RKKラジオ 村上美香のヒトコトに室礼師 松村がゲスト出演

 

 

室礼師 松村です。

秋風が心地よい季節となりました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

能楽講座の聞き手としてお世話になっている

村上美香さんのラジオ番組で室礼のことについてお話をさせていただきました。

 

私がどうして日本文化に興味を持ち室礼をするようになったのか

具体的な室礼の仕事や歴史、今の暮らしの中での室礼の提案など

美香さんが上手に私の話を導いてくださり楽しい収録となりました。

少々不安はありますが是非お聴きください。

 

RKKラジオ 村上美香のヒトコト

10月27日(日)14:30~

*radikoでもお聞きいただくことができるそうです。

 

美香さんのブログ 詳細・radikoについて

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

http://blog.rkk.jp/hitokoto/2019/10/24/10%e6%9c%8827%e6%97%a5%ef%bc%88%e6%97%a5%ef%bc%89%e6%94%be%e9%80%81%e2%89%aa%e4%ba%88%e5%91%8a%e2%89%ab/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 お正月の室礼と道具の勉強会 」

12月10、11日に開催いたします。

古美術 桜雲洞さんのご協力により約100点のお道具を手にっとってご覧いただけます。

お気軽にご参加下さい。

詳細・お申込 → https://officeemu.jp/1014/

 

我人逢 ヒト、モノ、コトの出会い

秋も深くなり肌寒い季節となりました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

オフィスエム代表松村です。

 

10月19日から開催されている「遊牧民の敷物 オールドラグとオールドキリム展」のギャラリー満店主 満石まゆみさんとはもう20年近いお付き合いとなります。

 

私の実家の近くにお店があり、学生の頃から凛とした空気感の素敵なお店があることは認識していまいしたがその頃はまさかそのお店に入るとは思っていませんでした。

それから数年後、ロンドンから帰国しうつわに目が向くようになった時にふと満石さんのお店を思い出しました。

まだ20代前半の私には敷居の高いお店でしたが、入口に置いてあった染付の花器が気になり思い切って入りました。

満石さんは静かにいつもお店の奥の机に佇みお客様を見守っていらっしゃいます。

その日も私が商品をゆっくり見て染付の花器について質問をするとその物の歴史や思いを語って下さいました。

そして幸運なことに私が最初に目に入った染付の花器は私でも手に入れられる金額でしたので松村コレクション第1号が誕生しました。

そこから満石さんとのお付き合いがはじまりました。

私は最初に染付と土ものに興味がありました。そのころから李朝家具も扱っていらっしゃいましたが数年後お軸に興味をもたれ、マンションでも楽しめるちょっと小粋なお軸がお店に登場するようになり、私もお軸に目がいくようになりました。

 

お店にはまるで家に帰るように頻繁に通った時期がありました。

その時に他のお客様とお会いすることもあり、その方とのお話の時間も良い思い出です。きっと皆さん満石さんが見つけるモノに魅了され元気をもらっていたのでしょう。

 

お客様はギャラリーの眼を信じ購入します。

私も少しずつ満石さんに教えてもらいながら集めました。

 

その道具は年々魅力を増し、室礼師としての私の感性の主軸となり価値は増すばかりです。

 

ギャラリー満で満石さんと出会い、モノと出会い、室礼師になってしまいました!!

みなさんにもきっとそんな素敵な出会いがあると思います。

 

オフィスエムでは価値伝承の環をコンセプトにそんな出会いをご提供していきます。

 

最後に満石さんのブログで以前コラボした巴里茶会がアップされていますのでご紹介いたします。

https://galleryman.exblog.jp/24569521/

 

ご報告 茶、花のうつわ 細川護光作陶展

 

ご報告

令和元年10月3日~7日までデルパンジャパン(熊本市上通町)さんにて

「茶、花のうつわ 細川護光作陶展」を開催いたしました。

 

会期中にはラグビーワールドカップ

フランス×トンガ戦もありにぎやかな中での展示会となりました。

 

今回の展示では、草心流家元 板垣草人先生に秋の野の花をいけていただきました。

 

信楽、井戸、楽焼を中心に茶碗、壺、掛花入や酒器が揃いました。

デルパンさんが取り扱いされているイタリアの職人が作るイタリアンジュエリーと茶碗のコラボレーションもいたしました。

 

また特別ゲストとして元細川家御用窯の高田焼宗家13代目、上野浩平氏の作品もご紹介いたしました。

上野窯×オフィスエム コラボプレートは大人気であっという間に完売いたしました。

 

