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座学/日本の風習としきたり 五節句とお彼岸、お盆について

2021/12/5

五節句は、

国土安泰、五穀豊穣、無病息災を神様に祈り、

人間は自然生命の一部であり、

自然のおかげで生かされていることに感謝する日です。

五節句の「節」というのは、

唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。

定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになりました。

日本でも年中行事として宮廷・幕府で決められ正式な儀礼となり、

日本文化を根幹を形成しました。

それでは五節句をご紹介します。

一月七日 人日(じんじつ)の節句(七草の節句)

一月七日の朝に春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の入った七草粥を作りその一年の無病息災を願って食べます。

三月三日 上巳(じょうみ)の節句(桃の節句)

誕生した女児を祝福し、健やかな成長を願う、親から子、孫への愛情の節句。

雛人形を飾り、菱餅や桃の花も添えて、ちらし寿司や、白酒などで宴を催します。

五月五日 端午の節句(菖蒲の節句)

誕生した男児を祝福し、健やかな成長を願う、親から子、孫への愛情の節句。

鎧兜や人形を飾り、鯉のぼりを掲揚して、粽や柏餅に菖蒲の花を添えて宴を催します。

七月七日 七夕の節句(笹竹の節句)

日本古来の豊作を祈る祭りに、女性が針仕事などの上達を願う中国伝来の行事などが習合したものと考えられています。

九月九日 重陽の節句(菊の節句)

菊酒を飲み、菊の被綿(きせわた)に溜まった露で体を拭い健康と長寿を願います

お彼岸

春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない此岸に到達できるよう願いました。

お墓、仏壇にぼた餅、おはぎをお供えする。

お盆(新暦7月15日、旧暦8月15日)

お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられ、

ご先祖様を1年に1回、

家にお迎えしともにひと時を過ごして、

ご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養します。

日本には四季があり、

五節句をはじめ季節ごとに様々な行事に人が集まり絆を深めてきました。

このようにして、

日本人のDNAには季節を楽しむ心が育まれたのではないでしょうか?

最後に、

日本人が季節を楽しむ心を表現した言葉をご紹介します。

春は野山に出かけて早春の季節に遊び

夏は風によって厄を祓い

秋には月を愛で豊作に感謝

冬には一陽来復を祝う

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