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暮らしの室礼 盆飾り/七夕

牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が1年に1度七夕の夜にだけ会えるという「星まつり」伝説と、機織(はたおり)をする織女にちなんで祭壇に針などを供えて星に祈りを捧げ裁縫や書道など技芸の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」という行事が奈良時代(710~784年)頃に中国から日本に伝わり宮中で七夕行事が行われるようになり、江戸時代に庶民の間にも広まりました

梶の葉は、表面に生えた繊毛で「墨のノリが良い」ということがあり、梶の葉に和歌を書くという風習が生まれました。

一輪挿に小さし笹五穀豊穣を祈り梶の葉に御幣猿をのせました。

七夕の短冊には、青、赤、黄、白、黒の五色が使われます。
この五色は、中国の五行思想に基づいており、自然界の五つの要素(木、火、土、金、水)を表しています。

 梶の葉 蹴鞠 清輝作

 青竹 五色短冊

・青(緑) – 木の要素
青や緑は、成長や発展を象徴する色です。

新しいことを始めたり、自己成長を願う時にこの色の短冊を選びます。

・赤 – 火の要素
赤は情熱や愛、幸福を象徴する色です。

恋愛や友情、家庭の幸せを願う時にこの色の短冊を選びます。恋愛運を上げたい人や、大切な人との関係を深めたい時にぴったりです。

黄 – 土の要素
黄は、安定や信頼、知恵を象徴する色です。

生活の安定や、知恵を深めたい時にこの色の短冊を選びます。経済的な安定や、試験の成功を願う場合に適しています。

・白 – 金の要素
白は、純粋さや浄化、真実を象徴する色です。

心の浄化や、純粋な願いを込めたい時にこの色の短冊を選びます。精神的な成長や、新しい始まりを願う際に適しています。

・黒(紫) – 水の要素
黒や紫は、深い思慮や神秘、癒しを象徴する色です。内面の充実や、癒しを求める時にこの色の短冊を選びます。心の平和や、健康を願う際に適しています。

お盆を床間にみたて現代の暮らしの中で季節の室礼を楽しみませんか?

花一輪季節の小物で室礼のある暮らしがはじまります。

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文章 松村篤史

室礼師・オフィスエム代表

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

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床の間の室礼をはじめ、飲食店、ホテル、ご自宅のリビングや会社・病院の受付など様々な空間にあった調度品・いけばなのご提案をいたします。ご希望の方は下記のフォームよりお気軽にお問合せ下さい。

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