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稲作を通して見つける日本の美 『収穫の秋』

2025/9/10

稲穂が黄金色になり、一幅の絵のような田園風景が広がります。

実った稲の穂が風になびく姿を波に例えた言葉です。

実った穂先を下側にすることで、それまで貯まっていた稲の養分を米に集め熟成させ、さらに美味しくなります。

まずは3束づつ稲を刈り右から交互に3束を重ねます

束ができたら水で濡らした藁で縛ります

束がを結んだら1カ所にまとめます

稲を掛ける台を作ります

私もお手伝い。

杵で竹が倒れないように埋め込みます。

剣道の竹刀を振っている気分になりました。

台ができたら稲の束を掛けて完成です。

晩秋の季語で『刈田』という言葉があります。

稲を刈り取ったあとの田園風景を表現しており、

今年も無事に収穫できたことへの神様への感謝やおめでたい言葉として使われます。

刈田蒔絵という、稲を刈った根元をデザインされた蒔絵の柄もあります。

あえて稲穂を見せず、切り口だけをデザインすることで哲学的に表現するところが日本らしいですね。

こちらは緑米(餅米)です。

稲飾り用に少し分けていただきました。

また来年も稲が生長するように収穫した肥料として土に戻します

新嘗祭が終わると本格的な冬仕事の始まりです。

藁を使いしめ縄や草鞋、蓑などを作るのです。

暮らしの『室礼と花』教室では正月の事始めを解説いたします。

しめ縄や門松の飾り方など季節の室礼を通して日本の古の風習を解説します

また、正月飾りと祝いの道具展では

稲作体験で収穫した稲を使った注連縄稲飾りを展示販売いたします。

稲作体験は5月の苗床作りの頃からはじまります。

稲作の流れを知ると季節のうつろいを感じることができ、日本文化をより深く楽しむことができます。

室礼師松村が考えた室礼道具です。

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飯喰い猿セット 19,250円

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正月の盆飾りAセット 20,900円

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亀の稲飾り 3,850円

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室礼師松村が選んだ暮らしのうつわ、季節の室礼道具をはじめ

オフィスエムプロダクト商品(SUKI、Black&White、花のうつわ、、、)

展示販売しています。

文章 松村篤史

室礼師・オフィスエム代表

1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。