 

ラグビーワールドカップはじめイベントが多い時期に

お越しくださいましたみなさまありがとうございました。

 

 

今年のイベントも残り2つとなりました。

 

・室町時代のいけばな『たてはな教室』

https://officeemu.jp/1006/

・お正月の室礼と道具の勉強会

https://officeemu.jp/1014/

 

お申込お待ちしております。

ご報告 稲葉俊郎×野村萬斎 狂言の会にて

ご報告

夏季、狂言の会(熊本万作・萬斎の会)にて稲葉俊郎先生が野村萬斎さんとオープニングトークとして対談いたしました。

当日の演目の解説と共に医療者としての考えをお話されました。

また最後に加藤清正の時代から熊本には能楽の長い歴史があり熊本人はそれを認識し、これからもっとそのことを伝えていってほしい。狂言の会がこのように毎年熊本で講演され、また来年はオリンピックもある中で講演が決まっており新しいホールでの公演なので、是非ご家族・お友人を誘って狂言を見に行きましょうということで盛り上がりました。

 

 

 

萬斎さんとの打ち合わせは狂言の話からオリンピックのことや歴史・医療など様々な分野に話が広がりいったいどんなお話になるかと心配しましたが、本番では20分の限られた時間でほぼ全てのことをお話されました!!

 

熊本「万作・萬斎の会」

令和元年 夏季 狂言の会

番組

狂言のおはなし&トーク

狂言 蚊相撲 大名/野村裕基 太郎冠者/石田幸雄 蚊の精/野村太一郎

語 那須与市語 野村萬作

狂言 博奕十王 博奕打/野村萬斎 閻魔大王/深田博治

 

演目の詳細は飯冨先生の解説をご覧ください。

https://officeemu.jp/889/

 

 

Premium Table @ 泰勝寺 秋の室礼

クラウン女子会では、山鹿灯籠の技法による宝珠のランプ作りのワークショップでした。

今回は人の身長程の背の高い芒をたっぷりと細川護光さんの信楽の壺に行け、山鹿灯籠の技法で作られたお洒落なモビールを一緒に室礼ました。

 

 

会社の入口、応接室やご自宅のリビングなどに室礼のご提案いたします。

お問合せ https://officeemu.jp/cycle/

 

 

ご報告 PremiumTable クラウン女子会

 

熊本トヨタ自動車様主催、クラウン女子会にて

新商品PremiumTable版AfternoonTeaをご提供いたしました。

 

 

こちらの企画は、クラウンアンバサダー村上美香さんと様々な場所に赴きクラウンの魅力とワークショップをお楽しみいただく趣向です。

今回は泰勝寺にて家主、細川護光氏の泰勝寺と細川家の歴史について説明いただいた後に、村上美香さんのお話とデザート3種それぞれにお茶をペアリングした特別なデザートのコースをオフィスエムがコーディネートいたしました。

 

 

 

Patissier  三池寿誉(ピアパレスみいけ)
藤島将輝(Le Brillant)

Tea Pairing 富澤堅仁(Green tea.Labo)

 

 

大津産熟芋いきなりマカロン
かぶせ茶 奥豊

 

 

菊池産幸水梨とクリームチーズのクレープ レモンバジル添え
苺焙じ茶

 

 

菊池産幸水梨とクリームチーズのクレープ レモンバジル添え
苺焙じ茶

 

今回のゲストはほとんどクラウンオーナーだったため

駐車場に沢山のクラウンが並びました。

 

 

会社の接待、海外からの観光のお客様への特別なおもてなしに

Premium Table @ 泰勝寺はいかがでしょうか?

お申込・詳細 https://officeemu.jp/65/

 

その人らしく着物を着こなす。

祿roku茶会「香りを楽しむ茶会」では

茶師HiroTogawa夫妻をはじめ、

個性豊かにお着物を楽しんでらっしゃる方が多くいらっしゃいました。

日本の文化を守ることはもちろん大切ですが、

オフィスエムでは文化を楽しみ、日々の暮らしの中に溶け込むご提案をいたします。

 

 

 

ご報告 祿roku茶会「香りを楽しむ茶会」

KEITAシェフの出張イタリアンレストラン

夜の部はお食事の後に特別な夜の室礼にし

暗闇の中で五感を研ぎ澄まして香りを楽しむ茶会として

茶師HiroTogawa氏に呈茶していただきました。

 

 

 

