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茶道には興味があるけど、まだ一歩を踏み出せないあなた。
まずは自分のために抹茶を一服点てることから茶道ライフをはじめませんか?
ここでは、初心者でも上手に抹茶が点てられるよう、基本の点て方の解説と一緒にちょっとしたコツをまとめました。
準備するもの
茶碗、茶筅、茶杓、茶漉し
レシピ
抹茶 2~3グg、お湯 60~80cc


抹茶を茶碗に入れる
コツ
・抹茶のダマはお湯に溶けないことがあるので、点てる前に漉しましょう。
・普通の茶漉しを使っても大丈夫です。
・抹茶とお湯の割合ですが、基本(抹茶2g+お湯80㏄)でまず点ててみてそこからご自分のお好みの割合をみつけてください。
注意
初心者は抹茶の割合が大きく、お湯の温度が高い方が点てやすいです。
最初は基本の割合で点てることに慣れてからお好みに変えましょう。



さぁ、抹茶を点てましょう。
茶筅は親指・人差指・中指で軽く持ちます。
最初に茶筅で抹茶とお湯をなじませダマがないようにします。
注意
・茶筅は使う前にお湯に浸し柔らかくしておきましょう。


抹茶とお湯が馴染んだら茶筅をまっすぐ立て、前後に振って泡を点てます。
コツ
・茶筅は強く押さず、茶碗に滑らせるイメージで前後に大きく振ります。
・泡が点ったら少し茶筅を浮かしMの字を書くように抹茶の表面をもう一回振ることで泡が細かく厚みが増し、クリーミーな抹茶を点てることができます。



コツ
・最後に茶碗いっぱいに平仮名の「の」のじを書いて茶筅をゆっくり上げると泡が中心に集まって綺麗にできあがります。



コツ
・抹茶はあまり長く茶筅を振り過ぎると苦味がでるので注意しましょう。
最初の頃は緊張して茶筅を強く握りしめたり、茶碗に押し付けてしまい茶筅が振り辛いことがあります。まずは、肩の力を抜き茶筅は軽く持つことを意識してください。
・茶筅は前後に振ることで抹茶が攪拌されます。時々茶筅を丸く動かしお湯もグルグル回してしまう方がいらっしゃいますが、これでは泡はたちません。その時は、茶碗の中心で前後に真っ直ぐ振ることを意識してみてください。
・茶筅の振る距離が長いほど泡が立ちやすいです。
初心者の方には、口の大きい茶碗がおすすめです。オフィスエムの教室では、白のうつわ(中鉢)を茶碗にみたてて使っています。


抹茶はその日の気分、抹茶の種類やお湯の温度などでも味が変わるデリケートなお茶です。
お好きなお菓子と一緒にまずは自分のためのお茶の時間を作ってみるのはいかがでしょうか?
自宅でお抹茶一式セット 13,200円
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関連イベント・教室

文章 松村篤史
室礼師・オフィスエム代表
1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。