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7月の能から学ぶ日本の歴史・文化 『高砂』

人間国宝 大倉源次郎講演会(2025年7月18、19日)では、

『能から紐解く熊本の歴史』をテーマに阿蘇神社の神主が登場する『高砂』を切口に熊本の歴史についてお話をしていただく予定です。

今回はこちらの講演会の事前勉強として『高砂』について解説いたします。

高砂(たかさご)

分類 初場面物 

作者 世阿弥


題材 

「古今集 」序の一節に対する中世の諸注釈類に見られる解釈による構想。特に「古今和歌集序聞書」(三流抄)の影響が注目されている。

季節 春(2月)

場面

前場 春の夕暮れの播磨国高砂の浦

後場 同日夜半の摂津国住吉

登場人物

前シテ  住吉の老人

後シテ 住吉明神

ツレ  老人の妻で高砂の姥

ワキ  阿蘇神社の神主友成

ワキツレ 友成の従者

アイ  高砂の浦の男