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日本家屋探訪/岳間茶寮 好信楽

日本家屋探訪

このシリーズでは、

室礼師松村が歴的に貴重な日本家屋を訪ね、

床の間の室礼をすることでにその魅力をお伝えいたします。

室礼師 松村篤史

茶師ヒロトガワの本拠地「岳間茶寮 好信楽」

肥後藩主細川家御用達の茶産地、岳間に導かれるようにi移住し、2021年の十五夜にオープン。

茶寮は岳間の名家だった美しい日本家屋、茶畑を有し、日本茶を体感できる場所として営業しています。

今回はこちらの床の間を室礼させていただきました。

大正、昭和の美しい建具が建築様式。

時代を感じる黒電話

和室につながる廊下

昔の家には立派な床の間がかならずありました。

室礼前の床の間/Before

床の間に到着です。

それでは室礼スタート。

まずは部屋にある物を全て出しそこから必要な物だけを足していきます。

日本の文化は「引いて足す」。

部屋の特徴を見つける。

脇床

何をのせようか悩み処です。

美しい障子

部屋の片付けが終わるとその部屋の特徴や良さが見えてきます。

その要素がより引き立ち魅力的になる道具を室礼ます。

床の間の基本要素(掛軸・花器・花)を組み合わせます。

皆さんはどの組合せがお好きですか?

まずは墨蹟のお軸に鎌倉時代の備前焼の壷からスタート。

桜1種類のみ。

菜の花1種類のみ。

桃と菜の花。

椿1種類のみ。

山茱萸(さんしゅゆ)と椿。

花材はそのまま白磁の壺に移し替えて。

掛軸から額装へ

花のボリュウームを調整

「引いて足したら引いて調和させる」

大壺にいけ変える。

ラスト

掛軸を外し、

大きな敷板に桜1種と白磁壺

問題の脇床

とりあえず色々置いてみる。

今回用意した道具達。

玉名の木葉猿

脇床その②

さあ、皆さんはどちらがお好きですか?

道具の組合せによって雰囲気がかわります。

場所の特徴を活かした道具組、

足して引く日本の美意識を基本にその人らしい室礼をお楽しみください。

茶師ヒロトガワ

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