薄は野点席

木立に囲まれ風が心地よかったです。

野点席の会記

菖蒲の季節は雨の日が多いですが今年はお天気にめぐまれました。

次回は泰勝寺(熊本市)の秋の合同茶会へお邪魔します。

初心者の方でも参加可能ですのでお気軽にご参加お待ちしております。

お申込みはこちらより。

関連教室

オフィスエムの茶道教室は初心者を対象にお客様の作法をお稽古します。

単発での参加もきますので、

稲作体験が6月15日よりスタートします。

茶摘みのシーズンも終わり田植えの準備の季節がやってきました。

今年最初の稲作体験では苗床の状態を見に菊池の田んぼへ行きます。

田んぼ見学のあとは、どんたけし農園で畑や養鶏の様子を見学します。

ランチは小国まで足を延ばし、

素敵な茅葺屋根の古民家『畑暦』さんで羽釜の炊き立てご飯をいただく特別プランです。

https://www.gonbemura.com/hatagoyomi

稲作の様子を毎月見学させていただくことで季節の移ろいを感じていただくためのイベントです。

稲作体験 月1開催(6月~10月)

稲作体験の様子

令和6年5月 茶道教室

今年の八十八夜は5月2日でした。

オフィスエムでは毎年ゴールデンウィーク明けに茶摘み体験を開催しています。

4月の茶道教室では蓮月の煎茶の画賛の掛軸に、

茶の木の新芽と蛍袋、どくだみ、韮の花、藪蘭の葉を初夏らしい生地の竹籠にいけました。

お菓子は5月5日の端午に節句に合わせ菖蒲の練り切りをご用意しました。

銘 花菖蒲

製 季の菓

銘 玉菖蒲

製 たちばな

茶摘み体験が終わったら大徳寺徳禅寺の橘宗義和尚作蛍の掛軸に変えました。

6月に入ると蛍や七夕の季節となるので掛軸はそのままに、

お花でいろいろと演出をしてみました。

関連イベント

稲の成長を毎月観察し季節を感じる

日本文化で健康になろう。

医師 稲葉俊郎先生は現代医療の現場にいながら、

日本の古い「芸道」にはこころとからだの全体性を取り戻し、心身を調和させる予防医療としての効果があると考えられています。

西洋医学では病気を「敵」とみなし、「闘う」「治す」という概念のため「病気が治るから元気になる」という考えになります。代替医療・養生法では、「元気になったから病気がよくなった」と考えますので「日々元気に楽しく暮らすための手段を考え、それが結果として病気が良くなることもある。」という概念になります。

日本の「芸道」の世界は医学的にも理に適っており

茶道のお点前や能の舞では丹田を中心にして重心を下げて、からだを安定させることで、こころも安定させます。「心身一如」を重視する日本の「芸道」には呼吸法や瞑想など部分や要素に分けて実践する方法論ではなく、

からだやこころの全体性を扱いからだを動かしつつ、呼吸もしつつ、瞑想もしつつからだを安定させることで元気を取り戻す効果があります。

健康とは、

『こころとからだの全体性の回復』

だと稲葉先生はおっしゃいます。


殺伐とした日々を過ごしていると、何が心地いい状態なのかわからなくなり、「物質的に満たされればいい」という錯覚に陥りますが、外にあるものではこころは満たせられません
自分にとって心地よい「芸道」を見つけ、

自分がずれてバランスが悪くなったら元の状態に戻せるようになると病気の予防になります。

地震の多い日本では古より、自然と争ったり闘ったりせず、いかに共存するかという深い知恵に溢れています。日本国は第二次世界大戦の敗戦により西洋の概念が移植され、古いものを一度捨ててしまい、「ものが豊であることがしあわせだ」という仮説を立て国を立て直しました。

「自然を支配する」という考えに基づいた近代科学は表面だけを見て、わからないものを排除し分断し全体性を失った偏った世界を作ってしまいました。

古人は大自然の中で作物を育て、天地・自然に祈り、自然の植物から家や衣服を作りました
いまこそ、歴史や伝統の中からその知恵をもう一度発見し現代の息吹を加えて歴史をつなぐ必要があります

形だけ真似るのではなく、そこに滔々と流れる魂をこそ次の世代につないでいかないといけない。

そういうつなぎ目の時代なんだと稲葉先生は考えられています。

オフィスエムの教室・イベントは稲葉先生のお考えを参考に健康に配慮したプログラムを心がけています。
茶・花・書・能など様々な教室をご用意しております。
どの教室も単発で受講いただけますので色々な教室を体験され

皆さまにとって心地よい教室をお選びください。

『日本文化と健康』をより深く学び提供するために稲葉先生の講演会勉強会を不定期で開催しています。

健康に興味のある方はどなたでもご参加いただけますのでお気軽にお申込みお待ちしています。

関連イベント・教室

関連ブログ

稲葉俊郎

1979年熊本県生まれ。
1997年熊本高校卒
2004年東京大学医学部卒
東京大学医学部附属病院を経て、2020年4月から軽井沢に拠点を移す。現在は軽井沢病院院長。心臓が専門で在宅医療などにも従事。山形ビエンナーレ2020・2022・2024芸術監督、SWITCHインタビュー 達人達「大友良英×稲葉俊郎」(NHK)、暮らしの手帳など多数の書籍への寄稿等多方面で活動中。

https://www.toshiroinaba.com/about-me

令和6年1月 茶道教室

年が明け令和6年がはじまりました。

今月の言葉は「無事」です。

本来は年末に掛け1年無事に過ごせたことに感謝する禅語ですが、新年早々に能登半島地震をはじめ飛行機事故など悲しいことが続きましたのでこれ以上悪いことがおきず無事に過ごせますようにという願いを込めました。

花は青竹の花入れに梅の苔枝難を転ずるという願いで「南天」、そして菜の花で春の気配を添えました。

お菓子は干支の絵が描かれた京塗り菓子器花びら餅

アクセントに赤の竹箸を合せました。

お茶は京都宇治の福寿園

銘は歌会始のお題「和」

香りが豊かでバランスの良いお味でした。

関連イベント・教室

お道具の購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

岳間茶寮 好信楽 コラム/熊本の文化・食を旅する①

オフィスエムでは毎年茶摘み体験でお世話になっている『岳間茶寮 好信楽』が2024年1月12日新月の日にリニューアルオープンした。

店主のヒロトガワ(茶師)は日本茶の魅力を広めるために朝茶ライブを毎日配信し密かに日本茶ファンの有名人となっている。

この茶寮では朝茶ライブでヒロトガワが飲んだ全国の日本茶をはじめ自身が栽培・製茶をした日本茶が飲める唯一無二の茶寮だ。

茶寮は岳間の山奥に堂々とたたずむ立派な古民家

昔の美しい建具やガラス、洗練された金具が使われておりどんな人が住んでいたのか想像が膨らむ。

玄関を入り奥に進むと土間をリノベーションした喫茶室がありここで私たちはお茶をいただくことができる。

ゆっくり時間をかけて丁寧に日本茶を淹れるヒロトガワ

妻のジュンさんが作る地元で作られた米・味噌を使ったおにぎり定食もいただける。

味噌汁はみそ玉になっていて選ぶことができる。

是非食べていただきたいのが『玄米餅ぜんざい』

自分たちで育てた玄米の餅を揚げ、やはり地元で育てられた小豆を焚いた甘さ控えめのぜんざい。

メニューはジュンさんが販売しているハーブティーや自家製の酵素ジュースなども飲むことができる。

朝茶ライブのお茶 580円

茶師の焙煎茶(菓子付) 1,200円

ぜんざいと日本茶のペアリング 1,500円

自家製酵素ジュース 580円

*メニュー・値段は変更されている可能性がありますので予めご了承ください。

都会の喧騒から離れ、長閑な茶の里でゆっくり『お茶の時間』が楽しめる贅沢な茶寮だ。

できればゆっくり時間を取って出かけられることをおススメしたい。

店舗情報

岳間茶寮 好信楽

所在地 〒861-0604 熊本県山鹿市鹿北町椎持2172
電話 050-3591-1619

営業日はinstagramより。

https://www.instagram.com/koushinraku_takema/?hl=ja

筆者/写真右

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

関連イベント・教室

新茶、茶摘み体験(毎年5月開催予定)

関連ブログ

基礎編⑤生け花 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし

『野の花』 冬から春へ

日本の「いけはな」は自然の景色と移ろいを表現をしながら神様に奉る「祈り」の文化です。

まずは「いけはな」の原点『野の花』を通して春夏秋冬を意識的に感じてみましょう

冬は葉が落ち常緑樹の季節です。

常緑の木は生命力の象徴、神木と考えられ神社仏閣では松や榊、檜などで祭壇をお祀りします。

正月の花です。

御祝なので松に水引を巻き水仙を添えました。

新嘗祭とは新米を天皇陛下が神様にお供えしその年の収穫を神様に感謝をする日です。

昔は新嘗祭から新米を食べていたそうです。

新嘗祭には生徒さんと「たてはな」を献花します。

冬の花といえば椿

韓国の古い燭台の上に小壷を置き椿一輪添えました。

こちらも同じ藪椿。

掛花入れに柳を合せました。

柑橘類は子孫繁栄や橘を吉と呼ぶことから縁起が良いとされています。

小ぶりの金柑をたっぷりいけました。

2月の節分を過ぎると春の気配がしてきます。

魔除けとして節分に柊を玄関にかける風習があります。

まだ花が少ない季節、木蓮の蕾と柊を合せました。

春の訪れを告げる黄色い花。

蠟梅

山茱萸

菜の花

水仙

春は様々な花木が咲き誇ります。

紅梅

木瓜

春といえば『桜』

大ぶりの枝を壷にダイナミックにいけました。

茶師ヒロトガワの岳間茶寮『好信楽』の床の間にて

料亭『松葉』の玄関にて。

夏の訪れを知らせる色です。

オフィスエムでは初心者のためのいけ花教室をはじめ、花をいけやすいオリジナルの花のうつわの販売もしています。

季節の花を一輪ご自宅の玄関や食卓に飾ってみてはいかがでしょうか?

