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四季を愉しむ『室礼歳時記』 中秋の名月

2025/10/12

熊本市並木坂にあるBookCafe共栄堂さんのモダンな空間での出張室礼講座お月見の室礼です。

円相の掛軸をにみたて、

芒の苔玉お月見団子として但馬屋(大分)の荒城の月を重ねました。

を連想する燭台をアクセントとして合わせました。

旧暦8月15日の十五夜に月見をする習わしのことです。

この頃の月が特に美しく見えることから「中秋の名月」と呼ばれ、美しい月を眺めながらお供え物をし、豊作への祈りと感謝の気持ちを月の神様へ捧げる行事となりました。

お供えした団子は中秋の名月が終わった後に食べることで、月の力を分けてもらい健康と幸せを得ることができると考えられています。

葉の切り口鋭いことから、魔除けの力を持つと信じられてきました。災いや邪気を遠ざけ、豊作をもたらしますようにという願いが込められています。

十五夜の時期にはまだ稲穂がないことから、稲穂の代わりに神さまの依代として飾ります。

中秋の名月は別名「芋名月」とも呼ばれます。

昔、米が主食となる前は里芋などの芋類が重要な食料でした。

芋が収穫される時期の十五夜に、収穫の感謝と豊作を願い里芋をお供えしこれがお月見団子の起源とも考えられます。

玄窯さんに作っていただいている「うさぎとお月見団子セット」です。

小さな燭台秋野菜を少し飾ると賑やかになります。

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文章 松村篤史

室礼師・オフィスエム代表

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。

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