祈りの室礼展 終了いたしました。

 

 

 

神様に捧げる時に使う天目茶碗と天目台をはじめ

蓮弁など祈りにまつわる道具と無名の僧侶が彫った木仏や洋画家が書いた観音経などを用い室礼をいたしました。

 

展示期間中は九州を中心に大雨が降り甚大な被害が発生

あらためて人間の弱さを痛感し、

日々の感謝と祈りの大切さを考える展示となりました。

 

室礼を通して、日々の暮らしに季節の移ろいを感じと共に

祈りと感謝の心を持つことで心穏やかに人生を送ることができるのではないでしょうか。

 

 

 

関連ブログ

併せてごらんください。

 

室礼について

https://officeemu.jp/2398/

年中行事 / 五節句とお彼岸、お盆について

https://officeemu.jp/2417/

会記『祈りの室礼展』

https://officeemu.jp/2420/

 

 

 

展示風景

 

 

 

オフィスエムでは文化を「 知る 」ことで古の生きる知恵を学ぶ講座を開催しています。

イベント随時更新中

イベント紹介|価値を知る

 

林竜馬イベントレポート/ 5月26日 勉強会③ 稲葉俊郎著書 「からだとこころの健康学」について考える

 

 

アートと医療の相性は良いと思う。

 

東京大学医学部付属病院循環器内科助教で“型破りな東大病院医師”として知られている稲葉俊朗氏をzoomでお招きしながら熊本御船町にある藤岡病院にてoffice emuの松村氏と藤岡病院副委員長の中原氏企画の「勉強会」に誘っていただき参加してきた。

 

2度目の参加だが、毎回とても勉強になる。

 

医療従事者の方々とアートについて語り合えるのは貴重な時間だ。

 

アートとサイエンス、テクノロジーとの境界線は近年どんどんと薄れてきていると同時にビジネスの世界においてもアート思考が見直されているが、医療現場においてもアートの役目は今後益々増えてくるだろう。

 

今回は、特に距離感についてのお話が皆様から多くあがった。

 

ソーシャルディスタンスなる言葉がコロナ禍で広がったが、人と人の身体的距離に加え、心の距離もあるし、森や林など自然界との距離や、野生動物との距離などなど、いろいろな距離がある。
距離と言えば、「間」「ま」があるが、「ま」は、「真」でもあり「魔」でもあり。考え出すと深いワードだ。
間合いを詰め過ぎたり、離れ過ぎるとそれは「魔」になり、魔が差す隙を生み、程よい間合いが保たれると、その「間」は「真」になる。

 

これからの時代、今まで以上に更にこの「間合い」「距離感」が大切になるのかもしれないと皆様とお話しながら考えたりした。

 

 

稲葉俊朗氏のHP
写真もめっちゃいいので写真好きの方も要チェック
https://www.toshiroinaba.com/about-me

 

オフィスエム
https://officeemu.jp/cycle/

 

藤岡病院
https://www.fujiokakai.org

 

 

 

 

 

 

 

林竜馬さんはNYの芸大を卒業され現在は熊本を中心に現代アートのイベント・企画展などを主催するアートコーディネーターです。

 

林竜馬

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林竜馬イベントレポート/ 6月19日 対話型アート鑑賞体験会

藤岡医院ウェルネスカフェにて対話型アート鑑賞体験会に参加してきた。
『価値伝承の環(わ)』を創造するoffice emuの松村氏と藤岡医院の副院長の中原氏主催で何度か開催されているアートと医療の関係と可能性について語り合う勉強会の一環で、関係者のみで行われた。
対話型アート鑑賞は現在、大きく分けて二つの流れがあるようだ。
一つは、対話型アート鑑賞の大元になったVisual Thinking Strategies(VTS)というニューヨーク近代美術館(MoMA)のフィリップ・ヤノウィン氏が開発した美術鑑賞法で、もう一つは、このVTSを元に京都造形芸術大学発信で行われている通称ACOP(Art Communication Project)の二つだ。
今回は京都造形芸術大学アートプロデュース学科卒業、ACOP(対話型鑑賞プログラム)を学び、トレーニングを積んだ治金わかなさん(甲佐町公営塾あゆみ学舎スタッフ)がファシリテーターとして参加してくれて行われた。
細かく話すと長くなってしまうので、簡単に感想を言うと、対話型アート鑑賞の可能性と、今後の課題もいろいろと見えたりで、とても良い時間になった。
これらのアプローチによるアートの可能性を探る活動も今後いろいろな人達を巻き込みながら、さらに仕掛けてゆきたいと思った。
オフィスエム
藤岡医院

林竜馬さんはNYの芸大を卒業され現在は熊本を中心に現代アートのイベント・企画展などを主催するアートコーディネーターです。

 

林竜馬

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林竜馬イベントレポート / お正月の室礼と道具の勉強会

オフィスエム主催『 お正月の室礼と道具の勉強会 』に撮影で参加してきた。

世界に出て活躍したい人にこそ強烈にオススメしたい、オフィスエム主催の勉強会。

海外の文化人達が高額のお金を払ってでも知りたい知識と文化の結晶の一部がここには間違いなくあるし、初心者向けのアプローチもしている。

僕ら日本人こそ、実は日本を知らないのだ。

外国語を学ぶ事も大切だが、海外の文化人達が自分達で日本語の通訳を雇ってでも教えてもらいたいと思える知識や技術を持ってしまったら、英語が多少出来なくても世界中で生きていける武器を身につけた事になるのだと学生時代New YorKで空手の指導員をしながら感じた事を今日あらためて僕は痛感した。

そうだ。

僕はもっと日本について学びたくて大人達の反対を押し切りNew Yorkを飛び出し日本に帰国したんだった。

僕は日本をもっと学びたい。知りたい。

そして日本を世界に発信したいんだ。
日本語で。

オフィスエム
https://officeemu.jp

林竜馬さんはNYの芸大を卒業され現在は熊本を中心に現代アートのイベント・企画展などを主催するアートコーディネーターです。

林竜馬

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数寄屋袋/SUKIの生地について 世界のファブリック編

 

世界には様々な布があります。

 

SUKIではインテリアコーディーネーターとコラボレーションで

カーテンやソファーで使われる表情豊かなヨーロッパのファブリックや、

 

 

ラオスの豊かな自然で産まれる素朴で温かみのある草木染め手織り布など

日本だけでなく世界中の文化・歴史背景のある布を使用しています。

 

布の世界も絹・木綿、染、織、刺繍など興味を持たれると面白ところが沢山あります。

 

SUKIをきっかけにそんな布の文化に興味を持っていただけることを願っています。

 

 

 

SUKIのおすすめコーディネイト

お着物とはもちろん、お洋服との相性も良く日頃のお洒落のアクセントとしておススメです。

 

 

 

 

 

 

数寄屋袋/SUKIのお買い物はこちらより。

 

数寄屋袋|SUKI

数寄屋袋/SUKIの生地について 小倉織編

 

 

小倉織とは、、、

 

「小倉織」は、江戸時代初期から豊前小倉藩(福岡県北九州市)で袴や帯などとして織られ、多用した経(たて)糸が色のリズムを生む、立体感あふれるたて縞が特徴です。

 

かの徳川家康も愛用した、丈夫でしなやかな質感の木綿布は日本全国で珍重されていました。

 

明治時代には、文明開化の波のなか男子学生服として霜降りの小倉織が、新たに全国に拡がりました。
しかし残念なことに、戦時下の昭和初期に一旦途絶えてしまいます。

 

それから数十年後、
染織家 築城則子氏が、偶然に出会った小さな布の断片から2年近くの試行錯誤を繰り返し、1984年に復元され、現代の布として再生しました。

 

 

 

 

築城則子[ついきのりこ]

 

1952年北九州市生まれ。

染織家。

日本工芸会正会員。

「遊生(ゆう)染織工房」主宰。

2008年、日本伝統工芸染織展文化庁長官賞。

 

製法の途絶えていた小倉織を復元し、草木染め、手織りの小倉織を制作している。「縞縞 SHIMA-SHIMA」では、糸の選定とテキスタイルデザインの監修をつとめる。

 

 

 

 

 

「小倉 縞縞 KOKURA SHIMA SHIMA」について、、、

 

新しい時代の「小倉織」として誕生したブランドが
「小倉 縞縞 KOKURA SHIMA SHIMA」です。

 

伝統ある小倉織の特徴を継承し、つくり出した広巾の布。
テキスタイルデザイナーは、小倉織を復元した築城則子氏。

手織りにない広巾の可能性にも取り組み、追求するなかで新たな世界の扉が開きました。

 

 

 

 

 

江戸時代から作られている小倉織を現代のライフスタイルにあわせファブリックとして蘇らせ継承している「縞縞」。SUKIを通して小倉織の世界を多くの方に伝え、暮らしの中に取り入れていただけることを願っています。

 

 

数寄屋袋/SUKIのお買い物はこちらより。

 