いけはな教室

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

オフィスエムオリジナル商品

花のうつわ

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

基礎編④和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし 基礎編

オフィスエム好みの和菓子屋

日本全国に様々な和菓子屋さんがあります。

旅行の時にその地ならではの和菓子屋さんを訪ねるのは楽しみの1つです。

京都の老舗店から地元で人気のお饅頭屋さんまでオフィスエムのイベント・教室でお出ししたお店をご紹介します。

皆さんもお気に入りの和菓子屋さんを見つけませんか?

京都

亀末廣

〒604-8185 京都府京都市中京区 姉小路通烏丸東入ル

秋のお稽古にて。

亀屋伊織

〒604-0026 京都府京都市中京区二条通新町東入ル

竜田会のお茶会にて

末冨

https://www.kyoto-suetomi.com/

冬のお稽古にて

大阪

福寿堂秀信

https://fukujudo-hidenobu.co.jp/

新年のお稽古にて

東京

虎屋

https://www.toraya-group.co.jp/products/collections/namagashi

秋のお稽古にて

広島

風雅堂

〒730-0043 広島県広島市中区富士見町6−12

出張講座でのお土産として。

福岡

御菓子處 五島

〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂3丁目1−21

お稽古にて

大分

但馬屋老舗 本店

https://tajimaya-roho.co.jp/

夏のお稽古にて

熊本

たちばな(中央区)

紹介制

オフィスエムで定番の和菓子

季乃菓

〒862-0920 熊本県熊本市東区月出8丁目3−134

こちらもオフィスエム定番の和菓子。

いつも目にも美しいお菓子に生徒さんも感動です。

お菓子の香梅

https://kobai.jp/

熊本の銘菓陣太鼓をはじめ和菓子の伝統を熊本に伝承されている企業。

県外のお客様の時に主に使わせていただいてます。

肥後六花

友達屋製菓本舗

〒860-0033 熊本県熊本市中央区紺屋阿弥陀寺町40

地元の老舗和菓子店

夏のお稽古にて

創作おはぎ モッチダリンダ

〒860-0083 熊本県熊本市北区大窪4丁目3−35 丸進アパート

春と秋のお彼岸時に

あんの和

サロンのご近所さん(教室をされています。)

https://an-nowa.amebaownd.com/

クリスマスの趣向であんこのケーキを

コーヤ万十

〒861-1104 熊本県合志市御代志2037−4

午前中で無くなる地元の名店

春と秋になると出番が多くなります。

名物のいきなり団子と春限定の桜もち

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

基礎編③和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし 基礎編③

美しい和菓子の世界 秋編

秋のお彼岸といえば『おはぎ』

地元で人気のお団子屋さんのおはぎと五島(福岡県)さんの秋のお干菓子を取り合わせました。

五島さんのかわいらしい秋のお干菓子たち。

こちらは創作おはぎ

モッチダリンダさんの紫芋のモンブラン。

うつわは細川家の御用窯だった熊本八代焼13代の上野浩平先生に作っていただいたオフィスエムオリジナル商品です。

細川家の裏紋の桜の象嵌が散りばめられています。

https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000127?category_page_id=tea

今年の十五夜は9月29日、十三夜は10月27日でした。

お月見にも五島さんの薯蕷饅頭で玉うさぎ(左)と清秋(右)

9月のお稽古にはその他にも五島さんの秋の上生菓子をご用意しました。

着綿

桔梗

長月

秋草花

萩の花

10月のお稽古は季乃菓さんのお菓子で銘は『銀嶺』

雪が積もって銀白色に輝く山を銀嶺(ぎんれい)と言うそうです。

大きなが入った餡が軽羹と浮島に挟まれ旬を感じるお菓子でした。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

ご購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

今回ご紹介した和菓子店。

コーヤ万十

五島(福岡)

https://www.instagram.com/okashidokoro_gotou/?hl=ja

創作おはぎ モッチダリンダ

https://www.instagram.com/mottidalinda/

季乃菓

https://sarukuma.info/gourmet/post-7992/

基礎編②和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし 

コラム/季節を楽しむ和の暮らし 基礎編②

美しい和菓子の世界 夏

大分県竹田市の老舗和菓子店のお菓子を訪ねました。

但馬屋さんの夏のお菓子をご紹介いたします。 

夏は涼を感じさせるために透明感のある羊羹や淡雪がよく使われます。

銘『九重』

夏の竹田の九重の山の景色を表現されています。

夏の羊羹シリーズ

冷たく冷やしてお出しました。

ワイン羹

柚子羹

夏本番

同じ手法でも色彩や銘で季節を表現ができます。

銘『夏萩』

銘『浮雲』

涼やか金魚羹

このお菓子はスプーンをつけてそのまま召し上がっていただきました。

和食器にアンティークのシルバースプーンを合せました。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/Japanese_tableware

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

基礎編①和菓子 コラム/季節を楽しむ和の暮らし 

季節を楽しむ和の暮らし 基礎編①

『美しい和菓子の世界』 冬~春編

和菓子は煉切、きんとん、ういろう、薯蕷、羊羹などの調理法をベースに色や形で繊細に季節を表現します。

茶道教室では全国の和菓子屋さんから取り寄せた上質なお菓子を毎回ご準備しています。

ここではこれまで茶道教室でお出ししたお菓子をご紹介いたします。

冬のお菓子からご紹介いたします。

銘『冬桜』

真っ白なきんとん

あえて大きめの粉引のうつわを合せました。

銘『室の梅』

餡をういろうで包み、上にかけられているのはを表現しているのでしょうか?

白の中鉢を抹茶椀にみたてました。

皿のサイズ小さくしました。

大きさを変えると雰囲気も変わります。

こちらの銘は『冴』

薯蕷の上に冬の冷たさが伝わるような青色が施されています。

薯蕷が白なので黒の平皿を合せました。

次に春の和菓子をご紹介します。

銘『菜種きんとん』

じつはどちらも同じ銘なのですがお菓子屋さんでデザインが違いました。

あなたはどちらがお好みですか?

器の色でも表情が変わります。

こちらはお雛様をイメージしたお菓子。

2023年春に新しく発売をスタートした桜色のうつわにピッタリ。

抹茶のグリーンとピンクの相性もよかったです。

繊細なお菓子も良いですが、おばあちゃんが作る素朴なお菓子は心がホッとします。

春のお彼岸には牡丹餅。

近所で大人気のお饅頭屋さん。

春限定の「桜餅」も外せません。

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル商品

和菓子をのせている器はオフィスエムと玄窯のコラボ商品です。

1つのデザインで様々な使用法ができ、重ねられることで収納スペースを広くとらないように工夫しました。

黒と白のうつわ 

さくら色のうつわ(新商品)

購入はこちらより。

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筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

ご挨拶 コラム/季節を楽しむ和の暮らし

コラム/季節を楽しむ和の暮らし① 

ご挨拶

日本には天皇を中心とした王朝文化と禅宗の影響を受けた武家文化があり、長い年月とともに熟成されその魅力は海外でも高く評価されています

オフィスエムではその素晴らしい日本文化を次世代に繋げ、現代の暮らしに取り入れ楽しめる提案をしています。

このコラムではより多くの方に日本文化の魅力を知っていただくことを目的にこれから連載してまいります。

今後のコラムを少しご紹介いたします。

まずはじめに基礎編として皆さまにとって身近な衣食住にまつわる日本文化をカテゴリー別にお話いたします。

季節を楽しむ和の暮らし/基礎編

その①和菓子

季節をテーマにした美しい和菓子をご紹介します。

その②いけはな

季節の移ろいとともに咲き誇る草花をご紹介します。

その③着物

お洒落がもっと楽しくなる着物。

季節によって装いが変わるのも魅力の1つ。

晴れの日の着物

『着物でランチ&初詣』にて

夏のお稽古にて

冬の着付教室にて

これだけでも日本文化に興味を持っていただけたのではないでようか?

今後の連載をお楽しみに!!