今回は伊勢神宮にも奉納されている三重県のお茶を

生茶とその後焙煎をしたお茶の飲み比べをしました。

焙煎した時のお茶の香り、お茶を口に近づけた時のお茶の香り

体験した人にしかわからない贅沢なお茶の時間でした。

 

茶師 HiroTogawa夫妻

お二人ともモダンでこれから新しい世代の方々に日本茶の世界の素晴らしさを伝えていかれますように。

 

ご報告 KEITAシェフの出張イタリアンレストラン

2019年8月21日オフィスエムサロンにて

KEITAシェフの出張イタリアンレストランを1日限定でオープンいたしました。

 

メニュー

和牛ホホ ゴーヤとピクルス添え
ナス 2種マリネ
オカワカメ&オカヒジキ
トマトとエンダイブ
プンタレラ 赤玉ねぎ

レンズ豆のスープ

スパゲッティ あか牛のトマトソース
(スーゴ・ディ・カルネ)

 

野村萬斎×稲葉俊郎『熊本、狂言の会』の演目解説

能楽師 飯冨章宏先生に「熊本、狂言の会」の演目について解説下さいました。

飯冨先生もこちらの公演に出演されます!!

 

能楽師 飯冨章宏 について

https://officeemu.jp/26/

 

 

素囃子 神舞について
素囃子 とは 囃子方だけで 舞ところや、登場曲などを演奏します。神舞は 高砂、弓八幡、養老などの、壮健な男神の力感溢れる曲です。とにかく急テンポ、ロックや、ハチャトリアンの劔の舞などを思い浮かべて頂ければ。演奏者としては、最速を目指し、また、4者が崩壊しないようにと、心がけます。

台詞中心と思われる狂言ですが、囃子が入った音楽の部分も多くあります。狂言小謡と呼ばれるリズミカルな謡を、よりノリ良くするように演奏します。あくまで、狂言方の演技、謡に邪魔にならないようにする習いです。

 

博奕十王

地獄物の一つで、はっきり言って、奇想天外、ドタバタ劇ですから、そのまま楽しめます。仏教が盛んになり、皆極楽や天国に行ってしまい、不況になったので、罪人を強引に連れてこようと閻魔大王は眷属を引き連れ、天国と地獄の曲がり角にきます。そこに博打の上手(遊び人?)の亡者がやってきて、…。結局、閻魔大王は博打に負けて、みたいな話です。萬斎さん独自の演出もあり、楽しめる狂言です。

 

那須与一語

能 屋島の前後二部の間に有名な 扇の的の話を、演技を交えて、仕方噺にする、小書(特殊演出)長裃という動き難い衣装のまま、激しい動きも交えるので、大変難しい曲です。野村万作先生の至高の芸を拝見できる貴重な機会です。
話の筋は平家物語の那須の与一の部分にほぼ同一です。
膠着状態になった源平の合戦、沖に浮かむ平家の船より、上臈(高貴な女性)が、舟の帆先に扇を設えて、これを射抜ける武士はいるのか?と挑戦してきます。源義経は自軍の中から弓の名手を、とまだ若武者の那須与一を選び、託します。さて、見事的を射抜くことが出来るか、話に引き込まれると、ドキドキします。後年の講談や落語の元になる形とも言われています。

 

狂言 蚊相撲

この季節、人間を悩ませる 蚊 と人間の対決を擬人化した、モノマネコントでしょうか?人間が扮した蚊も面白いですが、その撃退法もユニークです。そのまま笑える作品です。

 

 

熊本、狂言の会 チケット購入

https://officeemu.jp/566/

 

稲葉俊郎トークセッション お申込

https://officeemu.jp/573/

 

稲葉先生からトークセッションのコメントが届きました。

9/21土曜、熊本「万作・萬斎の会」でプレトークをします。
伝統芸能の意義や、狂言における「笑い」の意義(狂言は、死者が主役である能楽と必ずセットで演じられるのです)。
そうしたことを話したいと思います!

