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2020/1/22
令和2年1月12日に大濠公園能楽堂(福岡市)で開催された
野村萬作・萬斎出演「 新春狂言の会 」に行ってきました。
大濠公園は福岡城跡内にあります。
大きな湖が美しく近所の人が散歩をしていたりとても穏やかで気落ちの良い場所でした。
能楽堂は世界的建築家・磯崎新氏が担当。
外壁にインド砂岩を使用した独自性や重厚な風格、湖から反射する陽の光を建物の中に取り込んだりと建築としても素晴らしい能楽堂でした。
番組の内容ですが午前の部と午後の部と分かれており
午前の部に参加しました。
午前の部は若手が中心の配役で
野村万作 海老救川
野村萬斎 佐渡狐
野村裕基 魚説法
野村太一郎 附子
という顔ぶれでした。
最初に野村万作さんが後ろの謡いと共に舞いを披露されました。
短い時間の曲でしたが軽快なリズムと舞に色々な海老の名前が出てくるめでたく、愉快な舞台でした。
2つ目は萬斎さんが主役の嘘が最後隠し切れずばれてしまう狂言らしい内容でした。
3つ目は萬斎さんの息子の裕基さんが主役の嘘つき坊主のお話です。
最後は、野村太一郎さん30歳が主役の附子です。
附子は殿様が壷の中は附子(猛毒)が入っているから絶対開けるなと言われたのに中には砂糖が入っており全部食べてしまったことをどう言い逃れるかという愉快なお話でよく出てくる演目です。
同じ役を年配の方や若い方もやるそうですが、今回は30代の元気で若々しい附子だったように感じました。
じつは、たまたま昨年の藤崎八幡宮の秋の大祭の奉納でも附子があり見ていたので比べられて面白かったです。
大濠公園能楽堂で開催されるパンフレットがこんなにありました。
ウッチャンナンチャンの南原さんが出演する狂言の会もありました。
今年も楽しい公演が沢山ありますので是非大濠公園能楽堂にお越しください。
毎年恒例のくまもと万作・萬斎の会「狂言の会」は今年は熊本城ホールで開催予定です。
オフィスエムでもチケットの販売をいたしいますのでお楽しみに!!