筆者

松村篤史(オフィスエム代表・室礼師)

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

オフィスエムでは日本の文化を楽しく学ぶ教室・イベントを企画運営しています。

お気軽にご参加お待ちしております。

https://officeemu.jp/9298/

お道具の購入はこちらより。

オフィスエムオリジナル商品(数寄屋袋・和のうつわ・花のうつわ、、、)

https://shop.officeemu.jp/

自宅でお抹茶セット 16,610円(税込)

花のうつわ 14,300円(税込)

令和5年11,12月 茶道教室

11月の茶道教室のお菓子は亥の子餅(いのこもち)をご用意いたしました。

旧暦の亥の月(現在の11月),最初の亥の日の亥の刻に,イノシシの子のようなカタチをした「亥の子餅」を食べると,万病から逃れると言われています。さらに“亥”は中国の陰陽五行説で水性にあたることから,火災を逃れるという考えが。このことから,亥の子の日に囲炉裏やこたつ開きをする風習ができあがりました。

茶道教室/上級は12月はお休みのため11月が令和5年は最後の教室となりました。

11月の茶道教室/上級の花は紅葉した百日紅に白玉椿でした。

百日紅の葉が時間と共に落ち、ちょうどお稽古中に葉がポトリと落ち秋の風情を感じました

11月は海外の方も体験にいらっしゃいました。

12月クリスマスをテーマにした創作おはぎをご用意しました。

ニット帽をイメージしているそうです。

床の間は『凛』の一文字。

花は備前の大壺に野ばらの実をダイナミックにいけました。

1月教室では『花びら餅』をご用意いたします。

お気軽にご参加お待ちしております。

関連教室

令和5年12月 着付教室

Before & After

着付教室/初級編では講師と一緒に着物を着ます。

皆さん苦手なをしめます。

今回は前結びに挑戦です。

最後に帯紐をしめて完成。

首元や帯の傾きを微調整して終了です。

お着物が着れたら茶室で抹茶を一服召し上がっていただきます。

洋服と着物を着た時は体の動かし方が違うのを体験していただきます。

お着物を上手に着るコツは回数を重ねることです。

お着物で茶道教室、イベントに参加されることをおススメいたします。

関連イベント・教室

https://officeemu.jp/9298/

室礼師・松村篤史の出張講座のご案内

室礼師 松村篤史、冬の出張講座をご紹介いたします。

旅館や病院、窯元などこれまでにご縁をいただいた素敵な場所で教室を開催させていただけることになりました。

講座の内容はその場所のコンセプトにあわせて変更いたします。

沢山のご参加お待ちしております。

予約は直接お電話か、オフィスエムのコンタクトからも承ります。

花教室@熊本/松の苔玉と稲飾り作り


年4回開催
日程 12月6日(水)
時間 10時~12時
会費 5,500円(税込)
場所 玄窯

https://www.instagram.com/genngama/

熊本市北区植木町内985
予約・問合せ 096-295-6001

室礼講座/聖誕祭と正月の室礼


日程 12月9日(土)
時間・会費 詳細未定

場所 大森創太郎建築事務所
熊本市北区八景水谷1丁目6−24ー2
予約・問合せ 096-367-3333(鐵谷)

教室の様子

旅館で花教室
梅の古木を使ったクリスマスと正月の花


日程 12月12日(火)
時間 12時30分~14時30分
会費 6,000円(税込)
場所 

湯富里の宿 一壷天

大分県由布市湯布院町川上302-7
予約・問合せ 0977-28-8815

教室の様子

花教室@広島/正月の花


年4回開催
日程 12月22,23日(金・土)
時間 10時~14時
会費 18,000円(食事付・税込)
場所 

悠然いしおか

https://yuzenishioka.wixsite.com/yuzenishioka/untitled

広島市南区段原3丁目15-19
予約・問合せ 082-569-5753

教室の様子

こころとからだを整える花教室/正月飾作り


年4回開催
日程 12月29日(金)
時間 ①10時30分 ②13時
所要時間 約30分
会費 2,500円(税込)
場所 

あそ統合医療研究所(阿蘇立野病院新館4階)

https://asotateno.or.jp/institute/

熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野185-1
予約・問合せ 0967-65-8239

教室の様子

花教室@湯布院


毎月開催
日程 12月26日(火)
時間 14時~16時
会費 5,500円(税込)
場所 大分県由布市湯布院町川上276
予約・問合せ 090-9570-7976

これまでの出張講座の様子はこちらからご覧いただけます。

https://officeemu.jp/tag/%e5%87%ba%e5%bc%b5%e8%ac%9b%e5%ba%a7%ef%bc%8f%e5%ae%9f%e7%b8%be%e5%a0%b1%e5%91%8a/

出張講座をご希望の方はこちらをご覧ください。

令和5年10月 たてはな教室 秋草編

紅葉したドウダンツツジなど色々な種類の秋花が用意されました。

生徒さんによって選ぶ花材が違い、個性的な花が沢山いけられました。

今回は生徒さんのリクエストで杜若の生花もお稽古しました。

生徒さんの作品をご紹介します。

夜の部の方は2回目にシンプルなたてはなをいけられました。

今年はスケジュールの都合上12月の正月の花はお休みさせていただきます。

来年は3月の春の花編から開催いたしますのでしばらくお待ちください。

これまでの正月の花の記録です。

参考にご覧ください。

いけはな教室は毎月開催しております。

こちらでもご希望の方には「たてはな」をお稽古していただくことができます。

たてはな教室は3月に開催予定です。

オフィスエムオリジナル花のうつわ

こちらよりご購入いただけます。

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

四季を愉しむ『室礼歳時記』 聖誕祭

仏教の国である日本にとって聖誕祭(クリスマス)は馴染みがありませんが、国際社会となった現代では冬のイベントとして日本に定着し無視するわけにいかなくなりました

自然にある常緑樹と実物や落葉を活かした室礼師松村オリジナル『森のアレンジ』とキャンドルを組み合わせ冬の宿の室礼をしています。

こちらは一壷天さんの玄関です。

同じ素材でも場所や器が変わると雰囲気が変わります。

山荘無量塔

京町茶寮 徳永

あそ統合医療研究所

いけはな教室では室礼師 松村が季節の花と室礼を提案します。

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

室礼師 松村篤史 について

令和5年11月 農業体験@菊池

今年は10月に農業体験が企画できず11月1日の開催となり稲刈りができませんでした

10月に海外から一時帰国をしていた友人の観光案内の途中で立ち寄ったら、

何と!!ちょうど稲刈りをされており運良く稲刈りをさせていただけました。

予定外だったので普段着のまま、、、

11月1日の今年最後の農業体験ではもう稲刈りが終わっていました。

藁をお正月のしめ縄とたてはなの込藁用に分けていただきました。

12月のいけはな教室では新しい込藁を作りたいと思います

いけはな教室

『 道暮れて右も左も刈田かな 』

晩秋の季語で『刈田』という言葉があります。

稲を刈り取ったあとの田園風景を表現しており、

今年も無事に収穫できたことへの神様への感謝やおめでたい言葉として使われます。

まさしく今回の田んぼは刈田の景色でした。

刈田蒔絵という、稲を刈った根元をデザインされて蒔絵の柄もあります。

あえて稲穂を見せず、切り口だけをデザインすることで哲学的に表現するところが日本らしいですね。

来年も梅雨の頃、5・6月から農業体験スタートいたしますのでお楽しみに!!

令和5年10月 遠州流茶道教室がはじまりました。

この教室は遠州流という茶道の流派の教授である戸田宗珀先生の茶道教室です

最初はお盆に道具をのせてお茶を点てる『茶盆点』を学ぶことでお点前の基本動作(袱紗さばき・茶杓と棗を清める)を習得します。

お茶を点るための道具がお盆に並べられています。

袱紗さばきの練習です。

茶杓と棗を清めたら道具の位置が変わります

さあこれからお茶を点ます。

お茶が点ちました。

お菓子は香梅さんの練り切り『肥後菊』

遠州流の家元がデザインされている袱紗も見せていただきました。

これからお稽古をされたい方におすすめです。

綺麗さびといわれる『遠州流茶道』はじめませんか?

遠州流茶道教室は月2回開催しています。

お申込みはこちらより。

四季を愉しむ『室礼歳時記』 正月のしきたりと風習


目的 

「年神様」をお迎えし家に福を招く

12月13日 

正月事始め(お正月の準備を始める日)
・煤祓い(1年間の汚れを祓い清める/お掃除)
・松迎え(正月用の松を採りに行くこと、しめ縄作り)
・晴れ着の準備(下着や草履など新しくおろすならお正月)
・年賀状
・おせち
・餅つき(運を付く)

12月20日ごろ

冬至(1年で最も夜が長い日)
・柚子風呂(邪気を祓う)
・南瓜(無病息災/軒に吊るした保存食)

12月26~30日(29日はさける)

正月飾り
・門松(年神様を迎える道しるべ/常緑は生命力の象徴、神木)
・しめ縄(神事と俗事を区切る/邪除け)
・鏡餅(丸は魂を表し年神様が宿る場所)

12月31日

年越し蕎麦(忙しい年用意/蕎麦のように長く長寿であるように)
除夜の鐘(108の煩悩を祓う)

1月1日

正月
・初詣(除夜の鐘が鳴りやむ頃)
・お屠蘇(1年の邪気を祓い、長寿を願う)
・お節
(お重/福を重ねる、黒豆/邪気払いと、マメに勤勉に働けるように、数の子/子孫繁栄、田作り/イワシを肥料として使い田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願う)
・雑煮(大晦日の夜に年神様に供えた食物を下げてごった煮にし、神と人が一緒に食事をし霊力を得ると考えられていました。


1月7日

人日の節句(新春の祝い)
・七草粥(1年の無病息災/春の七草:せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)

1月11日

鏡開き
(室町時代からの風習/縁起をかつぎ「開く」という。/神様からエネルギーをいただく。)

1月15日

小正月(旧暦の1月15日は立春後の満月のこと)
・小豆粥(小豆の赤い色が邪気を払うと考えられ無病息災と五穀豊穣を祈る)
・餅花、繭玉(豊作を願う)
・どんど焼き(煙に乗って年神様が天上に帰ってゆく。/厄祓い)

どんど焼きで年神様をお見送りをして正月は終了です。

さあ次は2月の節分です。

節分は冬から春に季節が変わる節目の月。

日本古来から1年の厄を祓う月です。

次回の室礼歳時記では節分の室礼をご紹介いたします。

https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai


室礼師 松村篤史 について

令和5年10月9日合同茶会へ

熊本では毎年スポーツの日に表千家・裏千家・肥後古流の合同茶会が開催されます。

今年もシリーズ『お茶会へ行ってみよう』のイベントとして皆さまと一緒にお邪魔してきました。

場所は元肥後熊本藩主細川家の邸宅『泰勝寺』と隣の立田自然公園の仰松軒です。

泰勝寺は細川家の菩提寺であったため、今は神殿の中に細川家のご先祖様が祀られています。

細川三斎が考案した仰松軒でお茶をいただきました。

肥後古流の美しいお点前に皆さんうっとりされていました。

地元の和菓子屋さんのお菓子も楽しみの1つ。

こちらは『きくもとや』さんでした。

関連イベント・教室

茶会に興味がある方ご一緒しませんか?