(『狂言ござる乃座』に稲葉が寄せた文章から抜粋)
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萬斎さんとは、『MANSAI解体新書 その弐拾六』(世田谷パブリックシアター)にて、ギタリストの大友良英さんと一緒に共演させていただきました。その瞬間にしか生まれない場が立ち上がり、素晴らしい会でした。
萬斎さんという果てしなく深く広い器の中で、出演者は触媒となり、お客さんも含めた場全体が化学反応を起こしていました。
舞台は、「あたま」で知的に理解するためのものではなく、「からだ」全ての細胞で感じ、「豊か」になるために行くものだと思います。
質の高い芸術により、いのち本来の全体性や調和が取り戻されます。

だからこそ、舞台などの空間芸術には極めて医療的な側面があります。現代医学が見落としていることです。
自分はそうした観点からも芸術を愛し、古典芸能への深い敬意を持ち、能楽の稽古に励んでいます(観世流梅若派能楽師 井上和幸先生)。

萬斎さんは野村家の長男として狂言師を受け継ぐ傍ら、世田谷パブリックシアター芸術監督もされ、ゴジラにもなり、ご活躍は多岐にわたります。
萬斎さんは、芸能が持つ可能性を信じ、受け取った全てを広い視野で次の世代に受け渡そうとされていると思います。「みずから」受け継ぐ強い覚悟と、「おのずから」の流れ。そのあわいの力を萬斎さんの存在から感じます。

ギリシャのエピダウロスに、紀元前4世紀に作られた古代円形劇場(世界文化遺産)がありますが、そこはギリシャ神話に登場する医療と健康の神(アスクレピオス)の聖地でもあります。この地に足を運んだとき、総合的な医療施設だと思いました。劇場以外にも、温泉場、神殿が広く配置され、心や体の全体性を取り戻すため、芸術や温泉を含めた心身の総合的なケアが行われていたのです。神殿には眠る場所もあり、そこで見る夢にはアスクレピオスが現れ、眠りや夢見体験そのものが人間の全体性を回復する聖地でした。

日本では、能楽や狂言や神楽など、伝統芸能や祭りの形で先人の技や思いは伝わっています。日本人は、文字で情報を伝えるのではなく、身体言語としてからだで一人一人に伝えていく手段をとりました。
なぜなら、からだは嘘をつけないからです。身体言語は「型」として伝承され、美へと変換され、能や狂言として体験します。
「型」は体の自然に沿った調和的なからだの在り方でもあり、伝統芸能ではたたずまいだけ(そこにいるだけ)で美しいのです。
筋肉と骨、からだは対立せず、からだ全体が調和的だからこそ、年をとればとるほど、動きの質は深まり、美しさを増していくのです。美は調和であり、いのちの原理そのものです。
伝統芸能は「いのち」を受け継ぎ、私たちを支える「いのち」へと働きかけます。日常と違う夢見の意識状態で舞台を体験することは、いのち、からだ、こころ全体の調和にもつながるのです。

萬斎さんをはじめ、日々の稽古で先人の「いのち」を伝える尊いお仕事をされている皆様が日本の霊性を深層で支えています。深い敬意を持っております。舞台にいつも感動しています。本当にありがとうございます。
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9/21土曜は熊本に行きせっかくなので、、、ということで。

9/22日曜には熊本が誇る最高の本屋さん長崎書店で、医療と能楽について語る場をもらいました。
(9/21の夜には『囲む会』という名目でみんなで食事して談笑する会もあるようで!)

ちょうど、9月25日水曜に、稲葉俊郎「からだとこころの健康学」NHK出版という本が出ます。その先行販売もかねて、話せるのはグッドタイミング!
この本は、NHK出版「学びのきほん」シリーズの5冊目として出ます。(Amazonにはすで出てます)

●若松英輔『考える教室 大人のための哲学入門』
●飯間浩明『つまずきやすい日本語』
●安田登『役に立つ古典』
●藤田一照『ブッダが教える愉快な生き方』

という並びでの5冊目。
尊敬する人たちのあとで、それだけで光栄。

9/22の長崎書店では、新刊のことと、能楽と医療との関係(特に、人間の「意識」の話しや、生と死との関係の話になると思いますが)、そのあたりを話します。
熊本近辺の方、ぜひお越しをー。
全冊に、違うイラストのサイン書きます。笑

■2019/9/21(Sat)(14:00-):熊本「万作・萬斎の会」狂言のおはなし&トーク(稲葉俊郎 野村萬斎)@熊本県立劇場(熊本県熊本市中央区大江2丁目7-1)
<内容>狂言のおはなし&トーク(稲葉俊郎 野村萬斎),素囃子「神舞」,狂言「蚊相撲」,語「那須与市語」,狂言「博打十王」
(→問い合わせ:(株)ノマ企画 内 ふくおか・熊本・大分「万作・萬斎の会」(TEL:092-781-1267, 10:00-18:00)

■2019/9/22(Sun)(14:00-16:00):『トークセッション 医療と能楽 vol.2 『いのちの働きから見た能楽』』稲葉俊郎(東大病院医師)@リトルスターホール(長崎書店3階)(熊本市中央区上通町6-23)

