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2022/2/6
茶道では普段使わない道具が色々出てきます。
この回では、基本となる道具についてご説明します。
上の写真が基本の道具です。
まずは向かって左側の1番大きな道具が「釜」です。
釜がのっている下の部分を「風炉(ふろ)」です。
中に灰、炭を入れて湯を沸かします。
鉄で湯を沸かすとまろやかで美味しくなります。
右側の釜の次に多きい道具は「水指」です。
釜のお湯を足すときに使います。
次にお茶を点てるために使う道具をご紹介します。
向かって左側の赤と黒の塗の道具は「棗(なつめ)」です。
棗は抹茶入れです。
色々な形や蒔絵が施されたり可愛らしいものが沢山あります。
棗の上にのっているのが「茶杓(ちゃしゃく)」です。
抹茶を棗から茶碗に入れるスプーンのようなものです。
最後に右側にあるのが「茶筅」です。
抹茶を泡立てます。
穂先が80本や100本などがあります。
お点前をしないと知ることがない道具達ですが、、、
左の道具から、下は「蓋置(ふたおき)」、上は「柄杓(ひしゃく)」といいます。
蓋置は柄杓をのせたり、釜の蓋をのせたりします。
柄杓は釜の湯や水指の水をくむ道具です。
柄杓の素材は竹ですが、
蓋置は竹や焼物など色々な素材や形がありユニークな小道具といった立ち位置です。
右側は「建水(けんすい)」や「こぼし」と言います。
茶碗に入れたお湯や水を捨てる器です。
最後に一番大切なのが「茶碗」です。
楽焼、萩焼、唐津焼など多種多様です。
その日の会の趣向や、気分に合わせてお茶碗を選ぶのは楽しいものです。
さあ、皆さんは今日はどんな気分ですか?
前回は床の間の3要素をご紹介しました。
茶の湯は、道具の組合せに亭主のメッセージが込められており、
客はその思いを受け止め「心を通わせる」のが醍醐味です。
道具の価値や金額ではなく、
亭主の思いを伝えることが大切です。
お茶会では、
どんな思いで亭主の方が道具組をされたのか想像しながらお茶をいただいてください。
< 自分をもてなす >
和菓子は季節によって様々な種類があります。
抹茶は近年、京都だけでなく地域ごとの個性豊かな抹茶が販売されるようになりました。
その日の気分でお茶碗と菓子器を選び
抹茶と季節の和菓子で
まずは自分自身をもてなすのはいかがでしょうか?
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