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

令和5年9月27日 初心者のための能楽塾

この能楽塾は実際に公演される演目の事前勉強会となっていますが、前回の飯冨先生の塾の時に地獄についての話が少し登場し次回は詳しく能楽から見た地獄について解説をしてほしいという生徒さんからのリクエストで今回は『地獄』について飯冨先生の考えを聞かせていただきました。

五界・六界

魂の居場所のこと

天・・・仏教における天上界

人間・・・四苦八苦、108の煩悩

修羅・・・武士が死んだ後の世界で元は天界

餓鬼・・・貧欲、強欲の者が転生する

畜生・・・邪淫戒、妄語戒を破ったものが転生する

地獄・・・仏教世界観の最下層、 大いなる罪悪を犯した者が転生する

最後に般若心経と実際演目から地獄のことを示しているところを紹介されました。

能には成仏できない亡霊が現れ、それらを成仏させ最後に美しい舞によってあの世に帰るという演出がよくあります。

地獄の世界を知ることで能楽のより深いストーリーやメッセージを知ることができます。

これから能楽を観る時に少しだけあの世を意識してみるのはいかがでしょうか。

関連イベント・教室

令和5年9月26日 農業体験@菊池

立派な稲穂ができすっかり秋の景色になっていました。

今年は田植えが遅かったので稲刈りはあと1か月後くらいになるそうです。

緑米の穂が黒々としてとても綺麗だったので色が焦る前にお飾り用に少しいただきました。

お米の方には少しが入った跡があり電柵がされていました。

収穫ができるまで心配です、、、

田んぼの状況を確認したら足を延ばして和水町の花の香酒造さんにお邪魔しました。

料理人の守田さんが案内をしてくれました。

蔵の中には仕込み水の前に神棚が置かれていまいした。

酒造りの様子はガラス越しから見えるようになっており、壁には酒造りの様子が撮られた写真が綺麗に展示されていました。

もちろんお酒も販売されており、ここでしか買えない貴重なお酒もありました。

店員さんに花の香のお酒について教えていただきまいした。

近所にある花の香さんが育てられている田んぼも見せていただきました。

あぜ道に咲く彼岸花

この田んぼはイベントで一般の方と一緒に田植えをされたそうで、稲刈りの時は収穫祭もされるそうです。

農耕馬の菊次郎くん

3歳のやんちゃ盛りで撫でてあげたいのですが、、、

少し腰が引けてしまいました。

田んぼから見た酒蔵の外観。

田んぼの風景が美しい酒蔵の2階

守田さんは現在こちらで食事処をオープンされる準備をされています。

どんなお料理がいただけるの楽しみです。

ランチは前から行ってみたかった『月亭』さんへ。

月亭さんは以前菊池で米作りをされており、

ご主人が予約に合わせて野菜はもちろん、魚も自分で採って来られます。

『命をいただく』をコンセプトにおまかせコースのお店です。

内装は古民家で落ち着いた雰囲気。

飲物は自家製ブレンド酵素の炭酸割をいただきました。

お茶は薬草茶

一品一品丁寧に作られた滋味あふれるお料理たち

はじめていただいた穴熊

これも勉強ですね。

臭みはなく食べやすかったです。

笑うと優しいご主人。

胡桃のご飯でした。

花の香酒造

守田さんの以前されていたお店

『而今に生きる』

https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43013679/

月亭

https://www.instagram.com/moomfisher/

関連イベント・教室

令和5年 室礼/「中秋の名月」

室礼歳時記


『 十五夜 』


実りの秋、
月の神様に野菜や果物をお供えし、収穫を感謝しお祝いをします。
芒は稲穂の代わりに月の神様の依り代としました。また芒は切り口が鋭いため魔除けの力があると信じられていました。

関連教室

10月のいけはな教室では芒の苔玉作りです。

室礼のご依頼

旅館の床の間をはじめ、ホテルや会社のロビー等にも季節の室礼いたします。

令和5年9月 着付教室

秋に入り着物が着やすい季節となりました。

前回の着付教室に来られた方が早速自分で着物を着て茶道教室に参加されました。

今月のBefor&Afterです。

後半の方はBeforeを取り損ねてしまいました、、、

教室の様子

お着物が着れたらお茶の時間です。

9月は秋の彼岸ということで田舎おはぎをご用意しました。

次に『着物で茶道教室』です。

こちらの教室はまだお着物を持たれていない方が対象の着付体験教室です。

ごめんなさい、、、

Beforeを取り損ねました。

お婆さまのお着物があるそうで今後着物を着れるようになりたいとのこと。

着付の前田先生お見立てのお着物がとてもお似合いでした。

撮影前のお直し。

茶道教室の生徒さんも一緒にパシャ。

関連イベント・教室

お着物を持たれていない方はコチラ。

令和5年 9月茶道教室

9月は秋の彼岸と重陽の節句の月です。

お菓子はお彼岸に合わせて田舎おはぎをご用意しました。

こちらは創作おはぎ。

紫芋のモンブランです。

お花は重陽の節句に合わせて菊の花を。

9月の歌

読み方


(はぎ)の花尾花葛花瞿麦(をばなくずばななでしこ)の花 女郎花(をみなへし)また藤袴(ふぢばかま) 顔(あさがほ)の花

解説


山上臣憶良(やまのうへのおみおくら)が万葉集にて秋の野の花を詠んだ二首のうちのひとつ。


「秋の野に咲いている花を指折って数を数えれば次の七種類の花が美しい」巻八(一五三七)の次に詠まれた歌。

「朝顔(あさがほ)」は、現在でいう「アサガオ」は万葉の時代にはまだ日本に持ち込まれていなかったと思われ、これは「桔梗(ききょう)」のことだろうといわれています。

次に茶道教室上級です。

こちらは本番のお茶会を前提に茶室でお茶を一服飲んでいただく茶会体験教室です。

お菓子は季の菓さんの栗のお菓子。

銘は銀嶺です。

茶会体験のあとはサロンでお茶を点る練習です。

上手に点てられました。

関連イベント・教室

茶道具のご購入はこちらより

https://shop.officeemu.jp/view/category/tea

令和5年8月25日 初心者のための能楽塾

今月は久しぶりに飯冨先生の登場です。

9月の藤崎八幡宮秋の例大祭で奉納される能の演目の解説でした。

演目ごとに使うの紹介。

能楽塾では実際に公演される能を楽しむために事前勉強会です。

藤崎八幡宮秋の例大祭は敬老の日に開催されます。

どなたでも見ることができますので是非お出かけください。

関連ブログ

能楽塾のお申込みはこちらより。

令和5年 室礼/「重陽の節句」

『 着綿・きせわた 』

菊に綿を被せ朝露を含ませます。

中国ではその綿で身体を清めます。

『 菊酒 』

菊が美しい秋、

中国では菊は不老長寿の薬と考えられ、

この日に菊酒を飲み長寿を祈りました。

菊の香合を取り合せる。

稲穂をいける

収穫の秋

稲に穂ができはじめます。

関連教室

9月のいけはな教室では着綿のお稽古をいたします。

室礼のご依頼

旅館の床の間をはじめ、ホテルや会社のロビー等にも季節の室礼いたします。

暮らしの『野の花』夏から秋へ

新緑から深緑へ。

山の緑が深くなり、色鮮やかな花々が咲き誇ります。

夏は風を感じるように涼やかにいけます。

山紫陽花を根〆に軽やかにを合せました。

夏の花(蓮、媛檜扇水仙)に風を感じさせる細草を合せました。

根〆の葉の先が白くなっているのは半夏生です。

夏を象徴する花『蓮』。

まだ蕾が固い初夏の蓮

シンプルに葉は使わず花托を合せました。

お盆のころは蓮の花が咲き誇ります。

蓮畑の周りに生えている細草と一緒に蓮のブーケを楽しみました。

最後は花びらだけを飾りました。

7月7日は七夕。

青竹は独特の水揚げ方法があり、水揚げをした竹の葉は2週間近く美しさを保たせることができます

7月のいけはな教室では竹の水揚げのお稽古をいたします。

手作りの五色短冊

夏花のなげいれ

鬼百合

禊萩(みそはぎ)