数寄屋袋|SUKI

 

 

 

 

数寄屋袋/SUKIの生地について アンティーク着物編

 

 

 

めぐみ和裁工房とオフィスエムのコラボ商品

SUKIで使用している生地について3回にわたってご説明いたします。

 

・アンティーク着物編

・小倉織「縞縞」編

・世界のファブリックとSUKIのおすすめコーディネート

 

 

 

それでは、アンティーク着物についてご説明いたします。

 

アンティーク着物とは江戸時代や明治~大正~昭和初期などの戦前に製作され特に状態の良いものを指します。

 

特徴は主に二種類あり、

大正ロマンや昭和モダンとモダンで個性的な和洋折衷の大正ロマン柄

鮮やかな色彩で描かれた正統派の古典柄

 

 

 

 

SUKIで使用しているアンティーク着物は

ほとんどが丸帯という種類の帯を使用しています。

 

丸帯は江戸時代中期頃に考案されました。

そのころから女性の髪型が大きくなり、バランスをとるために帯幅が広く長い丸帯がもっとも豪華で格式が高い帯として使われはじめました。

 

昭和になって丸帯より軽い袋帯が登場

現代では礼装用はほとんど袋帯が使用され、丸帯は舞妓さんや花嫁用など特別な帯として用いられています。

 

これまでの説明から

丸帯は格式が高く上質、時代は古く正統派の古典ということになります。

 

 

 

 

 

 

丸帯をよく見ると

ダイナミックな古典柄と鮮やかな色彩

時間をかけて職人さんが織った質の高さを感じることができます。

これは工業が発達した現代では残念ながら作ることができない価値あるモノです。

是非SUKIをきっかけに着物文化・歴史の素晴らしさを感じていただき皆さまのコレクションの一つとして大切に使い守られていくことを願っています。

 

 

数寄屋袋/SUKIのお買い物はこちらより。

数寄屋袋|SUKI

 

 

 

 

3月の茶道教室を開催しました。

 

この教室ではお茶を点てるお点前ではなく

お茶をいただくお客様の作法を習得していただき

茶事に参加し楽しむことを目的とした教室です。

 

 

会社の接待で話が盛り上がらないことがあるでしょうか?

お茶も同じで亭主と客の会話が楽しいと成功です。

 

 

しかし、お茶には話すタイミングにある程度のルールがありそれを守りながらも亭主のおもてなしを汲み取り話を展開するのが醍醐味です。

 

 

オフィスエムでは亭主と客の流れのなかでいつ何を言ったらよいかという台本を用意しています。参加者の方にはそれを見ながら台詞を自分の言葉に置き換えて亭主と会話をしていただきます。

 

前回のお稽古では客の作法を見るだけでしたが、今回からは実際に客になっていただき台本をみながら会話をしていただきました。

 

さあ、上手くいったのでしょうか?

 

 

お茶は最初に先生に点てていただいたものと、和菓子で美味しくいただきその後で生徒さんはお湯の入った茶碗で茶筅をふる練習をしていただき最後に実際に自分でお茶を点てご本人に飲んでいただきます。

 

 

いつも楽しみな和菓子

お銘は「花紅」(はなくれない)

ご製は「たちばな」でございます。

 

 

 

いつも優しい先生。

 

須屋教室の廣石先生

 

下通教室の山中先生(左)と生徒(右)

 

初心者を対象とした教室です。

ご興味のある方はお気軽にご参加ください。

来月のお稽古と茶事体験のお申込みはこちらより。

 

 

https://officeemu.jp/1708/

https://officeemu.jp/1711/

満席御礼 本格的な茶事を体験する。@清娯庵/北九州

第3回『たてはな教室』を開催しました。

 

 

2020年3月19日(木)久留米より柴田先生にお越しいただきました。

 

今回の花材は

桜3種(吉野桜・啓翁桜・彼岸桜)

添えに柳、松、桧

が用意されました。

 

桜は1種類ではなく、数種類を使い柳を組み合わせることが多いそうです。

 

 

 

 

 

枝を挿すときは込藁が傷まないように小刀で根本を鉛筆のように削ります。

生徒さんは、はじめての小刀で四苦八苦されてましたが徐々に慣れられました。

また今回は庭師さんも参加され小刀はお手の物、他にも道具をお持ちで先生も珍しい枝のため方を見せていただきました。

 

 

 

 

教室をはじめて3回目、少しずつその方の個性が出てくるようになりこれからが楽しみです。

 

艶やかな桜の「たてはな」ができました。

先生と生徒さんの作品をご紹介します。

 

 

 

そして最後に軽い「たてはな」を一瓶。

個人的にはこんな「たてはな」が好きです。

 

 

 

 

皆さんはどんな「たてはな」がお好きでしたか?

 

次回の「たてはな教室」は6月17日です。

初心者大歓迎。

ご興味がある方はお気軽にお申込ください。

ご予約

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

室町時代のいけはな『たてはな』教室 蓮花編 

世界が憧れるKIMONO

 

2020年2月29日~6月21日まで

Victoria and Albert Museum(ロンドン)にて

Kimono: Kyoto to Catwalk(着物 京都から世界のランウェイへ)

と題し大規模な着物展が開催されています。

 

古い日本の着物はもとより

 

 

ディオールの2007年春夏オートクチュールコレクション、アレキサンダー マックイーンがビョークの名高いアルバム『ホモジェニック』のジャケット写真のためにデザインした着物をベースにした衣装も展示されており新しい日本文化を体現した展示会になっています。

 

 

BAZAAR harpers着物展についての記事です。

https://www.harpersbazaar.com/jp/fashion/fashion-column/a29497383/vanda-kimono-exhibition-191025-lift2/

 

 

この展示の企画商品として『 SUKI 』が販売されています。

 

V&Aと打ち合わせをしこの展示会のために新作10点を製作いたしました。

V&AOnlinShopでもご覧いただけます。

 

Gold obi silk clutch https://www.vam.ac.uk/shop/gold-obi-silk-clutch-161061.html

 

Blue and gold obi silk clutch https://www.vam.ac.uk/shop/blue-and-gold-obi-silk-clutch.html

 

SUKI Onlin Shop https://officeemu.jp/72/

 

SUKIが世界へ V&A shop(ロンドン)にて販売スタート

 

 

着物、和裁、茶道文化を知っていただくことをテーマにめぐみ和裁工房とオフィスエムが共同開発した

 

ジャパニーズクラッチ『 SUKI 』が

 

Victoria&Albert Museamu(ロンドン)にて2月29日からスタートした

Kimono: Kyoto to Catwalk展

企画商品としてV&Ashopにて販売がスタートしました。

 

 

 

https://www.vam.ac.uk/exhibitions/kimono-kyoto-to-catwalk?gclid=EAIaIQobChMItMvgrLr55wIVQ6aWCh3hcQotEAAYASAAEgLbsfD_BwE#shop-items

 

 

 

V&Aと打ち合わせをしこの展示会のために新作10点を製作いたしました。

V&AOnlinShopでもご覧いただけます。

 

Gold obi silk clutch https://www.vam.ac.uk/shop/gold-obi-silk-clutch-161061.html

 

Blue and gold obi silk clutch https://www.vam.ac.uk/shop/blue-and-gold-obi-silk-clutch.html

 

SUKI Onlin Shop https://officeemu.jp/72/

 

 

RKKテレビ取材 心と体が元気になるフラワーレッスン@あそ統合医療研究所 

 

室礼師 松村が講師を務め

あそ統合医療研究所で月2回開催している

『 心と体が元気になるフラワーレッスン 』

の活動がRKKテレビ取材を受けました。

 

番組「Drテレビたん」

2月1日16:54放送予定です。

https://www.dr-tvtan.jp/medical/asotateno/

 

 

 

 

講師 松村篤史(室礼師)

https://officeemu.jp/600/

マミフラワーデザインスクールにてフラワーデザインの基本を学ぶ。

旅館という場所で日々自然の花を活け独自のスタイルを確立。

室礼師として旅館をはじめ病院や企業の空間コーディネイトから挿花までを提案している。

 

 

 

このフラワーレッスンは昨年10月から始まった新しい花の教室です。

稲葉先生の「こころとからだの健康学」をヒントに

花の香や季節を感じることでストレスを解消し、いけることで自分と向き合い心を豊かにすることを目的としたフラワーレッスンです。

これまでは病院の患者さんとそのご家族が中心でしたが2月より参加料500円で一般の方も受講いただけることになりました。

ご興味のある方はお気軽にご予約ください。

 

ご予約はこちらより

2月4日 心と体が元気になるフラワーレッスン@あそ統合医療研究所

2月20日 心と体が元気になるフラワーレッスン@あそ統合医療研究所

 

 

あそ統合医療研究所(立野病院内)

https://asotateno.ecgo.jp/

 

 

 

教室風景

 

 

 

ふくおか「万作の会」新春狂言に行ってきました。

 

