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2022/8/31
能楽塾テキスト/基礎編で説明したように、
能楽は、大きく囃子方とシテ方に分かれます。
能楽は音楽劇です。
まずは音楽として楽しむことをおススメします。
音楽を聞く時に歌詞は気にしないように、
囃子のリズムと謡いのメロディーに集中して聞いて下さい。
原始的な音なので、
現代のようなダイナミックな音ではありませんが
それぞれの音だけを聞くと、
音に迫力があり、
ジャズのように人の本能をかんじるテンポ、
スローだけではなくかなりアップテンポもあり、
じつは抑揚もしっかりあります!!
まずは素囃子をお聞きください。
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi06.html
それでは、それぞれの楽器をご紹介します。
『 笛 』
素材は竹でできており唯一の旋律楽器です。
笛独特の音域とメロディーに耳を傾けてくだい。
シテの舞を主導したり、曲の進行に趣を添えます。
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi02.html
『 小鼓 』
紐を締めたり緩めたりすることで音色を変えることができ、
テンポと音色の抑揚に耳を傾けてください。
大鼓とともに1曲の進行を司る役割を演じます。
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi03.html
『 大鼓 』
小鼓と違い、
音色がなく音の強弱で表現します。
小鼓とともに1曲の進行を司る役割を演じます。
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi04.html
『 太鼓 』
大鼓と同様に音色がありません。
神や鬼、霊などの登場場面に多く演奏されます。
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/kouzou/musical/hayashi05.html
まとめ
まずはそれぞれの楽器の音とリズムを認識し、
本番では、
音楽を聞くつもりでまずは能楽を楽しみましょう!!
次回は能楽のもう一つの魅力、
『 言葉の文化 』です。
能楽は、古事記や万葉集・伊勢物語などの影響を受けています。
『 言霊 』と言われるように
謡には美しい言葉が沢山含まれています。
謡いに注目し、美しい日本語について勉強したいと思います。
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