赤い実が印象的な夏の椿

晩夏の花

赤く色づいた鬼灯灌木の実

少しずつ秋の気配を感じます。

9月9日は重陽の節句

菊の花が美しい秋。

中国では菊は長寿の薬とされ菊に綿を被せ朝露をしみこませる風習があります。

9月のいけはな教室では『着綿』のお稽古をします。

秋のいけはなといえば、

侘びた籠に芒とたっぷりと秋草です。

秋草(秋明菊、檜扇、百日紅、吾亦紅、女郎花)と矢筈

秋明菊

数種類の色があります。

梅擬(うめもどき)

紫式部

白式部と梅擬(うめもどき)

彼岸花

田んぼのあぜ道に咲き誇ると稲刈りまでもう少し

関連イベント・教室

オフィスエムオリジナル『花のうつわ』

ご購入はこちらより。

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令和5年8月 茶道教室/上級

8月は遠州流の戸田先生による茶道教室/上級の茶会体験を開催いたしました。

秋の気配が感じられる床の間の花。

秋明菊、女郎花、吾亦紅、檜扇、百日紅、矢筈芒

お菓子

 

練切/不知火

薯蕷団扇見立て/涼風

御製

友達屋

御茶

遠州茶道宗家家元好み

 星宵の白

御詰 星野村

お道具組

9月より戸田先生による『入門/遠州流茶道』がスタートいたします。

お茶のお稽古にご興味がある方におススメです。

体験入門もできますのでお気軽にご参加ください

お申込はこちらより。

関連イベント・教室

令和5年8月23日 農業体験@菊池

7月上旬に田植えを2ヶ月が経ちました。

稲はしっかり株が大きくなる順調に成長していました。

今年は適量の雨も降り気候にも恵まれているようです。

この田んぼはタニシが草を食べてくれるのでほとんど草取りをする必要がなく今月は見学だけさせていただきました。

農家さん訪問ですが、はじめて自然栽培のオリーブ園を訪ねました。

今年は虫に木がやられてしまったそうで、伐採したオリーブの木をいただきました。

オリーブの木は生の時は柔らかいですが、乾燥するととても固くなるそうでまな板やスプーンの素材に適しているそうです。

今回もどんたけし農園さんにもお邪魔しました。

まだ卵はあまり産まないそうで、空心菜やゴーヤなどのお野菜を分けていただきました。

ゴーヤの花がとてもきれいでした。

お楽しみのランチ。

りんどうポークを育てられている生産者さんが運営されているカフェで自家製のベーコンを使ったBLTサンドをいただきました。

LinkBaseさんについて

https://www.instagram.com/p/Cm79pTwvJUL/

店内は綺麗でゆっくりとしたスペース。

さあ9月はどうなっているでしょうか?

月1農業体験のお申込みはこちらより。

令和5年8月8日 熊本市南倫理法人会様にて講話をさせていただきました。

約50人の経営者の方が参加されていました。

テーマ「豊臣秀吉と千利休/日本文化・歴史について考える」

代表的な歴史的人物をピックアップしエピソード交えながら日本文化の素晴らしさをお伝えしました。

最後に世界が小さくなり世界経済となり日本人も国際人に一員である自覚と日本文化が自分たちの強みになることをご提案いたしました。

① 世界最古の王室天皇の系譜から見る日本の歴史

② 

豊臣秀吉×千利休

益田鈍翁×茶の湯

細川護熙×シラク大統領

③島国根性の卒業と日本文化を守る意義

④日本文化を守る方法→オフィスエムの活動紹介

講話の後に参加者の方から感想・質問をいただきました。

待ち時間の間に盆飾りを見ていただき室礼について説明しました。

今回の講話のご依頼をいただいた高見会長と。

貴重な機会をありがとうございました。

令和5年8月1日 出張いけはな・室礼講座@黒川温泉

7月に青竹の教室をやったばかりですが、お盆に合わせて鬼灯の苔玉作りを開催しました。

かなり大きな鬼灯でしたので苔を這わせるのに悪戦苦闘。

支柱は前回の教室で使った青竹の脇枝を再利用

上手にできました!!

関連教室

室礼のご依頼はこちらより。

令和5年 室礼/「お盆」

旅館山河(黒川温泉)の玄関の室礼です。

鬼灯を迎え火に、胡瓜と茄子をご先祖様の荷物を運ぶ馬と牛にみたてました。

宿の夏花

研究会(黒川温泉旅館組合)では鬼灯の苔玉を作りました。

一壷天(湯布院)

鬼灯と虫篭をあわせて。

京町茶寮徳永の玄関

料亭松葉

関連教室

室礼のご依頼

令和5年8月の茶道教室

8月は「お盆」をテーマに室礼ました。

言葉

草木国土 悉皆成仏

そうもくこくど 
しっかいじょうぶつ

仏様の言葉。

草木や国土のように心をもたないものでさえ、ことごとく仏性があるから、成仏するということ。

迎え火を鬼灯に、胡瓜と茄子をご先祖様の荷物を運ぶ馬と牛にみたてます。

お茶

お詰 丸久小山園

御銘 又玄(ゆうげん)

お菓子

夏の盛り、涼を感じるものを。

御銘 涼やかな羊羹

御製 福寿堂秀信

美しい夏の銘が付いたお菓子たち

夏萩

浮雲

関連イベント・教室

どちらも初心者が対象です。

お気軽に参加ご参加ください。

令和5年8月6日 学校茶道部合同茶会へ

表千家の学生茶道部による合同のお茶会へお邪魔しました。

本席は熊本信愛女学院のお席へ。

立礼席は熊本大学が担当されていまいした。

学生さんの一生懸命な姿が初々しくいつものお茶会と雰囲気が違い楽しいお茶の時間でした。

制服を着た学生さんがいっぱいいらっしゃいました。

高校生は制服でしたが大学生は浴衣や着物でした。

お茶会は着物を着る場として最適です。

今回も頑張ってお着物を着られました。

着物をお直し中。

関連イベント・教室

茶会に興味あるけど行ったことがない方。

ご一緒しませんか?

令和5年7月30日 農業体験@菊池

田植えをして約3週間たった頃。

小さな株だった苗がしっかり大きく育っていました。

この時期は草むしりをするのですが、この田んぼには田螺(タニシ)が草を食べるのであまり草むしりはしなくてもよいそうです。

今回は稲の成長を観察するだけでお手伝いは特にありませんでした。

農家さんにもお邪魔しました。

どんたけし農園さんは養鶏もされており産みたての卵を分けていただくことができるのですが、夏の暑さでか最近はあまり卵を産まないそうです。

今回は1パック6個だけ分けていただきました。

山羊は草を食べてくれるので草むしりの代わりになるそうです。

イタリアントマト

ゆうさく農園さん

ミントやバジル

ハーブの香りでリラックス。

いただいたハーブを自宅で花瓶にいれて楽しみながら、炭酸水に浮かべてハーブ水にもしました。

最後にお楽しみにランチ。

農家さんがやっているカフェで菊池のお米のおにぎりとカレー、冷やし焼芋をいただきました。

最後にカフェ隣の川で水遊びをしました。

地元の人に人気の千畳河原

農業体験@菊池は毎月開催しています。

お申込みはこちらより。

令和5年8月5日 「浴衣で薪能を見に行こう」

日本で2番目に古い出水神社の薪能を見に行ってきました。

ご参加下さいました皆さまありがとうございました。

最初に参道にある松柏さんに17時集合。

こちらで名物の水前寺菜を使った湯豆と南関揚げの稲荷ずしセットを召し上がっていただきながら能を見るうえでの基礎知識と今回の演目「熊坂」の解説を聞いていただきました。

出水神社の参道にある松柏さん。

落ち着いた内装で、古い器や熊本の作家さんの器の販売もされています。

名物の水前寺菜の湯豆腐セット

当日は台風の影響で風があり気持ちがよかったです。

あと数日遅かったら台風が直撃したかもしれません。

夕暮れ時の水前寺成就園。

御社から火が届き薪に火が点火されます。

火が付いたら能「熊坂」がスタートです。

陽がだんだん落ち暗くなると薪の炎がより一層存在感を増し幽玄な世界となります。

熊坂長範の勇ましい舞で会場も盛り上がります。

夜の出水神社に参拝

お天気にも恵まれ沢山の見物の方で盛況でした。

参加者の方は浴衣姿で会場に花を添えたようでした。

関連イベント

令和5年 盛夏の室礼

『 早苗/さなえ 』


八十八夜の頃、田植えの準備がはじまる。
種をまいて発芽し早苗ができると田んぼに水が張られ田植えがはじまる。各地で稲が無事育つよう祭事が行われる。

田植えで補植用として残った稲苗を生産者さんから分けていただき虫篭と一緒に室礼ました。

山河

菊池の山奥で無農薬で栽培されている田んぼ

早苗の室礼

サロンの床の間

一壷天

京町茶寮徳永

令和5年7月 初心者のための「着付教室」

岳間茶寮好信楽の女将でモデルのジュンさんによる初心者のための「着付教室」をはじめて開催しました。

この教室では、ご自身の着物をお持ちいただきジュンさんと一緒に着物を着ます

皆さん着物が着れたらそのまま茶道体験です。

茶室に入り茶道の作法に従って季節の和菓子と抹茶を1杯を召し上がっていただき終了です。

皆さんお着物がお似合いでした!!

