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八十八夜
立春から数えて88日目の日、春から初夏への季節の節目であり、気候が安定して霜が降りなくなることから、稲作や茶摘みなど本格的な農作業を開始する目安とされてきました。また、末広がりで縁起の良い「八」が重なることや、「八十八」で「米」という字になることから、古くから縁起の良い日とされ、この時期に摘まれた新茶は縁起物とされています。
八十八夜の新茶の季節、茶師ヒロトガワが運営する『岳間茶寮好信楽』の茶畑で茶摘み体験を毎年開催しています。
好信楽×まゆみ食堂×オフィスエム コラボ企画
『 新茶、茶摘み&製茶体験 』
「茶摘み体験」の様子
岳間(熊本県山鹿市)は細川家の献上茶を生産していた由緒ある茶畑です。
現在でもお茶の木を大切に育てられ、お茶作りが続けられています。
茶畑は山間の斜面にあり、緑豊かな山の景色と澄んだ空気が心と身体をリフレッシュさせてくれます。



茶摘みが終わったら茶寮に戻ります。
岳間茶寮好信楽は昭和初期に建てられた民家を茶師ヒロトガワが前の持ち主から譲り受け日本茶の魅力を知ってもらうサロンとして活用しています。
緑の瓦が目印。
古き良き日本の暮らしが想像できる佇まいです。



内装は昭和レトロ。
タイムスリップしたようです。


製茶のデモンストレーションです。
今年はどんなお茶ができるのでしょうか?

皆さんにはお茶を揉む作業が待っています。



茶葉を揉んで火にかけを何度も繰り返すと最終的にこんなに少なくなってしまいましたました。


茶師ヒロトガワができたてのお茶を淹れます。

黄金色で摘みたてのフレッシュなお茶の香りのする新茶らしいお茶でした。
お茶と一緒に料理家 橋本真由美さんのお料理でランチタイムがはじまります。


地元の新鮮なお野菜をたっぷり使ったカラダにも優しいお献立が毎年好評です。



茶摘み体験のメンバー。
いつもご協力ありがとうございます。

関連イベント
茶摘みが終わると月1稲作体験@菊池がはじまります。

文章 松村篤史
室礼師・オフィスエム代表
1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。