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2021/12/16
室礼、旅館、日本の中で『正月』は一番大切な日ではないでしょうか?
今回はあらためて『正月』とは何か考えて見ました。
正月のしきたりと風習
目的 「年神様」をお迎えし家に福を招く
12月13日
正月事始め(お正月の準備を始める日)
・煤祓い(1年間の汚れを祓い清める/お掃除)
・松迎え(正月用の松を採りに行くこと、しめ縄作り)
・晴れ着の準備(下着や草履など新しくおろすならお正月)
・年賀状
・おせち
・餅つき(運を付く)
12月20日ごろ
冬至(1年で最も夜が長い日)
・柚子風呂(邪気を祓う)
・南瓜(無病息災/軒に吊るした保存食)
12月26~30日(29、31日はさける)
正月飾り
・門松(年神様を迎える道しるべ/常緑は生命力の象徴、神木)
・しめ縄(神事と俗事を区切る/邪除け)
・鏡餅(丸は魂を表し年神様が宿る場所)
12月31日
・年越し蕎麦(忙しい年用意/蕎麦のように長く長寿であるように)
・除夜の鐘(108の煩悩を祓う)
1月1日
正月
・初詣(除夜の鐘が鳴りやむ頃)
・お屠蘇(1年の邪気を祓い、長寿を願う)
・お節
(お重/福を重ねる、黒豆/邪気払いと、マメに勤勉に働けるように、数の子/子孫繁栄、田作り/イワシを肥料として使い田畑が豊作になったことにちなみ、五穀豊穣を願う)
・雑煮(大晦日の夜に年神様に供えた食物を下げてごった煮にし、神と人が一緒に食事をし霊力を得ると考えられていました。
1月7日
人日の節句(新春の祝い)
・七草粥(1年の無病息災/春の七草:せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)
1月11日
鏡開き
(室町時代からの風習/縁起をかつぎ「開く」という。/神様からエネルギーをいただく。)
1月15日
小正月(旧暦の1月15日は立春後の満月のこと)
・小豆粥(小豆の赤い色が邪気を払うと考えられ無病息災と五穀豊穣を祈る)
・餅花、繭玉(豊作を願う)
・どんど焼き(煙に乗って年神様が天上に帰ってゆく。/厄祓い)
どんどん焼で年神様をお見送りし正月は終了です!!
日本では、正月をはじめ季節の変わり目に神様・仏様に祈り感謝をすることで
厄を祓い、五穀豊穣願っていました。
これが五節句の起源です。
室礼を通し「祈り」を暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
五節句について。
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