Before & Afterをご覧ください。

教室の様子

まずは襦袢と着物を着ます。

次にです。

さあうまく巻けるでしょうか?!

最後に帯揚げと帯締めを絞めて完成です。

皆さん着物を自分で着るのがはじめてでしたので悪戦苦闘されていましたがワイワイと終始にぎやかな雰囲気となりました。

着物が着れたら茶室で茶道体験です。

こちらもはじめてで最初はドキドキされていましたがお菓子がでてきたら皆さん緊張もほどけ美味しそうに召し上がっていらっしゃいました

お菓子は夏らしい但馬屋さんの涼やかな羊羹をご用意しました。

初心者のための「着付教室」

着物に興味がある方はお気軽にご参加お待ちしております。

お着物をお持ちでない方はこちらがおススメです。

令和5年7月 茶道教室/上級

茶道教室/上級は本番のお茶会を前提としてた教室です。

細かいことをお稽古するというより、

流れを大切に一杯のお茶とお菓子を純粋に楽しむ教室です。

今月のお花は、小海老草・薮茗荷・矢筈芒でした。

お菓子は2種類

生徒さんに人気のたちばな製で銘は「苔清水」

白玉が有名な八代(熊本県)の白玉屋新三郎の「香り白玉」

ニッケの葉で白玉が挟まれていました。

ゆっくりお茶と和菓子を召し上がりたい方におススメの教室です。

こちらも初心者対象ですのでお気軽にご参加お待ちしております。

関連イベント・教室

令和5年7月 野村萬斎出演 夏季狂言の会へ

毎年開催されている『夏季狂言の会』を見に行ってきました。

熊本での演目は「蝸牛」と「牛盗人」

能楽塾で事前に勉強をしていたのでしっかり楽しむことができました。

来年は9月15日に開催されるそうで。

能楽塾は実際に公演される能楽の事前勉強会です。

初心者を対象としていますのでお気軽にご参加ください。

関連イベント

令和5年7月 表千家月釜へ

茶道教室の生徒さんと表千家月釜へお邪魔しました。

会場は白川公園(熊本市中央区)のお茶室。

中の様子は非公開ですが、夏らしい趣向で楽しいお茶の時間でした。

着物でお出かけをする場所として茶会はピッタリ。

オフィスエムでは初心者の方でも安心してお茶会にいけるよう茶会に皆さんと一緒に行くイベントを企画しています。

茶会に興味があるけど初心者で行けない方も安心して参加できますのでお気軽にご参加ください。

関連イベント・教室

令和5年7月 たてはな教室/蓮編

蓮根畑には蓮の花が咲き始めたころ、

蓮のお稽古をいたしました。

菊池の蓮花畑

ピンクと白の蓮にトクサと矢筈芒を取り合わせました。

教室の様子

生徒さんの作品をご紹介します。

柴田先生のたてはな教室は季節ごとに開催しています。

お申込はこちらより。

関連教室

初心者のための『いけはな教室』 毎月開催

令和5年7月『ハーブの花束作り』開催しました。

毎年恒例の柴田先生による『ハーブの花束作り』特別レッスンをあそ統合医療研究にて開催しました。

ハーブの香りに包まれリラックス効果抜群の教室でした。

今回柴田先生が用意されたハーブ。

ラベンダーやバジル、ゼラニウムにアクセントとして可愛らしい数種類のワイルドグラス

花を束ねるために余分な葉を落とします。

ラベンダーも1本ずつ丁寧に。

花の整理ができたら花を束ねます。

スパイラルと言って放射状に花を束ねていきます。

まずは先生のお手本。

さあ、生徒さんも花を束ねます。

花束ができあがったら最後にラッピングです。

今回はピンクのペーパーで可愛らしくナチュラルに仕上がりました。

レッスンが終わったら手作りのデザートでお茶時間

今回は星野村の緑茶に自家製の梅ゼリー

おまけで、ラベンダーのブーケを病院スタッフで作りました。

ラベンダー1本1本丁寧に葉の処理をして束ねる。

見た目より手間のかかりました。

あそ統合医療研究の受付に飾りました。

あそ統合医療研究について

オフィスエムでは、出張講座・イベントをコーディネートいたします。

団体・会社の研修会やイベントをご検討の方はこちらをご覧ください。

令和5年7月茶道教室/前期

7月は蓮の季節

菊池の蓮畑には綺麗な蓮の花が咲き誇っています。

今月は蓮を中心にした趣向にしました。

床の花は畑から直接採ってきました

7月の言葉

泥中之蓮

でいちゅうのはす

泥の中でも美しく咲き誇る蓮の花のように仏道を歩むものは精進しましょう。

由来

維摩経より「身は泥中の蓮華」

お菓子は涼やかな羊羹と淡雪を使った但馬屋さんのものを冷たく冷やして。

広島の思い出として風雅堂さんの「ひろかき」

但馬屋さんは大分県竹田市の老舗和菓子屋さん。

お店も素敵です。

但馬屋老舗

但馬屋さんの上生菓子

関連イベント・教室

令和5年7月/出張いけはな・室礼講座@黒川温泉

季節ごとにうかがっている黒川温泉旅館組さんの研修会

今回は七夕ということで青竹の水揚げと稲苗を使った室礼研修をいたしました。

まずは竹を採取するところからです。

各旅館、飾りたい大きさに切ります。

実際に青竹の水揚げと大まかな枝の整理。

短冊は旅館に戻ってから付けていただくことにしました。

次に南小国で無農薬のお米を作っている生産者さんから分けていただいた稲苗です。

参加者の方のアイディアで竹筒に飾ることになりました。

できた竹飾りは案内所にも飾りました。

次回はお盆ということで鬼灯の苔玉作りを予定しています。

研修会の帰りに最近オープンした竹熊さんへ。

とても素敵なカフェで景色が最高です。

竹熊

https://takenokuma.jp/shop/

今回はじめて稲苗を分けていただいた農家さん。

田植えのお手伝いをさせていただきました。

お昼には手作りのおはぎをいただきました。

優しいお味で美味しかったです。

ご馳走様でした。

令和5年7月/出張花講座@悠然いしおか

はじめて広島での出張講座をさせていただきました。

最初に店主のご挨拶からスタート。

今回は竹と蓮の水揚を体験していただき七夕飾りをご提案いたしました。

最初は青竹から。

好きな枝ぶりをお選びいただきました。

生徒さんに枝の整理と五色の短冊を飾っていただいた後に一人づつ掛軸の前に持って来ていただき手直しをしました。

敷板の風合いを変えるだけでもイメージが変わります。

生徒さんが持って来られていたにいけ変えました。

後半はです。

蓮を水揚げしていただきシンプルななげいれにしました。

デモンストレーション

最後に皆さんの前で松村が花をいけました。

教室のあとは悠然いしおかのお昼ご飯です。

蓮根農家さんかいただいた蓮根が上にのせられていました。

柔らかくて美味しい蓮根でした。

教室の前日に蓮根畑にお邪魔して蓮の葉を分けていただきました。

蓮根をいただきました。

ありがとうございます。

2人で水揚げ中です。

当日の朝は竹を採りに

悠然いしおかの主人は松村が山荘無量塔時代の同僚でした。

食材の持ち味を最大限に活かし、身体と心も元気になる料理を提供しています。

花教室は季節ごとに今後開催予定です。

ご興味のある方は直接お店にお問合せください。

悠然いしおか

https://yuzenishioka.wixsite.com/yuzenishioka/—-m9zh5

令和5年7月 農業体験@菊池市

梅雨に入り雨の日が続いていましたがこの日は曇り空の下で田植えのお手伝いをさせていただきました。

先月から準備されていた稲苗を掘り起こし1株づつ田んぼに植えていきます。

目印があるのでそこに稲苗を植えます。

田植えの時はお手伝いの人が集まり皆でいっきに植えていきます。

手植えは中腰で沼で歩きにくいのでコツが必要です。

田植えが終わったら数日後に元気がない苗や倒れている苗は捕植をします。

今年も無事に収穫できますように。

次回は稲の成長の確認と草むしりのお手伝いです。

自然の中での作業はストレス発散になります。

また体を動かした後の食事は最高です

ご興味のある方はお気軽にご参加お待ちしております。

令和5年6月茶道教室/上級

令和5年6月の茶道教室/上級を開催しました。

今回は初めて遠州流の先生に釜をかけていただきました。

掛軸と茶杓は遠州流所縁の孤篷庵の物が取り合わされました。

お花は半夏生と媛檜扇水仙

敷板も遠州好み。

お菓子は『水無月』

御製は友達屋

お茶は遠州流宗家御好『初の森』

上級クラスは本番の茶会を設定したお稽古です。

お茶とお菓子を気軽に楽しまれたい方にもお薦めですのでお気軽にご参加ください。

細かい作法や質問をされたい方は初級編をお薦めいたします。

EMU流/季節を感じる『暮らしの花教室』

EMU流「花教室」では、旬の野の花をシンプルに活かした暮らしの花のデザインを提案します。

日本の花には『いけ花』と”『なげいれ』大きく2つのいけ方があります。

どちらも『自然の景色を表現する』という考え方は同じですが、『いけ花』は剣山など道具を使って花をとめますが『なげいれ』字のごとく道具を使わずそのまま花を投げ入れる茶室の床の間に飾られる茶花のいけ方です。