令和2年1月12日に大濠公園能楽堂(福岡市)で開催された

野村萬作・萬斎出演「 新春狂言の会 」に行ってきました。

 

大濠公園は福岡城跡内にあります。

大きな湖が美しく近所の人が散歩をしていたりとても穏やかで気落ちの良い場所でした。

 

 

 

 

 

能楽堂は世界的建築家・磯崎新氏が担当。

外壁にインド砂岩を使用した独自性や重厚な風格、湖から反射する陽の光を建物の中に取り込んだりと建築としても素晴らしい能楽堂でした。

 

 

 

番組の内容ですが午前の部と午後の部と分かれており

午前の部に参加しました。

 

 

午前の部は若手が中心の配役で

 

野村万作 海老救川

野村萬斎 佐渡狐

野村裕基 魚説法

野村太一郎 附子

 

という顔ぶれでした。

 

最初に野村万作さんが後ろの謡いと共に舞いを披露されました。

短い時間の曲でしたが軽快なリズムと舞に色々な海老の名前が出てくるめでたく、愉快な舞台でした。

 

2つ目は萬斎さんが主役の嘘が最後隠し切れずばれてしまう狂言らしい内容でした。

 

3つ目は萬斎さんの息子の裕基さんが主役の嘘つき坊主のお話です。

 

最後は、野村太一郎さん30歳が主役の附子です。

附子は殿様が壷の中は附子(猛毒)が入っているから絶対開けるなと言われたのに中には砂糖が入っており全部食べてしまったことをどう言い逃れるかという愉快なお話でよく出てくる演目です。

同じ役を年配の方や若い方もやるそうですが、今回は30代の元気で若々しい附子だったように感じました。

じつは、たまたま昨年の藤崎八幡宮の秋の大祭の奉納でも附子があり見ていたので比べられて面白かったです。

 

 

 

大濠公園能楽堂で開催されるパンフレットがこんなにありました。

ウッチャンナンチャンの南原さんが出演する狂言の会もありました。

今年も楽しい公演が沢山ありますので是非大濠公園能楽堂にお越しください。

 

 

毎年恒例のくまもと万作・萬斎の会「狂言の会」は今年は熊本城ホールで開催予定です。

オフィスエムでもチケットの販売をいたしいますのでお楽しみに!!

 

 

 

 

 

ご報告 第1回勉強会 稲葉俊郎著書 「からだとこころの健康学」について考える 

 

 

❝第1回勉強会 稲葉俊郎著書 「からだとこころの健康学」について考える❞ を開催しました。

 

2019年10月稲葉俊郎先生の講演会にて新著「からだとこころの健康学」についてお話いただきました。これを踏まえ、統合医療を実践されている中原先生(藤岡医院副院長)を中心に❝健康学❞をキーワードに様々な角度から意見交換をいたしました。

 

オフィスエムではこの勉強会を通し、文化・芸術・食の価値の一つとして健康との関わり方を検証してまいります。具体的にはあそ統合医療研究所にて昨年から実践してる『心と体を元気にするフラワーレッスン』の効果を検証し将来的には世の中に発表していくのが目標です。

 

 

 

 

次回は2020年2月18日開催です。

ご興味のある方はこちらより!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/1195/

 

 

 

第1回目の勉強会風景

 

正月室礼@無量塔グループ

 

山荘無量塔とそのグループ店

今回で5回目の正月室礼です。

 

山荘を中心に5店舗を展開する無量塔グループ。

 

先代藤林社長のころより客室の玄関には根引松をお正月には飾っていました。

現在は、根引松を無量塔グループの印として各店舗の入口に飾ります。

 

いけこみの花は赤い南天実、金柑をベースに

各店舗ごと花器や組み合わせる花材で表情を変えグループとしての統一感を意識しました。

 

 

 

山荘 無量塔

http://www.sansou-murata.com/

 

玄関

 

 

客室

 

 

 

 

不生庵

http://www.sansou-murata.com/facilities/fushoan/index.html

 

 

 

 

artegio

http://www.artegio.com/

 

入口

 

 

 

美術館

 

 

 

チョコレートショップ テ・テオ

 

 

 

 

B-speak (ロールケーキ専門店)

http://www.b-speak.net/

 

玄関

 

 

 

店内

 

 

 

 

別府湾サービスエリア

https://timehills.jp/

 

・玄林館(フードコート)

 

 

・不生庵

 

 

・artegio

・B-speak

 

 

 

正月の室礼@一壷天、一禅グループ

 

昨年の春より一壷天さんに新しいお宿が加わりました。

こちらのお宿も一壷天さんと共に日々室礼を担当させていただいております。

 

こちらのグループには湯布院で採れた稲をメイン素材とし、南天や水引、半紙などを活用した室礼を展開いたしました。

 

湯富里の宿 一壷天

https://www.ikkoten.com/

 

玄関

 

客室

 

フロント

 

 

 

御宿一禅

https://www.oyado-ichizen.com/

 

玄関

 

客室

 

 

室礼師松村がコンセプト合わせてオリジナルの空間コーディネイトから花のいけこみをご提案いたします。

ご希望の方はこちらよりお気軽にお問い合わせください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/600/

 

正月の室礼@山荘わらび野

 

 

 

山荘わらび野さんは震災で全壊され昨年リニューアルオープンされた湯布院の宿です。

纏うをコンセプトに湯布院の森の中にコンクリートの打ちっ放しのスタイリッシュな離れが印象的なお宿です。

今回こちらのお宿では玄関の門松を採用いただきました。

森×コンクリートのミスマッチと同様にガラス×花の組み合せで

ガラスの花器に湯布院で採れた稲と松でオリジナルの門松をデザインしました。

 

 

山荘わらび野

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

http://www.warabino.net/

 

 

 

 

室礼師松村がコンセプト合わせてオリジナルの空間コーディネイトから花のいけこみをご提案いたします。

ご希望の方はこちらよりお気軽にお問い合わせください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/600/

 

 

 

 

年始のご挨拶

 

新年あけましておめでとうございます。

皆さまお正月はいかがお過ごしだったでしょうか?

 

とうとう令和2年がスタートいたしました。

 

オフィスエムでは昨年に引き続き

「価値伝承の環」をコンセプトに文化・芸術・食の普及に邁進してまいります。

 

さて、年始早々嬉しいご報告が2つございます。

 

1つは昨年から構想を練っておりましたオフィスエムが提案する新しい茶道教室を2月21日より毎月1回開催してまいります。

お申込受付中ですのでご興味のある方はお気軽にお申込をお待ちしております!!

『心を通わせる茶道』 開催日 2/21 3/27 4/17

お申込み

↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/1270/

 

 

2つめは代表松村が室礼を担当する「湯富里の宿 一壷天」が大分の雑誌セーノ1月号「宿の迎え花特集」に取り上げられました。

 

 

 

大分の方は是非ご覧くださいませ。

大分情報誌 月刊「セーノ!」

http://www.cjo.co.jp/information/detail.php?148591157170688

 

 

「湯富里の宿 一壷天」では昨年末室礼師松村の出張しつらえ講座を開催。

洗練された空間、間近かに臨む由布岳と豊富な温泉が魅力のお宿です。

「湯富里の宿 一壷天」

https://www.ikkoten.com/

 

 

それでは令和2年も引き続きお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

オフィスエム代表 松村篤史

 

 

 

 

Mary Christmas 令和元年のイベント全て終了いたしました。

2019年湯布院の宿のクリスマス室礼です。

敷地内にある常緑樹と赤い実に黒の実をアクセントに使い

赤く塗られた日本の燭台を対で室礼ました。

昨年と花器は同じですが、色の使い方や調度品の組み合わせで雰囲気が変わります。

 

 

 

 

令和元年も残り僅かとなりました。

お陰様でオフィスエムのイベントは全て終了いたしました。

今年は「価値伝承の環」というコンセプトと共にオフィスエムのホームページを開設。

より多くの出会いがあり出張講座や講演などをお声がけいただけるようになりました。

来年は念願の茶道教室を2月よりスタートし、より深く文化・芸術・食の価値を伝えてまいります。

また、ホームページも皆様のお役に立つサイトとなるよう工夫してまいりますので今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

寒さが厳しくなってまいりました。

くれぐれもお身体を大切にご自愛くださいませ。

 

オフィスエム代表 松村篤史

 

 

 

初心者でも能を楽しく見れる3つのポイント!!

全国各地の神社では新年の平和・五穀豊穣を祈り能楽の奉納があります。

熊本では毎年1月5日に北岡神社(西区)、藤崎八旛宮(中央区)で奉納があります。

詳細はこちらをご覧ください。

↓  ↓  ↓

熊本 正月 能楽奉納 『松囃子』

お正月は能楽を見る絶好の機会です。

奉納であれば誰でも見ることができます。

そこでオフィスエム代表 松村(能楽初心者)がこれまで能楽の普及で学んできたことをもとに、

初心者が能楽を楽しく見るために必要なポイントを3つお伝えいたします。

能楽を見ると3分で眠くなる初心者の意見としてご覧ください!!

