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ブログ
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利休の名言に
「茶の湯とはただ湯を沸かして茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし」
という教えがあります。
お湯を沸かすといっても、
お湯の沸き始め、盛り、終わりで温度や味が変わります。
お茶を点てるのも、
抹茶とお湯の割合で味が変わります。
その日の気温や、お客様のお好みでお茶を点てるお湯の温度を調整します。
茶道とは、
茶碗に抹茶を入れ、湯を注ぎ、茶筅でお茶を点てお客様にお茶を一服差し上げることですが、、、
その行為の中に
亭主はお客様を思いやる心を込め、
お客様はその亭主の思いを汲み取り、
亭主と客が心を通わせることで人と人の絆を深める「和の社交場」です。
この回では、亭主と客が具体的に心を通わせる代表的な5つの要素をご紹介します。
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その①
床の間は亭主からの第一メッセージ
お客様は茶室に入ると最初に床の間を拝見します。
床の間には、掛軸と季節の花がいけられいます。
茶会には、
招待されたお客様のお祝いの会であったり、
何かしらの亭主の思いが込められており、
それを最初に表現されるのが掛軸です。
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その②
お客様に心をこめる茶道具
季節によって釜の位置が変わります。
春、夏の暑い時期は風炉にすることでお客様から火を遠くに置きます。
逆に、秋や冬の寒い時期は炉にすることでお客様に火を近づけます。
同じように、
茶碗の口の広さも季節によって変わります。
寒い季節は冷めづらいように口の狭いものを選びます。
暑い季節は口が広くなります。
夏にはガラスの茶碗で涼を演出したりもします。
茶道の見せ場の1つに釜の蓋を開ける時に出る湯気です。
風炉の釜は口が小さく、
炉の釜の口は大きく湯気が沢山みせることで温かさを演出します。
このように、道具には亭主のもてなしや思いが込められています。
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その③
客と亭主の息づかい
茶室に入るとまず最初に床の間を拝見します。
あまり長く拝見していると亭主を待たせることになりますが、
さっさとしてしまうと亭主はお好みではなかったのかな?と心配になってしまいます。
お点前のテンポですが、
お茶を点てるまでは丁寧に少しゆっくりしますが、
片付けまでゆっくりしてしまうとお客様も疲れてしまいますので
片付けからは気持ちテンポを速くします。
お客様は神様ではありません。
客と亭主は平等です。
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その④
呼ばれたら呼び返す
「呼ばれたら呼び返す」と言うと少し恐怖を感じますが、、、
そうゆうことではなく、
茶の湯とは本来プライベートのティーパーティーのようなものです。
誘われるだけでなく、お誘いをすることで人と人の絆が強まり、より心のこもったもてなしをすることができます。
茶室でお点前をしなくても、
ご自宅にご招待して、
お気に入りの器で美味しい和菓子と抹茶をテーブルに出すだけでも思いは込められます。
自分でできることを工夫することが大切です。
そして、お客様は既成の概念ではなく心で受け止め決してケチを付けてはいけません。
「心を通わせる茶道教室」では、
ご自宅で抹茶が出せるように点てる練習をします。
ご家族やお友達に抹茶を出しましょう。
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その⑤
茶事は究極のおもてなし
茶事はお茶だけでなく食事も出てくる究極のおもてなしです。
茶会と言えば、お点前を拝見してお茶を一服いただくのが一般的なイメージだと思います。
茶会で出される泡立てられた抹茶は薄茶(うすちゃ)です。
茶事では濃茶(こいちゃ)が出されます。
濃茶は、抹茶を薄茶の倍の量を入れ少量のお湯で練ったものです。
千利休の時代お茶と言えば濃茶でした。
茶事では、
まずお湯を沸かすために炭点前をします。
湯が沸く間に茶懐石をいただきます。
食事が終わるころにちょうど湯が沸きますので、
最初に濃茶、次に薄茶をいただいて終了です。
炭の火を見ると心がホッとします。
茶懐石は日本料理の原点です。
茶事にはお客様をもてなす様々な仕掛けがあります。
道具も沢山必要ですし、準備も大変ですので
茶道をお稽古されている人にとっても貴重な会です。
オフィスエムでは初心者でも楽しめる茶事を企画していますので安心してご参加ください。
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茶道とは、
亭主がお客様をもてなし
お客様はその心を汲み取り心を通わせることです。
抹茶が点てられれば誰でもできます!!
有名な道具、立派な茶室などがあっても、もてなしの心がなければ意味がありません。
あれがダメ、これがダメではなく
ポジティブシンキングで、
あれイイね!!、これイイね!!
で茶の湯を楽しめる場を作っていきたいと思っています。
関連イベント
「心を通わせる茶道教室」
「本格的な茶事を体験する会」
オンラインショップ
自宅でお抹茶一式セット
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