EMU流では極力剣山を使用せず自然の植物を花留めにし「なげいれ」の手法で花や自然にも優しいいけ方を目指しています。

花には香りや葉や枝の感触などそれぞれに個性があり直接植物に触ることでリラックス効果があります。

また、旬の野の花を使用することで季節の移ろいを楽しむことができます。

松は神様が宿る神木です。

お正月には松を飾り1月1日に年神様をお迎えします。

水仙は種類が沢山あります。

水仙は何と言っても爽やかな香りが魅力です。

お正月が過ぎると梅の季節

梅園には紅白の梅の花が咲き誇り人々の目を楽しませます。

お花見といえば桜ですが、古人は梅の花を愛でていました。

いける時は、格式高い枝ぶりを活かします。

蠟梅

花びらが蠟のように艶があるのが特徴の梅です。

黄色の梅は珍しいので正月の花材に使うとお洒落になります。

人気の紅梅

冬の花といえば椿

八重でピンクの乙女椿をいけると部屋が明るくなります

冬薔薇

細い枝の先端に可憐に咲く薔薇の花はロマンティックです。

花器を変えると雰囲気も変わります。

菜の花を見るとを感じます。

黄色い花が咲き始めると春の訪れです。

春といえば「桜」

桜の木の下には菜の花が広がっている景色がよく見られます。

チューリップ

こちらも春を代表する花です。

何とも独特な形をしています。

木蓮

フサフサ産毛に包まれ蕾が印象的です。

2月は節分

まだ蕾が固い木蓮に柊を合せました。

3月3日「桃の節句」の頃に咲き始めます。

貝母百合

百合は夏の花。

貝母百合が咲き始めると夏の気配を感じはじめます。

黒百合

貝母百合の花が黒色のものです。

少し匂いがありますので注意です。

夏は個性的な花が多いです。

カラー

熊谷草

とても珍しい花で茶花として珍重されています。

山紫陽花

梅雨の頃に咲く紫陽花

山紫陽花は可憐です。

青竹

夏本番。

7月7日「七夕」にあわせて。

水揚げをすると葉が枯れません。

泥の中綺麗な花を咲かせる蓮は仏教の教えの象徴とされています。

夏本番、蓮畑には美しい蓮の花が咲き誇ります。

蓮の花を分けていただいてる菊池の蓮畑

鬼灯

お盆には迎火として鬼灯を飾ります。

鬼灯はドライフラワーとして秋の花にもアクセントとして活躍します。

秋桜と芒

秋の代表といえば秋桜。

たっぷり秋桜と芒で秋の風景を表現しました。

宿の秋花です。

月の掛軸に野紺菊と芒をいけました。

森のリース

秋の山には様々な実ものがあります。

講師 松村篤史

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

EMU流『暮らしの花教室』

オフィスエムオリジナル花器

松村篤史監修

初心者の方がいけやす花のうつわです。

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

令和5年 初夏の室礼/「端午の節句」「七夕」

ゴールデンウィークも終わり梅雨に入りもうすぐ夏本番という季節。

初夏は端午の節句から七夕へと移りかわります。

上の室礼は湯布院のお宿一壷天さんの玄関と談話室です。

端午の節句が終わると青竹と短冊七夕の室礼に模様替えです。

料亭の松葉さん(熊本市)も菖蒲から青竹へ。

5月の玄関

5月は山藤が見ごろでした。

6月に入ると青竹の登場です。

梅雨の時期といえば紫陽花。

色々なところに登場します。

菖蒲の名残も、、、

京町茶寮徳永

三方に五色の糸巻、牛の置物を合せました。

令和5年6月のいけはな教室

今月は7月7日の七夕に合わせて青竹の水揚げをお稽古しました。

竹にはアクセントで五色の短冊を掛け、根元に季節の花をいけていただきました。

ちゃんと水揚げをすると1か月近く葉が枯れません。

皆さん黙々とに花と向き合っていらっしゃいました。

関連イベント・教室

いけはな教室は初心者を対象にしています。

お気軽にご参加ください。

室町時代のいけはな『たてはな』教室

季節ごとに開催しています。

令和5年6月 菖蒲茶会へ行ってきました。

八代城主・松井直之が元禄元年(1688年)に造った松浜軒で3年ぶりに肥後古流の菖蒲茶会が開催されました。

松井家は細川家の筆頭家老を代々務め

現在、松井家14代当主・松井葵之氏は松井文庫理事長で市立博物館館長をされています。

松浜軒では年3回お茶会が開催されているそうです。

特に菖蒲の季節の庭は有名で、細川家のお殿様もいらっしゃったそうです。

松浜軒について。

歴史を感じる正門。

美しい菖蒲の庭と建築。

松浜軒には小間の林鹿庵をはじめお茶室が何部屋もあるようです。

趣の違う様々な場所に茶席が設けられ、

床の間には松井文庫の貴重なお道具も飾られ贅沢な茶会でした。

今回は野点のお薄席と広間と小間の濃茶席に入りました。

お薄席は野点の趣向で、木陰で気持ちのよい風を感じながらゆっくりとお茶をいただきました。

お菓子は初夏らしく鮎と船頭をモチーフにしたお干菓子。

地元の和菓子屋の梅山さんが作られたそうです。

人気の小間のお濃茶席は庭をお客様に見ていただくために逆勝手のお点前をされるそうです。

部屋の中から見る菖蒲の景色は格別でした。

濃茶席は広間にも入りました。

こちらの床の間には昔の茶会の記録が記されたものが掛けられていました。

今年は菖蒲の花も見ごろでお天気もよく最高のお茶会日和でした。

来年もまた皆さんと一緒にうかがいたいと思います。

関連イベント・教室

茶会に興味がある方ご一緒しませんか?

初心者対象ですのでお気軽にご参加ください。

令和5年6月 農業体験がスタート

ゴールデンウィークが終わると田植えの季節が近くなります。

令和3年から個人的にはじめた農業体験も3年目に突入します。

今年は皆さんにもご一緒にしていただけるようイベントを企画しました。

月1 農業体験@菊池

田植えの4週間ほど前にまずは種を捲いて稲苗を育てます。

今回、田んぼにうかがったのは6月初旬

ちょうど稲苗が育っているところでした。

昨年は種蒔きも手伝えてのですが今年は見学のみからスタートです!!

田んぼを見たあとは久しぶりに生産者さんと畑を見に行きました。

これから夏野菜が大きくなるところでした。

茄子の実

ミニトマトもまだまだこれから。

黄色の花はトマトです。

無農薬の美しい野菜たち。

次に鳥小屋へ。

産みたてのタマゴが運よく分けていただきました。

月1農業体験では、

田んぼのお手伝いと畑周りをします。

ランチは菊池の美味しいお弁当やカフェなどオフィスエムのおすすめをご用意いたしますのでご期待ください!!

お申込みはこちらより。

令和5年6月の茶道教室

6月は梅雨の季節。

紫陽花や螢がイメージされ、山の緑が新緑から深緑へと変化します。

今月のお菓子は季乃花さんの練り切です。

銘は「ほたる」

お茶は八女の星野村

銘は「八媛」

床の間の室礼は少し先どりで小ぶりの青竹に短冊で七夕の風情を添えました。

お稽古ではしっかり言葉を詠んでいただきたいのであえて掛軸はPC文字

春は花 夏ほととぎす
秋は月 冬雪さえて 涼しかりけり

道元禅師の歌
人生も季節に似て次々に移ろいゆき、寒い日もあれば暑い日もある。それをそのままに受け止めて生きれば苦しむことはない、と説く。

雨が続く梅雨、心も荒む季節をあるがまま受け入れ心穏やかに健康で過ごしていただきたいとこの歌を選びました。

お稽古では掛けていませんが掛軸を合わせてみました。

また雰囲気が変わりますね。

次回7月は夏の盛りです。

どんな趣向になるかお楽しみに!!

茶道教室

いけはな教室

2023年7月の出張イベントのご案内

昨年に引き続き今年も、

「たてはな教室」講師担当の柴田ゆかり先生による

「ハーブの花束作り」

あそ統合医療研究のワークショップとして開催いたします。

色々な種類のハーブをご用意いたします。

初夏ならではのハーブの香りをお楽しみください。

あそ統合医療研究 ワークショップ

『ハーブの花束作り』

日程  2023年7月13日(木)

時間  13時~15時

参加費 8,800円(花材、講習費・ガイアor磁気シャワー体験)

場所  あそ統合医療研究/阿蘇郡南阿蘇村立野185-1 立野病院

お申込 

0967-65-8239(あそ統合医療研究)

090-9570-7976(オフィスエム/松村)

主催 あそ統合医療研究

コーディネート オフィスエム

2022年のワークショップの様子はこちらより。

あそ統合医療研究について

オフィスエムでは、出張講座・イベントをコーディネートいたします。

団体・会社の研修会やイベントをご検討の方はこちらをご覧ください。

令和5年5月 表千家月釜にお邪魔しました。

白川公園(熊本市中央区)の茶室で開催されました表千家月釜に茶道教室の生徒さんとうかがいました。

コロナも落ち着き、様々なところで茶会が開催されています。

今後は皆さまと一緒にお茶会の旅をしたいと思います。

6月は3年ぶりに開催される松浜軒(熊本県八代市)の菖蒲茶会へ参ります。

2023年『茶摘み体験&まゆみ食堂』終了いたしました。

今回で3回目となる茶摘み体験も無事開催することができました。

ご参加くださいましたありがとうございました。

さて、今年も岳間(熊本県北部)の茶師ヒロトガワの茶畑と茶寮でお世話になりました。

当日は茶寮に集合し茶畑へ移動です。

八十八夜(立春から88日目/今年は5月2日))が茶摘みの季節ですが、今年はお茶の木の成長が早く4月が茶摘みのピークとなりイベントの開催日はもう茶摘みには遅い状況でした。

人間の都合ではなく自然に合わせることも大切な体験です。

茶師ヒロトガワが2週間前に成長した茶の木の先端を切ってくれれたので何とか茶摘みをすることができました!!