ポイント①

能楽は音楽である。

はじめて能楽を見るとき台詞が気になると思います。

確かに台詞も大切ですが、音楽を聴く時に歌詞が気になるでしょうか?

能楽も音楽と同じで太鼓や鼓、笛のリズムと謡のメロディーをただ感じてみてください。

私は古典ラップの様な感覚で聴いています。

意外と目をつぶって聴くのもいいかもしれません。

ポイント②

能楽の役割

能楽の役割は大きく2つあります。

・囃子方(はやしかた)

(小鼓・大鼓・笛・太鼓で構成される楽隊です。)

・シテ方(してかた)

(踊ることを能楽では舞うと言います。舞う役割の人が横で合唱する謡いも担当します。)

囃子方(楽器)の音色・リズムや

シテ方(舞・謡)のダンス、メロディーなど

それぞれの役割を意識すると見所が増えて居眠りする暇はなくなります!!

ポイント③

能楽は世の中の平和と五穀豊穣を祈り神様に奉納するのが起源です。

能楽を見る前に神殿に頭を下げ、祈る気持ちで能楽を見てみてください。

さあ、能楽を見る準備はできました。

もし余裕があったらお着物で見に行くともう素敵な文化人の登場です。

お知らせ

イベントでご案内している「ふくおか万作の会 新春狂言」は完売しました。

令和二年の熊本公演は熊本城ホールで決定しています。

来年は能楽講座を開講いたします。

みなさんと一緒に学び、能楽を楽しめる講座を目指します。

こちらもホームページのイベントにてご案内いたしますのでお楽しみに。

正月の室礼と道具の勉強会@オフィスエムサロン・一壷天にて開催しました。

令和元12月10、11日 オフィスエムサロン(熊本)、12日 湯富里の宿 一壷天(湯布院)

にて「正月の室礼と道具の勉強会」を開催しました。

 

今回はじめて熊本から湯布院の2箇所で勉強会を開催いたしました。

 

お正月ということでお祝の道具を中心に祥瑞・京焼・伊万里など様々な場所の焼物や江戸時代の絵師による三十六歌仙など興味深い道具を通して日本文化の奥深さ、魅力をお伝えしました。

 

 

オフィスエムサロンでは新しくできたばかりの看板もお披露目でした。

 

 

オフィスエムサロン(熊本)の様子です。

 

「たてはな」もいけました。

 

一壷天 文化講座 第 1回

 

様々な業種の方が参加され大変興味を持っていただきました。

室礼と道具の勉強会、一壷天文化講座は来年も開催予定です。

ホームページにてアップいたしますのでお楽しみに。

 

 

季節のフラワーレッスン@Mori no kiを開催しました。

2019年12月2日、オフィスエムサロンのご近所さん Mori no ki さんにて

「ドライフラワーのリース作り」を開催しました。

 

Mori no ki さんのホームページ

↓  ↓  ↓

https://mori-no-ki.jp/

 

 

 

 

 

Mori no kiさんのディスプレーで使用されたドライフラワーを中心にモミの木、ユーカリ、ムラサキシキブ、サンキライなどで作りました。

 

 

 

 

お手本はこちら。

 

 

 

 

蔦を丸く絡めてリースのベースを作ります。

そこにモミの木、ユーカリを紐で固定しその隙間に赤い実やドライフラワーを挿して固定します。

 

 

 

 

できあがり!!

このリースはMori no kiのオーナー作。

 

 

 

他の方もそれぞれ個性的なリースができました。

フラワーレッスンはこのように出来上がりを並べて感想を言い合うのが楽しみの一つ。

上手下手ではなく、その人らしさが滲み出るようなレッスンを心がけています。

世界に一つだけの作品に良い悪いはありません。

 

 

次回は春にハーブを使った「ボタニカルブーケ」を予定しています。

ホームページのイベントにてご案内いたしますのでお楽しみに。

 

 

 

 

若手経営者の会にて文化の普及について講演をさせていただきました。

令和元年11月27日に熊本県企業団体中央会青年部協議会様の研修会にお声がけいただき、代表松村篤史が文化の普及と企業としての関わり方についてお話をさせていただきました。

 

 

 

経営者の会ですのでテーマは思い切って

「文化を守り・伝える パトロンのすすめ」

と題して40名弱の経営者の方の前で約1時間お話いたしました。

 

 

 

まずはオフィスエムのコンセプト「価値伝承の環」から

PremiumTable、熊本で能楽を愉しむ会などこれまでの活動を説明しました。

 

 

 

次に具体的に経営者でパトロンとして芸術家の応援や文化の伝承をし社会に貢献をした人物をご紹介しました。

1人目は横浜で紡績業で巨万の富を築き自邸に日本全国の稀少な建築を移築し守り、そこで横山大観など多くの芸術家を住まわせ応援をした原三渓をご紹介しました。

次に熊本といえば元熊本城城主細川家です。

利休七哲の細川幽斎から細川家16代当主の細川護立の功績と永青文庫についてご紹介しました。

 

 

 

まとめとして、文化を守り・伝えるためにまず個人が日本文化を知ることが大切で、オフィスエムの提案として「茶道」をはじめることをおすすめしました。

そして具体的に

経営者として、

地域への社会貢献として

文化活動への支援、活動への参加をすることがパトロンですということで話をまとめました。

 

 

 

講演の最後には参加者の方から質問と共に、

ご自身の立場から文化を守り・伝えれることをうかがいしました。

参加者の方は熊本で長く商売をされている方が多く、文化と同じように老舗として会社を守る意義を持っておられ、味噌・醤油組合の方からは特に日本文化と接点が多く、今後どのように日本の食文化を守っていくかということを皆さんの前で少しディスカッションいたしました。

研修会の後の懇親会にもご招待いただき、お一人お一人と文化についてお話をさせていただく時間がありました。それぞれの立場で、文化との関わりについてお考えをお持ちで大変興味深かったです。

 

じつはこちらの会員のお一人がオフィスエムの日本酒の会でご紹介している河津酒造の社長でした。これは偶然だったのですが、お酒も日本文化の一つであり、食事の時間は人の絆を結びつける働きがあり、来年はまた日本酒の会で皆さんとお会いしましょうということでご縁がつながりました。

 

 

 

 

この写真は2018年4月に開催した

「小国、河津酒造の酒を愉しむ会」の時のものです。

 

ということで、

令和二年春頃に河津酒造さんを含む日本酒の会を開催いたします!!

来年はどんな方がいらっしゃるのでしょうか?

 

来年はこちらが皆さまのところに出向き、文化の輪をより大きく広げていければと期待しております。

草心流 野の花いけばな展 に行ってまいりました。

オフィスエムの器の展示会でいつも野の花を添えてくださる草心流さんのいけばな展に行ってまいりました。

 

厳しい秋風にさらされた野の花は成熟した美しさが感じられます。

自然に育った花だからこそ表現できる草心流のいけばな。

あらためて草心流の素晴らしさを感じさせていただけるいけばな展でした。

 

板垣先生はじめ、本田先生、岡村先生、廣石先生、いつもSNSで草心流の花を発信されている小山先生、お疲れ様でした。

 

 

 

板垣草人先生作 「冬将軍」

細川護光作陶展にて挿花

 

本田草友先生

髙木健多作陶展にて挿花

 

岡村草花先生

江藤裕次郎作陶展にて挿花

 

廣石草安先生

江藤裕次郎作陶展にて挿花

 

小山草由先生

SNSで草心流の花を発信。

 

 

第2回『たてはな教室』を開催いたしました。

令和元年11月14日

晩秋の頃、第2回室町時代のいけばな『たてはな教室』を開催しました。

 

今回は『たてはな』の最も重要な込藁(こみわら)を作るところからはじめました。

込藁とは稲の茎の部分を束ね、花の器に仕込み花をとめるための道具です。

この上の部分だけがのちの剣山となります。

剣山は鉄ですが、込藁は自然素材で繊細なのでやはりどこか自然の優しいいけばなができあがります。

 

 

 

< まずは、稲の茎の薄い皮を一本ずつ剥ぎます。>

 

 

 

< 薄皮を剥いだ稲の茎を約15本ずつ紐で束ねます。>

 

 

 

< 花器にしっかり入るだけの束を詰め適当な高さを決め茎を切ります。その後に束を上部・中部・下部の3ヶ所に紐でまとめて完成です。>

 

 

 

 

先生のお手本と生徒さんの作品を数点ご紹介いたします。

込藁に優しくとめられた軽やかな『たてはな』をご覧ください。

 

 

 

次回の『たてはな教室』は令和2年3月 桜のお稽古予定です。

ホームページのイベントにてご案内いたします。

 

 

オフィスエム令和元年最後のイベント

『正月の室礼と道具の勉強会』お申込開始しております。

お気軽にお越しくださいませ。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/1014/

 

