オフィスエム

着物を着た女性 着物を着た女性

ブログ

熊本の能楽 正月

一月の季語にも使われており、この慣習は室町時代初期に始まり次第に広がったといわれています。

熊本では数百年も前から毎年1月5日北岡神社藤崎八旛宮で松囃子神事として能楽が仕舞奉納されています。

平安時代中期。今からおよそ1,100年前の承平四年(934)年、時の肥後国司・藤原保昌が、疫病と兇徒の乱に見舞われていた肥後の国を鎮めるため、京都の八坂神社のご分霊を迎え創健されたのが北岡神社のはじまりと伝えられています。

地元の企業方々が新年の参拝に来られます。

能楽塾で講師をお願いしている飯冨先生も出演されます。

仕舞奉納の前のお祓い

北岡神社が終わったら藤崎八旛宮に移です。

承平5年(935)に朱雀天皇が平将門の乱平定を祈願し、石清水八幡大神を国家を護る神として茶臼山(現在の藤崎台球場)にお迎えしたことを始まりとしております。社名には「幡」ではなく、後奈良天皇宸筆の勅額に由来する「旛」の名が使われており、その姿は現在でも「大鳥居」に見ることができます。
戦国時代などには戦場となり、荒廃した時期もありましたが、朝廷から万民に至るまで広く信仰を集め、熊本総鎮守として崇められるようになっていきました。戦国から江戸時代には藩主となった加藤家、細川家により手厚く庇護されましたが、維新後の西南戦争で社殿が焼失。現在の井川渕町への遷宮が行われました。

北岡神社(本座) 11時頃~

喜多流 高砂 初番目

金春流 羽衣 三番目

喜多流 猩々 五番目

藤崎八旛宮(新座) 13時頃~

金春流 弓八幡 初番目

喜多流 東北 二番目

金春流 嵐山 初番目(祝言)

能奉納は無料ですので能楽初心者の方におすすめです。

関連イベント・教室