トークセッションのお申込

https://officeemu.jp/573/

 

ご報告 室町時代のいけばな「たてはな」教室を開催しました。

2019年8月21日に久留米より柴田ゆかり先生をお招きし

古典花道『たてはな教室』を開催しました。

 

まず最初に込藁の解説、

そのあとに花をいける基本的な形を学んだ後、

実際に込藁に花を挿し花をいけていただきました。

 

 

込藁は葉を取った稲の茎の部分を水に漬け灰汁抜きを数回繰り返し

本来は自分で作らなくてはいけないのですが

今回は初回ということで込藁は先生にご用意いただき

まずは花をたてることを体験していただきました。

 

参加者の方もやっているうちに込藁の大切さ、魅力に気づかれ

次回は是非込藁を作りたいということになりました。

 

「たてはな」はいけばなができる創成期の手法のため

花の形がシンプルかつ洗練されています。

 

写真は生徒さんの作品です。

いかかでしょうか?

 

 

柴田先生を囲んでのランチ

室町時代を起点に「たてはな」を中心に茶道など日本文化の歴史などについてお話が弾みました。

 

 

ご参加くださいましたみなさまありがとうございました。

次回は秋に古典花道『たてはな教室』開催予定です。

オフィスエムのHP・FB・Instagramにてご案内いたします。

 

満員御礼 KEITAシェフの出張イタリアンラストラン、祿roku茶会

2019年8月21日開催いたします

KEITAシェフの出張イタリアンラストラン、祿roku茶会

共に満席となりました。

新星KEITAシェフの生産者の顔が見える食材を活かしたイタリアン

茶師HiroTogawaが発掘・ブレンドした上質な日本茶の世界を

お楽しみいただけるよう只今準備をしております。

ご予約いただきましたみなさま当日はお気を付けてお越しください。

 

 

 

こちらのイベントの様子はブログにて後日ご報告いたします。

 

 

 

剣山の原点『込藁』について

いけばなの型の起源となった『たてはな』では、

花をたてるために藁を束ねて花器に埋め込みます。

込藁の上の部分が現代では剣山となって花をたてる道具として使われています。

込藁の素材は無農薬の米かもち米の藁です。

特にもち米の方が茎が柔らかくて良いとされています。

オフィスエムで使う藁は、

農業体験でお世話になっている菊池の無農薬の米ともち米の藁を使用しています。

菊池の美しい田んぼ

まずは藁の薄い皮や葉を取り除いて茎だけにします。

最初に木槌で藁を叩いて柔らかくします。

そうすると皮や葉が取れやすくなります。

茎だけになったら約15本づつにまとめて畳糸で縛ります。

沢山できました。

ここから器に合わせて込藁を作っていきます。

器の高さに合わせて藁の長さをカットし、

口の大きさに合わせて藁を束ねます。

最後に畳糸で縛り器に入れて完成です。

藁は剣山より柔らかく、

花が軽やかに入ります。

込藁ならではの、

優しく自然の花の風景が感じられるお花の形が

『たてはな』の魅力です。

たてはな教室のお申込みはこちらより。

『たてはな』のお道具購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

関連イベント

ご報告 『季節の室礼と道具の勉強会』を開催いたしました。

 

2019年7月24.25日にオフィスエムのサロンにて開催いたしました。

二つの空間を活用し茶会の流れに合わせて道具を室礼、桜雲洞さんに道具の説明をしていただきました。

約200点ほどのお道具が揃い見ごたえのある勉強会となりました。

 

 

お茶事の流れに沿って

 

玄関

 

 

待合

 

茶室

 

 

広間

 

特別企画 はなのうつわ色々

 

次回の『季節の室礼と道具の勉強会』は12月を予定しています。

詳細はホームページの「価値を知る」にてご案内いたします。

室町時代のいけばな「たてはな」を学ぶ目的

福岡より柴田ゆかり先生をお招きし

熊本初、室町時代のいけばな「たてはな」教室を開催いたします。

開催にあたり「たてはな」のご説明

日本文化の歴史からなぜ今「たてはな」を学ぶのかをオフィスエムなりにご提案いたします。

【1】風興の会 / 花人、岡田幸三と原田耕三 について

昭和・平成を代表する花人、岡田幸三(2006年没)は池坊花道に入門しました。立花・生花の技法を習得した後、池坊文化研究所研究員、池坊短期大学講師歴任しました。その後は花論・花道史の探求と共に伝統技法の取得に尽力し、「いけばな」の源流ともいうべき花形で、室町時代に仏教から発祥した「たてはな」を現代に蘇らせました。