 

 

RKKラジオ 村上美香のヒトコトに室礼師 松村がゲスト出演

 

 

室礼師 松村です。

秋風が心地よい季節となりました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

能楽講座の聞き手としてお世話になっている

村上美香さんのラジオ番組で室礼のことについてお話をさせていただきました。

 

私がどうして日本文化に興味を持ち室礼をするようになったのか

具体的な室礼の仕事や歴史、今の暮らしの中での室礼の提案など

美香さんが上手に私の話を導いてくださり楽しい収録となりました。

少々不安はありますが是非お聴きください。

 

RKKラジオ 村上美香のヒトコト

10月27日(日)14:30~

*radikoでもお聞きいただくことができるそうです。

 

美香さんのブログ 詳細・radikoについて

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

http://blog.rkk.jp/hitokoto/2019/10/24/10%e6%9c%8827%e6%97%a5%ef%bc%88%e6%97%a5%ef%bc%89%e6%94%be%e9%80%81%e2%89%aa%e4%ba%88%e5%91%8a%e2%89%ab/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 お正月の室礼と道具の勉強会 」

12月10、11日に開催いたします。

古美術 桜雲洞さんのご協力により約100点のお道具を手にっとってご覧いただけます。

お気軽にご参加下さい。

詳細・お申込 → https://officeemu.jp/1014/

 

我人逢 ヒト、モノ、コトの出会い

秋も深くなり肌寒い季節となりました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

オフィスエム代表松村です。

 

10月19日から開催されている「遊牧民の敷物 オールドラグとオールドキリム展」のギャラリー満店主 満石まゆみさんとはもう20年近いお付き合いとなります。

 

私の実家の近くにお店があり、学生の頃から凛とした空気感の素敵なお店があることは認識していまいしたがその頃はまさかそのお店に入るとは思っていませんでした。

それから数年後、ロンドンから帰国しうつわに目が向くようになった時にふと満石さんのお店を思い出しました。

まだ20代前半の私には敷居の高いお店でしたが、入口に置いてあった染付の花器が気になり思い切って入りました。

満石さんは静かにいつもお店の奥の机に佇みお客様を見守っていらっしゃいます。

その日も私が商品をゆっくり見て染付の花器について質問をするとその物の歴史や思いを語って下さいました。

そして幸運なことに私が最初に目に入った染付の花器は私でも手に入れられる金額でしたので松村コレクション第1号が誕生しました。

そこから満石さんとのお付き合いがはじまりました。

私は最初に染付と土ものに興味がありました。そのころから李朝家具も扱っていらっしゃいましたが数年後お軸に興味をもたれ、マンションでも楽しめるちょっと小粋なお軸がお店に登場するようになり、私もお軸に目がいくようになりました。

 

お店にはまるで家に帰るように頻繁に通った時期がありました。

その時に他のお客様とお会いすることもあり、その方とのお話の時間も良い思い出です。きっと皆さん満石さんが見つけるモノに魅了され元気をもらっていたのでしょう。

 

お客様はギャラリーの眼を信じ購入します。

私も少しずつ満石さんに教えてもらいながら集めました。

 

その道具は年々魅力を増し、室礼師としての私の感性の主軸となり価値は増すばかりです。

 

ギャラリー満で満石さんと出会い、モノと出会い、室礼師になってしまいました!!

みなさんにもきっとそんな素敵な出会いがあると思います。

 

オフィスエムでは価値伝承の環をコンセプトにそんな出会いをご提供していきます。

 

最後に満石さんのブログで以前コラボした巴里茶会がアップされていますのでご紹介いたします。

https://galleryman.exblog.jp/24569521/

 

ご報告 茶、花のうつわ 細川護光作陶展

 

ご報告

令和元年10月3日~7日までデルパンジャパン(熊本市上通町)さんにて

「茶、花のうつわ 細川護光作陶展」を開催いたしました。

 

会期中にはラグビーワールドカップ

フランス×トンガ戦もありにぎやかな中での展示会となりました。

 

今回の展示では、草心流家元 板垣草人先生に秋の野の花をいけていただきました。

 

信楽、井戸、楽焼を中心に茶碗、壺、掛花入や酒器が揃いました。

デルパンさんが取り扱いされているイタリアの職人が作るイタリアンジュエリーと茶碗のコラボレーションもいたしました。

 

また特別ゲストとして元細川家御用窯の高田焼宗家13代目、上野浩平氏の作品もご紹介いたしました。

上野窯×オフィスエム コラボプレートは大人気であっという間に完売いたしました。

 

 

ラグビーワールドカップはじめイベントが多い時期に

お越しくださいましたみなさまありがとうございました。

 

 

今年のイベントも残り2つとなりました。

 

・室町時代のいけばな『たてはな教室』

https://officeemu.jp/1006/

・お正月の室礼と道具の勉強会

https://officeemu.jp/1014/

 

お申込お待ちしております。

ご報告 稲葉俊郎×野村萬斎 狂言の会にて

ご報告

夏季、狂言の会(熊本万作・萬斎の会)にて稲葉俊郎先生が野村萬斎さんとオープニングトークとして対談いたしました。

当日の演目の解説と共に医療者としての考えをお話されました。

また最後に加藤清正の時代から熊本には能楽の長い歴史があり熊本人はそれを認識し、これからもっとそのことを伝えていってほしい。狂言の会がこのように毎年熊本で講演され、また来年はオリンピックもある中で講演が決まっており新しいホールでの公演なので、是非ご家族・お友人を誘って狂言を見に行きましょうということで盛り上がりました。

 

 

 

萬斎さんとの打ち合わせは狂言の話からオリンピックのことや歴史・医療など様々な分野に話が広がりいったいどんなお話になるかと心配しましたが、本番では20分の限られた時間でほぼ全てのことをお話されました!!

 

熊本「万作・萬斎の会」

令和元年 夏季 狂言の会

番組

狂言のおはなし&トーク

狂言 蚊相撲 大名/野村裕基 太郎冠者/石田幸雄 蚊の精/野村太一郎

語 那須与市語 野村萬作

狂言 博奕十王 博奕打/野村萬斎 閻魔大王/深田博治

 

演目の詳細は飯冨先生の解説をご覧ください。

https://officeemu.jp/889/

 

 

Premium Table @ 泰勝寺 秋の室礼

クラウン女子会では、山鹿灯籠の技法による宝珠のランプ作りのワークショップでした。

今回は人の身長程の背の高い芒をたっぷりと細川護光さんの信楽の壺に行け、山鹿灯籠の技法で作られたお洒落なモビールを一緒に室礼ました。

 

 

会社の入口、応接室やご自宅のリビングなどに室礼のご提案いたします。

お問合せ https://officeemu.jp/cycle/

 

 

ご報告 PremiumTable クラウン女子会

 

熊本トヨタ自動車様主催、クラウン女子会にて

新商品PremiumTable版AfternoonTeaをご提供いたしました。

 

 

こちらの企画は、クラウンアンバサダー村上美香さんと様々な場所に赴きクラウンの魅力とワークショップをお楽しみいただく趣向です。

今回は泰勝寺にて家主、細川護光氏の泰勝寺と細川家の歴史について説明いただいた後に、村上美香さんのお話とデザート3種それぞれにお茶をペアリングした特別なデザートのコースをオフィスエムがコーディネートいたしました。

 

 

 

Patissier  三池寿誉(ピアパレスみいけ)
藤島将輝(Le Brillant)

Tea Pairing 富澤堅仁(Green tea.Labo)

 

 

大津産熟芋いきなりマカロン
かぶせ茶 奥豊

 

 

菊池産幸水梨とクリームチーズのクレープ レモンバジル添え
苺焙じ茶

 

 

菊池産幸水梨とクリームチーズのクレープ レモンバジル添え
苺焙じ茶

 

今回のゲストはほとんどクラウンオーナーだったため

駐車場に沢山のクラウンが並びました。

 

 

会社の接待、海外からの観光のお客様への特別なおもてなしに

Premium Table @ 泰勝寺はいかがでしょうか?

