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8月15夜の『お月見』『中秋の名月』(旧暦8月15日)は、一年で最も月が美しく見える日とされ、月の神様に秋の収穫を感謝する神事として行われるようになりました。
十三夜(旧暦9月13日)とセットで「二夜の月」として、両方とも晴れると縁起が良いとされています。
お月見の室礼では、月に向かって秋に収穫した秋野菜やお月見団子をお供えします。
また、夜の神事ですのでアクセントに燭台を合わせると雰囲気がよくなります。


宿の玄関にて秋の室礼


月うさぎ伝説
『昔、あるところに兎と狐と猿がいました。ある日、疲れ果て飢えた旅の老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を探します。猿は木の実を、狐は魚を獲ってきましたが、兎は頑張っても、何も持ってくることができませんでした。そこで悩んだうさぎは、「私を食べてください」と火の中にとびこみ、自分の身を老人に捧げたのでした。その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天(タイシャクテン)という神様でした。帝釈天は、そんな兎を哀れんで、月の中に甦らせて、皆の手本にした。』というお話です。
お月見の盆飾り
玄窯さんに作っていただいている「うさぎとお月見団子セット」を飾ります。
小さな燭台や秋野菜を少し飾ると賑やかになりますの是非お試しください!!

室礼師松村考案『盆飾り』
お盆を床間にみたて現代の暮らしの中で季節の室礼を楽しみませんか?
花一輪と季節の小物で室礼のある暮らしがはじまります。
『盆飾り』について
室礼道具はオンラインショップにてご購入いただけます。
https://shop.officeemu.jp/view/category/shitsurai


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文章 松村篤史
室礼師・オフィスエム代表
1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。
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