池坊を中心に多くの秘伝、資料類を精査し公刊。池坊に止まらず、花道全般、また、茶道、香道などの伝統芸能、能楽では立花を通しての活動があり、いけばなの流派を越えて、花の関係者のみならず、アーティストやその道の専門家など、幅広い方々と交流がありました。

岡田幸三死後、それまで縁のあった同志が集い岡田師の偉業を継承すべく「風興の会」が発足しました。

もう一人の花人、原田耕三(2016年没)は18歳から池坊のいけばなを学び、その後岡田幸三に師事しました。岡田師死後、風興の会にてたて花や立花をはじめとする古典華道の技法と岡田師の精神を継承しました。

そして現在もこの精神を次の世代が引継ぎ
古典花道研究者、村井孝行を筆頭に、福岡では柴田ゆかりが「一雫の会 福岡たてはな教室」を主宰しています。

【2】「室町時代」から現代までの日本文化における時代の流れについて

茶道といえば千利休、能楽は観阿弥・世阿弥、いけばなは池坊ですが、これらはすべて室町時代に出現しています。

室町時代は鎌倉幕府がほろび天皇を中心に新しい政治が始まり守護大名が出現しました。その後大名が再び権力を持ち戦国時代に突入してしまいます。1540年代に鹿児島に鉄砲が伝来、キリスト教の布教、平戸や長﨑での南蛮貿易がはじまりました。

尾張の織田信長が室町幕府を滅ぼし勢力を広げますが1582年本能寺の変にて自害、家臣だった豊臣秀吉が後継者となり勢力を広げ朝廷から関白の位を授かり天下を統一しました。このころを安土桃山時代と言い、千利休・観阿弥・世阿弥・池坊は戦乱の世の中で天皇・大名に翻弄されながらこの時代にそれぞれの道を極め大成しました。

江戸時代になり徳川幕府が約250年続き、町人の存在が強くなりました。そこで町人文化が花開き全国に広がり地域独自の文化ができあがりました。

明治時代になり廃藩置県により武士階級が崩壊したことで日本文化の後ろ盾がなくなり大きな変革の時代が訪れます。

開国したことで政治・経済が西洋化し2つの世界大戦後、日本は経済大国へと変貌を遂げるように、日本文化も時代の流れと共に西洋文化を取り入れながら現代にいたっています。

【3】「たてはな」を学ぶ目的

日本文化は室町時代から戦乱の厳しい時代に大名の擁護を受け現在の文化の基盤を大成しました。

明治維新後、後ろ盾がなくなり日本文化は変革の時代があり、西洋文化と共存しながら現在にいたっています。

世界大戦後、日本は経済大国となり欧米化が現在も進んでいます。

このような歴史の流れから現代は国際社会となり自国の文化の価値が見直されています。特に日本文化は長い歴史の中で守り受け継がれたことが国際社会において大きく評価されています。

国際社会において自国の文化は財産です。

日本文化は世界の宝。

国際社会において日本の歴史・文化を学ぶことは国際人として必要なことではないでしょうか?

表題の「たてはな」を学ぶ目的ですが、
室町時代のいけばな「たてはな」に触れることで日本文化の原点である室町時代を見直し国際人としての教養を身につけることをオフィスエムとしてご提案いたします。

東京オリンピックもあり国際的な交流も増えてきました。私達も国際人としての意識を持ち、日本文化について少しでも多くの方がご興味を持って下さることを祈念しましてこのブログを終了いたしいます。

最後までお付き合い下さりありがとうございました。

もしこのブログに共感されましたらご家族やご友人に日本の文化は私達の宝だから大切にしようよ!!とお伝えください。

古典花道『たてはな教室』のお申込

初心者のための『いけはな教室』のお申込

風興の会について

http://www.fukyo-kado.com/

ご報告 美味しいうつわの食事会を開催いたしました。

 

2019年7月23日「日本料理 瑠璃紺(熊本市中央区船場町)さんにて開催しました。

当日は室礼師松村が玄関・床の間に季節の花をいけお客様をお迎えしました。

 

 

 

 

 

 

 

この食事会ではお料理はもちろん器を楽しんでいただく趣向なので器のお献立をご用意し、一品一品お持ちする度に桜雲洞さんより器の説明をしていただきました。

器が変わることでお料理が更に引き立ち参加された方々は大変感動されていました。

 