お申込・詳細 https://officeemu.jp/65/

 

その人らしく着物を着こなす。

祿roku茶会「香りを楽しむ茶会」では

茶師HiroTogawa夫妻をはじめ、

個性豊かにお着物を楽しんでらっしゃる方が多くいらっしゃいました。

日本の文化を守ることはもちろん大切ですが、

オフィスエムでは文化を楽しみ、日々の暮らしの中に溶け込むご提案をいたします。

 

 

 

ご報告 祿roku茶会「香りを楽しむ茶会」

KEITAシェフの出張イタリアンレストラン

夜の部はお食事の後に特別な夜の室礼にし

暗闇の中で五感を研ぎ澄まして香りを楽しむ茶会として

茶師HiroTogawa氏に呈茶していただきました。

 

 

 

今回は伊勢神宮にも奉納されている三重県のお茶を

生茶とその後焙煎をしたお茶の飲み比べをしました。

焙煎した時のお茶の香り、お茶を口に近づけた時のお茶の香り

体験した人にしかわからない贅沢なお茶の時間でした。

 

茶師 HiroTogawa夫妻

お二人ともモダンでこれから新しい世代の方々に日本茶の世界の素晴らしさを伝えていかれますように。

 

ご報告 KEITAシェフの出張イタリアンレストラン

2019年8月21日オフィスエムサロンにて

KEITAシェフの出張イタリアンレストランを1日限定でオープンいたしました。

 

メニュー

和牛ホホ ゴーヤとピクルス添え
ナス 2種マリネ
オカワカメ&オカヒジキ
トマトとエンダイブ
プンタレラ 赤玉ねぎ

レンズ豆のスープ

スパゲッティ あか牛のトマトソース
(スーゴ・ディ・カルネ)

 

野村萬斎×稲葉俊郎『熊本、狂言の会』の演目解説

能楽師 飯冨章宏先生に「熊本、狂言の会」の演目について解説下さいました。

飯冨先生もこちらの公演に出演されます!!

 

能楽師 飯冨章宏 について

https://officeemu.jp/26/

 

 

素囃子 神舞について
素囃子 とは 囃子方だけで 舞ところや、登場曲などを演奏します。神舞は 高砂、弓八幡、養老などの、壮健な男神の力感溢れる曲です。とにかく急テンポ、ロックや、ハチャトリアンの劔の舞などを思い浮かべて頂ければ。演奏者としては、最速を目指し、また、4者が崩壊しないようにと、心がけます。

台詞中心と思われる狂言ですが、囃子が入った音楽の部分も多くあります。狂言小謡と呼ばれるリズミカルな謡を、よりノリ良くするように演奏します。あくまで、狂言方の演技、謡に邪魔にならないようにする習いです。

 

博奕十王

地獄物の一つで、はっきり言って、奇想天外、ドタバタ劇ですから、そのまま楽しめます。仏教が盛んになり、皆極楽や天国に行ってしまい、不況になったので、罪人を強引に連れてこようと閻魔大王は眷属を引き連れ、天国と地獄の曲がり角にきます。そこに博打の上手(遊び人?)の亡者がやってきて、…。結局、閻魔大王は博打に負けて、みたいな話です。萬斎さん独自の演出もあり、楽しめる狂言です。

 

那須与一語

能 屋島の前後二部の間に有名な 扇の的の話を、演技を交えて、仕方噺にする、小書(特殊演出)長裃という動き難い衣装のまま、激しい動きも交えるので、大変難しい曲です。野村万作先生の至高の芸を拝見できる貴重な機会です。
話の筋は平家物語の那須の与一の部分にほぼ同一です。
膠着状態になった源平の合戦、沖に浮かむ平家の船より、上臈(高貴な女性)が、舟の帆先に扇を設えて、これを射抜ける武士はいるのか?と挑戦してきます。源義経は自軍の中から弓の名手を、とまだ若武者の那須与一を選び、託します。さて、見事的を射抜くことが出来るか、話に引き込まれると、ドキドキします。後年の講談や落語の元になる形とも言われています。

 

狂言 蚊相撲

この季節、人間を悩ませる 蚊 と人間の対決を擬人化した、モノマネコントでしょうか?人間が扮した蚊も面白いですが、その撃退法もユニークです。そのまま笑える作品です。

 

 

熊本、狂言の会 チケット購入

https://officeemu.jp/566/

 

稲葉俊郎トークセッション お申込

https://officeemu.jp/573/

 

稲葉先生からトークセッションのコメントが届きました。

9/21土曜、熊本「万作・萬斎の会」でプレトークをします。
伝統芸能の意義や、狂言における「笑い」の意義(狂言は、死者が主役である能楽と必ずセットで演じられるのです)。
そうしたことを話したいと思います!

(『狂言ござる乃座』に稲葉が寄せた文章から抜粋)
————
萬斎さんとは、『MANSAI解体新書 その弐拾六』(世田谷パブリックシアター)にて、ギタリストの大友良英さんと一緒に共演させていただきました。その瞬間にしか生まれない場が立ち上がり、素晴らしい会でした。
萬斎さんという果てしなく深く広い器の中で、出演者は触媒となり、お客さんも含めた場全体が化学反応を起こしていました。
舞台は、「あたま」で知的に理解するためのものではなく、「からだ」全ての細胞で感じ、「豊か」になるために行くものだと思います。
質の高い芸術により、いのち本来の全体性や調和が取り戻されます。

だからこそ、舞台などの空間芸術には極めて医療的な側面があります。現代医学が見落としていることです。
自分はそうした観点からも芸術を愛し、古典芸能への深い敬意を持ち、能楽の稽古に励んでいます(観世流梅若派能楽師 井上和幸先生)。

萬斎さんは野村家の長男として狂言師を受け継ぐ傍ら、世田谷パブリックシアター芸術監督もされ、ゴジラにもなり、ご活躍は多岐にわたります。
萬斎さんは、芸能が持つ可能性を信じ、受け取った全てを広い視野で次の世代に受け渡そうとされていると思います。「みずから」受け継ぐ強い覚悟と、「おのずから」の流れ。そのあわいの力を萬斎さんの存在から感じます。

ギリシャのエピダウロスに、紀元前4世紀に作られた古代円形劇場(世界文化遺産)がありますが、そこはギリシャ神話に登場する医療と健康の神(アスクレピオス)の聖地でもあります。この地に足を運んだとき、総合的な医療施設だと思いました。劇場以外にも、温泉場、神殿が広く配置され、心や体の全体性を取り戻すため、芸術や温泉を含めた心身の総合的なケアが行われていたのです。神殿には眠る場所もあり、そこで見る夢にはアスクレピオスが現れ、眠りや夢見体験そのものが人間の全体性を回復する聖地でした。

日本では、能楽や狂言や神楽など、伝統芸能や祭りの形で先人の技や思いは伝わっています。日本人は、文字で情報を伝えるのではなく、身体言語としてからだで一人一人に伝えていく手段をとりました。
なぜなら、からだは嘘をつけないからです。身体言語は「型」として伝承され、美へと変換され、能や狂言として体験します。
「型」は体の自然に沿った調和的なからだの在り方でもあり、伝統芸能ではたたずまいだけ(そこにいるだけ)で美しいのです。
筋肉と骨、からだは対立せず、からだ全体が調和的だからこそ、年をとればとるほど、動きの質は深まり、美しさを増していくのです。美は調和であり、いのちの原理そのものです。
伝統芸能は「いのち」を受け継ぎ、私たちを支える「いのち」へと働きかけます。日常と違う夢見の意識状態で舞台を体験することは、いのち、からだ、こころ全体の調和にもつながるのです。

萬斎さんをはじめ、日々の稽古で先人の「いのち」を伝える尊いお仕事をされている皆様が日本の霊性を深層で支えています。深い敬意を持っております。舞台にいつも感動しています。本当にありがとうございます。
————

9/21土曜は熊本に行きせっかくなので、、、ということで。

9/22日曜には熊本が誇る最高の本屋さん長崎書店で、医療と能楽について語る場をもらいました。
(9/21の夜には『囲む会』という名目でみんなで食事して談笑する会もあるようで!)

ちょうど、9月25日水曜に、稲葉俊郎「からだとこころの健康学」NHK出版という本が出ます。その先行販売もかねて、話せるのはグッドタイミング!
この本は、NHK出版「学びのきほん」シリーズの5冊目として出ます。(Amazonにはすで出てます)

●若松英輔『考える教室 大人のための哲学入門』
●飯間浩明『つまずきやすい日本語』
●安田登『役に立つ古典』
●藤田一照『ブッダが教える愉快な生き方』

という並びでの5冊目。
尊敬する人たちのあとで、それだけで光栄。

9/22の長崎書店では、新刊のことと、能楽と医療との関係(特に、人間の「意識」の話しや、生と死との関係の話になると思いますが)、そのあたりを話します。
熊本近辺の方、ぜひお越しをー。
全冊に、違うイラストのサイン書きます。笑

■2019/9/21(Sat)(14:00-):熊本「万作・萬斎の会」狂言のおはなし&トーク(稲葉俊郎 野村萬斎)@熊本県立劇場(熊本県熊本市中央区大江2丁目7-1)
<内容>狂言のおはなし&トーク(稲葉俊郎 野村萬斎),素囃子「神舞」,狂言「蚊相撲」,語「那須与市語」,狂言「博打十王」
(→問い合わせ:(株)ノマ企画 内 ふくおか・熊本・大分「万作・萬斎の会」(TEL:092-781-1267, 10:00-18:00)

■2019/9/22(Sun)(14:00-16:00):『トークセッション 医療と能楽 vol.2 『いのちの働きから見た能楽』』稲葉俊郎(東大病院医師)@リトルスターホール(長崎書店3階)(熊本市中央区上通町6-23)

トークセッションのお申込

https://officeemu.jp/573/

 

ご報告 室町時代のいけばな「たてはな」教室を開催しました。

2019年8月21日に久留米より柴田ゆかり先生をお招きし

古典花道『たてはな教室』を開催しました。

 

まず最初に込藁の解説、

そのあとに花をいける基本的な形を学んだ後、

実際に込藁に花を挿し花をいけていただきました。

 

 

込藁は葉を取った稲の茎の部分を水に漬け灰汁抜きを数回繰り返し

本来は自分で作らなくてはいけないのですが

今回は初回ということで込藁は先生にご用意いただき

まずは花をたてることを体験していただきました。

 

参加者の方もやっているうちに込藁の大切さ、魅力に気づかれ

次回は是非込藁を作りたいということになりました。

 

「たてはな」はいけばなができる創成期の手法のため

花の形がシンプルかつ洗練されています。

 

写真は生徒さんの作品です。

いかかでしょうか?

