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#茶道
2023/6/17
八代城主・松井直之が元禄元年(1688年)に造った松浜軒で3年ぶりに肥後古流の菖蒲茶会が開催されました。
松井家は細川家の筆頭家老を代々務め
現在、松井家14代当主・松井葵之氏は松井文庫理事長で市立博物館館長をされています。
松浜軒では年3回お茶会が開催されているそうです。
特に菖蒲の季節の庭は有名で、細川家のお殿様もいらっしゃったそうです。
松浜軒について。
歴史を感じる正門。
美しい菖蒲の庭と建築。
松浜軒には小間の林鹿庵をはじめお茶室が何部屋もあるようです。
趣の違う様々な場所に茶席が設けられ、
床の間には松井文庫の貴重なお道具も飾られ贅沢な茶会でした。
今回は野点のお薄席と広間と小間の濃茶席に入りました。
お薄席は野点の趣向で、木陰で気持ちのよい風を感じながらゆっくりとお茶をいただきました。
お菓子は初夏らしく鮎と船頭をモチーフにしたお干菓子。
地元の和菓子屋の梅山さんが作られたそうです。
人気の小間のお濃茶席は庭をお客様に見ていただくために逆勝手のお点前をされるそうです。
部屋の中から見る菖蒲の景色は格別でした。
濃茶席は広間にも入りました。
こちらの床の間には昔の茶会の記録が記されたものが掛けられていました。
今年は菖蒲の花も見ごろでお天気もよく最高のお茶会日和でした。
来年もまた皆さんと一緒にうかがいたいと思います。
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