美味しいうつわのお献立

掛軸  松平不昧公作「五月雨は雲にものらむ山ちかな」

花入  須恵器 長頸壺、妙喜庵古材

 

先付  永楽即全仁清色絵五彩皿

先付  橘屋友七肥松唐松紋蓋物

造り  山懸麗秀萩皿 時代南京青磁木瓜形小皿

お椀  橘屋友七佐野長寛蒔絵絵替煮物椀

焼物  北大路魯山人天目釉鉢 加藤十右エ門団扇形皿

箸休  時代金彩ピンクリキュールグラス

煮物  時代清朝五彩唐子絵輪花蓋椀

ご飯  若島丈史 口紅塗四ツ椀 時代古染付兔絵香物皿

水菓子 十代中川浄益南鐐折タメ水菓子皿

 

折敷  葵春鉋目折敷膳

 

飲物  サンルイリキュールグラス(ティルス薊)

鶴田鉦次郎 錫ぐい吞

時代伊万里松唐草に鹿絵猪口

伊万里ミジン唐草蕎麦猪口

 

 

 

   

 

次回は2019年12月に「正月、寿ぐ」をテーマに開催予定です。

詳細が決まりましたらホームページの「価値を知る」でご案内いたします。

 

 

室礼師についてのお問合せ

https://officeemu.jp/600/

 

日本料理 瑠璃紺

https://www.ruri-kon.com/

https://officeemu.jp/41/

 

 

Premium Table@泰勝寺

先日、泰勝寺にて『Premium Table』支配人という肩書のもとコーディネイト

いたしました。

今回は翌日の会議のため全国から集まり、会議に向けて英気を養うための懇親会でした。

 

今回の床の間の室礼は細川護光さんの花器に枝を。

花童の華やかさを引き立てるため、軸は掛けず

花器を中央に置き枝を高く活け込みました。

 

お食事は、江戸時代の肥後藩の献立を再現した青柳の本丸御膳。

日本酒とワインをペアリングして更に料理お愉しみいただきました。

ほとんどの方がアルコール派でしたが、ノンアルコールの方にはスパークリング緑茶。

本丸御膳は料理秘伝書をもとに再現したレシピ帖を青柳が編纂したお料理です。

 

 

花童の舞で会に花を添えて、泰勝寺での特別な食事会となりました。

雅な時間は、由緒ある泰勝寺に日本の文化が添えられて創られると改めて感じる会と

なりました。

 

プレミアムテーブルのお申込み

https://officeemu.jp/65/

 

満席御礼 ユトリエpresents暮らしの室礼と花講座が満席となりました。

 

室礼師 松村篤史です。

 

お礼

ユトリエpresents暮らしの室礼と花講座はお陰様で定員に達しました。

お問合せ下さいました皆様ありがとございます。

 

ご予約下さいました皆様、当日はお会いできるのを楽しみにしております。

どうぞお気を付けてお越し下さいませ。

 

次回の講座も決まりましたらHPにてご案内いたします。

 

ユトリエ presents 暮らしの室礼・花講座のご案内

 

室礼師 松村篤史です。

 

九州では大雨が降っていますが皆様は被害はないでしょうか?

 

私が講師をつとめ、昨年より季節ごとに企画いただいてます住宅メーカー「ユトリエ」さん主催『暮らしの室礼・花講座を』が開催されます。

 

この講座では、基本的な室礼の歴史と考え方をレクチャーをしたあと

具体的に床の間のない部屋に見立てで床の間を設え現代の暮らしで楽しめる室礼をご提案します。

 

会場は国内外で活躍されている大森創太郎建築事務所です。

大きな窓、壁一面の本棚がある憧れの暮らしの感じられる空間です。

 

講座の後はお楽しみ私が特別にお茶とお菓子をご用意いたします。

 

お申込みはこちら  https://officeemu.jp/658/

ユトリエ      http://yutoriie.com/

大森創太郎建築事務 http://www.soutarou.net/

 

前回の教室風景です。

 

 

 

大分大学公開講座 数寄屋袋をつくりましょう!