 

 

柴田先生を囲んでのランチ

室町時代を起点に「たてはな」を中心に茶道など日本文化の歴史などについてお話が弾みました。

 

 

ご参加くださいましたみなさまありがとうございました。

次回は秋に古典花道『たてはな教室』開催予定です。

オフィスエムのHP・FB・Instagramにてご案内いたします。

 

満員御礼 KEITAシェフの出張イタリアンラストラン、祿roku茶会

2019年8月21日開催いたします

KEITAシェフの出張イタリアンラストラン、祿roku茶会

共に満席となりました。

新星KEITAシェフの生産者の顔が見える食材を活かしたイタリアン

茶師HiroTogawaが発掘・ブレンドした上質な日本茶の世界を

お楽しみいただけるよう只今準備をしております。

ご予約いただきましたみなさま当日はお気を付けてお越しください。

 

 

 

こちらのイベントの様子はブログにて後日ご報告いたします。

 

 

 

剣山の原点『込藁』について

いけばなの型の起源となった『たてはな』では、

花をたてるために藁を束ねて花器に埋め込みます。

込藁の上の部分が現代では剣山となって花をたてる道具として使われています。

込藁の素材は無農薬の米かもち米の藁です。

特にもち米の方が茎が柔らかくて良いとされています。

オフィスエムで使う藁は、

農業体験でお世話になっている菊池の無農薬の米ともち米の藁を使用しています。

菊池の美しい田んぼ

まずは藁の薄い皮や葉を取り除いて茎だけにします。

最初に木槌で藁を叩いて柔らかくします。

そうすると皮や葉が取れやすくなります。

茎だけになったら約15本づつにまとめて畳糸で縛ります。

沢山できました。

ここから器に合わせて込藁を作っていきます。

器の高さに合わせて藁の長さをカットし、

口の大きさに合わせて藁を束ねます。

最後に畳糸で縛り器に入れて完成です。

藁は剣山より柔らかく、

花が軽やかに入ります。

込藁ならではの、

優しく自然の花の風景が感じられるお花の形が

『たてはな』の魅力です。

たてはな教室のお申込みはこちらより。

『たてはな』のお道具購入はこちらより。

https://shop.officeemu.jp/view/category/vase

関連イベント

ご報告 『季節の室礼と道具の勉強会』を開催いたしました。

 

2019年7月24.25日にオフィスエムのサロンにて開催いたしました。

二つの空間を活用し茶会の流れに合わせて道具を室礼、桜雲洞さんに道具の説明をしていただきました。

約200点ほどのお道具が揃い見ごたえのある勉強会となりました。

 

 

お茶事の流れに沿って

 

玄関

 

 

待合

 

茶室

 

 

広間

 

特別企画 はなのうつわ色々

 

次回の『季節の室礼と道具の勉強会』は12月を予定しています。

詳細はホームページの「価値を知る」にてご案内いたします。

室町時代のいけばな「たてはな」を学ぶ目的

福岡より柴田ゆかり先生をお招きし

熊本初、室町時代のいけばな「たてはな」教室を開催いたします。

開催にあたり「たてはな」のご説明

日本文化の歴史からなぜ今「たてはな」を学ぶのかをオフィスエムなりにご提案いたします。

【1】風興の会 / 花人、岡田幸三と原田耕三 について

昭和・平成を代表する花人、岡田幸三(2006年没)は池坊花道に入門しました。立花・生花の技法を習得した後、池坊文化研究所研究員、池坊短期大学講師歴任しました。その後は花論・花道史の探求と共に伝統技法の取得に尽力し、「いけばな」の源流ともいうべき花形で、室町時代に仏教から発祥した「たてはな」を現代に蘇らせました。

池坊を中心に多くの秘伝、資料類を精査し公刊。池坊に止まらず、花道全般、また、茶道、香道などの伝統芸能、能楽では立花を通しての活動があり、いけばなの流派を越えて、花の関係者のみならず、アーティストやその道の専門家など、幅広い方々と交流がありました。

岡田幸三死後、それまで縁のあった同志が集い岡田師の偉業を継承すべく「風興の会」が発足しました。

もう一人の花人、原田耕三(2016年没)は18歳から池坊のいけばなを学び、その後岡田幸三に師事しました。岡田師死後、風興の会にてたて花や立花をはじめとする古典華道の技法と岡田師の精神を継承しました。

そして現在もこの精神を次の世代が引継ぎ
古典花道研究者、村井孝行を筆頭に、福岡では柴田ゆかりが「一雫の会 福岡たてはな教室」を主宰しています。

【2】「室町時代」から現代までの日本文化における時代の流れについて

茶道といえば千利休、能楽は観阿弥・世阿弥、いけばなは池坊ですが、これらはすべて室町時代に出現しています。

室町時代は鎌倉幕府がほろび天皇を中心に新しい政治が始まり守護大名が出現しました。その後大名が再び権力を持ち戦国時代に突入してしまいます。1540年代に鹿児島に鉄砲が伝来、キリスト教の布教、平戸や長﨑での南蛮貿易がはじまりました。

尾張の織田信長が室町幕府を滅ぼし勢力を広げますが1582年本能寺の変にて自害、家臣だった豊臣秀吉が後継者となり勢力を広げ朝廷から関白の位を授かり天下を統一しました。このころを安土桃山時代と言い、千利休・観阿弥・世阿弥・池坊は戦乱の世の中で天皇・大名に翻弄されながらこの時代にそれぞれの道を極め大成しました。

江戸時代になり徳川幕府が約250年続き、町人の存在が強くなりました。そこで町人文化が花開き全国に広がり地域独自の文化ができあがりました。

明治時代になり廃藩置県により武士階級が崩壊したことで日本文化の後ろ盾がなくなり大きな変革の時代が訪れます。

開国したことで政治・経済が西洋化し2つの世界大戦後、日本は経済大国へと変貌を遂げるように、日本文化も時代の流れと共に西洋文化を取り入れながら現代にいたっています。

【3】「たてはな」を学ぶ目的

日本文化は室町時代から戦乱の厳しい時代に大名の擁護を受け現在の文化の基盤を大成しました。

明治維新後、後ろ盾がなくなり日本文化は変革の時代があり、西洋文化と共存しながら現在にいたっています。

世界大戦後、日本は経済大国となり欧米化が現在も進んでいます。

このような歴史の流れから現代は国際社会となり自国の文化の価値が見直されています。特に日本文化は長い歴史の中で守り受け継がれたことが国際社会において大きく評価されています。

国際社会において自国の文化は財産です。

日本文化は世界の宝。

国際社会において日本の歴史・文化を学ぶことは国際人として必要なことではないでしょうか?

表題の「たてはな」を学ぶ目的ですが、
室町時代のいけばな「たてはな」に触れることで日本文化の原点である室町時代を見直し国際人としての教養を身につけることをオフィスエムとしてご提案いたします。

東京オリンピックもあり国際的な交流も増えてきました。私達も国際人としての意識を持ち、日本文化について少しでも多くの方がご興味を持って下さることを祈念しましてこのブログを終了いたしいます。

最後までお付き合い下さりありがとうございました。

もしこのブログに共感されましたらご家族やご友人に日本の文化は私達の宝だから大切にしようよ!!とお伝えください。

古典花道『たてはな教室』のお申込

初心者のための『いけはな教室』のお申込

風興の会について

http://www.fukyo-kado.com/

ご報告 美味しいうつわの食事会を開催いたしました。

 

2019年7月23日「日本料理 瑠璃紺(熊本市中央区船場町)さんにて開催しました。

当日は室礼師松村が玄関・床の間に季節の花をいけお客様をお迎えしました。

 

 

 

 

 

 

 

この食事会ではお料理はもちろん器を楽しんでいただく趣向なので器のお献立をご用意し、一品一品お持ちする度に桜雲洞さんより器の説明をしていただきました。

器が変わることでお料理が更に引き立ち参加された方々は大変感動されていました。

 

美味しいうつわのお献立

掛軸  松平不昧公作「五月雨は雲にものらむ山ちかな」

花入  須恵器 長頸壺、妙喜庵古材

 

