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木の葉猿窯
木葉猿は熊本県玉名市玉東町の木葉山山麓で作られている猿の形をした素焼きの土人形です。
1000年以上の歴史があり、
江戸時代、玉名は宿場町だったこともあり木の葉猿は土産品として全国に広まります。
現代では日本を代表する郷土玩具として人気があります。


型を使わず指先だけで粘土を捻る「手びねり」で作られ、馬乗猿、飯喰猿、など様々な種類のものがあります。
赤、青、白の彩色が施され、素焼きの荒いタッチの素朴さと、とぼけた味わいが特徴です。
厄除け、子孫繁栄の縁起物として親しまれています。
現在、木葉猿を継承しているのは木葉猿窯元の一軒のみ。
7代目永田禮三さん・英津子さん夫妻と、夫妻の娘で8代目の川俣早絵さんが制作にあたっています。

魔除けの室礼セット 19,250円
https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000391

飯喰い猿 1,540円
https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000393?category_page_id=shitsurai

馬乗り猿 1,650円
https://shop.officeemu.jp/view/item/000000000392?category_page_id=shitsurai
木の葉猿を使った室礼をご紹介します。
サロンの玄関です。
正月の室礼で、翁の掛軸と松の苔玉に魔除けとして馬乗り猿を合わせました。


初夏、早苗の盆飾り


七夕の盆飾り



文章 松村篤史
室礼師・オフィスエム代表
1978年10月3日生まれ 天秤座 O型
1997年3月、大阪あべの辻調理師学校卒業
卒業後は調理師としてロンドンで約2年働く
帰国後は家業の飲食店を管理、運営。
山荘無量塔の故藤林社長との出会いにより旅館業(接客、フロント)に携わる。
ロンドンから帰国後、日本文化に興味を持ち茶道・花道の勉強を始める。
旅館という舞台で日々花をいけ、室礼、お客様をもてなすことで独自の接客スタイルを確立。
35歳の時に独立、オフィスエムを立ち上げ室礼師として旅館の床の間を中心に様々な場所の空間コーディネイトを提案している。
2018年より価値伝承師として文化・食の普及活動をスタート。