 

和裁師松村めぐみです。

 

令和元年6月23日に大分大学外部講師として数寄屋袋の制作指導をいたしました。

数寄屋袋を作るだけでなく、都甲由紀子先生(大分大学教育学部 准教授)による解説もあり、和布の染色や和裁のことなど日本の文化も一緒に学んでいただきました。

 

 

 

 

・大分大学公開講座 『数寄屋袋をつくりましょう!』

https://www.he.oita-u.ac.jp/blog/2019/05/14/2019sky/

 

・めぐみ和裁工房

https://officeemu.jp/72/

 

・都甲由紀子(大分大学教育学部 准教授)

https://officeemu.jp/72/

竜田会 茶会

 

オフィスエム代表松村です。

 

令和元年6月1日細川家別邸「泰勝寺」で開催されました竜田会 茶会に参加いたしました。

 

残念ながら中の様子は撮影できずみなさまにはご覧いただけませんが

京都 北村美術館から貴重なお道具が揃い、初夏の素敵な室礼がされていました。

 

特に広間の床の間に飾られた大きな時代籠に糸芒をはじめ夏の草花が緑豊かにいけられたお花は印象的でした。

 

茶会には興味はあるけど、作法がわからず不安な初心者の方にも安心してご参加いただくために、オフィスエムのお客様で経験者の方と初心者の方一緒に席に入っていただきました。

 

お楽しみの点心はいつもお世話になっている『日本料理 瑠璃紺』さんのちらし寿司でした。

 

今後もこのような機会を作って参りますので今回参加できなかった方、ご興味のある方は次回は是非お付き合いくださいませ。

 

ご参加下さったみなさまありがとうございました。

 

 

 

 

 

「熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演」無事終了いたしました。

 

 

「熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演」無事終了いたしました。

 

 

平成31年4月14日(日)

熊本震災復興祈念  大倉会 能楽公演

「 音と舞 」

500名近いお客様にお越しいただき盛会に終わることができましたことを御礼申し上げます。

 

 

 

この公演では、

「 音と舞 」

をコンセプトにあえて装束は付けず紋付き袴で舞っていただきました。

能楽独特の緩やかなリズムからテンポの良いリズムも加わり

さながら和製ジャズの感覚で音楽のようにリラックスして愉しむことができました。

 

 

 

公演の途中では

笛・小鼓・大鼓・太鼓が並びそれぞれの楽器についての説明と音を聞いていただく、

村上美香と学ぶはじめての能楽プチ講座もいたしました。

 

平成30年度、熊本で能楽を愉しむ会の企画はお陰様で全て終了いたしました。

 

次回は、令和元年度最初の企画です。

夏恒例の出水神社薪能を愉しむための直前勉強会を予定しております。

熊本で能楽を愉しむ会ならではのお愉しみも考えております。

6月上旬に詳細をイベントをアップいたしますので是非ご期待下さい!!

 

令和元年度 「熊本で能楽を愉しむ会」 会員受付中!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/180/

 

能楽との出会い

こんにちは。
オフィスエム代表松村です。
オフィスエムの大きな活動の一つが能楽の普及・伝承です。
能楽との出会いは、食事の場で文化に触れていただくPremium Tableという企画で伝統芸能の方を探している時に飯冨章宏氏(小鼓方能楽師)と出会ったのがきっかけでした。
そしてそこには沢山の不思議がありました。
例えば能と能楽の違いです。私達は通常能楽のことを「能」といいますが、じつは能は能楽の中の一つのことなのだそうです。能楽には役割があり大きく分けると舞担当、謡い担当、楽器担当です。そして能は写真に写っているような舞担当が装束をつけて舞うことを能というそうです。
まだまだあります!!
能楽では踊るとは言わず舞う。
能面はメンではなくオモテ。
舞・謡担当をシテ方と言い、楽器担当を囃子方と言います。
このように日本文化なのに私たちが知らないことが沢山あります。
私は飯冨氏との会話から能楽の歴史が積み重ねてきた知的財産、学びが深いところに魅力を感じています。
みなさんも、これを機にただ感じるのではなく一緒に学んで愉しく能楽を観ませんか。
まずは、面白い・愉しいではなく日本人として学び・日本の宝を守るつもりで能楽に興味を持たれてはいかがでしょうか?

 

イベントリンク
・熊本で能楽を愉しむ会 村上美香と学ぶはじめての能楽講座

https://officeemu.jp/195/
・熊本で能楽を愉しむ会 熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演 前夜祭

https://officeemu.jp/1/
・熊本で能楽を愉しむ会 熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演 「音と舞」

https://officeemu.jp/53/

 

はじめまして。

オフィスエム代表の松村篤史です。
オフィスエムでは価値伝承の環をコンセプトに文化・芸術・食さまざまな価値を皆さまと共に「知り」「守り」「所有」し後世に伝承する活動をしてまいります。
このブログではオフィスエムの活動案内・報告と共にお勧めの情報も発信してまいりますので是非お付き合いください。

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