摘んだ茶葉を茶寮に持ち帰ります。

ヒロトガワが皆さんの前で生葉を茶葉に製茶します。

皆さん熱心に見られていました。

鉄なべで茶葉の水分をとばします。

茶葉を揉みます。

参加者の皆さんにお手伝いをしていただきました。

水分を飛ばし茶葉を揉むという工程を繰り返すと茶葉になっていきます。

ザルで細かくなった茶葉を取り除き完成です。

乾燥して量が減ってしまいました。

できたての茶葉を飲んでみます。

さあ実飲です。

色は爽やかなフレッシュグリーン。

味は最初にフローラルなお茶の香りが広がり後からしっかりとしたお茶の旨味が感じられました。

製茶のデモンストレーションの後はお楽しみのランチタイムです。

料理家の橋本真由美さんに料理を担当していただきました。

橋本真由美さんから料理説明

お食事は和室や縁側で和やかに。

和室の床の間には室礼師松村が茶寮の庭の花をいけさせていただきました。

献立をご紹介します。

よもぎドレッシングのたっぷりサラダ

猪の麹煮込みと酵素玄米のお茶づけ

猪肉は岳間で捕られたものだそうです。

じゅんちゃん味噌のお味噌汁

茶師ヒロトガワの奥さまじゅんちゃんと味噌

好信楽 発酵茶のゼリー

令和5年4月15日 人間国宝大倉源次郎先生の能楽披露へ行ってきました。

衆院議員木原みのる先生は2020年に能楽振興議員連盟を設立され幹事長を務められています。

今回は能楽をより多くの方に知っていただこうということで、

木原先生の春の報告会にて能楽を楽しむ時間をもうけられました。

関連記事

https://kiharaminoru.jp/blog/2020/12/02/3075/

報告会は熊本城ホールにて約1000人に支援者の方が集まられました。

最初に木原先生と奥様のご挨拶からはじまりました。

最初は大倉先生による小鼓の解説。

その後に人気のエアー鼓体験

最後に『田村』が披露されました。

シテは熊本出身の能楽師狩野了一先生

征夷大将軍、坂上田村麿の力強い舞が素晴らしったです。

これまで日本人の暮らしから遠のいていた能楽がまた少しずつ戻ってきました。

7月17日には恒例の野村萬斎さん出演『狂言の会』の開催が決定いたしました。

チケットはオフィスエムでも販売しておりますので是非この機会にご家族、ご友人をお誘い合わせの上ご参加ください。

また、今後開催される能楽講演の事前勉強会を毎月『初心者のための能楽塾』として開催しております。

令和5年4月の茶道教室

4,5月は新茶の季節

蓮月作の煎茶の掛軸をかけました。

蓮月は幕末明治の歌人・尼僧

軽やかなかな文字、水墨画が人気です。

お花はいけはな教室でお稽古した作品を合せました。

「たてはな」は室町期のいけはなの形で千利休も影響を受けました。

木瓜

雪柳

お菓子は近所で人気のお団子屋さんの桜餅です。

今の季節だけのお楽しみです。

春も盛り、これからは少しづつ初夏の気配がしてきます。

5月はどんな趣向にしようかな、、、

関連イベント・教室

「茶道教室」後期はこちらより。

令和5年3月『たてはな教室』桜編終了いたしました。

今年は例年より早く桜が咲き満開の季節でのお稽古となりました。

花材は4種類(山桜・啓翁桜・陽光桜・染井吉野)の桜のみでしたがとても豪華な春のたてはなができあがりました。

教室の風景

生徒さんの作品をご紹介します。

関連イベント

たてはな教室は季節ごとに開催しています。

初心者の方を対象にした「いけはな教室」です。

毎月開催していますのでお気軽にご参加ください。

「たてはな」のお稽古としてもご利用いただけます。

令和5年3月『書道教室』終了いたしました。

2月から始まり2回目の書道教室でした。

今回は小筆の使い方を練習しました。

まずは、準備運動として直線とカタカナを書いて筆に慣れます。

準備運動が終わったら自分の名前や写経などそれぞれに書きたい文字を書き最後に先生が添削です。

この教室は初心者を対象にした教室です。

芳名帳での名前と住所を筆で書く練習や好きな文字の書き方など個々のご希望に合わせて先生がお教えいたしますのでお気軽にご参加ください。

令和5年3月の『能楽塾』終了いたしました。

桜が綺麗な季節、

今回は「桜に関する能楽」をテーマに飯冨先生の解説がありました。

最初に京都の桜と柳の風景の写真を見ながら

「日本人にとっての桜」について飯冨先生の見解です。

中国の影響で、日本では最初は桜ではなく梅を愛でていました。

その後日本は農耕民族であることから、

桜が咲く頃が農作業をはじめる目安となり、

桜は神様が出現する場として信仰され日本人にとって桜が特別な意味を持つようになったそうです。

この頃は桜は近くで見るのではなく、

「遠山の桜」という言葉があるように

遠くから山桜を見ていたそうです。

また、天皇が奈良県吉野の桜が好きでよく花見をしたことで

吉野と言えば桜がイメージされるようになったそうです。

では、具体的に桜にまつわる演目のご紹介です。

「嵐山」も桜の名所です。

豊臣秀吉は戦国時代で吉野まで桜を見にいけないので吉野の桜を京都の嵐山に移植をさせました。

この演目では、

秀吉が家臣に嵐山の桜がどうなっているのか見に行かせたことからはじまります。

家臣が嵐山に行くと桜の精が現れ美しい舞を舞うという春ならではの情景とおめでたい舞が見どころだそうです。

次に「桜川」です。

貧しい親子の話で、

娘が母親にのために黙ってみずから身売りをします。

母親はそのことを悲しみ・狂い全国探しまわります。

娘の名前は桜子ということから桜の付く場所をさがし、

桜川という場所で娘を見つけることになります。

娘を失った母親の悲しみと、桜の演出が見どころだそうです。

桜川の川で母親が娘を思い桜を網ですくっている情景を表現しているそうです。

次回は「恋」にまつわる演目についてご紹介くださるそうです。

初心者を対象とした能楽塾です。

お気軽にご参加お待ちしております。

茶の湯のススメ/素敵な日本人になるために

茶道には、

お茶を頂く茶室や露地などの建築や庭造りにはじまり、

もてなしの懐石や菓子

趣向に合わせた道具や掛け軸、花、香、着物など、

季節を五感で感じられる、衣食住すべてにおいて、心地よい状態をつくりあげ

日本文化の多くを内包する、総合芸術としての奥深い世界があります。

茶道を通して、

日本の文化芸術・歴史を広く知ることができるので

はじめて日本の文化を学ぶ方には、

まず茶道からはじめることをオフィスエムではお薦めしています。

初心者の方にとって茶道をはじめるには着物を着れないといけないできないなど敷居の高いイメージがありますが、

オフィスエムでは忙しい方でも無理なく続けていただけるよう、

お洋服で気軽に単発で参加いただける茶道教室を開催しています。

まずはカフェに行く感覚で、

気楽に美味しいお茶とお菓子を食べるつもりでご参加ください。

自国の文化が理解できなくなったダサい日本人

USニューズ&ワールド・レポート「世界最高の国ランキング2021年度」で日本は第2位となりました。

その要因の1つが文化的影響力でした。

海外の人は、日本の文化や美意識、精神性の美しさに強く憧れがあります。

これだけ高く評価されている日本文化ですが、

不思議なことに私達日本人がその文化の素晴らしさが理解できなくなってきています。

そして、恐ろしいことにその文化が消えようしています。

原因は、第二次世界大戦の敗戦です。

敗戦後、日本ではアメリカ文化が普及し日本の精神が排除され経済大国となりました。
これにより、私達日本人は日本の精神を失ってしまい、気づかないうちに日本文化が理解できなくなってしまったのです。

世界が小さくなり多くの外国の方が日本に訪れるようになりました。

日本経済においてインバウンドはとても期待されています。

観光で来られる外国の方は日本の伝統文化や精神について説明でき、人間的な深みを身につけ、豊かな心を持った教養ある人が求められています。

日本憲法の制定、戦後民主主義により物質的に豊かな国へと日本は成長しました。


戦後70年、そろそろ私達日本人が日本の文化・精神を取り戻すときではないでしょうか?

国際社会において日本文化・精神が評価されていることは私達日本人の誇りです。


経済大国で育った新日本人があらためて日本文化・精神を取り戻した素敵な日本人が求められています。

オフィスエムではくまもとDMCと共同で外国の方が日本の文化を体験できるプランを企画運営しています。

もちろん日本人の方もご参加いただけますのでお気軽にお問合せください。

関連ブログ

筆者

松村篤史/オフィスエム代表・室礼師