価値を所有する
Black & Whiteシリーズは
「玄窯」と「オフィスエム」のコラボレーション商品です。
コンセプトは「はじめての日本のうつわ」です。
現代の暮らしにおいて「日本のうつわ」を使う機会が減っています。
黒と白は色を引き立たせる最高の補色です。
器は料理が入って完成。
このシリーズはシンプルで使いやすく
いつもの料理がさらに美しく目にも美味しいい食事の時間を演出してくれます。
さぁ、Black & Whiteで「日本のうつわ」デビューしませんか?
制作/齊藤博之(陶芸家)
1978年 熊本県出身
2013年 陶芸家であり草月流師範でもある古守玄に師事
2014年 古守玄より、玄窯を継ぐ
2018年 熊本県植木町に工房を構える
うつわを育てる
Whiteは粉引(こひき)という種類の器です。
粉引は陶器に白化粧をかけて焼いた器のことを示します。
粉引は温かみのある白い器ですが、
粒子が荒いため使っているとシミがついてきます。
日本人はそのシミを個性とし愛着を持って使ってきました。
新しい粉引の器はわざと紅茶に浸してシミをつける方もいらっしゃいます。
このような行為を「うつわを育てる」と言います。
Whiteでは大切に長く器を使い育てる楽しみを提案します。
器の扱い方について
Black&Whiteはどちらも土の器です。
土の器は温かみがあるのが特徴ですが
粒子が荒いため、欠けやすく、シミやカビが発生したり匂いがつくことがあります。
まず器を使う前には軽く水に通すことでシミや匂いをつきにくくします。
特に油ものや、カレーなどの色と匂いが強いものは注意です。
昔は葉蘭や紅葉の葉などを敷いて工夫をしていました。
次に使った後ですが、
水に漬けっぱなしにするのは避けてください。
洗ったらしっかり乾燥させ片付けてください。
また、陶器は欠けやすいのでラックの出っ張りや重ねて収納する時は注意です。
広げたタオルの上に並べたり、器と器の間にクッションを入れると避けられます。
「日本のうつわ」は手間がかかりますが、時間と共に器が成長し価値が生まれます。
忙しい時代だからこそ、
「日本のうつわ」を通して心穏やかな時間を取り戻す思いで商品開発しました。
Black & Whiteでの食卓