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稲作は日本の歴史・文化の原点です。
稲作は縄文時代(約3000年前)に中国から伝わり、弥生時代に水田稲作が登場したことで食糧が安定供給されるようになりました。飛鳥時代にはお米を税として徴収するようになり、国が豊かになり朝廷や武士が出現しました。
また米が無事収穫できるよう、
自然を神として崇め祈ることで風習やしきたりができ日本固有の文化が形成されました。
このイベントでは、稲作体験を通して日本文化をより深く理解することを目的としています。
稲作体験は美しい田園風景が残る菊池市(熊本県北東部)で開催します。
田んぼのお手伝いをしたあとに、こだわりの無農薬栽培をされている生産者さんの畑を見学をします。
運がよければ新鮮な野菜や産みたてのタマゴなどを分けてもらうことができるかもしれません。
ランチはその日のスケジュールに合わせて、
地元の食材を活かしたお弁当やカフェ・レストランをご案内します。
菊池(熊本県)では650年地元の人たちで受け継がれている御松囃子能があります。
本来は正月に舞われていましたが、
現在では収穫の秋に、将軍木の前にお供えをし神様に無事収穫できたことを感謝する日となっているようです。


農業体験の様子
稲の成長を直に感じることで四季の移ろいを楽しむ感性を育てることもできます。
初夏、田植えのころは水面の美しさが印象的です。

田植えから30日後
1つの株から沢山の稲が成長していてくれるとホッとします。

梅雨もあけ夏本番、稲がどんどん大きくなり穂が出てきます。
日照りが続くのも困るし、
長雨も困るし、
本当に神様に祈りたくなります。


稲の色が変わり始めると秋がやってきます。
米が大きくなると頭が重たくなり折れやすくなります。
この頃は強風が来ると心配になります。

無事収穫できました。
中秋の名月には、月の神様に自然と感謝する心が生まれました。


田んぼの見学のあとは無農薬の野菜を作るこだわりの生産者さんを訪ねます。



運がよかったら産みたてのタマゴも



菊池には美味しいカフェやレストランがあるのも魅力の1つです。
こちらは古い病院をリノベーションされてカフェに生まれ変わったASANISHIMASAさん。
ASANISHIMASAさんについて。
↓ ↓ ↓
https://haru-lunch.net/2022/08/30/asanisimasa



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文章 松村篤史
室礼師・オフィスエム代表
1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。