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七夕/7月7日
牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が1年に1度七夕の夜にだけ会えるという「星まつり」伝説と、機織(はたおり)をする織女にちなんで祭壇に針などを供えて星に祈りを捧げ裁縫や書道など技芸の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」という行事が奈良時代(710~784年)頃に中国から日本に伝わり宮中で七夕行事が行われるようになり、江戸時代に庶民の間にも広まりました。
現在では、笹に願い事を書き芸事や手習いの上達を願う日となっています。
梶の葉は、表面に生えた繊毛で「墨のノリが良い」ということがあり、梶の葉に和歌を書くという風習が生まれました。
七夕の夜に芋の葉上の朝露で墨をすり「梶の葉」に書く風習が日本に伝わり、これが短冊のはじまりです。
七夕の盆飾りでは、
一輪挿に小さし笹と五穀豊穣を祈り梶の葉に御幣猿をのせました。


七夕の短冊には、青、赤、黄、白、黒の五色が使われます。
この五色は、中国の五行思想に基づいており、自然界の五つの要素(木、火、土、金、水)を表しています。
サロンの床間の室礼です。
青竹に短冊をかけました。

それぞれの色には特定の願いが込められており、
願い事にあった色に願い事を書くと願いが叶いやすくなります。
・青(緑) – 木の要素
青や緑は、成長や発展を象徴する色です。
新しいことを始めたり、自己成長を願う時にこの色の短冊を選びます。
・赤 – 火の要素
赤は情熱や愛、幸福を象徴する色です。
恋愛や友情、家庭の幸せを願う時にこの色の短冊を選びます。恋愛運を上げたい人や、大切な人との関係を深めたい時にぴったりです。
黄 – 土の要素
黄は、安定や信頼、知恵を象徴する色です。
生活の安定や、知恵を深めたい時にこの色の短冊を選びます。経済的な安定や、試験の成功を願う場合に適しています。
・白 – 金の要素
白は、純粋さや浄化、真実を象徴する色です。
心の浄化や、純粋な願いを込めたい時にこの色の短冊を選びます。精神的な成長や、新しい始まりを願う際に適しています。
・黒(紫) – 水の要素
黒や紫は、深い思慮や神秘、癒しを象徴する色です。内面の充実や、癒しを求める時にこの色の短冊を選びます。心の平和や、健康を願う際に適しています。
室礼師松村オリジナル『盆飾り』について
お盆を床の間にみたて現代の暮らしの中で季節の室礼を楽しみませんか?
お盆にお好きな小物に季節の花を一輪いけることで室礼のある暮らしがはじまります。
古い歴史がある木の葉猿は日本を代表する工芸品です。
木の葉猿は素朴な玩具で、悪病・災難除け・子孫繁栄などのお守りとしても用いられています。
木葉の里は薩摩藩の参勤交代の道中でもあったので、土産品としても江戸時代から国内各地で広く愛されています。
飯喰い猿 1,540円
https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000393?category_page_id=shitsurai

馬乗り猿 1,650円
https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000392?category_page_id=shitsurai

魔除けの室礼 19,250円
https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000391?category_page_id=shitsurai

関連イベント・教室
室礼道具はオンラインショップにてご購入いただけます。
https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai
はじめての盆飾りセット 17,820円


文章 松村篤史
室礼師・オフィスエム代表
1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。
室礼についてのお問合せ
床の間の室礼をはじめ、飲食店、ホテル、ご自宅のリビングや会社・病院の受付など様々な空間にあった調度品・いけばなのご提案をいたします。ご希望の方は下記のフォームよりお気軽にお問合せ下さい。
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