先付  永楽即全仁清色絵五彩皿

先付  橘屋友七肥松唐松紋蓋物

造り  山懸麗秀萩皿 時代南京青磁木瓜形小皿

お椀  橘屋友七佐野長寛蒔絵絵替煮物椀

焼物  北大路魯山人天目釉鉢 加藤十右エ門団扇形皿

箸休  時代金彩ピンクリキュールグラス

煮物  時代清朝五彩唐子絵輪花蓋椀

ご飯  若島丈史 口紅塗四ツ椀 時代古染付兔絵香物皿

水菓子 十代中川浄益南鐐折タメ水菓子皿

 

折敷  葵春鉋目折敷膳

 

飲物  サンルイリキュールグラス(ティルス薊)

鶴田鉦次郎 錫ぐい吞

時代伊万里松唐草に鹿絵猪口

伊万里ミジン唐草蕎麦猪口

 

 

 

   

 

次回は2019年12月に「正月、寿ぐ」をテーマに開催予定です。

詳細が決まりましたらホームページの「価値を知る」でご案内いたします。

 

 

室礼師についてのお問合せ

https://officeemu.jp/600/

 

日本料理 瑠璃紺

https://www.ruri-kon.com/

https://officeemu.jp/41/

 

 

Premium Table@泰勝寺

先日、泰勝寺にて『Premium Table』支配人という肩書のもとコーディネイト

いたしました。

今回は翌日の会議のため全国から集まり、会議に向けて英気を養うための懇親会でした。

 

今回の床の間の室礼は細川護光さんの花器に枝を。

花童の華やかさを引き立てるため、軸は掛けず

花器を中央に置き枝を高く活け込みました。

 

お食事は、江戸時代の肥後藩の献立を再現した青柳の本丸御膳。

日本酒とワインをペアリングして更に料理お愉しみいただきました。

ほとんどの方がアルコール派でしたが、ノンアルコールの方にはスパークリング緑茶。

本丸御膳は料理秘伝書をもとに再現したレシピ帖を青柳が編纂したお料理です。

 

 

花童の舞で会に花を添えて、泰勝寺での特別な食事会となりました。

雅な時間は、由緒ある泰勝寺に日本の文化が添えられて創られると改めて感じる会と

なりました。

 

プレミアムテーブルのお申込み

https://officeemu.jp/65/

 

満席御礼 ユトリエpresents暮らしの室礼と花講座が満席となりました。

 

室礼師 松村篤史です。

 

お礼

ユトリエpresents暮らしの室礼と花講座はお陰様で定員に達しました。

お問合せ下さいました皆様ありがとございます。

 

ご予約下さいました皆様、当日はお会いできるのを楽しみにしております。

どうぞお気を付けてお越し下さいませ。

 

次回の講座も決まりましたらHPにてご案内いたします。

 

ユトリエ presents 暮らしの室礼・花講座のご案内

 

室礼師 松村篤史です。

 

九州では大雨が降っていますが皆様は被害はないでしょうか?

 

私が講師をつとめ、昨年より季節ごとに企画いただいてます住宅メーカー「ユトリエ」さん主催『暮らしの室礼・花講座を』が開催されます。

 

この講座では、基本的な室礼の歴史と考え方をレクチャーをしたあと

具体的に床の間のない部屋に見立てで床の間を設え現代の暮らしで楽しめる室礼をご提案します。

 

会場は国内外で活躍されている大森創太郎建築事務所です。

大きな窓、壁一面の本棚がある憧れの暮らしの感じられる空間です。

 

講座の後はお楽しみ私が特別にお茶とお菓子をご用意いたします。

 

お申込みはこちら  https://officeemu.jp/658/

ユトリエ      http://yutoriie.com/

大森創太郎建築事務 http://www.soutarou.net/

 

前回の教室風景です。

 

 

 

大分大学公開講座 数寄屋袋をつくりましょう!

 

和裁師松村めぐみです。

 

令和元年6月23日に大分大学外部講師として数寄屋袋の制作指導をいたしました。

数寄屋袋を作るだけでなく、都甲由紀子先生(大分大学教育学部 准教授)による解説もあり、和布の染色や和裁のことなど日本の文化も一緒に学んでいただきました。

 

 

 

 

・大分大学公開講座 『数寄屋袋をつくりましょう!』

https://www.he.oita-u.ac.jp/blog/2019/05/14/2019sky/

 

・めぐみ和裁工房

https://officeemu.jp/72/

 

・都甲由紀子(大分大学教育学部 准教授)

https://officeemu.jp/72/

竜田会 茶会

 

オフィスエム代表松村です。

 

令和元年6月1日細川家別邸「泰勝寺」で開催されました竜田会 茶会に参加いたしました。

 

残念ながら中の様子は撮影できずみなさまにはご覧いただけませんが

京都 北村美術館から貴重なお道具が揃い、初夏の素敵な室礼がされていました。

 

特に広間の床の間に飾られた大きな時代籠に糸芒をはじめ夏の草花が緑豊かにいけられたお花は印象的でした。

 

茶会には興味はあるけど、作法がわからず不安な初心者の方にも安心してご参加いただくために、オフィスエムのお客様で経験者の方と初心者の方一緒に席に入っていただきました。

 

お楽しみの点心はいつもお世話になっている『日本料理 瑠璃紺』さんのちらし寿司でした。

 

今後もこのような機会を作って参りますので今回参加できなかった方、ご興味のある方は次回は是非お付き合いくださいませ。

 

ご参加下さったみなさまありがとうございました。

 

 

 

 

 

「熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演」無事終了いたしました。

 

 

「熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演」無事終了いたしました。

 

 

平成31年4月14日(日)

熊本震災復興祈念  大倉会 能楽公演

「 音と舞 」

500名近いお客様にお越しいただき盛会に終わることができましたことを御礼申し上げます。

 

 

 

この公演では、

「 音と舞 」

をコンセプトにあえて装束は付けず紋付き袴で舞っていただきました。

能楽独特の緩やかなリズムからテンポの良いリズムも加わり

さながら和製ジャズの感覚で音楽のようにリラックスして愉しむことができました。

 

 

 

公演の途中では

笛・小鼓・大鼓・太鼓が並びそれぞれの楽器についての説明と音を聞いていただく、

村上美香と学ぶはじめての能楽プチ講座もいたしました。

 

平成30年度、熊本で能楽を愉しむ会の企画はお陰様で全て終了いたしました。

 

次回は、令和元年度最初の企画です。

夏恒例の出水神社薪能を愉しむための直前勉強会を予定しております。

熊本で能楽を愉しむ会ならではのお愉しみも考えております。

6月上旬に詳細をイベントをアップいたしますので是非ご期待下さい!!

 

令和元年度 「熊本で能楽を愉しむ会」 会員受付中!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://officeemu.jp/180/

 

能楽との出会い

こんにちは。
オフィスエム代表松村です。
オフィスエムの大きな活動の一つが能楽の普及・伝承です。
能楽との出会いは、食事の場で文化に触れていただくPremium Tableという企画で伝統芸能の方を探している時に飯冨章宏氏(小鼓方能楽師)と出会ったのがきっかけでした。
そしてそこには沢山の不思議がありました。
例えば能と能楽の違いです。私達は通常能楽のことを「能」といいますが、じつは能は能楽の中の一つのことなのだそうです。能楽には役割があり大きく分けると舞担当、謡い担当、楽器担当です。そして能は写真に写っているような舞担当が装束をつけて舞うことを能というそうです。
まだまだあります!!
能楽では踊るとは言わず舞う。
能面はメンではなくオモテ。
舞・謡担当をシテ方と言い、楽器担当を囃子方と言います。
このように日本文化なのに私たちが知らないことが沢山あります。
私は飯冨氏との会話から能楽の歴史が積み重ねてきた知的財産、学びが深いところに魅力を感じています。
みなさんも、これを機にただ感じるのではなく一緒に学んで愉しく能楽を観ませんか。
まずは、面白い・愉しいではなく日本人として学び・日本の宝を守るつもりで能楽に興味を持たれてはいかがでしょうか?

 

イベントリンク
・熊本で能楽を愉しむ会 村上美香と学ぶはじめての能楽講座

https://officeemu.jp/195/
・熊本で能楽を愉しむ会 熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演 前夜祭

https://officeemu.jp/1/
・熊本で能楽を愉しむ会 熊本震災復興祈念 大倉会 能楽公演 「音と舞」

https://officeemu.jp/53/

 

はじめまして。

オフィスエム代表の松村篤史です。
オフィスエムでは価値伝承の環をコンセプトに文化・芸術・食さまざまな価値を皆さまと共に「知り」「守り」「所有」し後世に伝承する活動をしてまいります。
このブログではオフィスエムの活動案内・報告と共にお勧めの情報も発信してまいりますので是非お付き合いください。

リンク 企業理念・プロフィール

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